┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃----------------------------------------------------------┃  _┃  ☆Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信  ┃_  \┃----------------------------------------------------------┃/  /┗┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯┛\   ̄ ̄                              ̄ ̄          2015.1.15  No.230    ■1月の休館日→19日、26日、30日    □休館日     月曜日(祝日・振替休日にあたるときは、その次の平日)     毎月月末(土・日・月曜にあたるときは、その前の平日)            ┼───────────┼  ┌─────────┤  M E N U  ├─────────┐  │         ┼───────────┼         │  ├○┏━┓                           │  │ ┃1┃トピックス◆1月後半のイベント            │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃2┃館長連載「図書情報の文化史」             │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃3┃図書情報館からのお知らせ               │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃4┃図書館員の気になる一冊                │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃5┃図書情報館−職員だより                │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃6┃編集後記                       │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○                              │  └───────────────────────────────┘            ∩∩♪〜 ∩∩ ∩∩                ♪〜(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p 〜♪ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇  ◆トピックス◆1月後半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■知的書評合戦ビブリオバトル#50  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  2011年3月からスタートした図書情報館でのビブリオバトルも、とう  とう50回目! 継続は力なり。これまでたくさんの人が発表し、色々な  本が紹介されてきました。  50回記念となる今回のテーマはズバリ「歴史」。  図書情報館では、ビブリオバトル50回の歴史を振り返る展示も行います。  お楽しみに!  □1月17日(土)13:30〜(開場13:00)  □2階メインエントランス  □発表される方は、テーマ「歴史」に沿う本をお持ちください!   参加無料、観戦のみの参加もできます。参加申込み受付中!  ★申込み方法   当館ホームページ「申込フォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/1428   メール(wsts@library.pref.nara.jp)へ参加希望(発表か観覧のみか)   とお名前を明記してお申し込みください。 ■中小企業診断士による 体験セミナー&無料経営相談会  体験セミナー「思考プロセスを『見える化』しよう」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  国家資格の経営コンサルタント、中小企業診断士による「体験セミナー」  と無料の「経営相談会」を開催します。  体験セミナー「思考プロセスを『見える化』しよう」は、学校や会社など  あらゆる場面で役に立つ内容です。興味のある方はぜひご参加を!  □2015年1月17日(土)   体験セミナー「思考プロセスを『見える化』しよう」   13:00〜16:00(受付12:30〜)  □1階交流ホール  □先着20名、無料  ★★★セミナー申込み方法★★★   当館のホームページ「申込みフォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/1369   FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、   来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け付けます。   ○郵便番号・住所 ○お名前 ○電話番号・FAX番号   ○「思考プロセス参加申込み」とご記入の上、お申込み下さい。  ★無料経営相談会――――――――――――――――――――――  □1月17日(土)13:00〜18:00  □1階交流ホール  □先着4名程度、無料  ★★★経営相談申込み方法★★★   下記アドレスの画面から必要事項を入力してください。   折り返し、ご返事を差し上げます。   http://goo.gl/B7QtBB ■医療・健康相談会  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  済生会奈良病院、瀬川病院長による医療・健康相談です。  気になる体のこと、病気のこと、薬のこと等、ご相談ください。  □1月17日(土)13:00〜15:00  □3階グループ研修室  ★申込不要、先着順、無料。  ★12:30からグループ研修室前にて番号札を発行いたします。   相談は番号札の順番でお願いします。(先着8名程度) ■法務無料相談会&知識セミナー  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  気になる法律問題について、行政書士・社会保険労務士が専門家の立場か  らアドバイスする無料相談会を開催します。  ※相談員は行政書士と社会保険労務士です。  秘密厳守です。お気軽にご相談ください。  □1月18日(日)13:30〜17:00          (受付:13:00〜16:30)  □1階交流ホール  □第1部13:30〜知識セミナー「年金と税金」            講師:社会保険労務士 小野啓一氏   第2部15:00〜無料相談会(受付順・先着12名程度)            会場で13時から整理券を発行します。  □申込み不要、無料(当日、直接会場にお越しください。) ■奈良県司法書士会による『法律講座&無料相談会』  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  図書情報館では、奈良県司法書士会と協力して、無料の法律相談会を毎月  開催しています。相談会に先立ち、司法書士による「法律講座」も開催。  ぜひご参加ください!  ◆1月の法律講座「司法書士が見た山林の風景」    講師:司法書士 倉本 守氏  山林・林業にたずさわる人びととのかかわりで知った、山林にかかる法律  などについてお話しします。  □1月24日(土)13:30〜17:00  □1階交流ホール  □第1部 13:30〜法律講座「司法書士が見た山林の風景」   第2部 15:00〜無料相談会(先着8名程度)  □1F交流ホール  □申込不要、予約不可。  ※無料相談会については、13時から整理券を配布します。 ■図書館劇場9『奈良・大和の群像』第5幕  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  当館の人気シリーズ、千田稔館長公開講座。古代〜近代の奈良ゆかりの人  物に焦点をあてる「奈良・大和の群像」5回目。  □1月25日(日)13:00〜16:00(開場12:00)  □1階交流ホール  □プログラム   講座1「行基と忍性」千田 稔(当館館長)   朗読  岡本彰夫著『大和古物拾遺』より「筒井順慶」       都築由美氏(アナウンサー)   講座2「順慶と筒井城」山川 均氏(大和郡山市教育委員会主任)  □参加料:1名500円(当日受付にてお支払い下さい。)  ★申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/1406、往復はがき、   FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、   電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け   付けます。   ○郵便番号・住所 ○お名前 ○電話番号・FAX番号   「図書館劇場9第5幕申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2   名参加」と明記して下さい。)   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇  ◆館長連載「図書情報の文化史」素描編 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  第230回 新井白石『西洋紀聞』(12)      館長 千田 稔  日本に来た理由について、シドッチは、次のように答えた。 「もし此国のごとくならむには、其民なにを苦しみてか、其君を万里の外に はもとむべき。我今こゝに来れるは、此寃を雪(すすが)られて国禁を開か れん事、チイナ・スイヤムのごとくならむ事を、望(み)請ひ申さむがため 也といふ」。シドッチの答えは、日本を褒め称える外交辞令を言いながらも、 布教が主たる目的であったことは、言うまでもない。「日本という国のよう であれば、この国の民は何を苦しむことがあろうか、あるいは君主を国外の 遠いところに求むべき理由があろうか。自分がこの国に、やってきたのは、 キリスト教に対するぬれぎぬを改め、キリスト教を禁止するという日本の国 の禁令をやめて、支那やシャム(タイ)のような国になることを、請い望む ことを申し上げるためである」と白石に返答したのである。  白石はシドッチの言葉を聞いて、自分の思いを以下のように書き留めてい る。 「自分が思うに、国について論じることは、面積の大小、中心地から遠い、 近いによるものではないことは正論である。国を誤らせるのは、宗教ではな く、人によるとするのも、理にあったことである」として、シドッチの考え を認めるが、しかし、以下において、白石の思想的根幹とする朱子学とは異 なると反論に転ずる。 「されどまた其教とする所は、天主を以て、天を生じ、地を生じ、万物を生 ずる所の大君大父とす。我に父ありて愛せず。我に君ありて敬せず。猶これ を不孝不忠とす。いはんや、その大君大父につかふる事、其愛敬を尽さずと いふ事なかるべし」と。つまり天子は上帝を、臣は君を、子は父を、妻は夫 を天としつかえて義となすのであるから、それぞれがつかえる天以外に別の 天につかえると、二尊を生じて、社会秩序を乱すという。              (つづく) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇  ◆図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★(*ゝ(ェ)・)ノ★イベント参加者募集中★★★★★★★★ ■図書館寄席「花鹿乃芸亭(はなしかのうんてい)」第30回  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  近世以来の伝統的話芸であり、世相や風俗の宝庫でもある落語を、図書館  で楽しむことができる「花鹿乃芸亭」!  奈良県出身の落語家 桂文鹿(かつらぶんろく)さんプロデュースです。  30回記念の特別企画は、笑福亭鶴志さんによる大ネタ「一人酒盛」です。  お楽しみに♪  □2月7日(土)13:30〜(開場12:30)  □1階交流ホール  □プログラム・出演者   桂華紋「二人ぐせ」、桂文鹿「上方落語協会柔道部」、   ★30回記念特別企画  笑福亭鶴志「一人酒盛」   中入り、8分トーク、桂文鹿「祝いの壺」   ※三味線 花登益子  □参加料:1名1,000円(中学生以下500円)   ※当日受付にてお支払いください。  ★申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/1418   FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、   電話(0742-34-2111)、往復ハガキ、来館(2F貸出・返却カウンタ   ー)にて受け付けます。   ○郵便番号・住所 ○お名前 ○電話番号・FAX番号   「花鹿乃芸亭第30回申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2   名参加」と明記下さい。)   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■『大和の野菜いろはカルタ』榎森彰子展 開催記念プレイベント  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  画家の榎森さんが奈良の野菜たちを描き始めたのは今から13年前。  「清澄の里 粟」のオーナー三浦雅之さんと知り合ったことがきっかけで  した。今回、2月10日(火)から開催する企画展「『大和の野菜いろは  カルタ』榎森彰子展」に先駈けて、榎森彰子さんと三浦雅之オーナーとの  トークセッションを開催します!  □2月7日(土)18時〜  □啓林堂書店奈良三条店 (奈良市三条町497−1)   JR奈良駅正面・三条通りをあがってすぐ右手  □トークセッション   榎森彰子(画家)× 三浦雅之(「清澄の里 粟」オーナー)   聞き手:倉橋みどり(俳人、編集者、文筆家)  □先着50人、参加無料  ★申込み方法   啓林堂書店奈良三条店へ来店、または、電話にてお申し込みください。   TEL 0742-24-0810 ※かけ間違いの無いようご注意ください。 ★(*ゝ(ェ)・)ノ★企画展示★★★★★★★★ ■タウン誌「うぶすな」連載イラスト原画展vol.2   坂田武嗣『風景の記憶』  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  独特な色彩とタッチで多くの人々を魅了している、坂田武嗣氏の原画展。  タウン誌「うぶすな」にて2010年1月〜2014年9月まで連載され  たイラストの原画55点を展示しています。  □〜1月18日(日)まで  □2階エントランスホール ■NIE展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  NIE(Newspaper In Education)は、学校教育  で新聞を教材として活用する活動です。展示では、NIEを紹介するパネ  ルや、実際に県内の学校で行われている取り組みを紹介するパネルを展示  しています。  □〜1月18日(日)まで  □2階セミナールーム横  □主催:奈良県NIE推進協議会 ■ビブリオバトル50回開催記念企画展   「ビブリオバトル50回を振り返る」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  第1回からのフライヤーや開催の様子をパネルでご紹介。プラス、これま  で登場した本を一堂に展示します!(未所蔵のものは除く)  各回のテーマと登場した本、チャンプ本から、どんなバトルだったのか、  あれこれ想像するのも楽しいですよ!   □1月14日(水)〜1月29日(木)  □2階情報資料スペース ■図書情報館ITサポーターズ企画展Vol.8  「ならの水とくらし(大和川水系・吉野川水系)」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  年1回開催のITサポーターズのメンバーによる企画展です。今回は「な  らの水とくらし」をテーマに、奈良県の川のなかから大和川水系と吉野川  水系について取りあげます。展示をご覧いただき、ぜひ現地にもお運びく  ださい。  □1月20日(火)〜2月1日(日)  □2階エントランスホール ■『大和の野菜いろはカルタ』榎森彰子展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  「大和野菜」は最近でこそファーマーズマーケットなどで手に入りやすく  なりましたが、5年ほど前まではほとんど市場に出回ることがなく、農家  などの庭の片隅で家族のためだけに作られてきた、いわば“知る人ぞ知る  存在”でした。  画家の榎森彰子さんは、今から13年前、あるきっかけから大和野菜に魅  せられ、以降、奈良の農家を訪ね歩いて出合った“野菜のモデル”たちを  描き続けてきました。  今回の展示では、榎森さんの新作「大和野菜のいろはカルタ」を中心に、  大和の野菜の種類や野菜マップなどもご紹介します。  □2月10日(火)〜3月1日(日)  □2階セミナールーム横  ★2月7日(土)には開催記念プレイベントも開催します!   詳しくは http://www.library.pref.nara.jp/gallery/1449   をご覧ください。 ★(*ゝ(ェ)・)ノ★図書展示★★★★★★★★ ■「ひとの居場所」を考える200冊  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  1月10〜12日開催の『ひとの居場所をつくるひと』フォーラムに合わ  せた図書展示。フォーラムのゲストやファシリテーターの著書・関連書、  推薦書、ひとの居場所に関する図書、居場所としての空間や住まいに関す  る図書、居場所となる仕事やコミュニティーに関する図書など約200冊  を集めました。  □〜1月31日(土)まで  □2階情報資料スペース ■伝統芸能を学ぶ 〜文楽・歌舞伎・能・狂言〜  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  伝統芸能とは、日本に古くからあった芸術と技能の汎称です。展示では、  日本を代表する伝統芸能、文楽・歌舞伎・能・狂言についての図書など、  約300冊をご紹介します。  □〜3月1日(日)まで  □3階ブリッジ ■戦争体験文庫企画展示  須藤ヨシエ氏の「サイパン島戦争体験記」を読む4  極限の日々から  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  「サイパン島戦争体験記」紹介の最終回。日本軍が壊滅し、ほぼアメリカ  軍の手に落ちたサイパン島。須藤氏たちは、避難壕で息をひそめ、けして  来ることのない日本からの援軍を待ち続けます。その生活は日に日に苦し  いものに。須藤さんの目から見たサイパン戦の模様を描きます。  □〜3月29日(日)まで  □3階戦争体験文庫コーナー  ☆詳細はこちら☆   └→http://www.library.pref.nara.jp/collection_sentai/exhibition ★(*ゝ(ェ)・)ノ★その他のお知らせ★★★★★★★★ ■図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」  ☆詳細はこちら☆   └→http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html ■新着図書情報(月に1度更新!)  ☆詳細はこちら☆   └→http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受付けています。県立図書情報館ホームページの有  料施設設利用案内のページをご覧下さい。  4月1日以降、有料施設使用料が変更になっていますのご留意ください。  ☆詳細はこちら☆   └→http://www.library.pref.nara.jp/guide_payroom/info ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇  ◆図書館員の気になる一冊(125) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『深海:鯨が誘うもうひとつの世界』  藤原義弘監修・写真・文  なかのひろみ構成・文  山と溪谷社 2014.10  深海とは、一般的に植物プランクトンが光合成できる限界とされている水 深200mより深いところを差す。海の95%程度は深海であり、その大部 分が前人未踏の未知の世界となっている。  本書は、生きた深海生物の貴重な姿を見ることができる写真集である。深 海生物学者である著者が撮影した約5万点の写真とJAMSTEC(独立行 政法人海洋研究開発機構)の膨大な調査画像の中から厳選された写真は、ど れも神秘的で、見る者を魅了する。  2013年6月8日、JAMSTECがマッコウクジラの遺骸を相模湾の 水深500mに沈め、クジラの遺骸追跡実験を行った。その結果、カグラザ メ(神楽鮫)や、イタチザメ(鼬鮫)が肉を食む姿や大量のコンゴウアナゴ (金剛穴子)、深海の死骸掃除請負屋とされるムラサキヌタウナギ(紫沼田 鰻)、海の掃除屋オオグソクムシ(大具足虫)、悪食の赤鬼と呼ばれるエゾ イバラガニ(蝦夷茨蟹)などが確認された。通常、深海に沈んだクジラの遺 骸がつくる生態系【鯨骨生物群衆】では、サメなどがすぐに食い荒らしてし まうため、今回のように肉を食む姿を見られることは珍しいという。光のな い闇の中で繰り返される食物連鎖。鯨骨生物群衆では、肉を喰うもの→骨を 喰うもの→腐ったクジラの骨に暮らすもの→鯨骨に集うものがいるというサ イクルが完成されているが、実際に写真で見ることができるのはとても貴重 である。  掲載されている深海生物の中には、とても鮮やかな色をした生物も多数い る。通常ならば、光の届かない暗闇で色が目につくことも無い。鮮やかな色 彩で写された写真の数々に、これが彼らの本当の姿なのか、と驚かされる。  他にも、海底から湧きでる熱水や湧水で見られる生態系【熱水噴出孔生物 群衆・湧水生物群衆】や、海底に沈んだ木材を中心とした生態系【沈木生物 群集】など、実に多彩な生物が写真とともに紹介されている。深海生物の美 しい姿と、最先端の深海情報がわかりやすく解説されているので、是非ご一 読下さい。                   (にしかわ けいこ)        ┌─────────────┐   ▼▼▼▼▼│過去の気になる一冊はこちら│▼▼▼▼▼        └─────────────┘   http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇5◇  ◆図書情報館─職員だより(208) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  そろそろお正月気分もすっかり終わりというところでしょうか。  日本では、お正月から通常の生活にもどるのにも、七草粥、鏡開きなど、 順番にいろいろな行事があります。「はい、今日でお正月は終わり!」では なく、少しずつ日常に戻っていくのが、「日本らしくていいな」と私は感じ ています。  ただ、毎年のことなのに、いつに何をするのかを、つい忘れてしまいます。 先日も、しめ縄をいつはずすのかわからず、実家の母に電話で聞きました。 我が家では13日の晩にはずして、15日の朝にとんどに持っていくとのこ と。実は、インターネットで検索もしてみたのですが、日本全国の風習は実 にさまざまで、関東では7日、関西では15日というおおまかなことはわか りましたが、各家庭によって違いもありますし、インターネットだけで詳細 を知ることはできませんでした。  しめ縄だけでなく、お雑煮についても、同じ奈良県内でも地域や家庭によ って作り方や具材に違いがあります。例年よく話題にあがるので、『大和の 味 改訂版(田中敏子著 奈良新聞社2001年刊)』という本を見てみま した。お雑煮にニンジンを入れるところと入れないところがあったり、山辺 郡の一部では頭芋を入れるなど、様々なお雑煮が紹介されています。この本 は奈良の料理について書かれた本ですが、鏡餅の飾り方や、門松が奈良の一 般家庭から消えてしまったいきさつ、そしてしめ縄をはずす日についても書 かれており、我が家でもあやふやになっていることや、いわれなどを確認す ることができました。とはいえ、各家庭で違うこともありますし、時代と共 に風習も変化しますので、父母、祖父母に聞くに勝るものはありません。  来年のお正月も、きっとまたいろいろ忘れていると思うので、家族の昔話 もまじえて手順を聞いたり、本で知ったことも話したりしながら、にぎやか にお正月行事を味わえればと思っています。    (きたもり あゆみ) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇6◇  ◆編 集 後 記 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 四書五経の一つ『礼記』に「修身斉家治国平天下」とあります。天下を治め るには、まず自分の行いを正しくし、次に家庭をととのえ、次に国家を治め、 そして天下を平和にすべきである、との意味です。 また、孫子の名言に「知彼知己者百戦不殆」があります。彼を知りて己を知 れば、百戦して殆うからず。 どちらも共通しているのは、原点は「自分」であること。まず己を知ること をスタートにしています。自分の立場・取り巻く環境、自分の目標・どうあ りたいか。 自分を客観的に見ることはなかなか難しいものですが、一つの方法として「 見える化」があります。自分を「見える化」する、自分を取り巻く環境を「 見える化」する、自分の目標を「見える化」する。あいまいなものに形を与 えて「見える」状態にすることで現状を正しく把握し、問題を明確にするこ とができます。 当館では17日に中小企業診断士による体験セミナー「思考プロセスを『見 える化』しよう」を開催します。経営にかかわる方だけでなく、あらゆるシ ーンで役立つ思考方法です。興味のある方は参加してみてはいかがでしょう か。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県 立図書情報館通信」第230号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第231号は、2月1日(日)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ◎メールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお願  いします。原則として、返信はいたしませんのでご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/   「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちら  で解除できます。  http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご  覧下さい。  http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。  http://www.library.pref.nara.jp/libinfonara ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇      http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏ 奈良県立図書情報館 ┏┏  〒630-8135 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┏   TEL 0742-34-2111 FAX 0742-34-2777 ┌   MAIL info@library.pref.nara.jp ┌   HP http://www.library.pref.nara.jp ┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌