※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

岡峯古墳(おかみねこふん)

概要

吉野川の南岸の小高い丘にある古墳時代後期の円墳で、直径およそ15メートル。
横穴式石室の奥に石の棚がある構造は、吉野川下流の紀ノ川流域の和歌山市岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群とよく似ており、和歌山の豪族、紀氏と関係があったと考えられる。
竜文が銀象眼された素環頭柄黒漆大刀(そかんとうえくろうるしのたち)やガラス玉、須恵器、鉄鉾(てつほこ)などの武器類が発掘された。
奈良県内ではほかに、平群町の三里古墳、大淀町の槙ケ峯古墳に石棚がある。

参考

所在地:奈良県吉野郡下市町阿知賀
※石室内見学は、下市町教育委員会への事前申し込みが必要

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