生駒暗峠を越えて大阪に至る古い街道沿いにある宿場屋敷で、ここが大和郡山との分岐点であるため、追分の本陣と呼ばれる。 19世紀の初めから中期ごろに建てられた主屋は、かやぶきと桟瓦ぶきを組み合わせた屋根の大和棟形式である。この主屋の南東に、上段の間、控の間、玄関などからなる座敷棟が接続している。 村井家住宅は、奈良市内では珍しい宿場建築として貴重で、昭和59年(1984)3月に奈良市指定文化財になっている。
所在地:奈良県奈良市大和田町1912 外観見学自由
追分本陣村井家住宅 (奈良市指定文化財) 2011年3月29日撮影 奈良市