飛鳥川右岸にあり、伝飛鳥板蓋宮跡(でんあすかいたぶきのみやあと)の北西に隣接した宮廷庭園の遺構。
平成10~13年(1998~2001)の発掘調査で、南北約270メートル以上、東西約120メートルの範囲に、飛鳥時代の石組み護岸を持つ2つの池と、その間の幅約5メートルの渡堤、北へ伸びる水路などが検出された。
出土した遺物から、7世紀中葉に造営され、7世紀後葉に一部が改修されて9世紀まで管理維持されていたことが分かっている。
平成15年(2003)、国の史跡・名勝に指定された。
所在地:奈良県高市郡明日香村岡