※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

天香久山(あまのかぐやま)

概要

奈良県橿原市東部にある標高152.4メートルのなだらかな小丘陵。畝傍山(うねびやま)、耳成山(みみなしやま)とともに大和三山と呼ばれ、平成17年7月14日に国の名勝に指定された。
天香久山は藤原京の東方にあり、風土記に天から降ってきたという伝承が残るなど、大和三山の中で最も神聖視され、古代の人々に親しまれてきた。名勝の場合は「香具山」と表記される。
山頂近くには、国常立神社(くにとこたちじんじゃ)がある。
また、舒明天皇の国見の歌「大和には群山(むらやま)あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち国見をすれば 国原は煙り立ち立つ海原は 鴎(かまめ)立ち立つ うまし国ぞ 蜻蛉(あきづ)島 大和の国は」や、持統天皇の歌「春過ぎて夏来たるらし 白たへの 衣干したり 天香具山」でも知られる。

参考

所在地:奈良県橿原市南浦町

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