┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃----------------------------------------------------------┃  _┃  ☆Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信  ┃_  \┃----------------------------------------------------------┃/  /┗┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯┛\   ̄ ̄                              ̄ ̄ 2012.7.1 No.169    *7月の休館日     →2日、9日、17日、23日、30日、31日 ※毎週月曜日休館。  月曜日が祝日の場合は翌日が休館。     ※31日(火)は月末休館とさせていただきます。            ┼───────────┼  ┌─────────┤  M E N U  ├─────────┐  │         ┼───────────┼         │  ├○┏━┓                           │  │ ┃1┃トピックス★7月前半のイベント            │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃2┃館長連載「図書情報の文化史」             │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃3┃図書情報館からのお知らせ               │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃4┃図書館員の気になる一冊                │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃5┃図書情報館−職員だより                │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃6┃編集後記                       │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○                              │  └───────────────────────────────┘            ∩∩♪〜 ∩∩ ∩∩                ♪〜(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p 〜♪ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇  ◆トピックス◆7月前半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■医療・健康相談会 済生会奈良病院、瀬川病院長による医療・健康相談です。 気になる体のこと、病気のこと、薬のこと等、ご相談ください。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □7月7日(土)13:00〜15:00 □3階グループ研修室 ★申込不要、先着順、無料。 ★12:30からグループ研修室前にて番号札を発行いたします。 相談は番号札の順番でお願いします。(先着8名程度) ■ローカルブックレヴュー&クロストーク1  『地方』や『地域』の存在が見直される今、『地域』に関わって活動し、 それを一冊の本にまとめた著者と、『地域』で暮らし活動しているゲスト と、参加者をまじえたクロストークを行います。 『地域』と自分とのつながりを考えるフォーラムです。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □7月7日(土)14:00〜17:00(開場13:00)  □1階交流ホール  □参加費:お一人様1,000円(当日徴収)  ★定員200名(先着) ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、 FAX(0742-34-2777)、メール(wsts@library.pref.nara.jp)、 来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「ローカルブックレヴュー1申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき1名のお申込みとします。 ■法務無料相談会&知識セミナー  気になる法律問題について、専門家の立場からアドバイスする無料相談 を行います。相談会に先立ち、相談の多い事例をテーマに知識セミナー を開催します。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □7月8日(日)13:30〜(受付:13:00〜16:30) □1階交流ホール □第1部13:30〜15:00 知識セミナー(質疑応答含む)     「遺族年金の基礎知識」      講師:社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー         小野啓一氏 第2部15:00〜17:00 無料相談会(受付順) ★申込不要、無料。 ■こども図書室 OPEN!  図書情報館では、地域のボランティアのみなさまによる読み聞かせや紙芝 居などを楽しめる部屋として「こども図書室」を毎月第2土曜日にOPE Nしています。開いている時間帯は、いつでも本が自由に読めます。また 1日3回の読み聞かせや紙芝居の時間もあります。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □7月14日(土)13:00〜16:00 □2F授乳室の奥「こども図書室」  ★読み聞かせ・紙芝居の実演スケジュール   13:30〜 14:30〜 15:30〜  ★申込不要、出入り自由になっています。 ■「佐保川まちづくり塾」教養講座Aコース  『奈良の自然景観に隠された大地の動き』 〜きれいな景色の怖いおはなし〜(全3回) □日時:平成24年7月15日(日)・22日(日)・29日(日)      各回とも14:00〜15:30(受付13:30〜)  □場所:1階交流ホール  □講師:西田史朗先生(奈良教育大学名誉教授) ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □参加無料、要申込  □先着100名 ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、 FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.参加人数(1通につき2名まで可) 「まちづくり塾Aコース申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・      ↓↓↓ イベント申込みフォームはこちら ↓↓↓           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇  ◆館長連載「図書情報の文化史」素描編 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第169回 『風姿花伝』(3)          館長 千田 稔  十二三より 12、3歳頃になると、次第に声も笛の調子に合ってきて、能に対して自 覚的に演技するようになるという。数え年12、3歳といえば、今では小学 校6年か中学1年ぐらいであろうか。つまり、能に興味がのってくるのであ ろう。しかし、世阿弥は釘をさす。 「さりながら、この花はまことの花にはあらず、ただ時分の花なり。されば、 この時分の稽古、すべてすべてやすきなり。さるほどに、一期(いちご)の 能の定めにはなるまじきなり。」 「まことの花にはあらず」とは、芸の本質にとどいているわけではなく、こ の年齢に応じた魅力にすぎない。だから、年齢に応じた芸をしているので、 たやすくできるのだが、一生を通じての芸の評価にはならないという。 どのような領域にも、このことはあてはまる。少年・少女時代にすぐれた 才能をもっていたにもかかわらず、成人になって開花しなかったという事例 はよくあるものだ。それは、どうしてであろうか。おそらく、天分のような ものが顔を出し、それに甘んじるからであると思う。天分を導きだし、それ を高める軌道にのせる力が指導者にあるかどうかであろう。今、そのような 能力をもつ指導者は少なくなったようである。                          (つづく) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇  ◆図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (*ゝ(ェ)・)ノ★参加者募集中★━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… ■「佐保川まちづくり塾」教養講座  今年も図書情報館でいろんな講座を開講します! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  A『奈良の自然景観に隠された大地の動き』 〜きれいな景色の怖いおはなし〜 (全3回) 開催日時:平成24年7月15日(日)・22日(日)・29日(日)        各回とも14:00〜15:30(受付13:30〜)   開催場所:1階交流ホール   講師:西田史朗先生(奈良教育大学名誉教授) B『童話作家石井桃子訳「ピーター・ラビット物語」を読む』(全6回)   開催日時:平成24年9月9日(日)・16日(日)・23日(日) 10月14日(日)・21日(日)・28日(日) 各回とも10:30〜12:00(受付10:00〜)   開催場所:1階交流ホール   講師:奥田喜八郎先生(奈良教育大学名誉教授) C『グリム童話と奈良の民話』(全3回)   開催日時:平成24年12月8日(土) 13:30〜15:00、        15:10〜16:40、 12月22日(土)13:30〜15:00   開催場所:1階交流ホール 講師:竹原威滋先生(奈良教育大学名誉教授) ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □参加無料、要申込  □各コースとも先着100名 ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、 FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.希望のコース(A・B・C) 5.参加人数(1通につき2名まで可) 「まちづくり塾申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 ■知的書評合戦「ビブリオバトル#17」 京都大学の研究室での輪読会に端を発する競技スタイルの書評発表会! 本を通じて、人と人が繋がり、交流する場が広がります。 テーマは、「海」です。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □7月21日(土)14:30〜(開場14:00)  □2Fエントランスホール  ★今回のバトルテーマは「海」です。 発表される方は、テーマに沿う本をお持ちください!  ★参加無料、観戦のみの参加もできます。参加申込み受付中!  ○申込み方法   当館のホームページ「申込フォーム」、wsts@library.pref.nara.jpへお 名前と「発表」と「観覧のみ」のどちらで参加かを明記してお申し込み ください。 ■図書館劇場7 第2幕『文芸と史書の奈良・大和路(2)』 今年度は「文芸と史書の奈良・大和路」をテーマに開催しています。 奈良をめぐる文芸作品と歴史書を通じて、改めて奈良の姿を浮き彫りに します。 図書館劇場は奇数月の第4土曜日開催です! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □7月28日(土)13:00〜(12:00〜受付・開場) □1階交流ホール ★講師:「磐余と初瀬川−履中天皇と雄略天皇」千田稔(当館館長) 「幕末の歌人・伴林光平と天誅組」岡本彰夫氏(春日大社権宮司)   朗読:宮本常一著『天忠組のこと』より 都築由美氏(アナウンサー)  ★参加料:1名500円(当日受付にてお支払い下さい。) 詳細については http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2012.html をご覧下さい。 ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、往復はがき、 FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け 付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「図書館劇場7第2幕申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2 名参加」と明記して下さい。) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便 番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■「花鹿乃芸亭(はなしかのうんてい)・四」第2回 近世以来の伝統的話芸であり、世相や風俗の宝庫でもある落語を、図書 館で楽しむことができます! 奈良県出身の落語家 桂文鹿(かつら ぶんろく)さんプロデュースです。 今回は、特別ゲストとして、暑い8月にふさわしく、旭堂南鱗(きょく どう なんりん)さんを迎え、寄席演芸としても演じられる、怪談講釈 を実演していただきます!! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □8月4日(土)13:30〜(受付・開場12:30) □1F交流ホールにて開催します。 ★出演:桂文鹿『軒付け』『ぞろぞろ』、林家市楼『開口一番』   三味線:はやしや久子  ★ゲスト:旭堂南鱗 怪談講釈『応挙と幽霊の花魁』 ★参加料1名1,000円(中学生以下500円)。 ※当日受付でお支払いください。 ★先着200名。ただいま参加申込み受付中です! ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、往復はがき、 FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンター)にて受付 します。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「花鹿乃芸亭第2回申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2 名参加」と明記下さい。) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便 番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■売太神社 藤本保文宮司と「古事記」を読む  今年は「古事記」編纂1300年。知っているようで知らない「古事記」  を売太神社藤本保文宮司と一緒に読む輪読会を開催します。  売太神社は「古事記」編纂者の一人と言われる稗田阿礼を主斉神として祀 る古社。藤本宮司と一緒に、神話の世界から古代の歴史の姿を探ります。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □平成24年8月〜平成25年3月 全8回  毎月第2木曜日 14:00〜16:00  ※講師の都合により、変更することがあります。 □1F交流ホール □定員40名(応募多数の場合は抽選) ※全8回通して参加いただける方が対象です。  □参加費無料   ※ただし、指定するテキストを各自書店で購入していただきます。  ★申込み〆切:7月20日(金)必着  ★7月24日以降に参加の可否および参加決定者には受講案内をお送り します。 ○申込み方法 往復はがきでお申込みください。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「古事記輪読会参加希望」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、1名様のお申込みといたします。(厳守) 返信用ハガキの表に、送付先の郵便番号、住所、氏名を必ず記入して 下さい。 ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・      ↓↓↓ イベント申込みフォームはこちら ↓↓↓           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・ (*ゝ(ェ)・)ノ★企画展示★━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… ■「世界スマイル計画4 〜チャッピー岡本のカブリモノとダンボール家具展」  カブリモノの発信地奈良から、世界の人たちを笑顔にする企画展! 現代の新しいカブリモノ作品を制作し展示します。 今年は、オリンピックイヤーに合わせて、世界のご当地カブリモノがテ ーマです。奈良芸術短期大学デザインコースの学生さんと協力し、約 50点展示します。 震災後に関心が高まっているダンボール家具もあわせて展示します。  □7月1日(日)まで  □2階エントランスホール ■「zine(ジン)とリトルプレスって何?」展  自分で制作する、自費出版よりもっと簡単な本「zine」と、より本 格的な自分でつくる本「リトルプレス」。どちらも本を作るという熱い思 いが形になったもので、全国的、世界的にも人気のジャンルです。  そんなzineやリトルプレスを実際に手に取って見ていただける企画展 を開催します!  □7月1日(日)まで 2階セミナールーム横  □7月3日(火)〜7月8日(日)2階エントランスホール ■奈良女子大学文化メディアインターンシップ企画展  「ワールド給食ツアー」  図書情報館では、奈良女子大学文化メディアインターンシップとして、毎 年、主に文学部人文社会学科文化メディア学コースの学生を受け入れてい ます。今回、前期インターンシップに参加している学生による企画展「ワ ールド給食ツアー」を開催します。 世界の給食事情について調べた結果をパネルにしてご紹介します。  □7月10日(火)〜7月22日(日)  □2階エントランスホール  ※展示最終日の7月22日(日)には、イベント「奈良女子大学生による  世界一受けたい給食の授業」を開催します。 ■「奈良県山の日・川の日」生活排水対策パネル展  7月第3月曜日は「奈良県山の日・川の日」です。 図書情報館では「奈良県山の日・川の日」にあわせて、生活排水対策パネ ル展を開催します。大和川の汚れの原因の約80%が実は生活排水! わたしたちにも出来る対策をご紹介します。  □7月10日(火)〜7月16日(月・祝)  □2階セミナールーム横  ★主催:奈良県河川課 (*ゝ(ェ)・)ノ★図書展示★━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… (3階ブリッジ) ■「奈良ガイドブックあれこれ」  図書情報館が所蔵するガイドブックのうち、とくに奈良の旅行案内、観光 案内を中心に江戸時代から現代のものまで紹介します。奈良が観光名所の 魅力をどのように発信してきたのかを時代ごとに見ていきます。 また、明治・大正・昭和戦前期の奈良の旅行案内図も展示します。 □7月29日(日)まで (2階情報資料スペース) ■「ロンドン五輪開催−イギリスへ行こう!」 7月27日に夏のオリンピックがイギリスのロンドンを中心に開催されま す。図書情報館では、オリンピックの歴史や、夏のオリンピックの記録集、 各競技種目など、オリンピック関連の図書や、ロンドンを中心とした開催 地イギリスについての関連図書などを展示しています。日本のオリンピッ ク出場選手を応援します! □7月29日(日)まで (3階YAコーナー) ■「夏のとも〜どんとこい!読書感想文2012」  夏休みの宿題といえば読書感想文ですね。 学生の皆さんからは毎年「何を読んだらいいのかわからない」「どう書け ばいいのかわからない」などたくさんのお問い合わせがあります。 そこで、図書情報館では全国コンクール課題図書をはじめ、読書感想文を 書くためのおすすめ本を展示します。 □9月27日(木)まで ※YA・・・Young Adult(ヤングアダルト)。「若い大人」 という意味で使われている言葉です。ティーンの年代を指し ています。 ■3階戦争体験文庫 企画展「灼熱の陽の光の下で  〜日赤奈良班看護婦の手記から2」を開催しています。 中国の国共内戦に巻き込まれた手記を取り上げた前回の展示に引き続き、 今回はシンガポールで山下奉文中将の看護にもあたった助産師の手記、 トラック諸島で激しい空襲に巻き込まれながらも、辛くも生還した日赤 看護婦たちの手記を紹介します。 □9月27日(木)まで  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html (*ゝ(ェ)・)ノ★その他のお知らせ★━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… ■第4期図書館劇場友の会会員募集中!  毎年多数の方にご参加いただいてます千田館長による公開講座「図書館劇 場」。本講座のファンの皆様方へさらに充実した講習機会を提供する「友 の会」の会員を24年度も募集しております。 皆様のご入会をお待ちしています。 ★24年度の図書館劇場のテーマは「文芸と史書の奈良・大和路」です! ★会員特典  1.図書館劇場(残り5回)にお申込み無くご参加いただけます  2.千田館長を交えた会員限定「館長文化サロン」にご参加いただけます 3.2ヶ月に一度「図書情報館イベント情報」をお届けします  4.会員証を発行します ★会費 2,500円 ※一旦納入された会費は返金いたしません ※図書館劇場各回の参加料(資料代)は不要です ★申込方法  図書館劇場当日、もしくは、2階貸出返却カウンターにて会費を添えて お申し込みください。後日会員証を発送いたします。 ■次回の「司法書士 無料法律相談」は7月21日(土)です! 第1部13:30〜15:00 法律講座 テーマ:遺言 第2部15:00〜17:00 無料相談会 受付順(13時から受付にて整理券を配布します。) ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  7月のテーマは、遺言です。 遺言は、お亡くなりなられた方があとに残された方に送る最後の意思表 示。大切な最後のメッセージを無効なものとしないためにも、遺言に関 する法律をひととおり理解しておくことは重要です。 ぜひご参加ください。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □7月21日(土)13:30〜  □1F交流ホール ★申込不要、参加無料 ■「森の学校」を開催します! 木とふれあい、森林に親しむ楽しいイベント「森の学校」を今年も開催し ます。木工クラフト製作や木の標本展示と木に関するパネル展示を行いま す。屋外イベントになりますので、暑さ対策を十分にしてきてください。  □7月29日(日)10:00〜15:00  □2階東側テラス(正面入口横)  □先着200名(当日受付順) ★詳細はコチラ ──┬─────  └→http://www.pref.nara.jp/secure/83846/tirasi.pdf ■図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html ■新着図書情報(月に1度更新!)  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受付けています。県立図書情報館ホームページの有料 施設利用案内のページをご覧下さい。  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇  ◆図書館員の気になる一冊(63) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『スミスの本棚−私の人生を変えたこの一冊−』 テレビ東京報道局ワールドビジネスサテライト 日経BP社  2011年9月 「本を読むのは嫌いだ」と心の底から叫びたい図書館員。今回コーナー執筆 の担当となり、お薦め本を探し求め、図書館を歩き廻り書店をトボトボさまよ うと、素敵な本との出会いがありました。本書は、皆様ご存知の有名人が座右の書を紹介する一冊です。 日々目まぐるしく変化する経済動向を報道する、ワールドビジネスサテライ ト。その中の「スミスの本棚」は社会人へ読書を薦める名物コーナーで、リレ ー形式でゲストがお薦めの一冊を紹介します。これが好評を博し、書籍化され ました。本書には、映画監督の北野武、精神科医の名越康文、漫画家の西原理 恵子、元ソニー社長の出井伸之など日本の最前線で活躍する42人が登場し、 各々が人生の転機となった本を取り上げ、印象に残る部分を抜粋。そこから学 び得た体験談と今後の展望が語られています。 内容は「困難に挑む人へ」「発想のヒントが知りたい人へ」「夢を追いかける 人へ」「人生の転機にのぞむ人へ」「身近な人の幸せを大切にする人へ」「心を 見つめたい人へ」「希望を探している人へ」の7章で構成されています。 私が感銘を受けたのは、臨済宗相国寺管主の有馬頼底が紹介する、千玄室著 『いい人ぶらずに生きてみよう』です。彼は特攻隊員として出撃を待ち続け、 終戦後、自分だけ生き延びた事に罪悪感を持ち、禅の修業に出かけました。「 死ぬと分かっている場所に行かなくてはならない、死にたくなくても死ななく てはいけない、そういう現実を君たちはどう思う?」という問いかけは、仕事 に没頭し、競争社会に疲れ果てる我々を原点回帰させるメッセージとも言えま す。 番組とコーナーに出演された方々は、「被災地に本を届けようプロジェクト」 を立ち上げ、宮城県南三陸町へ20箱近くの本を寄贈しました。収録する話は 魅力的なものばかりですので、本書をきっかけとして、無限に拡がる読書の世 界へ分け入ってください。 (きたほり みつのぶ)        ┌─────────────┐   ▼▼▼▼▼│過去の気になる一冊はこちら│▼▼▼▼▼        └─────────────┘  http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇5◇  ◆図書情報館─職員だより(149) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  山下奉文(ともゆき)という軍人をご存知でしょうか。2.26事件当時は 反乱将校に近かったために陸軍の中枢を追われましたが、太平洋戦争開戦直後、 マレー半島攻略戦を指揮して「マレーの虎」と勇名をはせ、一躍国民的ヒーロ ーになった人物です。しかし、戦後は戦争犯罪に問われ、フィリピンで刑死し ています。  現在、「戦争体験文庫」では、日赤奈良支部から出征した従軍看護婦の手記 を展示しています。その中に、山下を看護した内容の手記があったので、私も さほど詳しくなかった山下のことをいろいろ調べて、その人気の高さに驚きま した。 フィリピン戦の関係者を中心に、山下の雅号「巨杉(きょさん)」をとった巨 杉会が組織され、戦後長く活動を続けていました。また、出身地高知には、山 下個人を祀った巨杉神社まであったそうです。村の鎮守の片隅にあるささやか なもので、現在は巨杉の杜というそうですが、それでも昭和期の軍人ただひと りを祀る神社があったのを私は他に知りません。山下を看護した奈良班看護婦 も、威厳があり英雄豪傑のような風貌でありながら、非常に気配りがき届き、 一介の看護者である自分にも優しかった、とその魅力を手記に記しています。  魅力ある人物だったのは確かなようですが、なぜここまで人気があるのでし ょうか。数多く出版されている人物論を読み込んでいるわけではありませんの で、いまだに答えを見つけることはできないでいます。しかし、やはりその経 歴も大きな要因となっているのかと思えます。つまり、エリートコースから途 中で脱落しながらも、機会を得て大きな戦功を挙げ一躍大きな注目を浴びる。 しかし、その後も必ずしも恵まれた処遇を受けず、最後は戦犯として処刑され た。こうした経歴が、判官びいき的な心情をくすぐっているのではないでしょ うか。 (さとう あきとし) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇6◇  ◆編 集 後 記 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 沖縄が梅雨明けしたとのニュースを聞き、関西の梅雨明けは一体いつだろうと 思いながら、雨について興味深い本をご紹介。 藤掛明著「雨降りの心理学―雨が心を動かすとき」(燃焼社) 雨ってどんなイメージ? 雨は何を象徴している? また、雨にどのように対峙する? 「雨を避ける」「雨と対峙する」「傘を通して雨を楽しむ」などなど。 本書は、小説や物語の雨のシーンに焦点をあて、心理学的な考察を綴ったもの。 作家が効果的に入れてくる雨のシーン。雨の役割についてとても分かりやすく 書かれています。雨降りがもたらす人の心の動きを追いながら、雨降りの中に 自分を置くことで見えてくる「自分の姿」を浮き彫りにします。 雨はいつかはあがるもの。 人生へのさりげない処方箋はいかがでしょうか。 県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立図書 情報館通信」第169号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第170号は、7月15日(日)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまで お願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/  「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちらで 解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご覧下 さい。 http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏ ┏┏ 奈良県立図書情報館 ┏   〒630-8135 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┌    TEL:0742-34-2111 FAX:0742-34-2777 ┌    MAIL: info@library.pref.nara.jp ┌    HP: http://www.library.pref.nara.jp ┌ ┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌