※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

上之宮遺跡(うえのみやいせき)

概要

古墳時代後期から飛鳥時代にかけての集落遺跡。
桜井市の区画整理事業に伴う発掘調査によって、奈良県立桜井商業高校(現・奈良情報商業高校)の東で発見された。大型堀立柱建物群や園池遺構が検出されたほか、木簡、琴柱、べっ甲などの貴重品が出土しており、豪族や位の高い人物の邸宅とみられている。
地名が上之宮であること、また、聖徳太子が幼少・青年期を上宮(かみつみや/うえのみや)で過ごしたと伝えられているものの、上宮の位置が特定できていないことなどから、聖徳太子が住んだ上宮ではないかという説もあるが定かではない。
桜井市は、遺跡を公園として整備。建物群を囲む半円形の排水溝を伴う、方形石組遺構を中心とした園池遺構を復元している。また、歴史街道の案内表示として、遺跡の説明板も整備されている。

参考

所在地:奈良県桜井市上之宮

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