春日大社中門前にある東西4間、南北8間の白木造りの建物。
貞観元年(859)の創建で、朝廷の儀式を定めた貞観儀式(871)にその名が記されている。
康治2年(1143)の修理で、南側のひさし、床が設けられた。
正面となる東側の2間が母屋で、3月13日の春日祭では、そこで勅使以下が直会の儀を行う。
平安期以降、ここで法華八講が盛大に行われたので、八講屋とも呼ばれる。
重要文化財に指定されている。
所在地:奈良県奈良市春日野町160
拝観時間:夏期(4~10月)6時30分~17時30分、冬期(11~3月)7時00分~16時30分