※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

今里の浜(いまざとのはま)

概要

旧国鉄の関西本線が開通する明治25年(1892)ごろまで、大和川水運の船着き場だった場所。
慶長年間(1600年前後)に、片桐且元による大阪・大和境界の大和川亀瀬峡流の開削によって、大阪・堺と大和の物資交易が盛んになった。今里の浜は、大和川支流の寺川の最上流に位置し、東には近世の主要な交通路「中街道」が通っていることから、奈良盆地の物資流通で重要な位置を占めたという。
大和からは米・綿・穀物類を出荷し、大阪から運んだ塩・雑貨・肥料を荷揚げする船問屋が建ち並び、問屋町田原本の外港として大いに栄えた。

参考

所在地:奈良県磯城郡田原本町今里

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