┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃----------------------------------------------------------┃ ┃  ☆Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信− ┃ ┃----------------------------------------------------------┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛                               2019.3.1  No.329 ■3月の休館日→4日、11日、18日、25日、29日 □休館日  月曜日(祝日・振替休日にあたるときは、その次の平日)  毎月月末(土・日・月曜にあたるときは、その前の平日)            ┼───────────┼  ┌─────────┤  M E N U  ├─────────┐  │         ┼───────────┼         │  ├○┏━┓                           │  │ ┃1┃トピックス◆3月前半のイベント            │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃2┃館長連載「図書情報の文化史」             │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃3┃図書情報館からのお知らせ               │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃4┃図書館員の気になる一冊                │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃5┃編集後記                       │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │                               │  └───────────────────────────────┘            ∩∩   ∩∩ ∩∩                ♪〜(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p 〜♪ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇  ◆トピックス◆3月前半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■映像作家・保山耕一氏の作品 常設上映          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 映像作家・保山耕一氏が綴る映像詩『奈良、時の雫(しずく)』からセレク トした作品を月替わりで常設上映する企画。 3月の映像 テーマ 「大和の春」 3月31日(日)まで ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/gallery/2914 ■医療・健康相談  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 済生会奈良病院、瀬川雅数院長による医療・健康相談です。気になる体のこ と、病気のこと、薬のことなどご相談ください。  □3月2日(土)13:00〜15:00  □3階グループ研修室 □申込不要・受付順【先着6名程度】・無料 12:30からグループ研修室前にて番号札を発行します。相談は番号札の 順番とさせていただきます。 ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/consultation/2905 ■法務無料相談会&知識セミナー  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 気になる法律問題について、行政書士・社会保険労務士が専門家の立場から アドバイスする無料相談会を開催します。秘密厳守です。お気軽にご相談く ださい。 □3月3日(日)13:30〜17:00 □第1部13:30〜 知識セミナー   「働き方改革関連の法改正点」 講師 小野啓一氏(社会保険労務士) 内容 少子高齢化による労働力人口の減少に伴い、働き手を増やす必要があ ることを踏まえて、国を挙げて働き方改革を実行しています。 平成31年4月以降順次労働法の改正が行われます。労働時間、休日、休暇 に関することを中心にお話しします。                                           第2部15:00〜 無料相談会 ※受付順【先着10名程度】 ※会場で13時から整理券を発行します。 ※相談員は行政書士と社会保険労務士です。税務相談はできません。 □1階交流ホール □申込不要・無料。直接会場にお越しください。 ★申込み方法など詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/consultation/2909 ■こども図書室  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ オープン中はいつでも自由に本が読めます。時間中、地域のボランティアの 方々による「読み聞かせ」と「紙芝居」もあります。 □3月9日(土)13:00〜16:00 □2階授乳室奥 ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/event/2633 ■図書館寄席「花鹿乃芸亭(はなしかのうんてい)」 第50回記念 〜新作落語競演会〜     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 近世以来の伝統的話芸であり世相や風俗の宝庫でもある落語を、図書館で楽 しむことができる「花鹿乃芸亭」! 奈良県出身の落語家 桂文鹿(かつらぶんろく)さんプロデュース。今回は 、第50回記念です。 □3月9日(土)開演13:30(開場12:30) □1階交流ホール □プログラム・出演者 笑福亭智丸「キネマ旬烹」 桂文鹿「カラクゴボックス」 笑福亭仁智(上方落語協会会長)「お楽しみ」 笑福亭たま「お楽しみ」 桂文鹿「大茶盛り」   三味線 花登益子 □参加料 1名1,000円(中学生以下500円) □要申込・定員200名 ◆満席につき受付は終了しました◆   ★申込み方法など詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/event/2875 ■ITサポーターズによる「ITサポートデイ」  ★詳細はこちら★   └→http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html ■新着図書情報(月に1度更新!)  ★詳細はこちら★   └→http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受け付けています。県立図書情報館ホームページの  有料施設利用案内のページをご覧ください。  ★詳細はこちら★   └→http://www.library.pref.nara.jp/guide_payroom/info ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇  ◆館長連載「図書情報の文化史」素描編      └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第329回 和辻哲郎『日本古代文化』(15) 館長 千田 稔 和辻の邪馬台国論の中心的な根拠は、銅鉾・銅剣文化圏と銅鐸文化圏の対立 であることについては、すでにふれた。それも今日の考古学的な知見ではそ んなに単純な図式が描かれないことは、常識的な次元となっている。  ただ、和辻は、神話の用語を使って北九州から大和への国譲りと解釈した 。和辻の論拠とは異なっても、九州の伊都国から東にと向かい、大和地方に 倭国の都、すなわち卑弥呼の居するところができたという考えは今でもある 。それなりにその理由がある。それは、北九州の志賀島で「漢委奴国王印」 という金印がたまたま発見され、この地に中国の漢の皇帝からあたえられた もので、倭国の政治的な中心とみなされたからであると解釈された。  金印の発見とともに、弥生時代の鉄器が多量に発見されていたことなど、 弥生時代の文化的優位が「魏志倭人伝」の読み方とあいまって、邪馬台国北 九州説が主張された。ところが、後の邪馬台国論が迷路に入る大きな理由は 、もともとも邪馬台国は九州にあり、古墳時代に大和に移動したという和辻 らの東遷論である。 これは、文献的におかしい。なぜならば「魏志倭人伝」には、東遷論につい ては、一言も書かれていない。むしろ魏の時代には、倭国には二つの中心的 国があったらしいと記す。一つは邪馬台国であり、もう一つは投馬国である 。前者は大和とすると、投馬国は、諸説があるが、出雲であろうと私は思う 。大和と出雲の対立が、国譲り神話に反映している。九州と大和の対立は、 倭人伝の読みからきたものであり、考古学的な実態ではない。                             (つづく) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇  ◆図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★(^−^)★イベントのお知らせ★★★★★★★★ ■知的書評合戦 ビブリオバトル ♯100  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 本好きな人が集まって、それぞれのおすすめの本をPRするビブリオバトル 。今回は第100回を記念し二部構成で開催します。 □3月16日(土)13:30開始(13:00開場) □2階エントランス  第1部 通常のビブリオバトル テーマ:古典  第2部 100回記念エキシビションマッチ(予定) □発表される方は、テーマ「古典」に沿う本をお持ちください。観戦のみの 参加もできます。現在参加申込み受付中です。 ★申込み方法など詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/event/2908 ■大阪ガスpresents「イストワール histoire」 「朗読」ワークショップ3  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 劇作家であり俳優としても活躍する小栗一紅さんによる朗読ワークショップ 。ストレッチや発声、演劇テクニックを使った遊びなどで心身を整え、朗読 について学びます。 □3月17日(日)、4月21日(日)、5月12日(日)、6月16日( 日) □9:45〜12:00(各日とも) □講師 小栗一紅(劇作家・俳優・整体師。朗読劇「みつめればそこに」「 ちひさきもののうた」の作・演出家) □1階交流ホール □参加料 各回2,000円 □内容 簡単なストレッチ・発声・朗読 初めての方でもご参加いただけます □持ち物 動きやすい服装・飲み物・筆記用具 □定員20名(事前申込み必要・先着順) 1回のみの参加も可能です ★お申込み:メール(ogurikazue@yahoo.co.jp)で受付。件名を「朗読WS 」とし、お名前、年齢、参加希望日をご記入ください。 ※3月は定員に達したため募集を終了しました。4月、5月、6月はお申込 み可能です。 ★お問合せ:大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所都市魅力研究室       TEL:06−6205−2366 ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/event/2868 ■図書館劇場13第6幕 「歴史文化を語る」6  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 当館の定番シリーズ、千田館長の公開講座も今年度で13年目となりました 。今年度のテーマは「歴史文化を語る」です。 □3月24日(日)13:00〜16:00(開場12:00) □1階交流ホール プログラム  映像詩 保山耕一(映像作家) ※保山耕一さんは作品映像の提供のみ。登壇はありません。また、保山さん のDVD販売はありません。 講演1 飛鳥以前「歌垣と政治の場」千田稔(当館館長) 朗読   都築由美(フリーアナウンサー) 講演2 少年期の読書は人生を左右する。〜未知の世界に挑戦した人〜 泉森皎(県立橿原考古学研究所特別指導研究員、公益財団法人由良大和古代 文化研究協会業務執行理事)  □参加料 1名500円(当日受付にてお支払いください) □要申込・定員200名(先着順。定員になり次第締め切ります) ★申込み方法など詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/event/2894 ■木の手しごと市  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 当館で3月19日(火)から開催する企画展示「木の手しごと:奈良県立高 等技術専門校家具工芸科修了生展」の関連イベント。現在奈良で活躍中の9 人の参加作家による家具、雑貨を販売します。 □3月30日(土)〜31日(日)10:00〜16:00 □2階エントランス ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/event/2847 ■さくらマルシェ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 図書情報館前を流れる佐保川沿いの桜並木の開花時期に合わせて行うマルシ ェ。季節のおいしいものが並びます。 □3月30日(土)〜31日(日)10:00〜16:00 □東側正面玄関前スペース ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/event/2910 ★(^o^)ノ★企画展示★★★★★★★★ ■ドダウリ村のキルト展                  <開催中>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ネパール東部にある小さな村「ドダウリ村」。この村と交流を重ね、こども や女性の生活を支援してきた国際交流の会とよなか(TIFA)の活動の一つが 「ドダウリ村のキルトプロジェクト」です。ドダウリ村の女性たちによるキ ルト作品を紹介するとともに、会期中の土曜日、日曜日には、作品の販売と ギャラリートークを行います。 □3月3日(日)まで □2階エントランス 【キルトの販売とギャラリートーク】 3月2日(土)、3日(日)  ※ギャラリートークは各日11時、13時、15時開始(約20分)。事 前予約不要。直接展示会場へお越しください。  ※キルトの販売時間は10時〜16時。 ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/gallery/2871 ■建築と職人技展                     <開催中>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良県内の文化遺産建造物の写真および現物の展示を通じて、建築や職人技 に関連する情報を紹介します。 □3月10日(日)まで □2階セミナールーム前 □(公社)日本建築家協会近畿支部奈良地域会 ■野外活動センター紹介パネル展                     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良県立野外活動センターの施設や主催事業、森林環境教育の取り組みなど をパネルで紹介します。 □3月5日(火)〜10日(日) □2階エントランス □奈良県立野外活動センター ■与謝野晶子・寛(鉄幹)からの手紙と藤岡長和 〜五條市・藤岡家住宅に保存されていた文人官僚の軌跡〜  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良県宇智郡(現五條市)出身で内務省の官僚であった藤岡長和は、短歌や 俳句などの文芸に親しみ、与謝野晶子、鉄幹らによる雑誌「明星」にも関わ った文人官僚としても知られます。五條市の登録有形文化財でもある生家・ 藤岡家住宅の調査により明らかになった、氏の交流を示す資料をパネルによ り展示します。 □3月12日(火)〜17日(日) □2階エントランス 【講演とシンポジウム】 □3月17日(日)13:30〜16:00 □1階交流ホール 講演 「石川啄木と藤岡長和の青春時代」太田登(天理大学名誉教授) シンポジウム 川村優理(NPO法人うちのの館[藤岡家住宅管理法人]館長 )、太田登、神野武美(公益社団法人奈良まちづくりセンター理事) ※事前予約不要。直接会場にお越しください。 ■奈良県営水道と県域水道ファシリティマネジメント  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良県の水づくり、市町村の水道資産を含めた、県域全体の水道資産の最適 化を目指す県域水道ファシリティマネジメントについてパネルで紹介します 。 □3月12日(火)〜17日(日) □2階セミナールーム前 □奈良県水道局 ■SDGs(エスディージーズ)ってなあに?JICA海外協力隊編  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs/エスディ ージーズ)」の17の目標に、青年海外協力隊の活動を当てはめて紹介するパ ネル展です。 □3月12日(火)〜28日(木) □2階カフェ横 □JICA関西 ■木の手しごと:奈良県立高等技術専門校家具工芸科修了生展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 奈良県立高等技術専門校家具工芸科修了生で、現在奈良で活躍中の9人によ る作品展。会期中に参加作家の家具や雑貨の販売会「木の手しごと市」も行 います。 □3月19日(火)〜31日(日) □2階エントランス 【木の手しごと市】3月30日(土)、31日(日)10:00〜16:0 0 ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/gallery/2886 ★(^−^)ノ★図書展示★★★★★★★★ ■第51回戦争体験文庫資料展示 昭和8年12月23日「祝皇太子殿下御降誕」の時代     <開催中>             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 今上天皇のご退位により、30年間続いた平成の世は幕を閉じようとしてい ます。平成の間は12月23日が天皇誕生日として国民の祝日になっていま したが、お生まれになったのは昭和8(1933)年です。その頃はどんな 時代であったかを、今振り返ります。 □4月25日(木)まで □3階戦争体験文庫コーナー ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/collection_sentai/exhibition ■Carpe diem(カルペ・ディエム)〜今そこにある未来〜   <開催中>                            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 平成を振り返るのではなく新たなスタートと捉え、ラテン詩人ホラティウス のことば、Carpe diem(その日を摘め/今を楽しめ)をキーワードに、今と いう時代、近い未来に関する資料を展示します。 □4月7日(日)まで □3階ブリッジ ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/gallery/2916 ■言葉の贈り物                   <開催中>   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 春は出会いと別れの季節。当館の司書6人がそれぞれ誰かに贈る言葉を考え 、その言葉をキーワードにした図書を展示します。 □3月28日(木)まで □2階情報資料コーナー ★詳細は以下のページをご覧ください! http://www.library.pref.nara.jp/gallery/2906 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇  ◆図書館員の気になる一冊(219)  └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版』 くどうれいん著 BOOKNERD 2018.8 心を揺さぶられる出来事に遭遇した時、人はどのようにして気持ちを落ち着 かせるのでしょうか。感情の針が大きくプラスに振れれば地に足がつかなく なり、逆にマイナスに振れれば心が闇に包まれてしまいます。それでも時間 は刻々と過ぎ生活は続いてゆくわけで、日常を過ごすために私たちはニュー トラルな状態に立ち戻らねばなりません。 自分が起点に帰ることのできる心のよりどころ、趣味だけにとどまらない何 か。園芸、楽器、掃除など人それぞれに違った自分への戻り方を持ち得ます が、著者にとってそれは料理であり、たとえ「ながい恋を終わらせても」菜 箸を握り続けます。 収載されているエッセイは、著者が大学4年生の時に俳句のウェブマガジン に連載していたもので、たとえば「てんと虫よ星屑背負うほどの罪はなに」 など、各エッセイのタイトルが俳句になっています。そこに綴られる身近な 出来事は、多少風変わりな人たちが登場するものの、それほど珍しいもので はありません。その日常をありきたりでない特別なものにしているのは、歌 人であり作詞も手がける著者の豊富な語彙と、高校時代に全国文芸コンクー ル3部門(小説・詩・短歌)で優秀賞を受賞した表現力。そして必ず登場す る料理の記述が、情景に奥行きを持たせています。その描写は時に豪快で、 小気味よい文章と相まって心地よく、思わず吹き出してしまうこともしばし ば。しかし読み進めるにつれて気づかされるのは、著者が実はとても繊細な 心の持ち主であることです。 薪風呂に黒電話という「ものすごい田舎」にある祖母の家で育った著者は、 やがて祖母の認知症に直面します。自分のことを忘れられてしまいショック で涙してしまうものの、事実を見つめる著者の視線は、料理を支えにして冷 静さを取り戻します。かつて給食のおばちゃんだった祖母がラディッシュの 酢漬けの作り方を覚えていたことをきっかけに、“老い”を「恐ろしく切な くかなしいこと」としながらも肯定的に受け止め、自らの人生の先に思いを はせるのです。「忘却の巨大なひかりに呑みこまれたとき、それでもわたし が語りつづけることはいったい何だろう」と。 改訂版である本書は、社会人になってからのエピソードや対談などを加えて 再編集されたもので、著者の魅力ある人柄がさらにわかる内容となっていま す。散文家としても大きな才能を感じさせる著者の、今後の作品が楽しみで す。 (なかにし げん) ┌─────────────┐ ▼▼▼▼▼│過去の気になる一冊はこちら│▼▼▼▼▼ └─────────────┘ http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇5◇  ◆編 集 後 記 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3月に入り、日の出時刻はひと月前と比べて30分ほど早くなりました。毎 日少しずつ日が延び、季節が進んでいることが感じられます。 当館東側の正面入口で常設上映中の映像作家・保山耕一氏の映像詩は、今期 「大和の春」を上映します。月末まで佐保川や大和三山の美しい春景をご覧 いただけます。ぜひ図書情報館へお運びください。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県 立図書情報館通信」第329号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第330号は3月15日(金)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/  ◎「まぐまぐ」では、無料メールマガジンに登録された読者のみなさんに、 旬な情報や面白いメルマガをお伝えするオフィシャルメルマガ「まぐまぐニ ュース」を無料でお届けしています。配信が不要の場合は、こちらから解除 できます。  http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご 覧ください。  http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。  http://www.library.pref.nara.jp/libinfonara ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇      http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏ 奈良県立図書情報館 ┏┏  〒630-8135 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┏   TEL 0742-34-2111 FAX 0742-34-2777 ┌   HP http://www.library.pref.nara.jp ┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌