神武天皇が葛城の長脛彦(ながすねひこ)と戦ったとき、雨ごいをしたという言い伝えが残る。かつては南西の滝のそばにあり、滝の宮と呼ばれていた。風雨の害を除く神、雨ごいの神として皇室からも信仰が寄せられた。
祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)とその妻・櫛稲田姫命(くしなたひめのみこと)。
毎年10月10日(現在では10月第2日曜)には、オハキツキと呼ばれる秋祭が行われ、氏子の家の庭に作られたオハキ(木を上が広い筒形に並べ、上部に鳥居を立てたもの)に神が1週間滞在する。
所在地:奈良県生駒郡平群町櫟原5-1
拝観時間:境内拝観自由