山号は龍華山。宝永7年(1710)、甲府藩主で藩祖の柳沢吉保(やなぎさわよしやす)により、甲府に創建された。
享保9年(1724)、第2代藩主吉里(よしさと)の時代に幕府の命で郡山へ国替えとなり、これに伴い、寺も現在地に移された。柳沢吉保と柳沢家の菩提寺でもある。
黒塗りの山門は旧郡山城南門を移築したもので、郡山城の今に残る唯一の建築物である。柳沢吉保坐像、吉保夫人坐像は大和郡山市指定文化財(非公開)。
境内には、高浜虚子が永慶寺で詠んだ「秋雨や車無ければ 歩くまで」の句碑が建つ。
所在地:奈良県大和郡山市永慶寺町5
拝観時間:境内拝観自由