※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

植槻八幡神社(うえつきはちまんじんじゃ)

概要

平城京裏鬼門に鎮座し、八幡大神を祭る。創祀(そうし)は明らかでないが、伝承では藤原不比等が創建した殖槻寺(建法寺、廃寺)の東に位置し、同寺の鎮守であったとされる。
本殿は江戸時代造営の一間社春日造。摂社に、天押雲根命(春日赤童子)を祀る。植槻坐魚名神社(別名、金魚神社)や、藤原不比等・武智麻呂・仲麻呂を祀る植槻坐藤原神社の他、境内社に浅間神社、春日神社、天照皇太宮、三輪神社などがある。
毎年1月7日に行われる「植槻おん田祭」は、昭和初期ごろまで飛鳥坐神社(明日香村)の「おんだ祭り」、廣瀬神社(河合町)の「砂かけ祭」と共に大和三大奇祭の一つに挙げられていた。
また、枕草子の「森は」の中に「うえつきの杜(もり)」の記載がある。
宝物の「春日赤童子画(1488年)」、「植槻道場縁起絵巻(1705年)」は、共に重文で、現在は奈良国立博物館に寄託されている。

参考

所在地:奈良県大和郡山市植槻町5-2
拝観時間:境内拝観自由

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