奈良時代の高官・小治田安萬侶の火葬墓。 明治45年(1912)に、茶畑の開墾中に偶然、銅板の墓誌3枚が発見され、昭和26年(1951)の発掘調査では、火葬墓であることが確認された。 墓地は都祁水分神社がある丘陵の南斜面につくられており、封土の周囲からは、銀製の和同開珎、須恵器、土師器(はじき)、三彩の小壺(こつぼ)などが出土した。 昭和44年(1969)に国の史跡に指定されている。
所在地:奈良県奈良市都祁甲岡町
小治田安萬侶墓 2010年12月6日撮影 奈良市