光仁天皇のきさきであった井上内親王の御陵。 宝亀元年(770)に光仁天皇が即位し、その2年後、井上内親王は天皇を呪ったとして皇后の座を追われ、子どもの他戸(おさべ)親王も皇太子を廃された。母子は宇智郡(現五条市)に幽閉され、同じ日に亡くなったことから、暗殺されたという説もある。 後に天変地異が起こり、井上内親王の怨霊の仕業と恐れられたことから墓を御陵とし、御霊神社を建立してその霊を慰めた。
所在地:奈良県五條市御山町 参拝自由
井上内親王宇智陵 2011年1月12日撮影 五條市