━━━━━━━━━━━━━━━━━   Lib Info NARA   −奈良県立図書情報館通信− ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2021.2.15  No.376 ■2月の休館日→15〜19日、22日、26日 □休館日  月曜日(祝日・振替休日にあたるときは、その次の平日)  毎月月末(土・日・月曜にあたるときは、その前の平日)  臨時休館(2月16日〜2月19日:館内工事のため) ※今年は当館において奈良税務署確定申告期前・事前相談会場は開設されま せん。お問合せは奈良税務署(電話0742-26-1201)へ。 ★★利用についてのお願い★★ ■感染「予防」へのお願い ○来館の際にはマスクを着用するなど、咳エチケットにご協力ください。 ○ご利用時にはこまめな手洗い、消毒液での手指の消毒をお願いします。 ○他の人との距離を十分に取っていただくようにご協力をお願いいたします 。 ○下記の症状がある方、あてはまる点がある方は来館利用をご遠慮ください 。 ・風邪の症状(くしゃみや咳が出る)や、熱がある方 ・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさがある方 ・咳、痰、胸部不快感のある方 ・同居家族や身近な知人に感染疑いのある方 ・その他、新型コロナウイルス感染症の症状がある方 ★以下のページもご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/news/3362 ━━━━━━━━━━━   M E N U   ━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃1┃トピックス◆2月後半のイベント ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃2┃館長連載「図書情報の文化史」 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃3┃図書情報館からのお知らせ ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃4┃図書館員の気になる一冊 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┏━┓ ┃5┃編集後記 ┗━╋━━━━━━━━━━━━━━ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇トピックス◆2月後半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━ ■映像作家・保山耕一氏作品 常設上映          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 映像作家・保山耕一氏が綴る映像詩『奈良、時の雫(しずく)』からセレク トした作品を月替わりで常設上映します。 □2月・3月の作品「映像詩、藤原不比等」 □上映期間:3月30日(火)まで □正面玄関前 ※映像は、開館時間中リピート再生(上映時間約34分) ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3510 ■声に出して読んで味わう読書会2021【満席】  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 声に出して本を読んで、言葉のもつ、響き、独特のリズム舌触りなどを楽し み、内容について感じたことを話し合ってみる読書会形式のイベントです。 参加者と一緒に一冊の本を出発点とし、音読することで物語が目の前に立ち 上がっていく快感や驚きを体感します。 □2月23日(火・祝)18:00〜19:50 □1階交流ホール □ファシリテーター:小栗一紅氏(劇作家・俳優・整体師) □取り上げる本:『椿の海の記』(石牟礼道子/河出文庫) □定員等:15名(先着順)・無料・要申込 ※取り上げる本『椿の海の記』を購入のうえ、ご参加ください。 ※各回の終了翌日から、次回の参加申し込みを受け付けます。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3511 ■奈良県里親会 第2回スキルアップ研修  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ □2月27日(土)13:30〜16:30(開場13:00) □1階交流ホール □第一部 講演「親子の関わりの在り方を考える〜子どものこころを育むア タッチメント〜」 講師:大阪母子医療センター 子どものこころの診療科 主任部長 小杉恵 □第二部 座談会「里親の暮らし」 小杉恵先生と里親が子育てについて語ります。 □定員80人(先着順・要申込) ※託児の申込は定員に達したため、募集を終了しました。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3467 ■イベント等の中止について  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2月中の下記のイベント等は、中止とさせていただきます。 □ITサポートデイ ■新着図書情報(月に1度更新!) ★詳細はこちら★ https://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受け付けています。 ★詳細はこちら★ https://www.library.pref.nara.jp/guide_payroom/request ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇ 館長連載 └◇┘「図書情報の文化史」素描編    ━━━━━━━━━━━━━━ 第376回 折口信夫『死者の書』(40)           館長 千田 稔  一応も『死者の書』の概容を記したが、その主題とは何か。『死者の書』 を折口が創作する前に『神の嫁』という小説を書いているが未完である。『 神の嫁』を読むと、確かに『死者の書』に似た物語の展開となっている。『 神の嫁』では、「この婆」の語りという方法をとっている、語り部である。 『死者の書』にも語り部が登場しているが、語り手は折口自身という形式で ある。しかし、その事は、たいした問題ではない。『神の嫁』の場合も藤原 の横佩(よこはき)の朝臣、つまり藤原豊成の姉姫が、女たちと野遊びに出て 姿を消す話から始まる。  折口にとって『神の嫁』は、古代が研究の主要なテーマである。折口の論 考である「古代生活に見えた恋愛」に「神の嫁」について述べている。 一体、神に仕へる女といふのは、皆「神の嫁」になります。「神の嫁」とい う形で、神に会うて、神のお告げを聴き出すのであります。だから神の妻に なる資格がなければならない。即、処女でなければならない。人妻であって はならない。そこで第三類の処女と言ふものが出来てくる。人妻であっても 、ある時期だけ処女の生活をする。さういふ処女の生活が、吾々の祖先の頭 には、深く這入って居たのであります。  つまり、「神の嫁」というのは、今日のわれわれが知る神社の巫女の古代 的な姿である。(つづく) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇ 図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━ ■学び直し講座「図書館学校」第2期         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  奈良県立図書情報館では、おもに高校時代の教科科目から、今につながる テーマをピックアップして、もう一度学ぶ「図書館学校」を開校します。 ※新型コロナウイルス感染症の影響による情勢の変化を鑑み、内容の変更や 延期、中止になる場合もあります。 □参加資料費 1科目 各500円 □会場 1階交流ホール 〇申込番号:3 社会(2):3月2日(火)13:30〜15:00 「経済発展の歴史と未来」 井阪 秀高 氏(有限会社カルチベート代表取締役社長) 〇申込番号:4  理科:3月5日(金)10:00〜11:30 「物理を科学史的に眺める」 伏見 敦 氏 〇申込番号:5 社会(1):3月12日(金)13:30〜15:00 「花かたにやく“なら火鉢”考」 今尾 文昭 氏(前奈良県立橿原考古学研究所調査課長、関西大学非常勤講師 ) ※申込番号ごとに申込フォームがあります。 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/event/3503 https://www.library.pref.nara.jp/event/3504 https://www.library.pref.nara.jp/event/3505 ■図書館劇場15第5幕  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 図書情報館では、千田稔館長の公開講座を「図書館劇場」と銘打ち、平成18 年度以来、連続講座を開催しております。なお、本公開講座は、奇数月の第 4日曜日の13:00〜16:00に開催します。 □3月28日(日)13:30〜(開場12:30) □1階交流ホール プログラム ・映像詩 保山 耕一(映像作家) ・講演1 「『日本書紀』 その後の読まれ方(その3) 津田左右吉の場合」 千田 稔(当館館長) ・朗読  都築 由美 ・講演2 内田 忠賢(奈良女子大学 教授) □参加料500円(当日受付にてお支払いください。) □定員70人(要申込) ※2月25日(木)9:00より申込開始 ★(^−^)ノ★資料展示★★★★★★ ■観光地・奈良の姿 ―明治・大正・昭和初期の観光旅行をたどる―  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 明治維新後、廃仏毀釈の影響により寺院が大きな打撃を受け、寺社の都でも あった奈良の町は衰退を極めました。しかし、その壊滅的な状況から復興し 、奈良県が日本を代表する観光地に数えられるまでの基礎が築かれた明治時 代に遡り近代観光の変遷を、昭和初期まで当館が所蔵する資料とともに振り 返ります。 □2月20日(土)〜3月30日(火) □3階ブリッジ ■第56回戦争体験文庫資料展示<開催中> 昭和13年の第3機関銃中隊(2) 〜部隊陣中日誌から  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 当文庫には、歩兵第38連隊に属した第3機関銃中隊の公式記録ともいうべき 、陣中日誌が昭和13年に3か月分残っています。日中戦争開始間もないころ 、戦地における部隊を取り巻く情勢はどのようなものであったかを、本資料 から読み解きます。 □5月27日(木)まで □3階戦争体験文庫展示スペース ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/collection_sentai/exhibition ★(^o^)ノ★企画展示★★★★★★★ ■奈良県里親会 里親啓発写真展 「ともに、くらす」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 里親家庭は特別なものではなく、普通の家庭。普通の日常があります。そん な里親家庭を写真家「キトキ」が撮影し、作品として展示します。 □2月20日(土)〜2月28日(日) □2階エントランス □奈良県里親会 ★詳細は以下のページをご覧ください。 https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3468 ■JICA海外協力隊によるエジプトの生活・文化紹介展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ エジプトに派遣されていたJICA海外協力隊OB・OGが撮影した写真を用いて、 現代のエジプトの人々の暮らしが見えるパネルを展示します。 □2月20日(土)〜3月14日(日) □2階カフェ横 □JICA関西 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇ 図書館員の気になる一冊(364) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━ 『ほんのちょっと当事者』 青山ゆみこ 著 ミシマ社 2019.12  「当事者」とは誰でしょうか?  障害や病気、貧困などを抱えた人、あるいはその家族でしょうか?  著者は、そんな「大文字の困りごと」だけでなく、口には出せない「もや もや」や、ふと感じる生きづらさなど、「小文字の困りごと」を抱えた人も 「当事者」ではないか、という疑問から本書を書き始めたそうです。  著者は、日常生活には差し障りない程度の難聴でしたが、自らを障害者と は思わずに生きてきました。しかし、手話教室に参加した際に障害者として 扱われたことをきっかけに、誰でも「当事者」になりうると気づくと同時に 、これまでの人生での「小文字の困りごと」が、実はその問題の「当事者」 としての経験だったと自覚していったのです。  『「生きる」ということは、「なにかの当事者になる」こと』だと著者は 言います。「女だから」「男だから」と差別的な言葉が投げかけられたり、 健常者と障害者を線引きしてしまう自分の意識など、自分自身がすでにその 問題の「当事者」であると気づけたとき、その問題を自分事として捉えられ るようになります。  コロナ禍の現在、誰しも患者や濃厚接触者としていつ「当事者」になるか わかりません。タイトルのように「ちょっとだけ」でも、自分は当事者だと 思って行動してみるだけで、「当事者」の気持ちが想像できますし、いざと いう時の心構えもできます。そんな想像力が広がれば、誰にとっても生きや すい世の中に変わっていくのではないでしょうか。(かとう ゆみ) ━━━━━━━━━━━━━━━ ★過去の気になる一冊はこちら★ ━━━━━━━━━━━━━━━ https://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru ┌◇┐━━━━━━━━━━ ◇5◇ ◆編 集 後 記  └◇┘━━━━━━━━━━  緊急事態宣言が2月7日から、さらに延長されました。これから、春に向け てコロナウイルス感染拡大が徐々に終息していくことを願っています。皆さ まもご注意ください。  さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良 県立図書情報館通信」第376号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第377号は3月1日(月)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/  ◎「まぐまぐ」では、無料メールマガジンに登録された読者のみなさんに、 旬な情報や面白いメルマガをお伝えするオフィシャルメルマガ「まぐまぐニ ュース」を無料でお届けしています。配信が不要の場合は、こちらから解除 できます。  http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご 覧ください。  http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。  https://www.library.pref.nara.jp/libinfonara ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm 【 当館のSNSもご覧ください 】 〇インスタグラム https://www.instagram.com/nara_prefectural_library/ 〇フェイスブック https://m.facebook.com/library.pref.nara.jp 〇ツイッター https://twitter.com/library_nara ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏ 奈良県立図書情報館 ┏ 〒630-8135  ┏ 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┏ TEL 0742-34-2111 FAX 0742-34-2777 ┏ URL https://www.library.pref.nara.jp ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏