≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 2011.5.15 No.142 ┏━図書点検休館のお知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━┓ 5月20日(金)まで、図書点検のため休館いたします。 ※期間中、閲覧、貸出、複写、レファレンスはできません。 ※休館にともない、4月26日(火)から5月8日(日)の間に借りられた 資料は、貸出期間が4週間になります ※休館中に資料を返却されるときは、図書情報館正面玄関横のブックポスト  をご利用ください。 ※交流ホール、セミナールームは、平日の9:00〜17:00ご利用いた だけます。 利用者の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほど 宜しくお願いいたしますm(_ _)m ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━┛ *5月の休館日について  ・毎週月曜日(23日、30日)は休館いたします。  ・27日(金)は月末休館とさせていただきます。  ※5月の休館日は、9日〜20日・23日・27日・30日です。 ■目次■――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【1】《トピックス》5月後半のイベント 【2】館長連載「図書情報の文化史」 【3】図書情報館からのお知らせ 【4】図書館員の気になる一冊 【5】図書情報館−職員だより ◆ 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【1】《トピックス》5月後半のイベント  ■5月21日(土)知的書評合戦「ビブリオバトル#02」 ◇ビブリオバトルとは・・・ 京都大学の研究室での輪読会に端を発する競技スタイルの書評発表会です。 ◇やり方は簡単! まず参加者はお気に入りの本を持ち寄ります(今回は「冒険」というテーマに 沿 うものをお持ちください)。そして順番に5分で本の魅力を紹介します。 全員が発表を終えたら“読みたくなった”本に投票しチャンプ本を決定します 。 (観戦だけの参加も可能です。) ◇主役はあなた! ビブリオバトルはあらかじめ話す本も話す人も決まっていません。まずは本を 持 ってきて話してみましょう!語るあなたを待っています。   13:30〜15:30   2階屋外テラス ※雨天時は屋内で開催   参加無料   ○申込み方法    wsts@library.pref.nara.jp へお名前と「発表」と「観覧のみ」のど ちらで参 加かを明記してお申し込みください。当館のホームページ「申込フォーム」か らもお申込みいただけます。   ※主宰者によるビブリオバトル紹介HP    http://2ndlab.net/biblio/index.html ■5月22日(日)「法務無料相談会&知識セミナー」 13:30〜17:00 1階交流ホール 第1部13:30〜15:00 知識セミナー(質疑応答含む)     「相続時精算課税制度って何ですか?」        〜正しい知識と活用方法〜 講師:行政書士・ファイナンシャルプランナー 三好重孝 氏 第2部15:00〜17:00 無料相談会 受付順(13時から受付にて整理券を配布します。) 申込不要、参加無料  ■5月28日(土)こども図書室   13:00〜16:00   2F授乳室の奥「こども図書室」   図書情報館では、毎月第4土曜日、「こども図書室」を開催します。   開いている時間帯はいつでも本が自由に読めます。また、1日3回の読み 聞か せや紙芝居の時間もあります。   *読み聞かせ・紙芝居の実演スケジュール    13:30〜 14:30〜 15:30〜   申込不要、出入り自由になっています。 ■5月28日(土)図書館劇場6第1幕「奈良・大和学入門(1)」 13:00〜16:00(開場12:00)   1階交流ホール   申込制、参加料500円。 講師:千田稔(当館館長)、青山茂氏(帝塚山短期大学名誉教授) 朗読:都築由美氏(アナウンサー) 参加申込み受付中です。 参加料(資料代)1名500円 ※当日受付にてお支払い下さい。 詳細については  http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2010.html をご覧下さい。 ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp) 当館のホームページ「申込みフォーム」、電話(0742-34-2111)、 来館(2F貸出・返却カウンターにて受付いたします)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「図書館劇場6第1幕参加希望」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2名参加」 と明記下さい。) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 往復はがきでお申込みの場合は、返信用はがきに郵便番号、住所、氏名を必ず 記入して下さい。 ★その他のイベント申込みページはこちら http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【2】館長連載「図書情報の文化史」素描編 第142回 『愚管抄』(6)             館長 千田 稔 時代が移るにつれて道理そのものが異なるのである。 一、冥顕和合シテ道理ヲ道理ニテトヲスヤウハハジメナリ。コレハ神武ヨリ十 三代マデ カ。 「冥」とは、目に見えない神仏の世界をいう。「ご冥福を祈る」などというが 、死後の世界の幸福を祈るという意味であるように、現世でない空間をいう。 それに対して「顕」は、あらわれることを意味する。したがって、「冥顕」は 、神仏の世界と現世ということであろう。その両者が混じり合ってできる道理 を、道理として通す様相が、最初にある。このようなのは神武天皇から十三代 の天皇(成務)までだろうか。つまり、神仏と人間の道理が同じ時代があった という。いうまでもなく、慈円がその時代に生きていたわけではなく、『日本 書紀』や『古事記』などの書物からえたイメージによるのだろう。                              二、冥ノ道理ノユクユクトウツリユクヲ顕ノ人ハヱ心得ヌ道理、コレハ前後首 尾ノタガ ヒタガヒシテ、ヨキモヨクテモトヲラズ、ワロキモワロクテモハテヌヲ人ノヱ 心得ヌナ リ。コレハ仲哀ヨリ欽明マデカ。 神仏の道理がどんどんと変わっているのに、人間はそのことが理解できないと いう道理になっている。そのために出来事の前後首尾が異なってしまい、善い ことも善いとして貫かれず、悪いことも悪いとしないと人は心得てしまう。こ れは仲哀天皇から欽明天皇までだろうか。                             (つづく) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【3】図書情報館からのお知らせ ■第5回千田館長読書相談会のお知らせ  歴史地理学を専門とする千田館長が直接カウンターにつき、利用者の方の質 問にお 答えする読書相談会を開催します!  この機会に「日本の古代史」や「歴史地理学」に関する事項について、お気 軽にお 尋ねください。 6月25日(土) 13:00〜15:00、15:30〜17:00 3Fレファレンスカウンター ★★★募集期間 5月24日(火)〜6月18日(土)★★★ ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(info@library.pref.nara.jp)、 電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンターにて受付します)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「千田館長読書相談会希望」とご記入の上、お申込み下さい。 ■申込み受付中  □「図書館劇場友の会」第三期会員を募集しています!   毎年多数の方に参加いただいてます千田館長による公開講座「図書館劇場 」。   本講座のファンの皆様方へさらに充実した講習機会を提供する「友の会」 に参 加しませんか!皆様のご入会をお待ちしています。 ★会員特典 1.図書館劇場(全6回)にお申し込み無くご参加いただけます 2.千田館長を交えた会員限定「館長文化サロン」にご参加いただけます 3.3ヶ月に一度「図書情報館イベント情報」をお届けします 4.会員証を発行します ★年会費 3,000円 ※一旦納入された会費は返金いたしません ※図書館劇場各回の資料代は不要です ★申込方法 2階貸出返却カウンターにて会費を添えて申し込むか、FAX(0742-34-27 77)、メール(koen@library.pref.nara.jp) にて申込みいただき、会費を下記 にお振り込みください。いずれも後日会員証を発送いたします。   ★振り込み先    (銀行振込)南都銀行 大宮支店 普通 0587502          古都物語実行委員会委員長 奈良県立図書情報館館長 千 田稔    (郵便振替)00940−2−280620          加入者名:古都物語実行委員会     ※振込等にかかる手数料は、申込者のご負担でお願いします。  □暮らしの中の奈良ブランド「なら・もの・こころ」フォーラム   6月4日(土) ★記念講演13:30〜(受付・開場12:30) 1F交流ホール 講師:千田稔(当館館長) テーマ:「なら・もの・こころ」創造の水脈 ★クロストーク15:00〜17:00 2Fメインエントランス ゲスト:石村由起子(くるみの木主宰)×北井勲(デザイナー)、 制作者、観客の皆さん    定員200名、先着順、無料    ただいま参加申込み受付中です。 ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 当館のホームページ「申込みフォーム」、電話(0742-34-2111)、 来館(2F貸出・返却カウンターにて受付します)。 1.参加されるプログラム(講演のみ/トークのみ/両方) 2.郵便番号、住所 3.お名前(ふりがな) 4.電話番号、FAX番号 「奈良ブランドフォーラム申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2名参加」 と明記下さい。) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 往復はがきでお申込みの場合は、返信用はがきに郵便番号、住所、氏名を必ず 記入して下さい。  □「花鹿乃芸亭(はなしかのうんてい)」第1回  6月18日(土)13:30〜(受付・開場12:30) 1階交流ホールにて開催します。 出演:桂三弥、桂文鹿、桂梅団治 参加料1名1,000円、当日受付でお支払いください。 ただいま参加申込み受付中です。 ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 当館のホームページ「申込みフォーム」、電話(0742-34-2111)、 来館(2F貸出・返却カウンターにて受付します)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「図書館寄席第1回申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2名参加」 と明記下さい。) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 往復はがきでお申込みの場合は、返信用はがきに郵便番号、住所、氏名を必ず 記入して下さい。 ホームページ「申込みフォーム」はこちらから http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ■企画展示  □「第35回全国育樹祭」を開催します。   5月21日(土)〜29日(日)   2Fエントランスホール   主催:全国育樹祭準備室  □「大和の水がめと県営水道」展を開催します。   5月24日(火)〜29日(日)   2Fエントランスホール及びセミナールーム前   主催:奈良県水道局  □「暮らしの中の奈良ブランド」展を開催します。   5月31日(火)〜6月12日(日)   2Fエントランスホール ■図書展示 (3階ブリッジ) □「柳 宗悦と民芸―「用の美」を求めて―」を開催します。  5月21日(土)〜6月29日(水)  宗教哲学者、美学者であった柳宗悦の没後50年を機に、手仕事による民芸 のよ さを改めて見直すとともに、民芸思想や日本・世界各地の民芸(陶芸・和紙・ 木工・版画等)に関する本を紹介します。 (3階レファレンスカウンター横)  □「古文書を読む―くずし字に親しもう―」を開催します。   5月21日(土)〜6月29日(水) (2階情報資料スペース) □「心に太陽を くちびるにうたを持とう♪」を開催します。 5月21日(土)〜6月29日(水) (3階ヤングアダルトコーナー) □「学校司書が選んだオススメYA図書!2011」を開催します。  5月21日(土)〜 ■3階戦争体験文庫 □企画展「大和の隣組 戦争を支えた地域組織」を開催しています。  6月29日(水)まで。   詳しくは、  http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html   をご覧下さい。 ■図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」、 開催日時等詳しくは、  http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html  をご覧下さい。 ■新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧下さい。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧下さい。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【4】図書館員の気になる一冊(36) 「ハーバードの『世界を動かす授業』」 リチャード・ヴィートー 中條亮子 徳間書店 2010 (LIMENCBIB:1272624) 天文学的な赤字国債、長引く不況、少子高齢化による年金不安と、日本の将来 は危惧されています。それにも関わらず、為替市場は円高で推移する要因は何 だろうと考える方は多いでしょう。この不思議を読み解くヒントとなるのが、 今回ご紹介する一冊です。 本書は、ハーバード・ビジネス・スクールの必須科目であるBGIE(Busine ss, Government, and the International Economy)を30年間に渡り教え、 2009年に同スクール優秀教官賞を受賞したリチャード・H・K・ヴィート ー教授の授業を紹介したものです。BGIEは国際政治、経済、企業間の役割 について論じるものであり、内容は世界各国の仕組みや戦略を事例分析したも のです。ここから、同スクールが世界の見方をどのように教えているかが窺え ます。 授業ではアジアの高度成長、資源国など世界をいくつかの軌道に分けますが、 最初に取り上げるのが、戦後の廃墟から高度経済成長を成し遂げ「日本ミラク ル」と称された日本です。また、巨大債務に悩む富裕国として、その後の日本 を分析しており、日本の現状と今後の課題、世界全体における日本の位置付け が明らかとなります。この中で経済不安にも関わらず、海外からの配当などで 経常収支が黒字を保つため不思議な動きをする為替市場についても言及してい ます。 本書は、日本に「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」と讃えられた時代の綿密 な戦略を学び直す必要があると提言し、この世界をより良い世界にする、それ が私たちに課せられた使命であると結んでいます。自分たちの将来を他人任せ に考えず、世界の動きを学び直し、日々の出来ることを取り組むことから始め ようと実感できます。 (きたほり みつのぶ) 過去の気になる一冊はこちらからご覧下さい。 http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【5】図書情報館−職員だより(122) この4月に県庁から赴任してはや1か月が過ぎました。ほとんど足を運んだこ とがなかった図書情報館に対しては、「新しい施設だな」という感想程度しか 持っていなかった私。 来てみると、県庁とは大違い。 「きれい。広い。人が少ない。」(県庁とは全く逆です。) さらに仕事内容も全く変わり、施設の管理を中心とした内向きの仕事ばかりで 、県民の方(利用者の方)と顔を合わせる機会はほとんどありません。ただ、 電話だけは、できるだけ早くとるように心がけています。すこしこもった口調 でたどたどしく「奈良県立図書情報館です」と対応しているのが私です。 また、交流ホールの配置換えの際や、自動販売機がおかしくなったとき、両替 機が詰まったときなど、大きな体を震わせながら、汗をタオルでふきふき事務 所から出ていくのが私です。 まだまだ不慣れで、図書情報館にいながら、まだ本を1冊も借りる余裕があり ません。もし、見かけることがありましたら、なんでも遠慮なく声をかけてく ださい。できるだけさわやかに対応します。たぶん、余裕のない態度で、汗を かきながらでしょうが。                          (こだま ひろゆき) ****編集後記****  図書情報館では、奈良の持つモノづくりの感性と、それによって生み出され たモノ の本質と素晴らしさを再発見する、暮らしの中の奈良ブランド展「なら・もの ・こ ころ」を5月31日から2Fエントランスホールにおいて開催します。 奈良には古代から育まれてきた文化と伝統、そしてそれらが生み出した様々な 「モ ノ」があります。こうした「モノ」には、現代に生きる我々が忘れかけている 、自 然に向き合う心や、使う人への想いといった日本人の感性がこめられています 。そ うした日本人の感性と、それを受け継ぐ奈良の文化や伝統の良さを奈良の「モ ノ」 を通して、再発見してください! 期間中、実際の展示品の販売のほか、「なら・もの・こころ」フォーラムと題 して、 当館館長による記念講演や奈良のモノづくりに携わる方々とのクロストークも 行い ます。ぜひご参加ください! さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第142号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第143号は、6月1日(水)に配信する予定です。 =================================== == ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/  「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちらで解 除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご覧下 さい。 http://help.mag2.com/read/ 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== == 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★ ☆★ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★ ☆★