┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃----------------------------------------------------------┃  _┃  ☆Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信  ┃_  \┃----------------------------------------------------------┃/  /┗┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯┛\   ̄ ̄                              ̄ ̄          2013.5.15  No.190      ■5月の休館日       20日、27日、31日      □毎週月曜が休館日です。      □毎月月末に休館日を設定しています。今月は31日(金)       が月末休館日です。            ┼───────────┼  ┌─────────┤  M E N U  ├─────────┐  │         ┼───────────┼         │  ├○┏━┓                           │  │ ┃1┃トピックス◆5月後半のイベント            │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃2┃館長連載「図書情報の文化史」             │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃3┃図書情報館からのお知らせ               │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃4┃図書館員の気になる一冊                │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃5┃図書情報館−職員だより                │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃6┃編集後記                       │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○                              │  └───────────────────────────────┘            ∩∩♪〜 ∩∩ ∩∩                ♪〜(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p 〜♪ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇  ◆トピックス◆5月後半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■知的書評合戦ビブリオバトル#28  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  次のビブリオバトルは「夜」をテーマに開催します。  発表される方は、テーマに沿ったオススメ本をお持ちください。5分で本  の魅力をご紹介いただいた後、“一番読みたくなった”=チャンプ本を多  数決で決定します。  ジャンルを超えていろんな本に出会えるチャンスです!  □5月18日(土)14:30〜16:30(受付14:00〜)  □2階メインエントランス  □バトルテーマは「夜」です。   発表される方は、テーマに沿う本をお持ちください!  ★参加無料、観戦のみの参加もできます。参加申込み受付中!  ○申込み方法   当館のホームページ「申込フォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   メール(wsts@library.pref.nara.jp)へ参加希望(発表か観覧のみか)   とお名前を明記してお申し込みください。 ■奈良県司法書士会による『法律講座&無料相談会』  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  図書情報館では、奈良県司法書士会と協力して、無料の法律相談会を毎月  開催しております。相談会に先立ち、司法書士による「法律講座」も開催  しておりますのでぜひご参加ください。  5月の法律講座のテーマは「インターネットトラブル」です!  スマフォ、パソコンの普及に伴い、多くの方が容易にインターネットにア  クセスできるようになりました。それに伴い、知人からのメールをよそお  った有料サイトへの誘導、出会い系サイトやアダルトサイトからの架空請  求・不当請求、ワンクリック詐欺といったトラブルも急増しています。  講座では、契約に関する基礎知識や、請求に対する対応を知り、そのよう  な被害にあわないように、また仮にあってしまった場合、適切な対応をで  きるようになっていただこうと思います  無料相談会では、テーマに限らず、相続や多重債務・破産など、一般の相  談も受け付けています。  秘密厳守です。お気軽にご相談ください。  □5月19日(日)13:30〜17:00  □1階交流ホール  □第1部 13:30〜法律講座「インターネットトラブル」   第2部 15:00〜無料相談会(先着8名程度)  □1F交流ホール  □申込不要、予約不可。  ※無料相談会については、13時から整理券を配布します。 ■図書館劇場8 第1幕『奈良・大和の歴史的風景と美術(1)』  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  当館の人気シリーズ、千田稔館長公開講座。  今年度のテーマは「奈良・大和の歴史的風景と美術」です。  図書館劇場は奇数月の第4土曜日に開催しています。  □5月25日(土)13:00〜16:00(開場12:00)  □1階交流ホール  □プログラム   講演1「奈良・大和の風景と古代(1)−保田與重郎の古代風景観」       千田 稔(当館館長)   朗読  和辻哲郎著『古寺巡礼』より       都築由美氏(フリーアナウンサー)   講演2「正倉院宝物に見る天平美術の展開」       三宅久雄氏(奈良大学文学部教授)  □参加料:1名500円(当日受付にてお支払い下さい。)  詳細については  http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2013.html  をご覧下さい。  ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」、往復はがき、   FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、   電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け   付けます。   1.郵便番号、住所   2.お名前(ふりがな)   3.電話番号、FAX番号   「図書館劇場8第1幕申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2   名参加」と明記して下さい。)   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇  ◆館長連載「図書情報の文化史」素描編 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  第190回 『風姿花伝』(24)          館長 千田 稔  次の問答は、能だけでなく、たいていのジャンルで見かけることである。  問 長い経験を持つ為手(して)で、しかも名人であるのに、まったくの 若手の為手が立合に勝つことがあるのは、なぜか。  答 それは、先に述べたことだが、三十歳以前の、一時の芸の魅力(花) である。年をとり、もはや芸の力が衰えて、昔風になってきたときに、若い 人が勝つことはある。しかし、真の目利きは、そのことを鑑別できる。それ ならば、目利きか、目利かずかの問題なのか。「批判の勝負になるか」と世 阿弥は厳しく言い放つ。  少し文章の道筋を離れるが、世阿弥に限らず、芸事に「勝負」という評価 を持ち込むのは、この時代の武家社会の影が投げかけられているのたろうか。 今どきは「上手・下手」ということになるのだが。  「さりながら、やうあり(しかしながら、事情あり)」と、話に深みが入 る。五十歳まで、芸の魅力が失われていない為手に対しては、どんな若い演 者の芸の魅力でも勝つことができないという。しかし、さらに注釈的な文が 続く。老いた為手が昔の人気ばかりに頼っているのは、誤りであるという。 演目数を多くもっていても、花を知らないようでは、花の咲いていない草木 を寄せ集めて、それを見せているようなものである。世阿弥はたたみ込むよ うに述べる。上手な演者であっても、芸の魅力(花)をどのように見せるか 工夫しないものは、後世に伝わらない。つまり、「まことの花」を失ってな い為手には、どんな若者の為手でも勝つことができないのだ。                              (つづく) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇  ◆図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★(*ゝ(ェ)・)ノ★参加者募集中★★★★★★★★ ■「花鹿乃芸亭(はなしかのうんてい)」第21回  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  落語ファンの皆様、お待たせしました!  今年で5年目を迎える図書情報館の「花鹿乃芸亭」のご案内です。  近世以来の伝統的話芸であり、世相や風俗の宝庫でもある落語を、図書館  で楽しむことができます!  奈良県出身の落語家 桂文鹿(かつら ぶんろく)さんプロデュースです。  今回は、特別企画として、染雀師さんによる「後ろ面」をお楽しみいただ  きます。後ろ面(うしろめん)は、歌舞伎舞踊で後頭部にも面をつけ、一  人で二つの役を演じ分けるものです。ぜひご参加ください!  □6月1日(土)13:30〜(開場12:30)  □1階交流ホール  □出演 桂寅之輔『開口一番』、桂文鹿『青菜』『高尾』、      林家染雀 お楽しみ      特別企画:染雀師の「後ろ面」を観る      三味線:花登益子      ※抽選会はありません。  □参加料1名1,000円(中学生以下500円)。   ※当日受付でお支払いください。  □先着200名。ただいま参加申込み受付中です!  ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」、   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、   往復ハガキ、電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンタ   ー)にて受付します。   1.郵便番号、住所   2.お名前(ふりがな)   3.電話番号、FAX番号   「花鹿乃芸亭第21回申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2   名参加」と明記下さい。)   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■東アジア現代アート展  「アート作品をつくるワークショップ〜みんなでつくる小さな世界」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  6月開催の企画展「東アジア現代アート展」のワークショップ参加者を募  集します。企画展では、日本・韓国・中国から9名のアーティストの作品  を展示。ワークショップでは、日用品を使って、出展アーティストと一緒  に現代アート作品をつくります。  □6月16日(日)   午前の部11:00〜13:00/午後の部15:00〜17:00  □1階交流ホール  □小学生以上、申込み制  □参加料:お一人様500円   ※当日受付でお支払いください。  ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」、   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   FAX(0742-34-2777)、メール(wsts@library.pref.nara.jp)、   往復ハガキにて受付します。   1.郵便番号、住所   2.お名前   3.電話番号、FAX番号   4.午前の部/午後の部 どちらか参加希望の部   「現代アートワークショップ申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき1名のお申込みとします。   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ★(*ゝ(ェ)・)ノ★企画展示★★★★★★★★ ■5.15沖縄本土復帰記念日  沖縄県立図書館との交流展示−なつかしき沖縄〜いま  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  沖縄県は昨年5月15日に本土復帰40年を迎えました。沖縄県は、沖縄  戦で多大な被害をうけ、その後27年間の米国による統治を経て1972  年に本土復帰しました。今回、沖縄県立図書館所蔵の復帰前と現在の写真  を展示。沖縄の過去と現在を体感していただければと思います。  □5月8日(水)〜5月19日(日)  □2階エントランスホール ■「男女共同参画週間」パネル展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  6月23日から6月29日は男女共同参画週間です。  期間中は県内のあちこちでイベントが開催されたり、県女性センターで「  なら男女共同参画週間イベント2013」が開催されます。  こういった取り組みを広く知ってもらうため、また、男女共同参画社会を  目指して、展示を行います。  □5月14日(火)〜5月19日(日)  □2階セミナールーム横 ■島崎古巡画文展「聖地探訪」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  文豪、島崎藤村の次兄の曾孫であるカナダ・レスブリッジ大学名誉教授の  島崎古巡(こじゅん)氏は、長年、文化地理学者として世界中を訪ね、そ  の足跡を水彩画と文章で表現されています。本展示では、世界の聖地から  25点の水彩画を紹介します。  □5月21日(火)〜6月2日(日)  □2階エントランスホール ■「會津八一の歌を映す」写真コンテスト入賞作品展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  奈良への熱い想いを自在に歌い上げた歌集『鹿鳴集』で著名な歌人會津八  一。新潟市會津八一記念館では毎年、會津八一の歌を題材に、写真コンテ  ストを開催しています。本展示では、2012年第6回コンテストの入賞  作品30点を展示するとともに、あわせて、今年第7回コンテストの募集  案内を行います。  □5月21日(火)〜6月2日(日)  □2階セミナールーム横  ※共催:新潟市會津八一記念館 ■「東アジア現代アート展−アートで創る東アジアの絆」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  日本、韓国、中国は、互いに複雑な問題をもちつつも、切っても切れない  長い歴史を共有する隣国同士。様々な形で文化を共感、共有し合うことは  とても大事だと考えます。本展示では、日本、韓国、中国の9名のアーテ  ィストが、国境を超えて、何を考え、思い、伝えたいのかを、彫刻や絵画、  パフォーマンスなど、現代社会からインスピレーションを得たアート作品  で表現します。  □6月4日(火)〜6月27日(木)  □2階エントランスホール  ※初日6月4日(火)は、展示会場で「オープニング〜アーティストと語   ろう」を開催します。出展アーティスト(全員ではありません)が常駐   していますのでお声がけください! ★(*ゝ(ェ)・)ノ★図書展示★★★★★★★★ ■ねこの本:猫がもっと好きになる  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  わたしたちにとって身近な動物である猫。多くの動物の中でも特に猫は、  古来から人々を魅了し、物語・絵本にも多く登場してきました。展示では、  当館所蔵の資料の中から、「猫」が登場する小説やエッセイ・猫にまつわ  る話、写真や絵、絵本などを中心に、猫の歴史・生態・飼育などの関連の  図書を併せてご紹介。猫好きの人はもとより、そうではない人にも、猫の  新たな魅力を感じていただけると思います!  □5月30日(木)まで  □2階情報資料スペース ■仮想旅行―本を読んで旅気分!奈良の散策から世界の秘境まで―  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  実際に足を運べなくても、本を読んで旅する気分を楽しめるような本をご  紹介! 人気の観光地や、世界の美しい景色に出会える本、また各地域に  関する文化や自然、見どころが掲載されている本を展示しています。ほか  に時刻表やガイドブックなど、旅行準備に便利な本もとりそろえました。  旅行記を読んで知らない土地に思いをはせたり、「1泊2日でどこへ行こ  う?」と想像してみたり、「仮想旅行」を楽しんでください。  □5月30日(木)まで  □3階ブリッジ ■戦争体験文庫資料展示 かるたで読む「戦陣訓」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  捕虜となることを忌避する「生きて虜囚の辱めを受けず」の語句とともに  記憶されている「戦陣訓」ですが、もともとは一般的な軍規粛正のために  公布されたものでした。また、昭和16年の公布当時、戦陣訓は広く国民  一般が学ぶべきものとして、多くの解説書や関連商品が販売されました。  そのひとつ「戦陣訓かるた」をとりあげて、その世界に迫ります。  □6月27日(木)まで  □3階戦争体験文庫コーナー  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html ★(*ゝ(ェ)・)ノ★その他のお知らせ★★★★★★★★ ■次回の「医療・健康相談」は6月1日(土)です!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  済生会奈良病院、瀬川病院長による医療・健康相談会。  病気のことや薬のこと、自分や家族の健康のこと、気になることがある方  は、ご相談ください。  □6月1日(土)13:00〜15:00  □3階グループ研修室  □申込不要、先着順、無料。  ★12:30から会場前にて整理券を発行いたします。 ■次回の「法務無料相談会&知識セミナー」は6月2日(日)です!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  気になる法律問題について、行政書士・社会保険労務士が専門家の立場か  らアドバイスする無料相談会を開催します。相談会に先立ち、相談の多い  事例をテーマに知識セミナーも開催します。  □6月2日(日)13:30〜17:00   第1部13:30〜15:00 知識セミナー    「社会保険料決定のしくみと対策     〜会社経営者、従業員ともに知っておきたい大きな負担〜」     講師:社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー 小野啓一氏   第2部15:00〜17:00 無料相談会    受付順(13時から受付にて整理券を配布します。)  □1階交流ホール  □申込不要、参加無料  ★主催:なら法務労務研究会 ■第5期図書館劇場友の会会員募集中!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  毎年多数の方にご参加いただいてます千田館長による公開講座「図書館劇  場」。本講座のファンの皆様方が、歴史・文化について自由に談話を楽し  むことができる「友の会」の会員を25年度も募集しております。  皆様のご入会をお待ちしています。  □25年度の図書館劇場のテーマは「奈良・大和の歴史的風景と美術」で   す。図書館劇場は奇数月の第4土曜日、年6回の開催です。  □会員特典   1.図書館劇場(全6回)にお申し込み無くご参加いただけます。   2.千田館長を交えた会員限定「館長文化サロン」にご参加いただけま   す。   3.「図書情報館イベント情報」を郵送でお届けします。   4.会員証を発行します。  □年会費 3,000円   ※一旦納入された会費は返金いたしません   ※図書館劇場各回の資料代は不要です  □申込方法   図書館劇場当日、もしくは、2階貸出返却カウンターにて会費を添えて   お申し込みください。後日会員証とチケットを発送いたします。 ■図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html ■新着図書情報(月に1度更新!)  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受付けています。県立図書情報館ホームページの有料  施設設利用案内のページをご覧下さい。  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇  ◆図書館員の気になる一冊(84) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『なぜ猫は鏡を見ないか?−音楽と心の進化誌』  伊東乾著  NHK出版 2013.1  猫好きの人にとっては、つい手が伸びそうなタイトルですが、本文はいき なりイソップ物語の「小川をわたる犬」の話から始まります。サブタイトル に音楽と心の進化誌とあるように、作曲家で指揮者でもあり、大学の作曲研 究室准教授でもある著者の、音楽に対する想いが伝わってくる一冊です。自 身の作曲や演奏活動・また、ケージやバーンスタインなど多くの著名な音楽 家との交流を通して、音楽の本質と向き合ってきたこれまでを振り返ります。  そして、音大出身ではなく、物理学科卒業・院修了の著者らしく、物理学 や生物学、脳認知科学の知見をふまえ、人間の心と音との深い結びつきに迫 ります。  作曲と指揮というフィルードで活躍する著者の、音楽に対する本質的な問 いとは何か?という自問自答から始まった音楽活動の一端を、動機の問いと 導き出された答えから実際の音楽について具体的に示されています。Var iation.1「なぜ、猫は鏡を見ないか?」で音の鏡と再帰的自己意識 についての考察から始まり、Variation.12「猫と犬の行方」ま で、タイトルのネーミングとともにどれも興味深い内容となっています。  著者の生真面目な音楽への想いと、若い頃から国内外の音楽家との幅広い 交流を生んだ行動力が、現在の著者の音楽を支えているのだろうと感じまし た。  クラッシック音楽に興味がない人にも読み易く、純粋に音に対する知識を 得られる興味深い一冊です。ぜひ一度お手に取ってみて下さい。                           (やすい けいこ)        ┌─────────────┐   ▼▼▼▼▼│過去の気になる一冊はこちら│▼▼▼▼▼        └─────────────┘  http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇5◇  ◆図書情報館─職員だより(170) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  先月、義父が通っている版画教室「版鹿(はんが)の会」の展覧会が奈良 市中央公民館で行われていたので、妻の家族と一緒に見学に行った。版画教 室では年に数回、展覧会を開催しており、今までにも何度か足を運んでいる のだが、いつも個性豊かな作品が並んでいる。  とてもモダンな作品で、きっと若い方の作品だろうと思っていると、実は 80歳代の方の作品だったり、十二神将を毎年年賀状用に作成したものがま とめて出展されていたりと、見応え十分である。また、教室で講師を務める 清田雄司氏の作品も展示されていて見ることができた。清田氏の作品はイギ リスの大英博物館にも収蔵されて、23点が永久保存作品となっている。氏 の作品には、奈良を取り上げたものが多数あり、国内各所の美術館に所蔵さ れている。もちろん、奈良県立美術館にも所蔵されており、非常に奈良にゆ かりのある作家だ。今回の作品は御所市にある葛城一言主神社のイチョウを モチーフにしたもので、その大樹の迫力に圧倒された。氏の創作活動につい ては、自著「出会いのふろしき : ある木版画家の生き方」(当館所蔵)をご 覧いただければと思う。  展覧会には甥や姪も一緒に行ったのだが、まだ幼いので、版画にはあまり 興味が無いらしい。作品の見学そっちのけで、作品の説明を行う生徒さんや、 義父(おじいちゃん)を引きずり回して遊んでいる始末。しかし、毎年展覧 会に足を運ぶうちに、近い将来、おじいちゃんに倣ってイモ版画で年賀状を 作る日が来るのではないだろうか。そんなことを思った。                         (こだま ひろゆき) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇6◇  ◆編 集 後 記 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 新緑の鮮やかな季節になりました。 日本人にとって「みどり」と言うと、「緑・翠・碧」の3つがありますが、 普段あまり気にすること無く、日本人特有の「感覚」で使い分けているよう に思います。これらの違いについては、いろんな考え方がありますが、 「緑」植物を表す(例:新緑、若葉など一般的な草木)    →美術でいうところの黄色と青色の中間色 「翠」動物を表す(例:カワセミの羽の色)    →純粋の粋に通じ、混じり気がないという意味 「碧」鉱物を表す(例:碧玉(ジャスパー)青緑色の石のこと)    →光沢のある玉(石)を意味し、王(玉)+石+白。白は輝くの意味 このように分類できるようです。 また、日本では本来緑色である色も、「青」で表現してきた歴史があります。 「青々とした葉」や「青野菜」など、普段からよく使います。 色の表現(表記)一つをとっても、日本語は面白いなと思いますが、これら を「なんとなく」使い分けできてしまう日本人の感覚も、とても面白いもの だと思います。 青々とした「新緑」を映す「碧水」と、幽玄たる山の「翠微」を眺めに、出 かけてみるのはいかがでしょうか。(くどいですね。笑) さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県 立図書情報館通信」第190号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第191号は、6月1日(土)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまで  お願いします。  *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/   「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちら  で解除できます。  http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご  覧下さい。  http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。  http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇      http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏ ┏┏ 奈良県立図書情報館 ┏   〒630-8135 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┌    TEL:0742-34-2111 FAX:0742-34-2777 ┌    MAIL: info@library.pref.nara.jp ┌    HP: http://www.library.pref.nara.jp ┌ ┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌