┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃----------------------------------------------------------┃  _┃  ☆Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信  ┃_  \┃----------------------------------------------------------┃/  /┗┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯┛\   ̄ ̄                              ̄ ̄          2013.4.1  No.187      ■4月の休館日       1日、8日、15日、22日、26日、30日      □毎週月曜が休館日です。月曜日が祝日の場合、翌日の       火曜日が休館になります。      □26日(金)は月末休館日です。            ┼───────────┼  ┌─────────┤  M E N U  ├─────────┐  │         ┼───────────┼         │  ├○┏━┓                           │  │ ┃1┃トピックス◆4月前半のイベント            │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃2┃館長連載「図書情報の文化史」             │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃3┃図書情報館からのお知らせ               │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃4┃図書館員の気になる一冊                │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃5┃図書情報館−職員だより                │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃6┃編集後記                       │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○                              │  └───────────────────────────────┘            ∩∩♪〜 ∩∩ ∩∩                ♪〜(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p 〜♪ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇  ◆トピックス◆4月前半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■医療・健康相談会  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  済生会奈良病院、瀬川病院長による医療・健康相談です。  気になる体のこと、病気のこと、薬のこと等、ご相談ください。  □4月6日(土)13:00〜15:00  □3階グループ研修室  ★申込不要、先着順、無料。  ★12:30からグループ研修室前にて番号札を発行いたします。   相談は番号札の順番でお願いします。(先着8名程度) ■佐保川の春 音楽の日  大阪フィルハーモニー交響楽団団員によるクラリネット五重奏コンサート  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  当館では一昨年から、地元の代表的な資源である佐保川の桜並木を背景に  リレーコンサートとアート作品展示を行う「佐保川の春 音楽の日・アート  の日」を開催しています。今年も県内外のアーティストを迎え、ユニーク  なプログラムで、新たな出会いを演出します。  まずは「音楽の日」の参加者募集のご案内から。  大阪フィルハーモニー交響楽団団員によるコンサート。昨年に続き二回目。  滅多に聞くことのできないジャン・フランセのクラリネット五重奏をメイ  ンプログラムに、春のひとときを彩ります。  □4月6日(土)15:30〜16:30(開場14:30)  □2階メインエントランス  □プログラム:   ジャン・フランセ   クラリネット五重奏曲   ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ   弦楽四重奏曲第8番ハ短調 作品110   ※予告なく曲順、曲目を変更することがあります。  ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   往復ハガキ、FAX(0742-34-2777)、電話(0742-34-2111)、   メール(koen@library.pref.nara.jp)、来館(2F貸出・返却カウンタ   ー)にて受け付けます。   1.郵便番号、住所   2.お名前(ふりがな)   3.電話番号、FAX番号   「クラリネット五重奏コンサート申込み」とご記入の上、お申込み下   さい。   ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2   名参加」と明記して下さい。)   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■法務無料相談会&知識セミナー  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  気になる法律問題について、行政書士・社会保険労務士が専門家の立場か  らアドバイスする無料相談会を開催します。  ※相談員は行政書士と社会保険労務士です。  秘密厳守です。お気軽にご相談ください。  □4月7日(日)13:30〜(受付:13:00〜16:30)  □1階交流ホール  □第1部13:30〜15:00 知識セミナー(質疑応答含む)     「社会保険料・所得税の節約が可能な確定拠出年金制度について」      講師:社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー  小野啓一氏   第2部15:00〜17:00 無料相談会(受付順)      先着12名程度、      会場で13時から整理券を発行します。  □申込み不要、無料(当日、直接会場にお越しください。) ■佐保川の春 アートの日   横田丈実監督映画作品「加奈子のこと」上映会  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  こちらは「アートの日」のご案内。  現代社会で増えている一人暮らしの高齢者。「加奈子のこと」は、大切な  妻を亡くした77歳の夫の一人暮らしの日々を綴った作品です。ただしそ  こにあるのは「独居老人」と言ったいかめしい響きとは別の世界。亡き人  と残された人を巡る豊かな世界です。普段は奈良の地にて「僧侶」として  暮らす横田監督が、人々とのふれあいの中から構想し、紡ぎあげました。  □4月14日(日)   11:00、13:00、15:00 3回上映(33分)  □1階交流ホール  □各回50名(申込み不要、先着順・無料) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇  ◆館長連載「図書情報の文化史」素描編 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  第187回 『風姿花伝』(21)          館長 千田 稔  前回に、演能の吉凶は陰陽道の心得えのある者ならわかるといったことを 引用したが、能と陰陽は深い関係があるとされる。秘儀として、そのことを 次のようにふれている。  「秘義に曰く、そもそも、一切は、陰陽の和する所の境を、成就とは知る べし。」という。陰陽が和する境地となれば成功であるというのだが、具体 的にはどのようなことであろうか。  「昼の気は陽気なり。されば、いかにも静めて能をせんと思ふ工(たくみ )は、陰気なり。陽気の時分に陰気を生ずる事、陰陽和する心なり。これ、 能のよく出で来る成就の始めなり。これ、面白しと見る心なり」  つまり、昼の気は陽気なので、心静めて陰気にて演じることによって、陰 陽が和するというのである。したがって、夜の場合は、陰であるから、浮き 浮きと演じて人の心が花めくように陽気ただよう能をすれば、陰と陽とが和 することになって、うまくいくという。ところが、昼の場合、時によって、 何となく座敷が湿っぽく、寂しい雰囲気となると、陰の時と心得て、観客の 心が沈まないように、演者は心を入れてやるべしという。ただ、夜の気が、 陽になることはない。このようにして、座敷の雰囲気を常に見極めながら演 じなければならないと説くのである。 確かに、芸能の場は演者と観客からなり、両者が一体感をもつようにつく り上げるのは、演者である。その一体感を陰陽の和合に求めるのは、いかに も東洋的な、場の調和の作り方である。  芸の場だけではないであろう。教育や職場、スポーツのチームにも当ては まる。バランス感覚といってよい。近年、われわれの周辺から失われつつあ る感覚である。                      (つづく) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇  ◆図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★(*ゝ(ェ)・)ノ★参加者募集中★★★★★★★★ ■知的書評合戦ビブリオバトル#27  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  春のビブリオは屋外で開催!  #27のテーマは「嘘」。4月1日はエイプリルフール!  嘘にも色々ありますが、周りが楽しくなるような「嘘」は粋なもの。皆さ  んはどんな嘘をついたのでしょうか。  発表される方は、テーマに沿ったオススメ本をお持ちください。5分で本  の魅力をご紹介いただいた後、“一番読みたくなった”=チャンプ本を多  数決で決定します。  ジャンルを超えていろんな本に出会えるチャンスです!  □4月20日(土)14:30〜16:30(受付14:00〜)  □庭園 ※雨天時は会場を変更します。  □バトルテーマは「嘘」です。   発表される方は、テーマに沿う本をお持ちください!  ★参加無料、観戦のみの参加もできます。参加申込み受付中!  ○申込み方法   当館のホームページ「申込フォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   メール(wsts@library.pref.nara.jp)へ参加希望(発表か観覧のみか)   とお名前を明記してお申し込みください。 ■佐保川の春 音楽の日  伊東 裕プレゼンツ〜「奏春のとき」第2章〜  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  「音楽の日」第二弾は、高校時代、日本音楽コンクールチェロ部門に優勝  し、一躍注目され、将来を嘱望される奈良県出身の若手チェリスト、伊東  裕さんのコンサート! 昨年に続きシリーズ第二弾です。  今回は、新進気鋭の四名がピアノ四重奏で登場。若い息吹を感じてくださ  い。  □4月20日(土)15:00〜16:00(開場14:00)  □2階メインエントランス  □プログラム   ヨハネス・ブラームス   ピアノ四重奏曲第3番ハ短調 op.60   バッハの無伴奏チェロ組曲第6番よりプレリュードとサラバンド   ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル   パッサカリア ヴァイオリンとチェロのための二重奏   (ハープシコードのための組曲 第7番ト短調より)   ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   往復ハガキ、FAX(0742-34-2777)、電話(0742-34-2111)、   メール(koen@library.pref.nara.jp)、来館(2F貸出・返却カウンタ   ー)にて受け付けます。   1.郵便番号、住所   2.お名前(ふりがな)   3.電話番号、FAX番号   「伊東 裕コンサート申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2   名参加」と明記して下さい。)   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■佐保川の春 音楽の日  ドイツ・チューリンゲン州「アルス・ムジカ」男声合唱団&  ソプラノ歌手岡田由美子 ジョイントコンサート  〜日独150年 心のかけ橋〜  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  さらに「音楽の日」第三弾!  ドイツ・チューリンゲン州「アルス・ムジカ」男声合唱団と、ソプラノ歌  手、岡田由美子さんによるジョイントコンサートを開催します。  こちらはお申込み不要となっております。  □4月21日(日)15:00開演(14:00開場)  □2階メインエントランス  □プログラム:賛美歌、ドイツ民謡、日本の歌など  □申込み不要・無料・先着200名 ■佐保川の春 音楽の日  "SJQラボ. 〜音による創造のワークショップ〜"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  「音楽の日」第四弾はワークショップです。  関西を中心に、生演奏とコンピュータを組み合わせた、メディア・パフォ  ーマンスグループ[SJQ]による音楽ワークショップを開催します。  「楽譜を使わない」をテーマに、演奏テクニックにこだわらず、コラボレ  ーションチーム形式で独自のパフォーマンスの創作&発表を行います。  これまでにないユニークな音楽ワークショップにぜひご参加ください!  □4月27日(土)10:00〜18:00(開場9:30・休憩あり)  □1階交流ホール  □定員30名、要申込み  □参加料:お一人様2,000円(当日徴収)  □対象:「創造」することに興味がある方  ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」   http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html   往復ハガキ、FAX(0742-34-2777)、電話(0742-34-2111)、   メール(koen@library.pref.nara.jp)、来館(2F貸出・返却カウンタ   ー)にて受け付けます。   1.郵便番号、住所   2.お名前(ふりがな)   3.電話番号、FAX番号   「音による創造ワークショップ申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき1名まで。   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■図書館劇場8 第1幕『奈良・大和の歴史的風景と美術(1)』  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  当館の人気シリーズ、千田稔館長公開講座。  今年度のテーマは「奈良・大和の歴史的風景と美術」です。  図書館劇場は奇数月の第4土曜日に開催しています。  □5月25日(土)13:00〜16:00(開場12:00)  □1階交流ホール  □講師 千田稔(当館館長)他   朗読 都築由美氏(フリーアナウンサー)  □参加料:1名500円(当日受付にてお支払い下さい。)  詳細については  http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2013.html  をご覧下さい。  ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」、往復はがき、   FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、   電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け   付けます。   1.郵便番号、住所   2.お名前(ふりがな)   3.電話番号、FAX番号   「図書館劇場8第1幕申込み」とご記入の上、お申込み下さい。   ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2   名参加」と明記して下さい。)   FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。   往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便   番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■図書修理マイスター養成講座2013  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  図書修理ボランティア育成のための講座を開催します。  文庫本の改装や角・背の小規模修理など、修理実践も行います。プロの技  術を学んでください!  □5月15日(水)〜7月3日(水)の毎週水曜日、全8回   13:15〜15:45   ※前半のみ、後半のみの受講も可能です。  □1階交流ホール  □先着30名  □受講料30,000円、材料費4,000円   ※道具代(2,500円程度)が別途必要です。  □4月25日(水)〆切  ※主催:NPO法人書物の歴史と保存修復に関する研究会  ○申込み方法   往復はがき、メール(npo@npobook.join-us.jp)、FAXで受付。   住所・氏名・年齢・電話番号・講座名を明記の上、下記まで。  ○問い合わせ先   〒631−0803 奈良市山陵町236−1−103   NPO法人書物の歴史と保存修復に関する研究会   TEL・FAX 0742−35−3471   http://www.npobook.join-us.jp/ ★(*ゝ(ェ)・)ノ★企画展示★★★★★★★★ ■「古都奈良で奏でる音と人の物語」展  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  古都・奈良を舞台に、音や音楽にまつわる「人」の物語を紡ぐフリーペー  パー『コトト』を紹介するパネル展。6月に開催される「ムジークフェス  トなら2013」へとつながっていきます。  □4月2日(火)〜4月14日(日)  □2階エントランスホール  ※主催:ならそら ■my home town   わたしのマチオモイ帖〜近畿編〜  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  『わたしのマチオモイ帖』は、全国のクリエイターが、それぞれ自分の思  いのある「町」を冊子や映像で紹介する展覧会。3月は奈良・和歌山・三  重の地域のマチオモイ帖を展示しましたが、今回はエリア拡大! 近畿編  にヴァージョンUPして展示します!    □4月16日(火)〜4月29日(月・祝)  □2階エントランスホール ★(*ゝ(ェ)・)ノ★図書展示★★★★★★★★ ■奈良を愛した二人〜入江泰吉と土門拳〜  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  入江泰吉は、主に大和路の風景、仏像、行事などの写真を撮り、高い評価  を受けています。昭和51年の写真集「古色大和路」「万葉大和路」「花  大和」の三部作は、古都奈良の社寺と自然美を見事な写真芸術に仕上げた  として菊池寛賞を受賞しました。また、土門拳も、仏像や寺院、古陶磁な  どの伝統工芸品や風景など、一貫して日本の美を撮り続けました。昭和4  6年には代表作「古寺巡礼」が菊池寛賞を受賞しています。昭和の時代に  活躍したこの二人の写真家が奈良にどのような魅力を発見していたのかを  振り返ります。  □3月30日(土)〜4月25日(木)  □2階情報資料スペース ■仮想旅行―本を読んで旅気分!奈良の散策から世界の秘境まで―  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  実際に足を運べなくても、本を読んで旅する気分を楽しめるような本をご  紹介! 人気の観光地や、世界の美しい景色に出会える本、また各地域に  関する文化や自然、見どころが掲載されている本を展示します。ほかに時  刻表やガイドブックなど、旅行準備に便利な本もとりそろえました。  旅行記を読んで知らない土地に思いをはせたり、「1泊2日でどこへ行こ  う?」と想像してみたり、「仮想旅行」を楽しんでください。  □4月2日(火)〜5月30日(木)  □3階ブリッジ ■戦争体験文庫資料展示 かるたで読む「戦陣訓」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  捕虜となることを忌避する「生きて虜囚の辱めを受けず」の語句とともに  記憶されている「戦陣訓」ですが、もともとは一般的な軍規粛正のために  公布されたものでした。また、昭和16年の公布当時、戦陣訓は広く国民  一般が学ぶべきものとして、多くの解説書や関連商品が販売されました。  そのひとつ「戦陣訓かるた」をとりあげて、その世界に迫ります。  □3月30日(土)〜6月27日(木)  □3階戦争体験文庫コーナー  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html ★(*ゝ(ェ)・)ノ★その他のお知らせ★★★★★★★★ ■入館者数400万人を達成しました!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  3月23日(土)に入館者数が400万人に達しました。平成17年11  月3日の開館から2,160日目になります。今年で開館8年目になりま  すが、3月の段階で400万人というのは、予想外の早さでした。  400万人目の入館者の方には、千田館長から花束と記念品を贈呈いたし  ました。 ■次回の「司法書士 法律講座&無料相談会」は4月20日(土)です!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  図書情報館では、奈良県司法書士会と協力して、無料の法律相談会を毎月  1回開催しています。  相続や遺言、不動産や会社の登記に関する相談、認知症の方や障害をお持  ちの方についての後見の相談、多重債務や破産に関する相談など、様々な  悩みに司法書士がお答えします  □4月20日(土)13:30〜17:00  □1F交流ホール  □第1部13:30〜15:00 法律講座   第2部15:00〜17:00 無料相談会  □相談は先着8名・受付順(13時から受付にて整理券を配布します。)  ★申込不要(予約不可)、参加無料 ■第5期図書館劇場友の会会員募集中!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  毎年多数の方にご参加いただいてます千田館長による公開講座「図書館劇  場」。本講座のファンの皆様方へさらに充実した講習機会を提供する「友  の会」の会員を25年度も募集しております。  皆様のご入会をお待ちしています。  □25年度の図書館劇場のテーマは「奈良・大和の歴史的風景と美術」で   す。図書館劇場は奇数月の第4土曜日、年6回の開催です。  □会員特典   1.図書館劇場(全6回)にお申し込み無くご参加いただけます。   2.千田館長を交えた会員限定「館長文化サロン」にご参加いただけま   す。   3.「図書情報館イベント情報」を郵送でお届けします。   4.会員証を発行します。  □年会費 3,000円   ※一旦納入された会費は返金いたしません   ※図書館劇場各回の資料代は不要です  □申込方法   図書館劇場当日、もしくは、2階貸出返却カウンターにて会費を添えて   お申し込みください。後日会員証とチケットを発送いたします。 ■図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html ■新着図書情報(月に1度更新!)  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受付けています。県立図書情報館ホームページの有料  施設設利用案内のページをご覧下さい。  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇  ◆図書館員の気になる一冊(81) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『世にも奇妙な人体実験の歴史』  トレヴァー・ノートン著  文藝春秋 2012.7  『食材小事典:旬を食べる12か月(家の光協会2001年刊)』により ますと、4月の食材にはウニがあり、この時期はもっとも美味なバフンウニ の旬だそうです。  ところでこのウニ、人類史上初めて食べた人ってすごくないですか?見た 目的に。タコやクラゲもそうですよね。あとナマコとか。海の幸に限らず、 キノコや納豆なども、口に入れるにはかなりの勇気が必要だったと思います。  これを話題にすると、人によって様々な食材が次々に挙げられそうな気が しますが、いずれにせよ、先人たちはよくぞ発見してくれたものです。  逆に、フグの肝や毒キノコのように現在ではその毒性が分かっているもの も、かつて実際に「食べてみた」勇者がいたわけで、彼らは食べられる食材 を発見した人たちと並び称されるべきではないでしょうか。  さて、今回ご紹介するのは、自分の体を実験台にした科学者たちのエピソ ードが綴られた一冊です。  例えば、19世紀半ばにニトログリセリンを舐めてみた医師はあやうく死 にかけながら、それが心臓病に効くことを発見しました。  19世紀末の生理学者は自ら一酸化炭素中毒になってみて症状を記録し、 ガス検知にカナリアを用いるきっかけを作りました。  また、20世紀初めの医師は上司の命令に背いて自分の心臓にカテーテル を通し、さらに危険を冒して造影剤を注入する実験まで行い、後にノーベル 賞を受賞しました。  麻酔薬の開発者たちは、効果があると見込んだ物質を自分の体で試しては 中毒になりました。また反対に、20世紀半ばに、クラーレという矢毒が麻 酔薬として有用かどうかを自分の体で試した製薬会社の研究者は、クラーレ を経口摂取した後に、体に貼られた大きな絆創膏を引き剥がされ、麻酔効果 がないことを思い知らされました。  自己実験は愚行かもしれません。しかし、例えばアスピリンは猫にとって、 ペニシリンはモルモットにとって致命的な毒物ですし、コレラや黄熱病のよ うに人間しかかからない病気もありますから、人体実験が不可欠な場合もあ ると言えます。それに、急激な加圧・減圧実験で両耳の鼓膜が破れ、歯の詰 め物が爆発した生物学者は、自己実験することについてこう述べています。 「(実験用)ウサギには人間に協力しようという姿勢が見られない」と。  私たちが効果的な医療を受けたり、季節ごとにいろんな食材を楽しめるの は、体を張ってくれた有名無名のチャレンジ精神あふれる偉人たちのおかげ ですね。 こちらもあわせてどうぞ 『自分の体で実験したい:命がけの科学者列伝』  紀伊國屋書店 2007年刊                          (なかにし げん)        ┌─────────────┐   ▼▼▼▼▼│過去の気になる一冊はこちら│▼▼▼▼▼        └─────────────┘  http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇5◇  ◆図書情報館─職員だより(167) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  吉野山こぞのしをりの道かへて まだ見ぬかたの花をたづねむ  これは平安時代末の僧侶であり歌人でもある西行が、吉野山の桜を愛でて 詠んだ和歌です。吉野の桜は平安時代以来、西行や松尾芭蕉など多くの歌人 ・俳人を魅了し、和歌や俳句に詠まれてきました。吉野山と桜の歴史は今か ら1300年以上も前の飛鳥時代、山岳信仰の初期に遡るといいます。修験 道の開祖とされている役行者が厳しい修業の後に蔵王権現を感得し、この蔵 王権現を桜の木を使って刻み、金峯山寺の本堂として 661年〜683年頃 に蔵王堂を建立して本尊としたことから桜が御神木として扱われるようにな ったそうです。現在、吉野の桜の総本数は約3万本ともいわれており、毎年 全国から30万人を越える観光客が訪れる観光スポットになっています。吉 野は古来から現在にいたるまでいわずと知れた桜の名所です。  当館では明治時代に発行された「吉野山勝景絵図」や「金峯山吉野参詣名 所之図」、「大和吉野山大峰山全景」などの絵図を所蔵しています。これら の絵図は当館のHP内の「絵図展示ギャラリー」からデジタル化した画像を ご覧いただけます。明治10年発行の「吉野山勝景絵図」は、吉野川と桜が 満開の吉野山を背景に、金峯神社口之宮社殿(金峯山寺本堂)が絵図の中心 に大きく描かれ、絵図の右側と上段部に「吉野草創略記」を記すとともに、 冒頭に触れた西行らの和歌が引用されています。江戸時代後期に各地で盛ん に名所図会が刊行されましたが、近世までの「名所」とは、今日の「観光名 所」として使う言葉とは少し異なります。「名所」は「などころ」と読み、 本来は古歌などに詠まれた有名な場所を意味する言葉で、平安時代の貴族や 歌人が詠い紡いできた故地を「名所」とよび、歌に詠まれた有名な寺社や景 勝地を訪ね歩くのが観光の一つの形だったそうです。今回ご紹介した当館所 蔵の「吉野山勝景絵図」もそうした性格の名所図会の流れを汲むものなので しょう。一度HPからご覧になってください。                          (まつだ のりこ) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇6◇  ◆編 集 後 記 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 春になり桜の花が咲き始めると、図書情報館の立地がとても有り難く感じま す。当館は佐保川沿いに建っていて、佐保川沿いは奈良の隠れた桜の名所と なっています。佐保川沿いの桜は、奈良市法蓮町の下長慶橋から奈良市杏町、 大和郡山市境までの延長4.5キロにおよび、実際に数えた方の情報による と1036本あるのだとか。 事務室にいて仕事をしていると佐保川沿いの桜は見えないのですが、2階エ ントランスホールから見える桜並木は本当に素晴らしい。 そのエントランスホールで、4月は3回コンサートを開催します。桜の開花 期間は自然のものなので、開催日に桜がキレイに見えるかどうかは分かりま せんが、すでに満開状態の桜を見ながら「まだ散らないで!」と心の中で祈 る毎日です。 ※コンサート情報はコチラをどうぞ。 http://www.library.pref.nara.jp/event/saho_art_music_2013/index.html 県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立図書 情報館通信」第187号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第188号は、4月15日(月)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまで  お願いします。  *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/   「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちら  で解除できます。  http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご  覧下さい。  http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。  http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇      http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏ ┏┏ 奈良県立図書情報館 ┏   〒630-8135 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┌    TEL:0742-34-2111 FAX:0742-34-2777 ┌    MAIL: info@library.pref.nara.jp ┌    HP: http://www.library.pref.nara.jp ┌ ┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌