高取町の壷阪寺から峠を越えて、大淀町の比曾寺跡(世尊寺)に続く、壷阪街道沿いにある。高さは5メートル。
妊婦がこの滝に打たれると安産という言い伝えがある。
この付近の昔の地名を「安佐谷」といい、滝の名の由来になったと考えられる。
この滝の上に、かつて「安佐寺」という寺院があり、比曾寺の奥の院であったと考えられている。
安佐寺は安産寺とも呼ばれ、安産を守護する寺として信仰を集めたが、明治維新の時期に廃絶された。
安佐寺の仏像は、現在、大淀町や吉野町のほかの寺院に伝わっている。
所在地:奈良県吉野郡大淀町越部・比曽
見学自由