※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

天落神六社権現(あまのおちがみろくしゃごんげん)

概要

長谷寺縁起文によると、この辺りは、昔、雷神が、瀧蔵権現神社(たきのくらごんげんじんじゃ/瀧蔵権現)に祭られていた毘沙門天御所持の宝塔を取り、天に昇ろうとして落ちた場所で、字名(地名)の“落神”の起源になっている。
落神の宮は、当地に祭られている山に三社、川に三社ある総称で、六社権現とも呼ばれている。
六社の一つ、川の中の巨大磐座(いわくら)に味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)を祭神とする祠(ほこら)が安置され、古くから雷よけ、災害防止など、霊験あらたかな神としてあつく信仰されてきたが、初瀬ダムの建設により、湖底に水没することになった。
このため、新たに清浄な石材を選び、由緒ある磐座の面影を記録にとどめ、ここに遷座された。

参考

所在地:奈良県桜井市和田
拝観時間:境内拝観自由

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