≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 2011.3.1 No.137 *3月の休館日について  ・3月の休館日は、7日・14日・22日・31日です。 ※21日(祝・月)は開館いたします(翌22日(火)休館) ※28日(月)は臨時開館いたします。   ※31日(木)は月末休館とさせていただきます。 ■目次■――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【1】《トピックス》3月前半のイベント 【2】館長連載「図書情報の文化史」 【3】図書情報館からのお知らせ 【4】図書館員の気になる一冊 【5】図書情報館−職員だより ◆ 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【1】《トピックス》3月前半のイベント ■3月1日(火)・8日(火)「仕事無料相談会」■■■■■■■■■■■■ ■  13:00〜17:00  2階エントランスホール  39歳以下対象、申込不要、無料。 ■3月5日(土)「医療・健康相談会」■■■■■■■■■■■■■■■■■ 13:00〜15:00 3階グループ研修室 済生会奈良病院、瀬川病院長による医療・健康相談を行います。 申込不要、先着順、無料。 ■3月6日(日)「法務無料相談会&知識セミナー」■■■■■■■■■■■ 13:00〜17:00(受付は16:00まで) 1階交流ホール 第1部13:30〜14:30 知識セミナー(質疑応答含む)     「会社設立の基礎知識」 講師:行政書士 加来宗雄 氏 第2部14:30〜17:00 無料相談会(受付順) 申込不要、参加無料。  ■3月12日(土)図書館寄席「花鹿乃芸亭」第5回■■■■■■■■■■   13:30〜(受付・開場12:30) 1階交流ホール 出演:桂坊枝「天王寺詣り」、桂文鹿「8時ちょうどの『くろしお』1号」 「お文さん」、笑福亭風喬「首の仕替え」 参加料1名1,000円、参加申込み受付中! ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 当館のホームページ「申込みフォーム」、電話(0742-34-2111)、 来館(2F貸出・返却カウンターにて受付します)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「図書館寄席第5回申込み」とご記入の上、お申込み下さい。  ■3月13日(日)「奈良の戦国時代を観て・聞いて・知る」■■■■■■ ■   13:00〜 アニメ「大和の風―戦国武将 島左近」第1話〜第4話上 映   14:00〜 講演「戦国時代の火縄銃から幕末の鉄砲」(実物展示あり )          講師:澤田平氏(開運なんでも鑑定団 火縄銃鑑定士)   1階交流ホール   申込不要、参加無料   ※詳細はNPO法人うぶすな企画http://ubusuna.piyo.to/index.html ま で。   ※次回(第5話〜)は3月20日(日)に開催します。 ★その他のイベント申込みページはこちら http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【2】館長連載「図書情報の文化史」素描編 第137回 隠者文学(15)       ―『愚管抄』―(1)            館長 千田 稔 前回の136回の末尾に(つづく)と書いたのは、私の誤りであって、『方丈 記』は前回で終わりということである。そこで今回から、しばらく鎌倉時代に おける、歴史観の視点を探ってみたい。その手がかりとして慈円の『愚管抄』 をとりあげる。読者の皆さんには、いささか長いおつき合いをお願いすること になるようであるが、鎌倉時代の幕開けの頃を、楽しんでいただければ幸いで ある。 慈円(1155−1225)という僧侶は、摂関藤原忠通の子、天台座主、大 僧正となった人物である。歌人としても、知られ『拾玉集』がある。慈円の歩 んだ跡をここで詳しく書くのは、ひとまず割愛しておきたい。それよりも、『 愚管抄』を繙きながら、彼の思想的源流を探し出すのがよいように思うからで ある。 署名の『愚管抄』の意味は、「管」は、管(くだ)からものをみるというよう に、狭い視野のことをいう。よく、「管見」という言葉が使われる。だから、 『愚管抄』というのは、「狭い視野で抜き書き風に記述した愚かな書」という ところであろう。 本書の構成は、全7巻からなり、巻1、2が皇室年代記、巻3〜6が歴史叙述 、巻7が総論となっている。慈円は本書で歴史の道理を求めようとする。    (つづく)  ※前回の第136回隠者文学(14)において、一部誤りがございました。 訂正とお詫びを申し上げます。  「法然誕生の地とされる誕生院」は正しくは「親鸞誕生の地とされる誕生院 」に なります。誤りをご指摘くださった読者の方、どうもありがとうございました 。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【3】図書情報館からのお知らせ ■申込み受付中  □図書館劇場5『平城京をめぐる群像』第6幕「光仁天皇と桓武天皇」□□ □ 3月26日(土)13:00〜(受付・開場) 1階交流ホールにて開催します。 講師:千田稔(当館館長)    瀧浪貞子氏(京都女子大学教授) 朗読:都築由美氏(アナウンサー) 参加料(資料代)1名500円 ※当日受付にてお支払い下さい。 詳細については  http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2010.html をご覧下さい。 ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、 当館のホームページ「申込みフォーム」、電話(0742-34-2111)、 来館(2F貸出・返却カウンターにて受付します)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「図書館劇場5第6幕申込み」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、2名までお申込み可能です。(2名参加の場合は「2名参加」 と明記して下さい。) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 往復はがきでお申込みの場合は、返信用ハガキの表に、送付先の郵便番号、住 所、氏名を必ず記入して下さい。 □「2010年国民読書年」企画 第2弾□□□□□□□□□□□□□□□□ あなたの体験を発表してみませんか?「図書情報館で想いがかたちになった」 事例大募集!  奈良県立図書情報館は、開館以来、「想い(アイデア)がかたちになる」を合 い言葉に、編集・創造と情報発信の拠点を目指してきました。開館から5年、 利用者の方々のさまざまな想いがここ図書情報館で開花したという声をいただ くようになりました。 図書情報館では、そのような事例を広く募集するとともに、体験事例発表会「 KATACHIセミナー2」を開催し、発表者の声に学びます。今回は昨年度 に引き続き2回目。 ★図書情報館で、「自分の想いがかたちになった」体験を募集します。 (例)図書情報館での資料調査で本を出版することができた、資料や情報機器 を活用し、成果物をつくることができた、など。 ○応募要領  体験談を800字〜1000字程度(様式は問いません。)にまとめて、可 能ならば成果の実物(出版された書籍など)を添付。写真などでも可。 ○募集〆切:平成23年3月18日(金)必着 ○応募方法:郵送、2階カウンターへの持ち込み、またはメールでデータを添 付。 ○その他 :応募された方は、体験事例発表会「KATACHIセミナー」で 事例発表していただきます。なお、応募者多数の場合は、発表の順番等調整さ せていただきます。 ○お問い合わせ・応募先  〒630-8135 奈良市大安寺西1−1000 奈良県立図書情報館 KATACHIセミナー担当  TEL 0742-34-2111  Eメールアドレス:info@library.pref.nara.jp ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★「図書情報館で想いがかたちになった」事例募集に応募された方による体験 事例発表会 KATACHIセミナー2  開催日時:平成23年3月27日(日)13:30〜16:30  会  場:1階交流ホール  定  員:100名  申込み等:事前申込み不要(当日会場にお越しください。)  プログラム:事例発表:1人30〜50分程度        参加者によるフリートーク ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ホームページ「申込みフォーム」はこちらから http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ■企画展示 □「ドイツユネスコ世界遺産写真展」を開催しています。   3月6日(日)まで   2階エントランスホール □「本をなおす、本を残す、もう一つのエコ展4」を開催します。   3月8日(火)〜21日(月・祝)   2階エントランスホール   主催:NPO法人書物の歴史と保存修復に関する研究会 □「吉野で生まれたブロックおもちゃ LaQフェスタ in 奈良 Volume3」を開催します。   3月23日(水)〜4月3日(日)   2階エントランスホール   主催:ヨシリツ株式会社   ※4月2日(土)・3日(日)は体験イベントも開催します!   詳細は、http://www.laq.co.jp/ をご覧ください。 ■図書展示 (3階ブリッジ) □「世界のブックデザイン2009-2010」を開催しています。  3月6日(日)まで □「生誕100年 岡本太郎」を開催します。  3月8日(火)から4月27日(水)まで (3階新着図書コーナー)  □「あなたの書棚、公開しませんか!」を開催しています。   3月30日(水)まで   昨年の「あなたの書棚、公開しませんか!」に応募いただいた3名の方の 書棚を 展示。応募者が考えた「書棚のテーマ」「コレクションの趣旨」で構成された 各 100冊の個人書棚です。 図書館の展示とはひと味違う個人の書棚をぜひご覧下さい。 (3階レファレンスカウンター横) □「電子書籍と本の未来を考える」を開催しています。 3月30日(水)まで (2階情報資料スペース) □「鉄道を愉しむ」を開催しています。 3月30日(水)まで (3階ヤングアダルトコーナー) □「YA!文学〜さあ!本を読もう!〜」を開催しています。 ■3階戦争体験文庫 □企画展「貯蓄報国」を開催しています。  3月30日(水)まで。   詳しくは、  http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html   をご覧下さい。 ■図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」、 開催日時等詳しくは、  http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html  をご覧下さい。 ■新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧下さい。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ■館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧下さい。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ■□奈良税務署からのお知らせ□■ 平成22年分の所得税の確定申告について、確定申告会場を図書情報館1階交 流ホ ールに設けております。※不動産・株式の譲渡の相談は行っておりません。  ○3月4日(金)まで   9時30分〜16時《9時までは入館できません。》    ※来場者の状況によっては、受付を早めに終了する場合があります。    詳細については、奈良税務署 http://www.nta.go.jp/osaka/kakutei/an nai/73.htm お問い合わせは、当館ではなく、奈良税務署(TEL 0742-26-1201)までお願い します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【4】図書館員の気になる一冊(32) 『巨大翼竜は飛べたのか:スケールと行動の動物学』  佐藤克文著 平凡社 2011年1月発行 請求記号:080-ヘイホ  LIMEBIB 1264354  生物にデータロガーという記録装置を取り付け、空中や海中での行動を記録 測定、 解析して生態の研究を行うバイオロギングサイエンス(生物が記録する科学) の分野 で活躍されている著者の本です。  本書では、ペンギンやウミガメなどにデータロガーを取り付け、これまで直 接観察 できなかった野生ペンギンの潜水行動メカニズムや、ウミガメがエネルギーを 節約す るため、あえてゆっくり泳いでいることなどを、調査過程での面白いエピソー ドをま じえながら説明しています。  最後の第6章では、著者の研究チームがデータロガーで収集した海鳥の飛翔 データ分析等をもとに、本書のタイトルになっている古代の巨大翼竜が飛べた のかどうかに ついて検討しています。  本書は単なる研究成果の紹介だけではなく、データ取得のための苦労話など 、調査 現場の最前線での話が多く盛り込まれており、著者の研究に対する熱意や楽し さが伝わってくる1冊です。                              (おまつ け んいち) 過去の気になる一冊はこちらからご覧下さい。 http://www.library.pref.nara.jp/reference/kininaru.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――― 【5】図書情報館−職員だより(118)  「読むが先か、観るが先か」  近年、小説やノンフィクションの本がよく映画化されていますね。読書と映 画鑑賞のどちらも趣味の方なら、必ず一度は思うのではないでしょうか。「本 を先に読もうか、映画を先に観ようか。」  私個人は、昨年は7作品の映画を観ました。ほとんどが原作を既に読んでい たもので、それが映像になるならばどんなふうだろう、という単純な思いから 映画館に行きました。もちろん、出演される役者さんの魅力にもひかれてです 。 実写化によって、自分の想像以上の映像を見ることができたり、原作にはない 映像ならではのエピソードが盛り込まれたりというのは、映画の醍醐味ですね 。また、概して思い入れの強い原作については、映画化された作品にどうして も辛口な感想を持ってしまうかもしれません。  そんななか、1作品だけ、映画を観てから原作を読んだ作品がありました。 宣伝が面白かったので観に行った映画でしたが、原作にも興味がわいて読むこ とにしました。今まで読んだことがなかった作家さんの本でしたが、これを機 にこの作家さんのほかの本も読みたくなり、自分の中の「読みたい本リスト」 が増えました。こんな連鎖はとても楽しいものです。 結局「どちらが先」というのは二の次で、本を通して(ほかのメディアでも) 、それにまつわる作品や関心事に出会えるということが、大事なのかもしれま せん。今年は、そんな出会いの連鎖をより楽しみたいと思います。そして、み なさんにとって、図書情報館が、出会いの連鎖を体験できる場でありたいと思 っています。  (かわむら じゅんこ) ****編集後記**** ((||))  [∩]      ≦Ж≧  ((||))  ▽   (*^_^)     ('-'*)   ▽   ||  |@|п|@|   「つп//ヽ   ||   || <彡!人!ミ>  ム彡!人!ミハ  ||   △ [田田田田田田] [田田田田田田] △   3月3日は上巳の節句です。  現在では女の子の誕生と成長を祝う「雛祭り」として一般に浸透しています が、元々 は年齢・性別関係なく、草や藁で作った人形(ひとがた)に自分の病・厄・災 いを 移し、禊祓いの後その人形を自分の身代わりとして川や海に流す農村儀礼でし た。 奈良県の五條市南阿田町には、現在も「流し雛」の行事が残っています。(旧 暦で行 うため4月3日に実施) また、高取町では3月いっぱい「町家の雛めぐり」が行われています。かつて 2万 5千石の城下町として栄えた土佐街なみ。その町家で大切に保管されてきた「 雛人 形」を見ることができます。 水温む季節、家族や友達と出かける機会が増えてきます。当館では図書展示「 鉄道 を愉しむ」を開催中です。最新技術のリニア新幹線から旅情を誘うローカル線 の旅 まで約200冊を揃えております。「鉄道の旅」の参考になればと思います。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第137号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第138号は、3月15日(火)に配信する予定です。 =================================== == ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/  「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちらで解 除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ!ヘルプ」のページをご覧下 さい。 http://help.mag2.com/read/ 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== == 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★ ☆★ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★ ☆★