━━━━━━━━━━━━━━━━━   Lib Info NARA   −奈良県立図書情報館通信− ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2021.10.1  No.391 ■10月の休館日→4日、11日、18日、25日、29日  臨時休館日→10月1日 □休館日  月曜日(祝日・振替休日にあたるときは、その次の平日)  毎月月末(土・日・月曜にあたるときは、その前の平日) ■ご利用いただけるサービスについて  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  現在、ご利用いただけるサービスは以下のとおりです。なお、状況の変化 により、今後、閉館や利用サービスの休止等を行う場合がありますので、ホ ームページでご確認いただきますようお願いします。  新型コロナウイルスの感染症感染拡大防止のため、ご協力よろしくお願い します。 〇閲覧席の利用 席数を一部減らしています。(利用可能席 約250席) 〇新聞、官報、雑誌最新号、マイクロフィルムの閲覧 〇パソコン席の利用 ・2F閲覧室  12台 1日1人あたり2時間まで利用できます。 〇Wi-Fi、持ち込みパソコンの利用 〇アトリエ、AVブース(5席)、点字・音声出力装置室、対面読書室、グ ループ研修室2・3(4人以下)、データベース等利用席の利用 〇有料施設の利用 利用者数の定員を減らしています。 ・交流ホールA:20人以下 ・交流ホールBC:50人以下 ・交流ホールABC:75人以下 ・セミナールーム:20人以下(利用できるパソコンは16台) ・オーサリングルーム 3人以下 ・デジタルスタジオ  3人以下 利用についての詳細はお問い合わせください。 〇カフェレストラン(ブレーメン)も通常どおりご利用いただけます。 ★対面でのレファレンス業務は、当面の間休止いたします。 ※メール、FAX、郵送、電話によるレファレンスサービスをご利用ください 。 ★貸出冊数は10冊、貸出期間は30日間です。 ★郵送貸出サービス(資料の着払いによる郵送貸出)も行っておりますので ご利用ください。 ━━━━━━━━━━━   M E N U   ━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃1┃トピックス◆10月前半のイベント ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃2┃館長連載「図書情報の文化史」 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃3┃図書情報館からのお知らせ ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃4┃図書館員の気になる一冊 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃5┃編集後記 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇トピックス◆10月前半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━ ※新型コロナウイルス感染症の影響による情勢の変化を鑑み、内容の変更や 延期、中止になる場合もあります。 ■映像作家・保山耕一氏作品 常設上映          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 映像作家・保山耕一氏が綴る映像詩『奈良、時の雫(しずく)』からセレク トした作品を月替わりで常設上映します。 □10月の作品『長月』 □上映期間:10月2日(土)から10月28日(木)まで □2階東側正面入口 ※映像は、開館時間中リピート再生(上映時間約26分) ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3699 ■講演会「災害の記憶 ー被災を想起する、減災を喚起するー」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 講師の矢守克也先生から「多くの災害について、被災の経験を継承しようと する人たちと活動を共にしてきました。しかし、その作業は一見するほど、 単純明瞭なものではありません。それは、時間に対して逆向するバックワー ドな力と、順向するフォーワードな力との間の微妙なバランスの上にたった デリケートな活動です。災害を記憶し伝承することの大切さと難しさについ て、主として心理学の観点からお話しします。」というメッセージをいただ いております。皆様、どうぞ、ふるってご参加ください。 □10月2日(土)13:30〜15:00(開場13:00) □会場 1階交流ホール □講師:矢守 克也(京都大学防災研究所 巨大災害研究センター教授) □参加料無料 □定員70人(先着順・要申込) □主催:なら・図書館に集う会、共催:奈良県立図書情報館 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3655 ■法務無料相談会&知識セミナー  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ※第1部知識セミナーのみの開催となります。 無料相談会は、新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため当面の間休止し ています。 □10月3日(日)13:30〜15:00(質疑応答含む) □知識セミナー  「マイナンバー制度の過去、現在、未来」 講師:小野 啓一 氏(社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー) 内容:マイナンバー制度が始まって5年余りが経ちますが、はた目にはあま りメリットがないように感じられます。ただ、実際にはできることも増えて きて徐々に利便性も出てきています。今回は仕組みや経緯、利用に際しての 注意点を中心にお話をします。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/consultation/3681 ■日本弁理士会関西会 奈良地区会による知的財産講座  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ※無料相談会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため当面の間休止し ます。 □10月9日(土)13:30〜15:00 □知的財産講座 「商標入門」 講師: 老田 政憲 氏(弁理士) 内容:実店舗やネットショップなどでよく目にする「商品名」や「ロゴマー ク」。これらを「商標」といいます。ところで「商標」って、そもそも何の ためにあるのでしょうか?商標は、特許庁に登録しておけば、法律上の保護 を受けることができます。一方、「商標」を登録していなければ、どんな問 題があるのでしょうか。本セミナーでは、商標の基本、商標登録を受けるた めの方法、商標の活用について説明いたします。                                    □1階交流ホール □申込不要・無料。直接会場にお越しください。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/event/3678 ■新着図書情報(月に1度更新!) ★詳細はこちら★ https://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇ 館長連載 └◇┘「図書情報の文化史」素描編    ━━━━━━━━━━━━━━ 第391回 日本人の風景観―試論(その10)           館長 千田 稔  前方後円墳の風景を鳥の形として見られたのではないかと前回述べたこと を、やや敷衍するために出土品などから補足してみよう。  大阪府藤井寺市の津堂城山古墳は、4世紀後半に築造された全長400メート ルの前方後円墳であるが、1983年に発掘調査されたときに、周濠内から三体 の水鳥形埴輪が出土した。ほぼ同じぐらいの大きさの水鳥形埴輪二体とやや 小型のもの一体の三体であるが、大きいものは高さ1メートルを超える。こ の水鳥はハクチョウを模したとされている。鳥の埴輪は、奈良県の巣山古墳 や、兵庫県の池田古墳からも出土している。築造は4世紀末頃と考えられる 巣山古墳は、広陵町の馬見丘陵にある大型前方後円墳で全長202m、盾形の周 濠や外堤を有するが、水鳥の埴輪が出土している。  古墳と鳥の関係としては、鳥形木製品の出土例も興味深い。奈良県石見遺 跡、同県橿原市四条一号墳、四条遺跡から立体的な鳥形木製品か検出されて いる。四条遺跡の場合、胴部に穴をあげて翼をはめこんだ精巧な細工がなさ れていた。  古代の墳墓から埋葬儀礼に用いられたと思われる鳥形埴輪や鳥形木製品が 出土することは、前方後円墳の平面形の風景は、折口信夫の「万葉集研究」 の一節のように感じられたのであろう。   鳥殊に水鳥は、霊魂の具象した姿だと信じた事もある。又其運搬者だとも考 へられた。而も魂の一時の寓(やど)りとも思ふて居た。   あるいは、伊吹山の神に殺されたヤマトタケルが、白鳥となって飛び去る悲 しみの心が漂う風景でもある。(つづく)                      ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇ 図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━ ※新型コロナウイルス感染症の影響による情勢の変化を鑑み、内容の変更や 延期、中止になる場合もあります。 ★(^−^)★イベントのお知らせ★★★ ■【満席】能の源流  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ★本公演はYouTubeライブ配信を行います。 □奈良県立図書情報館公式チャンネル https://www.youtube.com/channel/UChkdAgvghX7sZX4oaE6mO5A 第一部は、能狂言発達以前の古い形が残ることから「能楽の源流」とされる 、奈良豆比古神社(ならづひこじんじゃ・奈良市)の神事「翁舞」(国重要 無形民俗文化財)を公演。 第二部は、室町時代の能楽の大成者・世阿弥が著書『風姿花伝』に記した「 聖徳太子が秦河勝に命じて六十六番の芸能をつくらせた」伝承から、奈良盆 地中南部を流れる寺川流域の地理と政治的背景について、歴史地理学者の千 田稔・図書情報館長が講演。 □10月17日(日)14:00〜16:30(開場13:00) □会場 奈良春日野国際フォーラム □プログラム ・ごあいさつ  松岡 嘉平治(翁舞保存会 代表)  千田 稔(当館館長) ・「翁舞」解説  森本仙介(奈良県文化財保存課) ・第一部:特別公演  奈良豆比古神社「翁舞」(国重要無形民俗文化財)  出演:翁舞保存会 ・第二部:特別講座  「秦氏と申楽 聖徳太子伝承を紐解く」  講師:千田 稔(当館館長) ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3669 ■【満席】2021年度こども能楽教室 能楽のお囃子「大鼓」のお稽古をして みよう  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ □10月21日(木)、□10月28日(木) (1)17:30〜18:30(受付16:30) (2)18:40〜19:40(受付17:40) 講師:能楽森田流笛方 森田 啓子 氏、能楽観世流大鼓方 森山泰幸 氏 内容: 関西の能舞台を中心に活躍するプロの能楽師が、囃子の道具「大鼓 (おおつづみ)」のお稽古を行うほか、奈良と能楽の歴史や演目についてお 話をします。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3634 ■キーワードから広がるブックトーク2021  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 一冊を読み解き理解するのではなく、テーマを設定し、ジャンルを超えた本 を複数読むことによってそのキーワードについて見えてくるものを共有する ためのブックトークです。同時に、どのようにして一つのテーマを掘り下げ 、サーチエンジンでは拾えない知識を身につけるのかという、読書法の実践 でもあります。事前にテーマ本を読む必要はありません、気になったテーマ の回にお気軽にご参加ください。 □開催日 第4回:10月22日(金)テーマ「コミュニティ」(変更になりました) □コーディネーター 堀部 篤史 氏(誠光社店主) □開催時間 17:50〜19:50(17:20受付、20:00完全終了) □定員 各回20人(要申込・先着順)参加料無料 □会場 1階 交流ホール □各回の終了翌日から、次回の参加申込みを受け付けます。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3696 ■FP(ファイナンシャル・プランナー)によるくらしとお金のセミナー「争 続!?相続!!」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 高齢者になると不安になる相続のこと。解消のために必要な相続・贈与の基 礎知識をFP(ファイナンシャル・プランナー)がお話しします。 □10月23日(土)13:30〜15:00 □会場 1階交流ホール □講師:前田 貴司氏(NPO法人日本FP協会奈良支部 支部長) □定員等:30名(先着順)・無料・要申込 ※参加申込の受付期間:10月10日(日)〜17日(日) ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3700 ■声に出して読んで味わう読書会2021  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 声に出して本を読んで、言葉のもつ、響き、独特のリズム舌触りなどを楽し み、内容について感じたことを話し合ってみる読書会形式のイベントです。 参加者と一緒に一冊の本を出発点とし、音読することで物語が目の前に立ち 上がっていく快感や驚きを体感します。 □第9回:10月26日(火)18:00〜19:50 □会場 1階交流ホール □ファシリテーター:小栗一紅氏(劇作家・俳優) □取り上げる本:『椿の海の記』(石牟礼道子/河出文庫) □定員等:15名(先着順)・無料・要申込 ※取り上げる本『椿の海の記』を購入のうえ、ご参加ください。 ※各回の終了翌日から、次回の参加申し込みを受け付けます。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3695 ■イベント等の中止について  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 11月中の下記のイベント等は、中止とさせていただきます。 □ITサポートデイ ★(^−^)ノ★資料展示★★★★★★ ■第57回戦争体験文庫資料展示 愛国と国防の相克 〜国防婦人会奈良本部と 『大和婦人』<開催中>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太平洋戦争前、主婦層を組織して全国を席巻した「国婦」こと大日本国防婦 人会。軍に直結したこの組織が、どんな活動を繰り広げたのかを、当館が所 蔵する奈良本部機関紙「大和婦人」から、見ていきます。 □10月28日(木)まで □3階戦争体験文庫展示スペース ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/collection_sentai/exhibition ■木を学ぶ、木を楽しむ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 企画展「木の手しごと」にちなむ当館所蔵本を展示します。 □10月2日(土)〜31日(日)まで □2階図書展示コーナー ■災害防災文庫に「防災人間科学」のカテゴリを新設(再掲)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 防災人間科学の第一人者である矢守克也教授の講演会「災害の記憶」(なら ・図書館に集う会主催、10月2日開催)にあわせて、当館の災害防災文庫に 防災人間科学の分野に関わるカテゴリを新設して図書を配架します。 □新設日:10月2日(土) □3階災害防災文庫 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://note.com/nara_preflibrary/n/na247ac665898 ★(^o^)ノ★企画展示★★★★★★★ ■NAFIC 学校紹介&入試情報  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)の学校紹介と入試情報を展示し ます。 □10月3日(日)まで □2階カフェ横 □なら食と農の魅力創造国際大学校 ■企画展 館所蔵『聖徳太子傳圖會』をよむ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 聖徳太子1400年遠忌を記念し、当館が所蔵する享和4(1804)年序刊『聖徳 太子傳圖會』の挿絵を、現代語訳とともにパネルで展示します。また、パネ ル展示「秦氏と申楽」を同時開催します。 □10月2日(土)〜17日(日)まで □2階エントランス ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3688 ■ユニセフ写真展「アグネス大使ニジェール訪問 砂漠を渡る子供たち〜開 発から取り残された国ニジェール〜」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ アグネス大使が訪問したニジェールに関するパネル展示を開催します。 □10月5日(火)〜17日(日) □2階セミナールーム前 □ユニセフ協会 ■20周年記念 うま酒の国大和展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 万葉文化館で開催する特別展「20周年記念 うま酒の国大和展」について、 概要をパネル展示します。 □10月12日(火)〜24日(日) □2階カフェ横 □奈良県立万葉文化館 ■企画展 木の手しごと  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良にゆかりのある木工作家の作品展。併せて、作家による「木の手しごと ワークショップ」と、関連図書展示「木を学ぶ、木を楽しむ」も開催します 。作家の豊かな発想で生み出された木工作品や関連図書から、木のぬくもり と手しごとの温かみを感じてもらえることを願っています。 □10月19日(火)〜31日(日) □2階エントランス ★詳細は以下のページをご覧ください。 □企画展 木の手しごと https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3659 □木の手しごとワークショップ https://www.library.pref.nara.jp/event/3658 ■ご存じですか?労働委員会 職場でのトラブル解決をサポートします  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 個別労働関係紛争処理制度の周知月間(10月)の全国的な取組の一環として 、労働委員会制度に関するパネルを展示します。 □10月19日(火)〜24日(日) □2階セミナールーム前 □奈良県労働委員会事務局 ■京奈和自動車道を使って、サイクリングに出かけよう!」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 京奈和自動車道の紹介、自転車の休憩所、サイクリストにやさしい駐車場と 宿の紹介等をパネル展示します。 □10月26日(火)〜31日(日) □2階セミナールーム前 □奈良県道路建設課 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇ 図書館員の気になる一冊(375) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━ 『鹿の王』 上橋菜穂子著 KADOKAWA 2014.9  『鹿の王』は2014年に上梓され、2015年には第12回本屋大賞と第4回日 本医療小説大賞を受賞しました。著者は、2014年に「小さなノーベル賞」と も呼ばれる「国際アンデルセン賞作家賞」を受賞し、昨年は英語版『獣の奏 者』でアメリカ図書館協会(ALA)プリンツ賞とバチェルダー賞を受賞して います。  今年『鹿の王』がアニメ映画化され、鹿つながりから奈良公園とのコラボ レーションが実現し『鹿の王』と「鹿の苑」のポスターが作成されたことと 、本の内容がコロナ禍に苛まれる現在の社会状況にも重なるものがあり、改 めて本書に注目しました。 本作は架空世界を描いたハイ・ファンタジー小説です。その内容は、奇しく も謎の病「黒狼熱」との戦いが大きな軸となっていて、病への不安や恐れ、 治療法、新薬の過敏反応など、今の私たちにとって気になるフレーズがたく さん出てきます。登場人物の名前や固有名詞は少し覚えにくいのですが、物 語は引き込まれるように読み進めることができます。主人公ヴァンとその周 辺を取り巻く人々が病や大帝国・東乎瑠(ツオル)と闘い立ち向かっていく姿 を描いていて、何事にも負けない強い意志と消えない希望を持った魂のよう なものがそこかしこに感じ取れる気がします。過去に読んだことがある方も 、今だからこそ読んでみるとまた新しい発見があるかもしれません。  新型コロナは第4波から第5波へと進み、いつ終わるとも分からない現状に 世界中が不安と恐怖に苛まれる中、ワクチンの開発と接種により何とか希望 が見いだせてきたように思えます。そんな今、映画化された『鹿の王』はコ ロナ禍の影響で公開延長となりましたが近日公開ということなので、小説と して文字から想像した世界が、どんなふうにアニメの映像になっているのか 、劇場での公開を楽しみに待ちたいと思います。(まつむら じゅんこ) ━━━━━━━━━━━━━━━ ★過去の気になる一冊はこちら★ ━━━━━━━━━━━━━━━ https://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru ┌◇┐━━━━━━━━━━ ◇5◇ ◆編 集 後 記  └◇┘━━━━━━━━━━  10月になりました。読書の秋ですね。  今から3年前の2018年10月放映されたNHKスペシャル「AIに聞いてみたどう すんのよ!?ニッポン」という番組で、NHKが開発した人工知能「AIひろし 」よるデータ分析をもとに「健康寿命を延ばすカギは、運動よりも読書が大 切」との提言が紹介されました。  これはAIを使って、高齢者41万人の生活習慣や行動のデータから健康寿命 につながりのある項目を見つけ出し、それらの因果関係を研究者が読み解く というものでした。  上記提言の医学的な真偽は、まだまだわかりませんが、本をたくさん読ん で、健康に過ごしたいですね。  さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良 県立図書情報館通信」第391号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第392号は10月15日(金)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/  ◎「まぐまぐ」では、無料メールマガジンに登録された読者のみなさんに、 旬な情報や面白いメルマガをお伝えするオフィシャルメルマガ「まぐまぐニ ュース」を無料でお届けしています。配信が不要の場合は、こちらから解除 できます。  http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご 覧ください。  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