┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃----------------------------------------------------------┃  _┃  ☆Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信  ┃_  \┃----------------------------------------------------------┃/  /┗┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯┛\   ̄ ̄                              ̄ ̄          2014.3.1  No.209     ■3月の休館日      3日、10日、17日、24日、28日、31日     □毎週月曜が休館日です。     □毎月月末に休館日を設定しています。今月は28日(金)が      月末休館日です。            ┼───────────┼  ┌─────────┤  M E N U  ├─────────┐  │         ┼───────────┼         │  ├○┏━┓                           │  │ ┃1┃トピックス◆3月前半のイベント            │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃2┃館長連載「図書情報の文化史」             │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃3┃図書情報館からのお知らせ               │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃4┃図書館員の気になる一冊                │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃5┃図書情報館−職員だより                │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃6┃編集後記                       │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○                              │  └───────────────────────────────┘            ∩∩♪〜 ∩∩ ∩∩                ♪〜(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p 〜♪ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇  ◆トピックス◆3月前半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■医療・健康相談会  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  済生会奈良病院、瀬川病院長による医療・健康相談です。  気になる体のこと、病気のこと、薬のこと等、ご相談ください。  □3月1日(土)13:00〜15:00  □3階グループ研修室  ★申込不要、先着順、無料。  ★12:30からグループ研修室前にて番号札を発行いたします。   相談は番号札の順番でお願いします。(先着8名程度) ■図書館寄席『花鹿乃芸亭(はなしかのうんてい)」第25回  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  近世以来の伝統的話芸であり、世相や風俗の宝庫でもある落語を、図書館  で楽しむことができる「花鹿乃芸亭」!  奈良県出身の落語家 桂文鹿(かつら ぶんろく)さんプロデュースです。  笑いで冬の寒さも吹き飛ばしましょう!ぜひご参加ください!  □3月1日(土)13:30〜(開場12:30)  □1階交流ホール  □出演者   笑福亭呂竹『始末の極意』、桂文鹿『さわやか航空652便』他1作品、   文鹿がお客様に聞いて戴きたいこの一席→笑福亭たま『鴻池の茶碗』   ※三味線:花登益子  □参加料:1名1,000円(中学生以下500円)。   ※当日受付にてお支払いください。  □先着200名  ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」、   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、   往復ハガキ、電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンタ   ー)にて受付します。   1.郵便番号、住所   2.お名前(ふりがな)   3.電話番号、FAX番号   「花鹿乃芸亭第25回申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2   名参加」と明記下さい。)   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■法務無料相談会&知識セミナー  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  気になる法律問題について、行政書士・社会保険労務士が専門家の立場か  らアドバイスする無料相談会を開催します。  ※相談員は行政書士と社会保険労務士です。  秘密厳守です。お気軽にご相談ください。  □3月2日(日)13:30〜(受付:13:00〜16:30)  □1階交流ホール  □第1部13:30〜15:00 知識セミナー(質疑応答含む)    「2014年 変わる年金」     講師:社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー 小野啓一氏   第2部15:00〜17:00 無料相談会(受付順)      先着12名程度、      会場で13時から整理券を発行します。  □申込み不要、無料(当日、直接会場にお越しください。) ■シゴトヒト3days3−シゴトとヒトの間にあるものを考える3日間−  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  昨年度に引き続き、「シゴトヒト3days3−シゴトとヒトの間にある  ものを考える3日間−」を開催します。  シゴトとヒトを結ぶさまざまなテーマについてゲストを迎え、シゴトとヒ  トの関わりを一緒に語り合い考えます。ゲストから自分と仕事の間にある  想いを語っていただき、ゲスト同士、参加者ともクロストークを行います。  □プレイベント:「狩りをするヒト千松さんを訪ねる」   3月7日(金)16:30〜18:30(開場16:00)、無料  □テーマ「背伸びしないヒト」   3月8日(土)10:00〜18:00(開場9:00)、有料  □テーマ「醸すヒト」   3月9日(日)10:00〜18:00(開場9:00)、有料  ★参加料:1日券…1名1700円、2日間通し券…1名2200円   当日徴収、受付にてお支払いください。  ★先着200名(定員に達し次第締め切ります)    ○現在の募集状況および申込み方法については、当館ホームページをご覧   ください。   http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1124.html   好評につき、3月8日の受付は終了しました。   7日は申込み不要、9日は引き続き申し込み受付中です。   参加をご希望の方はお早めにお申し込みください。 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇  ◆館長連載「図書情報の文化史」素描編 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  第209回『フロイス 日本史』(14)       館長 千田 稔  安土城がいかに、きらびやかな建築であったかは、宣教師たちが驚きをも って記録した様子から理解できる。  信長は、中央の山の頂に宮殿と城を築いたが、その構造と堅固さ、財宝と 華麗さにおいて、それらはヨーロッパのもっとも壮大な城に比肩し得るもの である。事実、それらはきわめて堅固でよくできた高さ六十パルモを越える ―それを上回るものも多かった―石垣のほかに、多くの美しい豪華な邸宅を 内部に有していた。それらにはいずれも金が施されており、人力をもってし てはこれ以上到達し得ないほど清潔で見事な出来栄えを示していた。そして (城の)真中には、彼らが天守と呼ぶ一種の塔があり、我らヨーロッパの塔 よりもはるかに気品かおり壮大な別種の建築である。この塔は七層から成り、 内部、外部ともに驚くほど見事な建築技術によって造営された。  上に「天守」とあるが、安土城の場合「天主」と書く。諸氏がその天主の 復元案を提示しているが、断案というのはない。例えば内藤昌氏は、望楼式 5重7階地下1階で、初重平面は不整形な六角形であるとする。外観は複雑 に入り組んだ屋根が特徴的とし、4・5重は赤瓦の入母屋を被った四方の望 楼がのる姿である。内部は、吹き抜けとする。        (つづく) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇  ◆図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★(*ゝ(ェ)・)ノ★参加者募集中★★★★★★★★ ■知的書評合戦ビブリオバトル#39  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  春に向けて緩やかに、しかし確実に季節は移ろいゆく3月。ビブリオバト  ルのテーマはズバリ「三」。数字としての3も興味深く、日本人は三大○  ○など大好きですね。皆さんは「三」と聞いて何を思いますか?  ぜひテーマに沿ったオススメ本を持って、図書情報館にお越しください!    □3月15日(土)13:30〜(開場13:00)  □2階メインエントランス  □発表される方は、テーマ「三」に沿う本をお持ちください!  ※参加無料、観戦のみの参加もできます。参加申込み受付中!  ○申込み方法   当館のホームページ「申込フォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   メール(wsts@library.pref.nara.jp)へ参加希望(発表か観覧のみか)   とお名前を明記してお申し込みください。 ■図書館劇場8 第6幕『奈良・大和の歴史的風景と美術(6)』  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  当館の人気シリーズ、千田稔館長公開講座。  今年度のテーマは「奈良・大和の歴史的風景と美術」です。  図書館劇場は奇数月の第4土曜日に開催しています。  □3月22日(土)13:00〜(開場12:00)  □1階交流ホール  □講演1「日本古代と道教思想−浦島太郎と桃太郎−」      講師:千田稔(当館館長)   朗読:岡部伊都子著 『御伽草子を歩く』より「浦嶋太郎」      都築由美氏(フリーアナウンサー)   講演2「奈良・大和ゆかりの近世絵画」      講師:浅野秀剛氏(大和文華館館長)  □参加料:1名500円(当日受付にてお支払い下さい。)  詳細については  http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2013.html  をご覧下さい。  ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」、   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   往復はがき、FAX(0742-34-2777)、電話(0742-34-2111)、   メール(koen@library.pref.nara.jp)、来館(2F貸出・返却カウン   ター)にて受け付けます。   1.郵便番号、住所   2.お名前(ふりがな)   3.電話番号、FAX番号   「図書館劇場8第6幕申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2   名参加」と明記して下さい。)   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ★(*ゝ(ェ)・)ノ★企画展示★★★★★★★★ ■中国陝西省・韓国忠清南道 写真展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  奈良県は中国陝西省と韓国忠清南道と友好提携を締結しています。  この2つの省道について知っていただくため、中国陝西省と韓国忠清南道  の風景、歴史文化遺産などを写真でご紹介する写真展を開催します。  □3月4日(火)〜3月9日(日)  □2階エントランスホール  ※主催:奈良県国際観光課 ■ちょぼくブック発刊記念イベント 出張「吉野貯木」展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  吉野貯木とは吉野林業の林業地のふもと、吉野川そばの木の集積地のこと。  38軒の木の工場が一所に集まる全国でも珍しい場所です。このたび、3  月29日から「吉野貯木まちあるきガイドブック ちょぼくブック」が無  料配本されるのを記念して図書情報館で発刊記念の展示を行います。  □3月11日(火)〜3月23日(日)  □2階エントランスホール  ※主催:ちょブック製作委員会、吉野ビジターズビューロー、      Re:吉野と暮らす会 ■世界のブックデザイン2012−13  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  2013年3月にドイツライプツィヒで開催された「世界で最も美しい本  コンクール2013」の受賞作14点に、日本、ドイツ、オランダ、スイ  ス、オーストリア、カナダ、中国、ベルギーにて開催された各国コンクー  ルの受賞作を加えたおよそ200冊を展示します。展示では本を実際に手  に取って確かめ、世界最高峰のブックデザインと造本技術を楽しんでいた  だくことができます。  なお、日本におけるこの展示会は、当館と東京(凸版印刷株式会社印刷博  物館)のみの開催です。  ※出版点数が少ないなどの理由で、入手不可能な本があるため、入選作す  べてではありません。また、一部、手にとっていただけない本があります。  □3月11日(火)〜4月20日(日)  □3階ブリッジ  ※主催:奈良県立図書情報館   後援:ドイツ連邦共和国総領事館   特別協力:凸版印刷株式会社印刷博物館   協力:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、      (一社)日本書籍出版協会、(一社)日本印刷産業連合会、      カナダ大使館 他 ★(*ゝ(ェ)・)ノ★図書展示★★★★★★★★ ■百花繚乱 浮世絵GALLERY  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  日本美術の中でも特に人気が高い浮世絵。江戸時代に生きた人々の日常の  生活や風物などが多く描かれ、美人画・役者絵・名所絵など、多くの絵師  がその技を競いました。展示では、浮世絵関連の図書並びに海外所蔵の浮  世絵コレクション、ジャポニスム関連の資料などを併せて紹介しています。  □3月9日(日)まで  □3階ブリッジ ■「仕事・働き方」を考える200冊  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  「シゴトヒト3days3」(3月7日〜3月9日)の開催に合わせて、  仕事や働き方を考える本を展示します。シゴトヒトのゲストやファシリテ  ーターの著書をはじめ、よりよく働くためのヒントになる本や、なぜ働く  のかを考える本、起業や開業の参考になる本、さまざまな職業を知ること  ができる本など約200冊を展示します。  □3月1日(土)〜3月27日(木)  □2階情報資料スペース ■戦争体験文庫企画展示 愛国百人一首を読む  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  かるたを読むシリーズの第4弾。  日本文学報国会が昭和17年11月に、「愛国百人一首」として上古から  近世までの「愛国歌」百首を発表しました。終戦まで3年弱と短い期間な  がらも、異種百人一首として異例の普及を遂げた愛国百人一首についてご  紹介します。  □3月27日(木)まで  □3階戦争体験文庫コーナー  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html ★(*ゝ(ェ)・)ノ★その他のお知らせ★★★★★★★★ ■次回の「奈良県司法書士会による法律講座&無料相談会」は  3月30日(日)開催です!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  図書情報館では、奈良県司法書士会と協力して、無料の法律相談会を毎月  1回開催しています。  相続や遺言、不動産や会社の登記に関する相談、認知症の方や障害をお持  ちの方についての後見の相談、多重債務や破産に関する相談など、様々な  悩みに司法書士がお答えします。  また、無料相談会に先立ち、司法書士による法律講座も開催します。  相談のみ、法律講座のみの参加も可能です。お気軽にご参加ください。  □3月30日(日)13:30〜17:00  □1F交流ホール  □第1部13:30〜15:00 法律講座   第2部15:00〜17:00 無料相談会  □相談は先着8名・受付順(13時から受付にて整理券を配布します。)  ★申込不要(予約不可)、参加無料 ■図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html ■新着図書情報(月に1度更新!)  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ─┬────────────   └→http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受付けています。県立図書情報館ホームページの有  料施設設利用案内のページをご覧下さい。  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇  ◆図書館員の気になる一冊(103) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『時代劇の見方・楽しみ方 時代考証とリアリズム』  大石学・著 吉川弘文館  2013.8  今回ご紹介する本は、近世史の研究者でNHK大河ドラマや映画など多く の作品の時代考証に携わってきた人物が書いた、時代劇の時代考証について の本です。  著者によると、最近はバッサバッサと人を切るチャンバラ主体の時代劇は 衰退し、代わって現代劇とも言える新しい形の時代劇が支持を集めているそ うです。この背景には、江戸時代を「未開で封建」(前近代的)な時代とい う観念から「初期近代」とする観念の根本的転換があったと指摘しています。 たしかにチャンバラが日常茶飯事で(たとえ正義のためでも)人を切り殺し てお咎めも無いというのはおかしな話です。こうした従来の時代劇に対し、 新しい時代劇は登場人物の日常や感情をテーマにし、より現実的な江戸時代 を描写します。  たとえば新しい時代劇では、江戸時代に生きた人々の日常が数多く登場し ます。そこでは、場面のセリフや小道具にいたるまで、細部にわたってチェ ックをおこないます。我々が昔からあると思っている食べ物や、教科書に出 てくる歴史用語でも、同時代に無ければNGとなります。このような場合、 歴史学だけではなく、建築史や風俗史、食物史、被服史等々、多くの研究分 野の成果が必要になるわけです。  また、登場人物の感情や性格についても、実在の人物については、本人や 周囲の人間が残した記録を丹念に調べて人物像が作られます。既に知られた 史料だけでなく、新たに発見された史料の研究成果も踏まえて実像に迫ると のことです。  著者は現在、時代劇を支える学問として「時代考証学」を提起しています。 これは、様々な分野の研究成果を統合した時代考証を基礎づける学問である といいます。今後の時代劇は「時代考証学」の成果によって、主人公や歴史 環境がよりリアルに描かれることになるでしょう。  歴史は誰の前にも開かれています。この本を道標に、時代劇に対して自分 なりの時代考証をしてみるのも面白いのではないでしょうか。                         (かみた ゆうすけ)        ┌─────────────┐   ▼▼▼▼▼│過去の気になる一冊はこちら│▼▼▼▼▼        └─────────────┘  http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇5◇  ◆図書情報館─職員だより(189) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  先日、大阪天神橋の古本屋で一冊100円の店頭セールがあった。店先に 積まれた古本の山の中に一冊のテキストを見つけた。書名は「NHKフラン ス語入門」(NHK出版)。ラジオ講座の1年分のダイジェスト版である。  著者は朝倉季雄(あさくらすえお)。その昔、ドイツ語の関口存男(せき ぐちありお)と並ぶフランス語の大家である。このフランス語講座はその後 何人か講師を代え今に至っているが、NHKで類書を出しているのは著者を 含め4人。初代講師の貴重な一品といえる。  実は25年程前、何か外国語でもと取り組み始めたのが中国語。職場が引 けるや足早に西大寺駅前の語学教室へ。中国人の“真可愛的女老師(チェン クゥアイダニューラオシー)”のたどたどしい日本語にうっとりしていた頃 が実に懐かしい。当時はパンダ外交華やかなりし頃で、アリスの「昴」が大 ヒットし、本県でもシルクロード博が開催される等、中国ブームは絶頂。尖 閣諸島をめぐる昨今のぎすぎすした両国関係を思うと雲泥の差である。  本音を言うとフランス語を学びたかったのだが、発音が難しいことに加え、 当時フランス語を習うのは女性が多く気恥ずかしさもあって、折からの中国 ブームに便乗してしまったわけで、「フランス語を習いたい!」という願望 はずっと心の隅でくすぶり続けていたのである。  本書をとっかかりに“還暦過ぎてフランス語再挑戦!”と高揚した気分で 家に帰りテキストをめくり始めたが、いささか日本語訳がしっくりこない。 何というか間延びしていて今様ではないのである。出版年を見ると昭和49 年。なるほど当時はこんな優雅な(悠長な?)会話が奇異とも感じられず、 (東京の山の手あたりで)日常的に話されていたのだと納得。最近、日本語 が乱れていることへの反省も込め、良き時代の節回しに浸るのもよしと思い 直していたところ、ふと著者のプロフィールが気になり調べてみた。  東京帝国大学文学部仏蘭西文学科卒。輝かしい事績とは別に、晩年には家 庭内悲劇等もあったようで、人生の山谷も垣間見えてくる。代表作は「フラ ンス文法事典(白水社)」。この書についてはフランス語学界では「こまっ たときの朝倉だのみ」というフレーズが色褪せていないらしく、今もって斯 界の金字塔だそうである。(現在、活字を大きく組み直した新版がでている。 当館蔵書)他にも「スタンダード仏和辞典」、「同和仏辞典」、一連の文法 研究があるらしい。  自分もいつしか「フランス文法事典」をてらいもなく手に取るところまで レベルが上がっているとよいのだが‥‥。道遥かなりである。                        (もりた じゅんいち) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇6◇  ◆編 集 後 記 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最近は日本でもテレビ離れが進んでいるようです。テレビ離れとは、他媒体 の優位性が向上し選択肢が多様化したことで、相対的にテレビ視聴の地位が 低下する現象のことです。情報の入手源としては主にネットが多いようです が、実はネット利用者の読書量は、ネットを利用されない方よりも多いとい う結果も出ているようです。もともとテレビは受動的で、スイッチを押せば 映像が流れ、音声が耳に入ってきます。自分で買い求め、文字を追って情報 を得る書物とは対極的です。その点、ネットも自分で情報を得にいくという 能動的な要素があります。ネットを利用する人の特徴として、字を読むのが 苦にならない、探究心が強い、知識の蓄積に意欲的、他人の人生を覗きたい 等が挙げられます。これらは、読書家とかぶる資質なので、ネット利用者の 読書量は多いのだそうです。 皆さんのテレビ視聴時間はどれぐらいでしょうか。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県 立図書情報館通信」第209号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第210号は、3月15日(土)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまで  お願いします。  *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/   「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちら  で解除できます。  http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご  覧下さい。  http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。  http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇      http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏ ┏┏ 奈良県立図書情報館 ┏   〒630-8135 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┌    TEL:0742-34-2111 FAX:0742-34-2777 ┌    MAIL: info@library.pref.nara.jp ┌    HP: http://www.library.pref.nara.jp ┌ ┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌