━━━━━━━━━━━━━━━━━   Lib Info NARA   −奈良県立図書情報館通信− ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2021.9.1  No.389 ■9月の休館日→6日、13日、21日、27日  臨時休館日→9月28日〜10月1日 □休館日  月曜日(祝日・振替休日にあたるときは、その次の平日)  毎月月末(土・日・月曜にあたるときは、その前の平日) ■ご利用いただけるサービスについて  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  現在、ご利用いただけるサービスは以下のとおりです。なお、状況の変化 により、今後、閉館や利用サービスの休止等を行う場合がありますので、ホ ームページでご確認いただきますようお願いします。  新型コロナウイルスの感染症感染拡大防止のため、ご協力よろしくお願い します。 〇閲覧席の利用 席数を一部減らしています。(利用可能席 約250席) 〇新聞、官報、雑誌最新号、マイクロフィルムの閲覧 〇パソコン席の利用 利用席数を減らしています。 ・2F閲覧室  10台 ・3F閲覧室  5台 1日1人あたり2時間まで利用できます。 〇Wi-Fi、持ち込みパソコンの利用 〇アトリエ、AVブース(5席)、点字・音声出力装置室、対面読書室、グ ループ研修室2・3(4人以下)、データベース等利用席の利用 〇有料施設の利用 利用者数の定員を減らしています。 ・交流ホールA:20人以下 ・交流ホールBC:50人以下 ・交流ホールABC:75人以下 ・セミナールーム:20人以下(利用できるパソコンは16台) ・オーサリングルーム 3人以下 ・デジタルスタジオ  3人以下 利用についての詳細はお問い合わせください。 〇カフェレストラン(ブレーメン)も通常どおりご利用いただけます。 ★対面でのレファレンス業務は、当面の間休止いたします。 ※メール、FAX、郵送、電話によるレファレンスサービスをご利用ください 。 ★貸出冊数は10冊、貸出期間は30日間です。 ★郵送貸出サービス(資料の着払いによる郵送貸出)も行っておりますので ご利用ください。 ★以下のページもご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/news/3620 ━━━━━━━━━━━   M E N U   ━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃1┃トピックス◆9月前半のイベント ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃2┃館長連載「図書情報の文化史」 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃3┃図書情報館からのお知らせ ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃4┃図書館員の気になる一冊 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃5┃編集後記 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇トピックス◆9月前半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━ ※新型コロナウイルス感染症の影響による情勢の変化を鑑み、内容の変更や 延期、中止になる場合もあります。 ■映像作家・保山耕一氏作品 常設上映          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 映像作家・保山耕一氏が綴る映像詩『奈良、時の雫(しずく)』からセレク トした作品を月替わりで常設上映します。 □9月の作品『夏の空』 □上映期間:9月1日(水)から9月26日(日)まで □2階東側正面入口 ※映像は、開館時間中リピート再生(上映時間約18分) ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3672 ■【満席】2021年度こども能楽教室 能楽のお囃子「大鼓」のお稽古をして みよう  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ □9月2日(木)、□9月9日(木) (1)17:30〜18:30(受付16:30) (2)18:40〜19:40(受付17:40) 講師:能楽森田流笛方 森田 啓子 氏、能楽観世流大鼓方 森山泰幸 氏 内容: 関西の能舞台を中心に活躍するプロの能楽師が、囃子の道具「大鼓 (おおつづみ)」のお稽古を行うほか、奈良と能楽の歴史や演目についてお 話をします。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3634 ■学び直し講座「図書館学校」第1期 9月分 申込みを受け付けています        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ おもに高校時代の教科科目から、今につながるテーマをピックアップして、 もう一度学ぶ「図書館学校」を開校しています。  令和3年度第1期は、各講師が教鞭を執る授業はそれぞれ2回とし、各回( 授業)ごとに申し込んでいただくこととなっています。 ※新型コロナウイルス感染症の影響による情勢の変化を鑑み、内容の変更や 延期、中止になる場合もあります。 □日程・科目・講師 各回(授業)ごとに申し込んでください。 【申込番号1−2】9月3日(金)10:00〜11:30、国語T、植村正純氏 https://www.library.pref.nara.jp/event/3622 【申込番号3−2】9月10日(金)10:00〜11:30、国語U、 櫟原聰氏 https://www.library.pref.nara.jp/event/3627 【申込番号4−1】9月7日(火)10:00〜11:30、理科、井阪秀高氏 https://www.library.pref.nara.jp/event/3628 【申込番号4−2】9月14日(火)10:00〜11:30、理科、井阪秀高氏 https://www.library.pref.nara.jp/event/3629 □要申込み・各回定員70名(先着順) □参加資料費 各回500円 □会場 1階交流ホール ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3617 ■【満席】図書館寄席 花鹿乃芸亭 第58回  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良市出身の落語家 桂文鹿(かつら ぶんろく)さんプロデュースによる 図書館寄席「花鹿乃芸亭」。近世以来の伝統的話芸であり、世相や風俗の宝 庫でもある落語。古典から新作まで、時代の姿を語りながら現代も映す「語 られる書籍」をお楽しみください。 □9月4日(土)13:30〜(開場12:30) □会場 1階交流ホール □プログラム 桂文鹿・桂かい枝・桂雪鹿 □参加料1,000円(中学生以下500円) ※当日受付にてお支払いください。 □定員80人(先着順・要申込) ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3644 ■法務無料相談会&知識セミナー  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ※第1部知識セミナーのみの開催となります。 無料相談会は、新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため当面の間休止し ています。 □9月5日(日)13:30〜15:00(質疑応答含む) □知識セミナー  「知っておきたい終活・エンディングノートほか」 講師:木原 真俊 氏(行政書士・消費生活アドバイザー・1級ファイナンシ ャル・プランニング技能士) 内容: 終活・エンディングノートに関する概要を中心に、終活に関する基 礎的な内容をお話しします。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/consultation/3653 ■新着図書情報(月に1度更新!) ★詳細はこちら★ https://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇ 館長連載 └◇┘「図書情報の文化史」素描編    ━━━━━━━━━━━━━━ 第389回 日本人の風景観―試論(その8)           館長 千田 稔  古墳時代の装飾古墳については、さらに語らねばならないが、ひとまず先 に進みたい。飛鳥時代時代の壁画古墳に描かれた風景をとりあげたい。高松 塚古墳とキトラ古墳である。 年代は7世紀の終末から8世紀の初頭に造られた墳墓の壁面に彩色画が描かれ ている。  キトラ古墳には四神が描かれているが、高松塚古墳には朱雀が見つからな かったが玄武、青龍、白虎はあり、いずれの古墳も四神が意識されているこ とは、言うまでもない。今一つ共通するのは天井の星宿図である。異なるの は、高松塚古墳には男子群像、女子群像が描かれているが、キトラ古墳には それらがない。  共通する四神図と星宿図こそ、この二つの古墳の被葬者に与えた共通のメ ッセージであろう。星宿図とは、古来中国で天空世界を28宿に分けた一種の 天文図であり、星座が方位によって四神に分類されている。だから、古墳内 の空間は天空である。この認識をせずに、四神は、被葬者を守護する神であ るという解釈がなされるとすれば、古墳内の空間の理解は難しい。  このように、古墳の内部を天空空間とすれば、被葬者は天に昇ると思われ たのであろう。被葬者については、私は百済王の一族であると考えるが、死 は「かむあがる」と日本の王族に言うのと同様、古代朝鮮でも始祖王の死は 昇天と語られる。  それでは、高松塚古墳の男子・女子群像は何を意味しているのだろうか。 北斉(550-577)徐顕秀墓の壁画に描かれた出行図が高松塚の群像図に似て いることは、以前から確認されていた。出行図とは、被葬者の魂に付き添う 従者像のことである。人間の生命は、魂と魄からなるが、人間の死は 魂と 魄の分離によって、 魂は天に帰り、魄は地に帰るという。群像図は被葬者 の魂の天空に帰る過程の図である。以前に見た装飾古墳の風景と本質的には 変わらない。(つづく) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇ 図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━ ※新型コロナウイルス感染症の影響による情勢の変化を鑑み、内容の変更や 延期、中止になる場合もあります。 ★(^−^)★イベントのお知らせ★★★ ■声に出して読んで味わう読書会2021  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 声に出して本を読んで、言葉のもつ、響き、独特のリズム舌触りなどを楽し み、内容について感じたことを話し合ってみる読書会形式のイベントです。 参加者と一緒に一冊の本を出発点とし、音読することで物語が目の前に立ち 上がっていく快感や驚きを体感します。 □第8回:9月20日(月)18:00〜19:50 □会場 1階交流ホール □ファシリテーター:小栗一紅氏(劇作家・俳優) □取り上げる本:『椿の海の記』(石牟礼道子/河出文庫) □定員等:15名(先着順)・無料・要申込 ※取り上げる本『椿の海の記』を購入のうえ、ご参加ください。 ※各回の終了翌日から、次回の参加申し込みを受け付けます。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3661 ■キーワードから広がるブックトーク2021  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 一冊を読み解き理解するのではなく、テーマを設定し、ジャンルを超えた本 を複数読むことによってそのキーワードについて見えてくるものを共有する ためのブックトークです。同時に、どのようにして一つのテーマを掘り下げ 、サーチエンジンでは拾えない知識を身につけるのかという、読書法の実践 でもあります。事前にテーマ本を読む必要はありません、気になったテーマ の回にお気軽にご参加ください。 □開催日 第3回:9月24日(金)テーマ「サバービア(郊外)文化」 □コーディネーター 堀部 篤史 氏(誠光社店主) □開催時間 17:50〜19:50(17:20受付、20:00完全終了) □定員 各回20人(要申込・先着順)参加料無料 □会場 1階 交流ホール □各回の終了翌日から、次回の参加申込みを受け付けます。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3662 ■【満席】図書館劇場16第3幕  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 図書情報館では、千田稔館長の公開講座を「図書館劇場」と銘打ち、平成18 年度以来、連続講座を開催しております。なお、本公開講座は、奇数月の第 4日曜日の13:00〜16:00に開催します。 □9月26日(日)13:00〜(開場12:00) □会場 1階交流ホール □プログラム ・映像詩 保山 耕一(映像作家) ・講演1 「法隆寺再建・非再建論争の論者たち」千田 稔(当館館長) ・朗読  都築 由美 ・講演2 「方言と古代日本語」中井 精一(同志社女子大学表象文化学部 教授) □資料代500円(当日受付にてお支払いください。) □定員70人(先着順・要申込) ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3647 ■【満席】大阪フィルハーモニー交響楽団団員による弦楽四重奏コンサート  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 延期しました「大阪フィルハーモニー交響楽団団員による弦楽四重奏コンサ ート」の開催日時は、下記のとおりとなりました。 □9月20日(月・祝)14:00〜15:30(開場13:00) □会場 1階交流ホール □演奏:大阪フィルハーモニー交響楽団団員 □プログラム:ピョートル・チャイコフスキー弦楽四重奏曲ニ長調作品11 他 ※改めて参加者の募集はいたしません。 ■講演会「災害の記憶 ー被災を想起する、減災を喚起するー」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 講師の矢守克也先生から「多くの災害について、被災の経験を継承しようと する人たちと活動をともにしてきました。しかし、その作業は一見するほど 、単純明瞭なものではありません。それは、時間に対して逆向するバックワ ードな力と、順向するフォーワードな力との間の微妙なバランスの上にたっ たデリケートな活動です。災害を記憶し伝承することの大切さと難しさにつ いて、主として心理学の観点からお話しします。」というメッセージをいた だいております。皆様、どうぞ、ふるってご参加ください。 □10月2日(土)13:30〜15:00(開場13:00) □会場 1階交流ホール □講師:矢守 克也(京都大学防災研究所 巨大災害研究センター教授) □参加料無料 □定員70人(先着順・要申込) ※参加申込みの受付は、9月10日(金)午前9時より開始 □主催:なら・図書館につどう会、共催:奈良県立図書情報館 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3655 ■能の源流  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ □10月17日(日)14:00〜16:30(開場13:00) □会場 奈良春日野国際フォーラム □プログラム ・ごあいさつ  松岡 嘉平治(翁舞保存会長)  千田 稔(当館館長) ・「翁舞」解説  森本仙介(奈良県文化財保存課) ・第一部:特別公演  奈良豆比古神社「翁舞」(国重要無形民俗文化財)  出演:翁舞保存会 ・第二部:特別講座  「秦氏と申楽 聖徳太子伝承を紐解く」  講師:千田 稔(当館館長) □参加料無料 □定員350人(先着順・要申込) ※参加申込みの受付は、9月15日(水)午前9時より開始 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3669 ■イベント等の中止について  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 9月中の下記のイベント等は、中止とさせていただきます。 □ITサポートデイ ★(^−^)ノ★資料展示★★★★★★ ■第57回戦争体験文庫資料展示 愛国と国防の相克 〜国防婦人会奈良本部と 『大和婦人』<開催中>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太平洋戦争前、主婦層を組織して全国を席巻した「国婦」こと大日本国防婦 人会。軍に直結したこの組織が、どんな活動を繰り広げたのかを、当館が所 蔵する奈良本部機関紙「大和婦人」から、見ていきます。 □10月28日(木)まで □3階戦争体験文庫展示スペース ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/collection_sentai/exhibition ■夏のとも2021〜持続可能な社会について考えよう<開催中>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 夏休みに向けて、今話題となっている「持続可能な開発目標SDGs」の紹介 ・関連本を展示します。青少年読書感想文全国コンクールの課題図書やおす すめ本、読書感想文の書き方など関連の本も併せて紹介します。 □9月26日(日)まで □3階YAコーナー ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3632 ★(^o^)ノ★企画展示★★★★★★★ ■はならぁと10年のあゆみ―芸術×まちづくり×環境問題の取組  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ はならぁと2020の展示風景、はならぁと2021の企画紹介などのパネルを展示 します。 □9月7日(火)〜20日(月) □2階セミナールーム前 □奈良県まちづくり連携推進課 ■大切な人の命を支える「ゲートキーパー展」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 身近な人の悩みに気づき、声をかけ、話を聴き、必要な機関につなぎ、温か く寄り添いながら見守るゲートキーパーについてパネル展示します。 □9月7日(火)〜12日(日) □2階カフェ横 □奈良県精神保健福祉センター ■「和歌と香」(奈良女子大学前期インターンシップ企画展)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良女子大学の学生インターンシップによる企画展示を行います。 □9月14日(火)〜26日(日) □2階エントランス □奈良女子大学 ★○(^o^)○★webサービス★★★★ ■「古文書超入門講座」の動画追加について  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 古文書と聞くと、多くの人は和紙に行書体や草書体で書かれた墨の文字が頭 に浮かぶのではないでしょうか。これを「くずし字」といいます。古文書を 読むにはくずし字の勉強をするとともに、当時の文章の特徴を知ることが不 可欠です。  そこで、くずし字で書かれた古文書を読む手順を知ることを最終目的に、 動画「古文書超入門講座」を順次作成し、公開していますが、動画の(6) と(7)を追加しました。是非ご覧下さい。 □https://note.com/nara_preflibrary/n/n04eaa30d155e ■web展示BBB「塩」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「館」という空間にとらわれず、たくさんの人とつながる、ともに学ぶ場と してnoteアカウントを開設しweb展示BBBを公開しています。BBBとは「The B ridge Between Books and ____(本と____の架け橋)」の頭文字で、私たち の発信するものが本と何か、本と誰かを結ぶ架け橋になりますようにという 意味を込めています。  第3弾のテーマは「塩」です。事前に提示した3冊の図書に共通するテーマ を、皆さんに当てていただきましたが、いかがだったでしょうか?  また、みなさんの知っている「塩」が出てくる本を、教えてください!館 内の展示コーナーにて紹介させていただきます! □https://note.com/nara_preflibrary/n/ncf740eaa9daa ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇ 図書館員の気になる一冊(373) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━ 『病と妖怪 : 予言獣アマビエの正体』 東郷 隆 著 集英社インターナシ ョナル 2021.4  本書は、2020年の春頃から新型コロナウイルス感染症の拡大とともにSN Sを賑わせた人魚のような姿をした不思議な病除けの妖怪「アマビエ」など の妖怪から予言獣、幸せを呼び寄せる幻獣とされる麒麟や龍、狛犬などを錦 絵や瓦版などの資料を交えて紹介している。また、流行病や災害、戦争の際 に絵や実像として姿を現わす妖怪達を通して日本人がどのように災いを恐れ 、伝説や言い伝えとして人々に広がっていく様子についても考察している。  大昔、庶民が恐れていたのは地震と火災、凶作と疫病だったという。人間 の力ではどうすることもできない巨大な力の前では祈りを捧げるしかなかっ た。現代の私達も同様であり、大変興味深く感じる。  アマビエの起源は文化二年(1805年)の赤痢流行時の「神社姫(悪魚)」 だという。SNSで賑わせた愛らしさもあるアマビエの姿とは異なり、人魚 のような姿は同じだが、角が二本あり、表情も険しい。年月が経ち、疫病が 流行する度にバリエーションを変えていき、瓦版の定番となっていった。  著者は、あとがきで本書を書いた動機について、どこかで展示されている アマビエを見て、この世界的な悲劇を思い返せるきっかけになればと思い、 筆を執ったと述べている。「そういえば、SNSで見た覚えがあった」とア マビエの存在を懐かしく感じられる日が来るように、一日も早く新型コロナ ウイルス感染症が終息することを祈るばかりである。(さこう よしこ) ━━━━━━━━━━━━━━━ ★過去の気になる一冊はこちら★ ━━━━━━━━━━━━━━━ https://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru ┌◇┐━━━━━━━━━━ ◇5◇ ◆編 集 後 記  └◇┘━━━━━━━━━━  香港では、昨年、政治活動や言論統制するための香港国家安全維持法が施 行されました。現在は、この法によって政権転覆や国家安全に危害を加える と香港政府が判断した活動家の書籍を公立図書館の蔵書から撤去し、閲覧・ 貸出を停止しているとのことです。(2021年6月30日、日本経済新聞朝刊)  当館所蔵資料の『図書館戦争』(有川浩著)ではないですが、図書館の設 置主体である政府(国)や地方政府(自治体)によって、公立図書館の資料 提供の自由が影響される現実の出来事に、何とも重い気持ちになりました。  さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良 県立図書情報館通信」第389号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第390号は9月15日(水)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/  ◎「まぐまぐ」では、無料メールマガジンに登録された読者のみなさんに、 旬な情報や面白いメルマガをお伝えするオフィシャルメルマガ「まぐまぐニ ュース」を無料でお届けしています。配信が不要の場合は、こちらから解除 できます。  http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご 覧ください。  http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。  https://www.library.pref.nara.jp/libinfonara ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm 【 当館のSNSもご覧ください 】 〇インスタグラム https://www.instagram.com/nara_prefectural_library/ 〇フェイスブック https://m.facebook.com/library.pref.nara.jp 〇ツイッター https://twitter.com/library_nara ○note https://note.com/nara_preflibrary ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏ 奈良県立図書情報館 ┏ 〒630-8135  ┏ 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┏ TEL 0742-34-2111 FAX 0742-34-2777 ┏ URL https://www.library.pref.nara.jp ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏