生駒市北部を中世ごろ支配していた高山(鷹山)氏の菩提寺だった。
かつては広大な敷地があったようだが、現在は高山氏と関係者の五輪塔が残る。
江戸時代中期、東大寺大仏の復興に力を尽くした僧侶・公慶の両親の墓もあるという。
高山氏は、現在も高山町の名産である茶せんの生産と関わりが深く、室町時代中ごろ、高山城主の源頼秀の弟・宗砌(そうぜい)によって作られたと伝わる。
宗砌は、わび茶の創始者・村田珠光(むらたじゅこう)に依頼され、質の高い茶せんを作り上げたという。
所在地:奈良県生駒市高山町3573(高山竹林園内)
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