┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃----------------------------------------------------------┃  _┃  ☆Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信  ┃_  \┃----------------------------------------------------------┃/  /┗┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯┛\   ̄ ̄                              ̄ ̄ 2012.6.1 No.167    *6月の休館日     →4日、11日、18日、25日、29日 ※毎週月曜日休館。     ※29日(金)は月末休館とさせていただきます。            ┼───────────┼  ┌─────────┤  M E N U  ├─────────┐  │         ┼───────────┼         │  ├○┏━┓                           │  │ ┃1┃トピックス★6月前半のイベント            │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃2┃館長連載「図書情報の文化史」             │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃3┃図書情報館からのお知らせ               │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃4┃図書館員の気になる一冊                │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○┏━┓                           │  │ ┃5┃図書情報館−職員だより                │  ├○┗━╋…───────────────────────── │  │ ┏━┓                           │  ├○┃6┃編集後記                       │  │ ┗━╋…───────────────────────── │  ├○                              │  └───────────────────────────────┘            ∩∩♪〜 ∩∩ ∩∩                ♪〜(^-^q) q(^0^)p (p^-^)p 〜♪ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇1◇  ◆トピックス◆6月前半のイベント └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「花鹿乃芸亭(はなしかのうんてい)・四」第1回 近世以来の伝統的話芸であり、世相や風俗の宝庫でもある落語を、図書館 で楽しむことができます! 奈良県出身の落語家 桂文鹿(かつら ぶんろく)さんプロデュースです。 今回は特別企画として、落語のルーツの一つと言われている「節談説教」 もお聞きいただけます!! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □6月2日(土)13:30〜(受付・開場12:30) □1F交流ホールにて開催します。 ★出演:桂かい枝『お玉牛』 桂文鹿 『仏師屋盗人』 林家愛染『隣の桜』   三味線:はやしや久子  ★ゲスト:薙野明仁(真宗大谷派本澄寺住職)『節談説教』 ★参加料1名1,000円(中学生以下500円)。 ※当日受付でお支払いください。 ★先着200名。 当日受付いたします。参加希望の方は、直接会場までお越しください。 ■医療・健康相談会 済生会奈良病院、瀬川病院長による医療・健康相談です。 気になる体のこと、病気のこと、薬のこと等、ご相談ください。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □6月2日(土)13:00〜15:00 □3階グループ研修室 ★申込不要、先着順、無料。 ★12:30からグループ研修室前にて番号札を発行いたします。 相談は番号札の順番でお願いします。(先着8名程度) ■法務無料相談会&知識セミナー  気になる法律問題について、専門家の立場からアドバイスする無料相談 を行います。相談会に先立ち、相談の多い事例をテーマに知識セミナー を開催します。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □6月3日(日)13:30〜(受付:13:00〜16:30) □1階交流ホール □第1部13:30〜15:00 知識セミナー(質疑応答含む)      「先祖を祀る墓・墓地について知っておきたい基礎知識」       講師:行政書士・ファイナンシャルプランナー  三好重孝氏 第2部15:00〜17:00 無料相談会(受付順) ★申込不要、無料。 ■奈良の表現者たちによるプレゼンテーション大会   『omote−butai』 奈良を拠点として表現活動に取り組んでいる方々のプレゼンテーション大 会を開催します。アート、デザイン、音楽、演劇、ダンス、写真、映像、 クラフト・・・ジャンルに関わらず、奈良を拠点に表現活動に取り組む方 々の発表をお楽しみください! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □6月10日(日)13:00〜17:00 □1階交流ホール ★申込不要、無料。 ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・      ↓↓↓ イベント申込みフォームはこちら ↓↓↓           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・ ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇2◇  ◆館長連載「図書情報の文化史」素描編 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第167回 『風姿花伝』(1)          館長 千田 稔 『風姿花伝』は世阿弥の能楽論として、あまりにもよく知られている。最 初の3巻が応永7年(1400)に成り、20年ほどの年月を経て今日に伝 わる7巻本として成立した。『花伝書』ともよばれるが「花」とは観客の感 動を言う。  私が、この書に関心をもつのは、もとより、日本芸能史の一端にふれたい からだが、今一つの理由は、『大日本地名辞書』の著者吉田東伍について評 伝『地名の巨人 吉田東伍』(角川書店)を上梓したときに、彼によって発 見されて世に出たことを知ったという機縁による。さらに、付け加えると、 私の住所の近く、川西町に面塚と称する場所があり、観世流発祥の地と伝承 されていることにもよる。  今回は、やや長く連載することになる予定だが、しばらくお付き合いいた だきたい。時に、『風姿花伝』からそれることもありやしないかという、不 安もあるが、ご寛容願いたい。 序の冒頭に、「それ申楽(さるがく)延年(えんねん)の事わざ・・・」 とある。「申楽」とは「猿楽」とも表記し、奈良時代に唐からから伝来した 「散楽(さんがく)」に由来する。「散学」とは、雑芸(ぞうげい)で、軽 業、曲芸、奇術などからなる。日本古代の相撲(すまい)の節会(せちえ)、 御神楽(みかぐら)となり、田楽・猿楽などに継承され、能楽へと発展す る。能楽と本格的に称されたのは、明治になってからである。  申楽が延年の事わざ、つまり長寿の芸能であるというのは、どのような流 れに基づくのかも、関心のもたれるところである。そのルーツも探ってみた い。                          (つづく) ※前回の末尾に「つづく」とありましたが、「この項終わり」に訂正します。 ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇3◇  ◆図書情報館からのお知らせ └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (*ゝ(ェ)・)ノ★参加者募集中★━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… ■知的書評合戦「ビブリオバトル#16」 京都大学の研究室での輪読会に端を発する競技スタイルの書評発表会! 本を通じて、人と人が繋がり、交流する場が広がります。 テーマは、「月日(つきひ)」です。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ □6月16日(土)14:30〜(開場14:00)  □2Fエントランスホール  ★今回のバトルテーマは「月日(つきひ)」です。 発表される方は、テーマに沿う本をお持ちください!  ★参加無料、観戦のみの参加もできます。参加申込み受付中!  ○申込み方法   当館のホームページ「申込フォーム」、wsts@library.pref.nara.jpへお 名前と「発表」と「観覧のみ」のどちらで参加かを明記してお申し込み ください。 ■第9回 千田館長読書相談会 図書情報館では、第9回となります「千田館長読書相談会」を開催いた します。千田館長が直接カウンターにつき、一般利用者の質問や読書相 談に対し、図書情報館の資料を使って回答するとともに関連文献の紹介 を行います。 「日本の古代史」や「歴史地理学」に関する事項について、日ごろ疑問 に思っていることを気軽に相談できる機会です。 穏やかで気さくな人柄の千田館長が、疑問解決や読書の水先案内人をつ とめます。 □6月23日(土)13:00〜14:30、15:00〜16:00 □3階レファレンス(調べ物・本の相談)カウンター □定員5名(申込み多数の場合は抽選) ★★★募集期間 6月16日(土)まで ★★★ ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(info@library.pref.nara.jp)、 来館(2F貸出・返却カウンターにて受付)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.質問内容 「千田館長読書相談会希望」とご記入の上、お申込み下さい。 ■zine(ジン)とリトルプレス ワークショップ    〜自分でつくる本の新しいたのしみ〜  zineとは、自分で制作する、自費出版よりもっと簡単な本のことで す。体裁にこだわらず「本がつくりたい!」という思いが形になった本 のこと。今回はそんなzine(リトルプレス)を専門に扱う大阪の Books DANTALION(ダンタリオン)から講師をお招きし、 ワークショップを開催します! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★ ★当日は12ページで一冊のzine(コピー本)を制作します。 ★テーマは自己紹介。好きなもの、おすすめ地域のこと、ご自身の活動、 何でも結構です。他の人が読んだ時に、あなたのことがわかる本を作り たいと思います。 ★PCではなく、手書きや写真の切り抜きなどを用いて原稿をつくります。 ★ペンやマスキングテープ、写真、雑誌の切り抜きなど、使用したい素材 を各自でご用意ください。 ★ハサミ、ノリ、ペンなどいくつかはこちらでもご用意しますが、なるべ く持参してください。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □6月23日(土)13:00〜16:00  □1階交流ホール  □参加費:お一人様1,000円(当日徴収)  □講師:堺達朗さん(Books DANTALION) +サロン文化大学  ★対象:高校生以上  ★定員:10名(抽選)  ★申込〆切:6月10日(日)  ○申込み方法   当館のホームページ「申込みフォーム」でお申込みください。   抽選の結果は6月12日(火)頃にご連絡いたします。 ■カブリモノ変心塾  1300年前にシルクロードを経て伎楽面が渡来した奈良は、カブリモノ 発祥の地。この地からカブリモノで日本を元気に!チャッピー岡本さんに よる世界スマイル計画4が19日から図書情報館で開催されます。 自分だけのオリジナルかぶりものが作れる「カブリモノ変心塾」も開催さ れますので、ぜひご参加ください! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □6月23日(土)24日(日)、30日(土)、7月1日(日)   1回目13:30〜14:30   2回目15:30〜16:30  □2階エントランスホール(展示会場)  ★定員:各回30人  ★参加料:お一人様1,000円  ★申込制 ○申込み方法 FAX(0742-34-2777)、電話(0742-34-2111)にて受け付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.希望する日時 FAXでお申込みの際は「カブリモノ変心塾申込み」と明記してく ださい。 ■ローカルブックレヴュー&クロストーク1  『地方』や『地域』の存在が見直される今、『地域』に関わって活動し、 それを一冊の本にまとめた著者と、『地域』で暮らし活動しているゲスト と、参加者をまじえたクロストークを行います。 『地域』と自分とのつながりを考えるフォーラムです。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □7月7日(土)14:00〜17:00(開場13:00)  □1階交流ホール  □参加費:お一人様1,000円(当日徴収)  ★定員200名(先着) ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、 FAX(0742-34-2777)、メール(wsts@library.pref.nara.jp)、 来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「ローカルブックレヴュー1申込み」とご記入の上、お申込み下 さい。 ※1通につき1名のお申込みとします。 ■「佐保川まちづくり塾」教養講座  今年も図書情報館でいろんな講座を開講します! ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  A『奈良の自然景観に隠された大地の動き』 〜きれいな景色の怖いおはなし〜 (全3回) 開催日時:平成24年7月15日(日)・22日(日)・29日(日)        各回とも14:00〜15:30(受付13:30〜)   開催場所:1階交流ホール   講師:西田史朗先生(奈良教育大学名誉教授) B『童話作家石井桃子訳「ピーター・ラビット物語」を読む』(全6回)   開催日時:平成24年9月9日(日)・16日(日)・23日(日) 10月14日(日)・21日(日)・28日(日) 各回とも10:30〜12:00(受付10:00〜)   開催場所:1階交流ホール   講師:奥田喜八郎先生(奈良教育大学名誉教授) C『グリム童話と奈良の民話』(全3回)   開催日時:平成24年12月8日(土) 13:30〜15:00、        15:10〜16:40、 12月22日(土)13:30〜15:00   開催場所:1階交流ホール 講師:竹原威滋先生(奈良教育大学名誉教授) ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □参加無料、要申込  □各コースとも先着100名 ○申込み方法 当館のホームページ「申込みフォーム」、 FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 来館(2F貸出・返却カウンター)にて受け付けます。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.希望のコース(A・B・C) 5.参加人数(1通につき2名まで可) 「まちづくり塾申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・      ↓↓↓ イベント申込みフォームはこちら ↓↓↓           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・。★.・。☆.・。☆.・ (*ゝ(ェ)・)ノ★企画展示★━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… ■佐保川の春 アートの日「奈良から表現する」を考える 『100 no arawasi』  奈良をアートで発信するNIJI−PROJECT、奈良サローネを図書 情報館で再び! 奈良を拠点として表現活動に取り組まれている方々を紹介するパネル展。 □6月10日(日)まで □2階エントランスホール ★主催:奈良県立図書情報館、ならそら ■「元気な大和っ子を育む」運動場芝生化パネル展  □6月12日(火)〜17日(日)  □2階エントランスホール  ★主催:奈良県保健体育課 (*ゝ(ェ)・)ノ★図書展示★━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… (3階ブリッジ) ■「「奈良ガイドブックあれこれ」を開催しています。  図書情報館が所蔵するガイドブックのうち、とくに奈良の旅行案内、観 光案内を中心に江戸時代から現代のものまで紹介します。奈良が観光名 所の魅力をどのように発信してきたのかを時代ごとに見ていきます。 また、明治・大正・昭和戦前期の奈良の旅行案内図も展示します。 □7月29日(日)まで (2階情報資料スペース) ■「奈良を愛した二人のケンキチ−富本憲吉と杉本健吉−」 を開催しています。 奈良県安堵町出身の陶芸家 富本憲吉氏と、奈良をこよなく愛し描き続け た画家 杉本健吉氏に関する図書を展示いたします。 両氏の作品集、展示目録や著作のほかにも、富本氏直筆の書印年代表や、 杉本氏による東大寺修二会の画帖といった貴重な資料もあわせて展示し ます。 □6月28日(木)まで (3階カウンター横書架スペース) ■追悼展示「絵本作家 モーリス・センダック 逝く」を開催しています。  5月8日、米コネティカット州の病院で83歳で死去した、絵本『かい じゅうたちのいるところ』などで知られる米国の著名な絵本作家モーリ ス・センダック氏を悼み、図書展示をします。 センダックの世界を楽しんでください。 □6月1日(金)〜6月17日(日) ■3階戦争体験文庫 企画展「8.15で終わらなかった戦争 〜日赤奈良班看護婦の手記から1」を開催しています。 戦争体験文庫には、日本赤十字社奈良班救護看護婦が、日中戦争・太平 洋戦争に従軍した際の貴重な手記が残っています。 今回の展示では、 終戦後中国に抑留され、国共内戦に巻き込まれた方もいた第459救護 班看護婦4人の手記を紹介します。 □6月28日(木)まで  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html (*ゝ(ェ)・)ノ★その他のお知らせ★━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…… ■第4期図書館劇場友の会会員募集中!  毎年多数の方にご参加いただいてます千田館長による公開講座「図書館 劇場」。本講座のファンの皆様方へさらに充実した講習機会を提供する 「友の会」の会員を24年度も募集しております。 皆様のご入会をお待ちしています。 ★24年度の図書館劇場のテーマは「文芸と史書の奈良・大和路」です! ★会員特典  1.図書館劇場(全6回)にお申し込み無くご参加いただけます  2.千田館長を交えた会員限定「館長文化サロン」にご参加いただけます 3.2ヶ月に一度「図書情報館イベント情報」をお届けします  4.会員証を発行します ★年会費 3,000円 ※一旦納入された会費は返金いたしません ※図書館劇場各回の資料代は不要です ★申込方法  図書館劇場当日、もしくは、2階貸出返却カウンターにて会費を添えて お申し込みください。後日会員証を発送いたします。 ■次回の「司法書士 無料法律相談」は6月16日(土)です! 第1部13:30〜15:00 法律講座 テーマ:民間調停(ADR) 第2部15:00〜17:00 無料相談会 受付順(13時から受付にて整理券を配布します。) ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  6月のテーマは、民間調停(ADR)です。 さまざまな「もめごと」を、裁判・調停をする前に、司法書士に間に入っ てもらって、話し合いをしませんか? 法律講座では「話し合いによる解決」の仕組みの基礎を解説いたします。 ★―――――――――――――――――――――――――――――――★  □6月16日(土)13:30〜  □1F交流ホール ★申込不要、参加無料 ■図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html ■新着図書情報(月に1度更新!)  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受付けています。県立図書情報館ホームページの有料 施設利用案内のページをご覧下さい。  ☆ 詳 細 は こ ち ら ☆  ──┬───────────    └→http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇4◇  ◆図書館員の気になる一冊(61) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「ページをめくる指:絵本の世界の魅力」 金井美恵子著 平凡社  2012.4 この本は、雑誌『母の友』に1996年4月から1998年3月まで連載 された、絵本について書かれた金井美恵子氏のエッセイに、児童文学につい ての文章と石井桃子さんへのインタビュー(1994年)を加えて、今年4 月に発行されたものです。 ポケットサイズの大きさと、カバーにある懐かしい絵本の写真に惹かれ、 思わず手に取ったのですが、昔読んだことのある絵本から読んだことのない 絵本まで多彩な絵本が紹介されていて、とても興味深く読むことができまし た。著者のエッセイから幼い頃の記憶を呼び起こしつつ、もう一度読んでみ たくなった絵本も多くありました。 エッセイは大人向きですが、絵本は子どものためのものだといます。描か れた絵と文章、言葉の織り成す世界が、ページをめくるたび次々に広がって ゆきます。ワクワクしたり、ドキドキしたり、穏やかだったり・・・。本の 持つ魅力的な世界が、「ページをめくる指」から読者の五感へと浸透してゆ く感覚は、絵本ならではのものと言えるのではないでしょうか。 先日『かいじゅうたちのいるところ』の絵本で知られるモーリス・センダ ック氏がお亡くなりになりましたが、本著でもセンダック氏の作品について 書かれています。 当館3階で追悼の展示もしていますのでご覧になってください。 ■追悼展示「絵本作家 モーリス・センダック 逝く」 □6月1日(金)〜6月17日(日) □3階 カウンター横書架スペース (まつむら じゅんこ)        ┌─────────────┐   ▼▼▼▼▼│過去の気になる一冊はこちら│▼▼▼▼▼        └─────────────┘  http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru.html ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇5◇  ◆図書情報館─職員だより(147) └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 都会から地方へ、あるいは農村へ、生活の基盤を地方に移す、そんな若い 人が増えているといいます。一時流行った『定年退職して、田舎暮らしを始 める』というようなことではありません。ただ、過疎化が進む地方において 人口減少や労働力の低下が解決するほどではなく、集落が消滅する、という ようなこともまた現実にあります。  それはともかく、若い人たちの地方志向というのは一体何だろう、と考え ます。生活や仕事の基盤を考えるとき、実は都会でなくてもやっていける、 あるいはもっと人間らしい環境で生きていける、拝金主義から逃れられる、 いろんな理由があるとは思いますが、あるとき、ふと、「時間というものへ のまなざし」ではないかと思いました。日本人は、近代に入り、欧米の(あ るいはキリスト教的と言っていいかもしれませんが)直線的な時間観念を、 いわば公的な時間軸として生きてきました。破滅であれ、進化であれ、直線 的な観念がなければ、そのような概念は思惟されません。しかし、農耕社会 が長く続いた日本では(これは中世のヨーロッパも同様でしたが)季節が一 巡し、それが繰り返されるという円環的な時間観念というものが公私の時間 軸にありました。農業暦しかり、祭礼しかりです。だから、直線を走り続け るというある種の虚無感のようなものには無縁であったように思います。地 方には、まだそこそこそんな時間軸が残っていて、走り続けるニヒリズムか ら逃れられる、そんなことが底流にあるのかなと考えたりします。もちろん、 円環的な時間軸にも、それ故の退屈感や共同体的な縛りの強さといった煩わ しさ、というようなものがあると思いますが、ニヒリズムよりは生活実感が あると考える人がいたとしてもおかしくないかなと思うわけです。都会で生 活する若い人たちの中に、そんなことを皮膚感覚というか、嗅覚でもって、 感じ(嗅ぎ)取り、地方へ移る人がいるのかなと。しかし、都会にあっても、 その片隅にそのような時間軸を嗅ぎ取り、そこで独自の生活を営む人もいて、 おもしろいなと思うこともあります。  図書情報館では、7月から、新しいフォーラム「ローカルブックレビュー &クロストーク」が始まります。今年度は来年1月まで4回(7、9、11、 1月)のシリーズ企画です。「地方」や「地域」をキーワードに、それらと自 分の立ち位置(あるいは自分との関わり)をみんなで考えてみようという フォーラムです。さて、どんな展開になるか、実はわくわくしています。 本日から参加申込みを受け付けています。皆さまのご参加をお待ちしていま す。 (いぬい そういちろう) ┌◇┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇6◇  ◆編 集 後 記 └◇┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 初夏を迎え、さわやかな気候が続きますが、沖縄は4月28日に梅雨入り。 他の地域でも梅雨入りの発表が耳に入りはじめました。今年は、平年に比べ て10日ほど早く梅雨入りしそうだと言われています。 気象台と気象庁予報課が向こう1週間程度の天気を予測し、それまでと比べ て雨の日が増え、日照時間が少なくなるだろうと判断した5日前後の概ね中 日を「梅雨入り」。反対に、それまでと比べて雨の日が減り、日照時間が多く なるだろうと判断した5日前後の概ね中日を「梅雨明け」とするそうです。 近畿地方の梅雨入り予想は6月7日頃。 さてさて、予想の結果はいかに・・・? 県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立図書 情報館通信」第167号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第168号は、6月15日(金)に配信する予定です。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまで お願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/  「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちらで 解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご覧下 さい。 http://help.mag2.com/read/ ◎当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏ ┏┏ 奈良県立図書情報館 ┏   〒630-8135 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000番地 ┌    TEL:0742-34-2111 FAX:0742-34-2777 ┌    MAIL: info@library.pref.nara.jp ┌    HP: http://www.library.pref.nara.jp ┌ ┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌