┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃----------------------------------------------------------┃  _┃  ☆Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信  ┃_  \┃----------------------------------------------------------┃/  /┗┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯┛\   ̄ ̄                              ̄ ̄ 2012.6.15 No.168    *6月の休館日     →18日、25日、29日 ※毎週月曜日休館。     ※29日(金)は月末休館とさせていただきます。            ┼───────────┼  ┌─────────┤  M E N U  ├─────────┐  │         ┼───────────┼         │  ├○┏━┓                           │  │ ┃1┃トピックス★6月後半のイベント            │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃2┃館長連載「図書情報の文化史」             │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃3┃図書情報館からのお知らせ               │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃4┃図書館員の気になる一冊                │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃5┃図書情報館−職員だより                │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃6┃編集後記                       │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○                              │  └───────────────────────────────┘            ∩∩♪〜 ∩∩ ∩∩                ♪〜(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p 〜♪ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇  ◆トピックス◆6月後半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■司法書士 無料法律相談会 図書情報館では、奈良県司法書士会と協力して、無料の法律相談会を毎月 1回開催しております。相談会に先立ち、司法書士による「法律講座」も 開催しておりますのでぜひご参加ください。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ 6月のテーマは、民間調停(ADR)です。 さまざまな「もめごと」を、裁判・調停をする前に、司法書士に間に入っ てもらって、話し合いをしませんか? 法律講座では「話し合いによる解決」の仕組みの基礎を解説いたします。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □6月16日(土)13:30〜17:00  第1部 13:30〜法律講座(テーマ:相続)  第2部 15:00〜無料相談会(先着8名程度) □1F交流ホール ★申込不要。無料相談会については、13時から整理券を配布します。 ■知的書評合戦「ビブリオバトル#16」 京都大学の研究室での輪読会に端を発する競技スタイルの書評発表会! 本を通じて、人と人が繋がり、交流する場が広がります。 テーマは、「月日(つきひ)」です。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □6月16日(土)14:30〜(開場14:00)  □2Fエントランスホール  ★今回のバトルテーマは「月日(つきひ)」です。 発表される方は、テーマに沿う本をお持ちください!  ★参加無料、観戦のみの参加もできます。  ★直接会場にお越しください。 ■第9回 千田館長読書相談会 図書情報館では、第9回となります「千田館長読書相談会」を開催いた します。千田館長が直接カウンターにつき、一般利用者の質問や読書相 談に対し、図書情報館の資料を使って回答するとともに関連文献の紹介 を行います。 「日本の古代史」や「歴史地理学」に関する事項について、日ごろ疑問 に思っていることを気軽に相談できる機会です。 穏やかで気さくな人柄の千田館長が、疑問解決や読書の水先案内人をつ とめます。 □6月23日(土)13:00〜14:30、15:00〜16:00 □3階レファレンス(調べ物・本の相談)カウンター □定員5名(申込み多数の場合は抽選) ★★★募集期間:6月16日(土)まで★★★ ★★★お急ぎください!!★★★ ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(info@library.pref.nara.jp)、 来館(2F貸出・返却カウンターにて受付)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.質問内容 「千田館長読書相談会希望」とご記入の上、お申込み下さい。 ■zine(ジン)とリトルプレス ワークショップ    〜自分でつくる本の新しいたのしみ〜  □6月23日(土)13:00〜16:00  □1階交流ホール  □参加費:お一人様1,000円(当日徴収)  □講師:堺達朗さん(Books DANTALION) +サロン文化大学  ★対象:高校生以上  ★定員:10名(抽選)  ★★★募集は終了いたしました★★★  ★★★ありがとうございました★★★ ■カブリモノ変心塾  1300年前にシルクロードを経て伎楽面が渡来した奈良は、カブリモノ 発祥の地。この地からカブリモノで日本を元気に!チャッピー岡本さんに よる世界スマイル計画4が19日から図書情報館で開催されます。 自分だけのオリジナルかぶりものが作れる「カブリモノ変心塾」も開催さ れますので、ぜひご参加ください! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □6月23日(土)24日(日)、30日(土)、7月1日(日)   1回目13:30〜14:30   2回目15:30〜16:30  □2階エントランスホール(展示会場)  ★定員:各回30人  ★参加料:お一人様1,000円  ★申込制 ○申込み方法 FAX(0742-34-2777)、電話(0742-34-2111)にて受け付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.希望する日時 FAXでお申込みの際は「カブリモノ変心塾申込み」と明記してく ださい。 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇  ◆館長連載「図書情報の文化史」素描編 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第168回 『風姿花伝』(2)          館長 千田 稔 できるかぎり『風姿花伝』全体を俯瞰したいと思うが、連載の紙幅の限界 もあるので、どのような展開になるか今は定かではない。  『風姿花伝』第一「年来稽古条々」は、能の稽古を年齢に従ってやってい く方法を述べているのだが、私は能にかぎることなく、今日の教育論や人生 論を見直すのに参照すべきものと思う。これからの日本の軌道を考えさせる し、自省としても読んでみたい。  七歳 一、この芸において、おほかた七歳を以て初めとす。この頃の能の稽古、か ならず、その者自然とし出だす事に得たる風体あるべし。舞・はたらきの間、 音曲、もしは、怒れることなどにてもあれ、ふとし出ださんかかりを、うち まかせて、心のままにせさすべし。さのみに「善き」「悪しき」とは教ふべ からず。あまりにいたく諌(いさ)むれば、わらんべは気を失ひて、能もの ぐさくなりたちぬれば、やがて能は止まるなり。  能はおおよそ七歳頃から稽古が始まるという。この頃、子供は自然とやり だすことに、得意げな様子が見られるので、ふとやりだすことのきっかけを そのままにしておいて、「善い」「悪い」などといって教えてはならない。 厳しく注意などしては、子供はやる気をなくして止めてしまう、というので ある。  何も、私が付け加えることのないほど、子供が自然に育つべき道を指摘し ている。あえていうならば、子供は、人間の成長過程において最も「自然」 (ネイチュアー)なのだ。大人がむやみに触れては、こわれてしまうのだ。                          (つづく) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇  ◆図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (*ゝ(ェ)・)ノ★参加者募集中★━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… ■ローカルブックレヴュー&クロストーク1  『地方』や『地域』の存在が見直される今、『地域』に関わって活動し、 それを一冊の本にまとめた著者と、『地域』で暮らし活動しているゲスト と、参加者をまじえたクロストークを行います。 『地域』と自分とのつながりを考えるフォーラムです。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □7月7日(土)14:00〜17:00(開場13:00)  □1階交流ホール  □参加費:お一人様1,000円(当日徴収)  ★定員200名(先着) ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、 FAX(0742-34-2777)、メール(wsts@library.pref.nara.jp)、 来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「ローカルブックレヴュー1申込み」とご記入の上、お申込み下 さい。 ※1通につき1名のお申込みとします。 ■「佐保川まちづくり塾」教養講座  今年も図書情報館でいろんな講座を開講します! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  A『奈良の自然景観に隠された大地の動き』 〜きれいな景色の怖いおはなし〜 (全3回) 開催日時:平成24年7月15日(日)・22日(日)・29日(日)        各回とも14:00〜15:30(受付13:30〜)   開催場所:1階交流ホール   講師:西田史朗先生(奈良教育大学名誉教授) B『童話作家石井桃子訳「ピーター・ラビット物語」を読む』(全6回)   開催日時:平成24年9月9日(日)・16日(日)・23日(日) 10月14日(日)・21日(日)・28日(日) 各回とも10:30〜12:00(受付10:00〜)   開催場所:1階交流ホール   講師:奥田喜八郎先生(奈良教育大学名誉教授) C『グリム童話と奈良の民話』(全3回)   開催日時:平成24年12月8日(土) 13:30〜15:00、        15:10〜16:40、 12月22日(土)13:30〜15:00   開催場所:1階交流ホール 講師:竹原威滋先生(奈良教育大学名誉教授) ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □参加無料、要申込  □各コースとも先着100名 ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、 FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.希望のコース(A・B・C) 5.参加人数(1通につき2名まで可) 「まちづくり塾申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 ■図書館劇場7 第2幕『文芸と史書の奈良・大和路(2)』 今年度は「文芸と史書の奈良・大和路」をテーマに開催しています。 奈良をめぐる文芸作品と歴史書を通じて、改めて奈良の姿を浮き彫りに します。 図書館劇場は奇数月の第4土曜日開催です! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □7月28日(土)13:00〜(12:00〜受付・開場) □1階交流ホール ★講師:「磐余と初瀬川−履中天皇と雄略天皇」千田稔(当館館長) 「幕末の歌人・伴林光平と天誅組」岡本彰夫氏(春日大社権宮司)   朗読:宮本常一著『天忠組のこと』より 都築由美氏(アナウンサー)  ★参加料:1名500円(当日受付にてお支払い下さい。) 詳細については http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2012.html をご覧下さい。 ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、往復はがき、 FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け 付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「図書館劇場7第2幕申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2 名参加」と明記して下さい。) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便 番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■「花鹿乃芸亭(はなしかのうんてい)・四」第2回 近世以来の伝統的話芸であり、世相や風俗の宝庫でもある落語を、図書 館で楽しむことができます! 奈良県出身の落語家 桂文鹿(かつら ぶんろく)さんプロデュースです。 今回は、特別ゲストとして、暑い8月にふさわしく、旭堂南鱗(きょく どう なんりん)さんを迎え、寄席演芸としても演じられる、怪談講釈 を実演していただきます!! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □8月4日(土)13:30〜(受付・開場12:30) □1F交流ホールにて開催します。 ★出演:桂文鹿『軒付け』『ぞろぞろ』、林家市楼『開口一番』   三味線:はやしや久子  ★ゲスト:旭堂南鱗 怪談講釈『応挙と幽霊の花魁』 ★参加料1名1,000円(中学生以下500円)。 ※当日受付でお支払いください。 ★先着200名。ただいま参加申込み受付中です! ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、往復はがき、 FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンター)にて受付 します。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「花鹿乃芸亭第2回申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2 名参加」と明記下さい。) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便 番号、住所、氏名を必ず記入して下さい。 ■売太神社 藤本保文宮司と「古事記」を読む  今年は「古事記」編纂1300年。知っているようで知らない「古事記」  を売太神社藤本保文宮司と一緒に読む輪読会を開催します。  売太神社は「古事記」編纂者の一人と言われる稗田阿礼を主斉神として祀 る古社。藤本宮司と一緒に、神話の世界から古代の歴史の姿を探ります。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □平成24年8月〜平成25年3月 全8回  毎月第2木曜日 14:00〜16:00  ※講師の都合により、変更することがあります。 □1F交流ホール □定員40名(応募多数の場合は抽選) ※全8回通して参加いただける方が対象です。  □参加費無料   ※ただし、指定するテキストを各自書店で購入していただきます。  ★申込み〆切:7月20日(金)必着  ★7月24日以降に参加の可否および参加決定者には受講案内をお送り します。 ○申込み方法 往復はがきでお申込みください。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「古事記輪読会参加希望」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、1名様のお申込みといたします。(厳守) ※返信用ハガキの表に、送付先の郵便番号、住所、氏名を必ず記入し て下さい。 ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・      ↓↓↓ イベント申込みフォームはこちら ↓↓↓           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・ (*ゝ(ェ)・)ノ★企画展示★━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… ■「元気な大和っ子を育む」運動場芝生化パネル展 奈良県で進めている運動場芝生化についてのパネル展を開催。 運動場を芝生にすることで、子どもの体力向上や、運動場でのケガの減 少などの効果が期待できます。展示では実際の芝生も展示しています。 □6月17日(日)まで  □2階エントランスホール  ★主催:奈良県保健体育課 ■「世界スマイル計画4 〜チャッピー岡本のカブリモノとダンボール家具展」  カブリモノの発信地奈良から、世界の人たちを笑顔にする企画展! 現代の新しいカブリモノ作品を制作し展示します。 今年は、オリンピックイヤーに合わせて、世界のご当地カブリモノがテ ーマです。奈良芸術短期大学デザインコースの学生さんと協力し、約 50点展示します。 震災後に関心が高まっているダンボール家具もあわせて展示します  □6月19日(火)〜7月1日(日)  □2階エントランスホール ■「男女共同参画週間」パネル展  6月23日から6月29日は男女共同参画週間です。 期間中は県内のあちこちでイベントが開催されたり、県女性センターで 「なら男女共同参画週間イベント2012」が開催されます。 こういった取り組みを広く知ってもらうため、また、男女共同参画社会 を目指して展示を行います。  □6月19日(火)〜6月24日(日)  □2階セミナールーム横 ■「zine(ジン)とリトルプレスって何?」展  自分で制作する、自費出版よりもっと簡単な本「zine」と、より本 格的な自分でつくる本「リトルプレス」。どちらも本を作るという熱い思 いが形になったもので、全国的、世界的にも人気のジャンルです。  そんなzineやリトルプレスを実際に手に取って見ていただける企画展 を開催します!  □6月26日(火)〜7月8日(日)  □2階セミナールーム横 (*ゝ(ェ)・)ノ★図書展示★━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… (3階ブリッジ) ■「奈良ガイドブックあれこれ」  図書情報館が所蔵するガイドブックのうち、とくに奈良の旅行案内、観光 案内を中心に江戸時代から現代のものまで紹介します。奈良が観光名所の 魅力をどのように発信してきたのかを時代ごとに見ていきます。 また、明治・大正・昭和戦前期の奈良の旅行案内図も展示します。 □7月29日(日)まで (2階情報資料スペース) ■「奈良を愛した二人のケンキチ−富本憲吉と杉本健吉−」 奈良県安堵町出身の陶芸家 富本憲吉氏と、奈良をこよなく愛し描き続け た画家 杉本健吉氏に関する図書を展示いたします。 両氏の作品集、展示目録や著作のほかにも、富本氏直筆の書印年代表や、 杉本氏による東大寺修二会の画帖といった貴重な資料もあわせて展示しま す。 □6月28日(木)まで (3階カウンター横書架スペース) ■追悼展示「絵本作家 モーリス・センダック 逝く」  5月8日、米コネティカット州の病院で83歳で死去した、絵本『かい じゅうたちのいるところ』などで知られる米国の著名な絵本作家モーリ ス・センダック氏を悼み、図書展示をしております。 センダックの世界を楽しんでください。 □6月17日(日)まで ■追悼展示「映画監督 新藤兼人 逝く」  1935(昭和10)年、京都の新興キネマ現像部で映画人生をスター トさせ、後に脚本家に転身し、溝口健二監督に師事して多くの作品を手 がけた日本の最高齢現役監督、新藤兼人氏が5月29日に死去されまし た。4月22日に満100歳を迎えたばかりでした。 当館では、氏の代表作をはじめ、最後の映画となった『一枚のハガキ』 などを取り上げ、その足跡の一端を紹介しております。 □6月17日(日)まで ■3階戦争体験文庫 企画展「8.15で終わらなかった戦争 〜日赤奈良班看護婦の手記から1」を開催しています。 戦争体験文庫には、日本赤十字社奈良班救護看護婦が、日中戦争・太平 洋戦争に従軍した際の貴重な手記が残っています。 今回の展示では、 終戦後中国に抑留され、国共内戦に巻き込まれた方もいた第459救護 班看護婦4人の手記を紹介します。 □6月28日(木)まで  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html (*ゝ(ェ)・)ノ★その他のお知らせ★━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… ■第4期図書館劇場友の会会員募集中!  毎年多数の方にご参加いただいてます千田館長による公開講座「図書館劇 場」。本講座のファンの皆様方へさらに充実した講習機会を提供する「友 の会」の会員を24年度も募集しております。 皆様のご入会をお待ちしています。 ★24年度の図書館劇場のテーマは「文芸と史書の奈良・大和路」です! ★会員特典  1.図書館劇場(残り5回)にお申込み無くご参加いただけます  2.千田館長を交えた会員限定「館長文化サロン」にご参加いただけます 3.2ヶ月に一度「図書情報館イベント情報」をお届けします  4.会員証を発行します ★会費 2,500円 ※一旦納入された会費は返金いたしません ※図書館劇場各回の参加料(資料代)は不要です ★申込方法  図書館劇場当日、もしくは、2階貸出返却カウンターにて会費を添えて お申し込みください。後日会員証を発送いたします。 ■次回の「医療・健康相談」は7月7日(土)です! 済生会奈良病院、瀬川病院長による医療・健康相談会。 病気のことや薬のこと、自分や家族の健康のこと、気になることがある方 は、ご相談ください。  □7月7日(土)13:00〜15:00 □3Fグループ研修室 ★申込不要、先着順、無料。  ★12:30から会場前にて整理券を発行いたします。 ■次回の「法務無料相談会&知識セミナー」は7月8日(日)です! 第1部13:30〜15:00 知識セミナー(質疑応答含む)    「遺族年金の基礎知識」     講師:社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー        小野啓一氏 第2部15:00〜17:00 無料相談会 受付順(13時から受付にて整理券を配布します。)  □7月8日(日)13:30〜  □1F交流ホール ★申込不要、参加無料 ■図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html ■新着図書情報(月に1度更新!)  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受付けています。県立図書情報館ホームページの有料 施設利用案内のページをご覧下さい。  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇  ◆図書館員の気になる一冊(62) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『神道入門:英和対訳』 山口智 著 戎光祥出版 2012年1月 著者は、神職資格を取得して古郷奈良の小さな神社の神主も務めている。 長い外国勤務の間に、日本の文化は神道を基盤に形成されていると実感する ようになり、40歳代になって神道の勉強を始めた。本書は外国人とりわけ 英語圏の人々に神道についての全般的な説明するために書かれたものである。 本書の英文タイトルが 『Shinto from an International  Perspective(国際的観点からの神道)』 となっているように、広い視野から説明されている。 まず、翻訳にあたって、神道における信仰の対象、日本語のkamiを単 数にも複数にも使っている。これは、神道がアニミズムに端を発し、生成力、 自然物、自然の力といったタイプの神も存在するためで、一神教に代表され るキリスト教のGodや、同じく自然現象や人間における定めや矛盾・困難 を擬人的に表現した古代ギリシャ・ローマのgodsを連想させることがな いようにとの配慮である。 また、神社は、通常shrineと訳されるが、英語では、墓や遺骨など の聖遺物を納めた箱、神聖視されている祭壇や礼拝堂を意味しがちである。 しかし、神社は、神が鎮座または降臨する、礼拝のための場所のことである。 本殿には御神体または御霊代(みたましろ)と呼ばれる神聖なものを納める が、これ自体は神ではなく、神霊が拠り付くためのもので、御神体は公衆に 見せられることはないと断っている。 このほか、神道では、祈りは本来共同体の福利のためであり、個人のため の祈りは後から発達したものである。キリスト教では決して人は神(God) にはなれないが、神道においては神々と人の間には連続性があり、人は神に なり得るという。人は自然の一部であり、自然は生命力を持ち尊敬と崇拝の 対象である。また、肉体の死後も魂は生き続けるという考えは他の宗教にも 見られるが、天国や極楽、地獄を説明することが無く、統一された観念を持 っていないなど、神道の特徴についてわかりやすく述べている。 日本人の考え方が、外国と比較してはじめて理解できることも多い中で、 本書は神道に関する日本人のためのよき入門書でもある。 (おおみや もりとも)        ┌─────────────┐   ▼▼▼▼▼│過去の気になる一冊はこちら│▼▼▼▼▼        └─────────────┘  http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇5◇  ◆図書情報館─職員だより(148) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2011年3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地 震による福島第一原子力発電所事故から1年以上が経ちますが、今もなお、 放射性物質が大気に拡散し遠方へ飛来、地中や海水に漏れ出たものも拡散し 続けています。  核種によっては、放射能がゼロになるまで数万年以上もかかるものもあり、 放射性崩壊により発生する、α線、β線、γ線、中性子線(核種による)と いう放射線の影響は、計り知れないものとなっています。  今や世界中に拡散してしまった放射性物質は、大気や水、食料品などから 我々の体内に取り込まれつつありますが、人体への影響が明らかになってい ないこと、直接的な影響がほとんど目立っていないこともあり、多くの方が、 その事故後の処理ができていないという異常な状態に慣れ、放射性物質の存 在や影響についても気にされなくなってきているようです。  山村武彦著『人は皆「自分だけは死なない」と思っている−防災オンチの 日本人−』に、「集団同調性バイアス」という言葉があります。「皆と同じ行 動をとっていれば大丈夫」と思う心理に、客観的合理性や科学的根拠はあり ません。逆に、皆がいるからこそ危険に流される場合があり、災害時にとる べき行動が取れなくなると書かれています。また、「減災」の第一歩は、災 害に巻き込まれたときの、人の心の動きを知ることだとも書かれています。 その心理を知っているか知らないか、その違いが生死を分けることにもなる ようです。  この本を読んで、防災への備えや危機意識が薄れつつあった私自身を見直 し、日々巨大地震等による災害の発生や、放射性物質による影響等について、 情報収集をしつつ、備えをしはじめているところです。 (うえむら かずひこ) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇6◇  ◆編 集 後 記 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今では気軽に安全に楽しむことが出来る旅行。しかし、庶民が観光旅行を楽 しめるようになったのは江戸時代に入ってからでした。当時は観光旅行は禁 じられていましたが、参詣・参宮のための旅行は許されていたため、お伊勢 参りが大ブーム。もちろん一生に一度という人が大半なので、伊勢だけでな く、道中、いろんな観光地に足をのばすことも多かったようです。そんな中、 古代から文化の中心であった京都・奈良は当時から人気の観光地でした。 幕末になると、たくさんの旅行案内書が出版されるようになります。道中記 や名所図絵は持ち歩いて参照できるガイドブックのようなものでした。 もちろん当時の旅行に危険はつきもので、移動手段は主に徒歩。少ない手荷 物だけで何ヶ月も旅をします。天災・人災など、今とは比べものにならない 苦労を伴うものだったはず。それでも、情報の少ない当時は、見るもの全て が珍しく、旅に出ることにあこがれを抱く人は多かったようです。 当館では7月29日まで3階ブリッジにおいて図書展示「奈良ガイドブック あれこれ」を開催しています。 江戸時代から現代まで奈良のガイドブック・名所図会などを展示しています。 ご興味のある方はぜひお運びください。 県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立図書 情報館通信」第168号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第169号は、7月1日(日)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまで お願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/  「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちらで 解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご覧下 さい。 http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏ ┏┏ 奈良県立図書情報館 ┏   〒630-8135 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┌    TEL:0742-34-2111 FAX:0742-34-2777 ┌    MAIL: info@library.pref.nara.jp ┌    HP: http://www.library.pref.nara.jp ┌ ┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌