━━━━━━━━━━━━━━━━━   Lib Info NARA   −奈良県立図書情報館通信− ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2022.4.1     No.403 ■4月の休館日→4日、11日、18日、25日、28日 □休館日  月曜日(祝日・振替休日にあたるときは、その次の平日)  毎月月末(土・日・月曜にあたるときは、その前の平日) ━━━━━━━━━━━   M E N U   ━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃1┃トピックス◆4月前半のイベント ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃2┃館長連載「図書情報の文化史」 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃3┃図書情報館からのお知らせ ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃4┃図書館員の気になる一冊 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃5┃編集後記 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇トピックス◆4月前半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━ ※新型コロナウイルス感染症の影響による情勢の変化を鑑み、内容の変更や 延期、中止になる場合もあります。 ■さくらマルシェ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良市中心部を南西に向かって流れる佐保川。奈良市法蓮町の下長慶橋から 同市杏町の大和郡山市境までの区間4.5キロの両岸には、ソメイヨシノ約100 0本の桜並木が続いています。佐保川沿いに位置する図書情報館では、美し い景観と、もっと情報館に親しみを持っていただきたいとの思いから「さく らマルシェ」を開催します。 □4月2日(土)、3日(日)10:00〜16:00 □東側正面入り口前  ※雨天開催:雨天の場合、東側正面入り口ファサードで開催。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3809 ■法務無料相談会&知識セミナー  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ □4月3日(日)13:30〜17:00 □1階交流ホール □第1部 知識セミナー  13:30〜15:00(質疑応答含む) ※申込不要・無料。直接会場にお越しください。 「2022年 年金法改正 その2 働きながら年金をもらう(在職老齢年金)」 講師:小野 啓一 氏(社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー) 内容:2022年4月より大幅に年金制度が変わりますが、今回は65歳未満の在 職老齢年金制度の要件緩和を取り上げます。計算の前提となる社会保険料の 決まり方(標準報酬月額)の説明から始めて、給与、賞与との調整の仕方に 関して65歳以降も含めて解説します。 □第2部 無料相談会 15:00〜17:00(予定) ※会場で13:00から整理券を発行します【先着10名程度】 ○相続・遺言、交通事故、離婚、不動産、在留資格、会社設立、クーリング オフ、農地転用、雇用・労働、社会保険、年金など、まずはお気軽にご相談 ください。 ○個別の税務相談は行っておりません。 ○秘密厳守です。安心してご相談ください。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/consultation/3814 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇ 館長連載 └◇┘「図書情報の文化史」素描編    ━━━━━━━━━━━━━━ 第403回 日本人の風景観―試論(その22)           館長 千田 稔  吉野をよんだ万葉歌でいつも頭の隅に残る表現は「見れど飽かぬ」である 。 見れど飽かぬ吉野の河の常滑(とこなめ)の絶ゆることなくまた還り見む 持統女帝の吉野行幸に従った人麻呂の長歌(巻1-36)につけられた反歌である 。長歌は「水激(みずたぎ)つ 滝(たぎ)の都は 見れど飽かぬかも」と ある。  白川静が、『初期万葉論』で、「『見れど飽かぬ』は、その状態が永遠に 持続することをねがう呪語であり、その永遠性をたたえることによって、そ の歌は魂振り的に機能するのである」と述べた。単純に口語訳すれば、「い くら見ていても飽きることがない」ということになるが、白川は呪語と読み とった。呪語という言葉の意味は判然としないが、文脈から見て強く念じる ということであろう。水がほとばしるように流れるところにある宮の風景を じっと眺めていても飽きることがないという。飽きることのない風景とはど ういうものかと問いたくなる。白川は「その状態が永遠に持続することをね がう」という。川と宮の風景が今、見えている状態で、乱れることなく永遠 にそのままであってほしいと願う。  自然と向かう人間の魂の声のように哲学的に「見れど飽かぬ」という表現 をとらえるのが、はるか古代から時を隔ててある人の知的遊戯かもしれない 。人麻呂は持統天皇の従駕(じゅうが)として詠んでいるという状況を見逃し てはならない。見ても飽きることのない変わることのない(常滑)吉野の川に 帰ってきたいというのは、吉野宮の永遠性を念じているのである。魂と自然 との一体化というほどたいそうな歌を人麻呂はよんだのであろうか。(つづ く) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇ 図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━ ※新型コロナウイルス感染症の影響による情勢の変化を鑑み、内容の変更や 延期、中止になる場合もあります。 ★(^−^)★イベントのお知らせ★★★ ■映像作家・保山耕一氏作品 常設上映  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 映像作家・保山耕一氏が綴る映像詩『奈良、時の雫(しずく)』からセレク トした作品を月替わりで常設上映します。 □4月の作品『祈り 春』 □上映期間:4月27日(水)まで □2階東側正面入口 ※映像は、開館時間中リピート再生(上映時間約29分) ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3827 ■大安寺歴史講座Ver.13 「大安寺と林邑僧仏哲」第1回  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 南都七大寺の一つ「大安寺」による歴史講座Ver.13の第1回を開催します。 □4月24日(日)13:00〜15:00 □1階交流ホール □テーマ:「仏哲が大安寺に渡来した時代背景」 □講師:大西和彦氏(一般財団法人アジア国際交流奨学財団日本語研究員) □参加料1000円(資料代として) ※事前申込が必要です。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3811 ■声に出して読んで味わう読書会2022  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 声に出して本を読んで、言葉のもつ、響き、独特のリズム舌触りなどを楽し み、内容について感じたことを話し合ってみる読書会形式のイベントです。 参加者と一緒に一冊の本を出発点とし、音読することで物語が目の前に立ち 上がっていく快感や驚きを体感します。 □第1回:4月26日(火)18:00〜19:50 □会場 1階交流ホール □ファシリテーター:小栗一紅氏(劇作家・俳優) □取り上げる本:『あやとりの記』(石牟礼道子/福音館文庫) □定員等:15名(先着順)・無料・要申込 ※取り上げる本『あやとりの記』を購入のうえ、ご参加ください。 ※4月5日(火)9:00から参加申込受付開始 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3818 ■松田大児さんの「おとなのための のびのび気楽な手作り絵本WS(ワーク ショップ)」season1  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 画家でサーファーの松田大児さん(通称:オバンさん)が講師を務める「手 作り絵本講座」です。講座は月1回×4回=1シーズンで、絵本を1冊仕上 げます。仕上がった絵本は、2023年2月(2/14〜2/28予定)、図書情報館エ ントランスにて展示します。 □対象(@〜Bすべてに該当する方) @1シーズンすべて受講できる高校生以上の方。 A2023年2月(2/14〜2/28)開催予定の「展示会に出品していいよ」という 方。 B絵本づくりに必要な道具&使いたい材料(ハサミ、のり、紙、絵具、マス キングテープ、など)を、2回目以降の講座に、ご自身でそろえて持って来 られる方。 ※シーズン1受講者は、シーズン2(9月開始予定、申込み開始8月ごろ) への参加はできません。 □スケジュール 5月7日(土)、6月4日(土)、7月2日(土)、8月6日(土) □時間・定員 時間13:30〜16:30 定員20人(要申込・先着順)・参加料無料 □1階交流ホール ※当日参加できません。 ※申込受付開始は4月5日(火)9時からです。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3791 ■図書館劇場17第1幕  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 千田 稔館長による連続公開講座「図書館劇場」。千田館長と多彩なゲスト 講師が歴史にまつわる最新の研究などについて講演します。 □5月22日(日)13:00〜(開場12:00) □会場 1階交流ホール □プログラム ・映像詩 保山 耕一(映像作家) ・講演1 千田 稔(当館館長) ・朗読  都築 由美 ほか □資料代500円(当日受付にてお支払いください。) □定員100人(先着順・要申込) ※4月22日(金)9:00から参加申込受付開始 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3828 ■Groovin’B!(Bach,Baroque)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 4月29日から開催予定の図書展示「バロックダンスからモダンダンスまで〜 バッハから現代のグルーヴの系譜を読み解く」に関連したコンサートです。 □5月29日(日)15:00〜(開場14:00) □会場 1階交流ホール □奏者 ・森岡万貴(石琴・ヴォーカル) ・紺野紗衣(ピアノ) ・福長雅夫(パーカッション) □無料 □定員80人(先着順・要申込) ※4月19日(火)9:00から参加申込受付開始 ■ITサポーターズによる「ITサポートデイ」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ パソコンでお困りのあれこれに、ボランティアスタッフがお手伝いします。 □4月6日(水)、9日(土)、20日(水)、24日(日) □2階セミナールーム □13:30 - 16:00 (無料・時間内出入り自由) ★詳細はこちら★ https://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html ■佐保川まちづくり塾 パソコン教室  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ NPO法人奈良シニアIT振興会と共催により、開催しています。 □Aコース1 パソコン入門 https://www.library.pref.nara.jp/event/3787 □Bコース6 パソコンで作品つくり https://www.library.pref.nara.jp/event/3788 ■新着図書情報(月に1度更新!)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ★詳細はこちら★ https://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ★(^−^)ノ★資料展示★★★★★★ ■【展示中】第59回 「奉祝国民歌紀元二千六百年」を“読む”  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「奉祝国民歌紀元二千六百年」は、皇紀(神武天皇即位紀元)2600年=西暦 1940(昭和15)年を記念して、歌詞・曲を公募して作られ、流行歌となりま した。当館AVブースで視聴できる、当時の音源と映像からなるDVDの内 容を紹介しています。 □6月29日(水)まで □3階戦争体験文庫展示スペース ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/collection_sentai/exhibition ■【展示中】BBB「桜」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ リアルとnoteのコラボ、web展示BBB(The Bridge Between Books and ___「 本と___の架け橋」)。テーマに沿って選んだ本と、連想した様々なモノ・ヒ ト・コトを紹介する企画です。今回は「桜」。 □4月27日(水)まで □3階展示コーナーC ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://nara-pref-library.note.jp/n/n39392fcb20cc? magazine_key=m0e5e7a7d1c7a ■【展示中】「近代日本の車窓から―150th Anniversary of the Railway― 」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 全国的な鉄道網の整備と、奈良県下における鉄道敷設のあゆみについて公文 書や貴重書などの歴史資料と、関連図書から幅広く紹介します。 □5月29日(日)まで □3階ブリッジ ■【展示中】陶芸家澤田真一展関連図書展示  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ エントランスで展示中の陶芸家澤田真一展にタイアップして、アール・ブリ ュット関連図書等を展示します。 □4月17日(日)まで □2階展示コーナーA ■【展示予定】バロックダンスからモダンダンスまで〜バッハから現代のグ ルーヴの系譜を読み解く  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ダンス」をキーワードとした図書展示です。バロックダンス、社交ダンス 、バレエ、盆踊りといった様々なダンス・踊りの本をはじめ、音楽やバッハ など幅広い本を取り上げます。 □4月29日(金)〜5月29日(日) □2階展示コーナーA・B ★(^o^)ノ★企画展示★★★★★★★ ■【展示中】陶芸家 澤田真一展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 国内外で注目を集める「アール・ブリュット」作家 澤田真一の近作である 陶芸作品27点と、初期作品の写真展示を行います。 □4月17日(日)まで □2階エントランス □協力:社会福祉法人なかよし福祉会 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3794 ■【展示予定】知っていますか?自閉症・発達障害  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 発達障害の基礎知識や関わり方、障害特性をまとめたポスター等を展示しま す。 □4月5日(火)〜10日(日) □2階セミナールーム前 □奈良県障害福祉課 ■【展示予定】令和4年度 緑化啓発PR展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 令和3年度緑化作品コンクールで奈良県内の小・中・高等学校から多数の応 募があった中から入賞された作品等を展示します。 □4月12日(火)〜17日(日) □2階セミナールーム前 □奈良県森と人の共生推進課 ■【展示予定】道路×開通  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良県内で、令和3年度に開通した道路の位置図や開通した各道路の概要紹 介、奈良県の自転車道の取り組み等について展示します。 □4月19日(火)〜24日(日) □2階エントランス □奈良県道路建設課 ■【展示予定】歴史から学ぶ 奈良の災害史  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 江戸から現代までの奈良の災害史を紹介したパネル等を展示します。 □4月19日(火)〜24日(日) □2階セミナールーム前 □奈良県防災統括室 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇ 図書館員の気になる一冊(383) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━ 『紙の上のタイムトラベル:鉄道と時刻表の150年』 松本 典久 著 東京書籍 2021.2  現在、当館の3階ブリッジでは、資料展示「近代日本の車窓から―150 th Anniversary of the Railway―」を開催 しています。今回ご紹介するのは、その展示資料の中の1冊です。  明治5(1872)年9月12日(新暦10月14日)に、日本初の鉄道 が新橋〜横浜間に開通しました。蒸気機関車が「陸蒸気(おかじょうき)」 と呼ばれていた時代です。この明治5年から令和3(2021)年のリニア 時代までの鉄道150年史を網羅して解説しているのが本書です。随所に当 時の貴重な写真や資料が掲載されており、列車や停車場の様子を楽しむこと ができます。  鉄道の歴史は、すなわち時刻表の歴史でもあります。本書は時刻表にもス ポットを当て、明治5年の日本最初の時刻表をはじめ、明治27(1894 )年に庚寅新誌社から出版された初の月刊時刻表『汽車汽舩旅行案内』など 、さまざまな時刻表の表情と変遷を追っています。新線開業が相次ぎ鉄道が 飛躍的な発展を見せるにつれて、続々と出版された時刻表は次第に厚みも増 し、内容にも工夫が凝らされていったことがよくわかります。また、時刻表 から読み解く「スピードの歴史」にも興味をそそられます。東海道本線が全 通した明治22(1889)年当時、新橋〜大阪間の所要時間は18時間5 2分でした。それが今や東海道新幹線が東京〜新大阪間を最短2時間21分 で結んでいるのです。リニア新幹線は時速500km、東京〜大阪間を約1 時間で結ぶといわれています。鉄道の進化は、日本の未来をどのように変え ていくのでしょう。  令和4(2022)年の鉄道開通150年を記念して出版された本書は、 明治から令和にかけての時代を映し出した鉄道の歴史を、存分に味わい尽く すことのできる1冊となっています。  なお、当館で開催中の資料展示「近代日本の車窓から」は5月29日(日) までです。公文書や貴重書などの歴史資料や、今回ご紹介したような関連図 書で、明治から昭和初期にかけての日本と奈良における鉄道敷設のあゆみに ついて幅広くご紹介しています。(まつだ のりこ) ━━━━━━━━━━━━━━━ ★過去の気になる一冊はこちら★ ━━━━━━━━━━━━━━━ https://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru ┌◇┐━━━━━━━━━━ ◇5◇ ◆編 集 後 記 └◇┘━━━━━━━━━━  先日、大学の時に同じ学部で同じ書道部だった友人がある展覧会の書の部 で入選され、その友人から大阪の美術館での展覧会の招待券をいただき、書 、日本画、洋画等を鑑賞しました。普段、なかなか芸術に触れない日常を送 っておりましたので、良い刺激になりました。  さて、美術館といえば、当館にも、奈良県立美術館をはじめ、美術館等の 展覧会、展示会の図録を多数所蔵しております。当館ウェブページの資料検 索の詳細検索で、件名の項目に「展覧会カタログ」と入力して検索していた だくと、所蔵リストが表示されます。見てみたい図録がありましたら、一度 、当館で手に取ってご覧下さい。  さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良 県立図書情報館通信」第403号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第404号は4月15日(金)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  https://www.mag2.com/ ◎「まぐまぐ」では、無料メールマガジンに登録された読者のみなさんに、 旬な情報や面白いメルマガをお伝えするオフィシャルメルマガ「まぐまぐニ ュース」を無料でお届けしています。配信が不要の場合は、こちらから解除 できます。  https://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご 覧ください。  https://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。  https://www.library.pref.nara.jp/libinfonara ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ https://www.pref.nara.jp/1324.htm 【 当館のSNSもご覧ください 】 〇インスタグラム https://www.instagram.com/nara_prefectural_library/ 〇フェイスブック https://m.facebook.com/library.pref.nara.jp 〇ツイッター https://twitter.com/library_nara ○note https://note.com/nara_preflibrary ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏ 奈良県立図書情報館 ┏ 〒630-8135  ┏ 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┏ TEL 0742-34-2111 FAX 0742-34-2777 ┏ URL https://www.library.pref.nara.jp ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏