※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

ウワナベ古墳(宇和奈辺陵墓参考地)(うわなべこふん/うわなべりょうぼさんこうち)

概要

佐紀盾列(さきたたなみ)古墳群の東群の中で最も東に位置する全長255メートルの前方後円墳。
後円部は直径130メートル、高さ20メートル。前方部は幅129メートル、高さ20メートルである。墳丘は3段築成で、西側のくびれ部に造り出し部を持つ。
葺石(ふきいし)と円筒埴輪(はにわ)列の存在が確認されており、周囲に2重の濠(ほり)が巡らされていたことが分かっている。築造は5世紀中ごろと推定される。
大阪府の古市古墳群や百舌鳥古墳群と共通点が多く、河内の大王陵と密接な関係がある古墳群と考えられているが、宮内庁によって陵墓参考地に指定されており、被葬者など詳しいことは分かっていない。
航空自衛隊奈良基地を挟んで西隣に、全長204メートルのコナベ古墳(小奈辺陵墓参考地)がある。

参考

所在地:奈良県奈良市法華寺町

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