≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 2009.10.15  No.104 *10月の休館日について  毎週月曜日。ただし、30日(金)は月末休館日です。 ■==■目 次■==■ 《トピックス》10月後半のイベント 館長連載「図書情報の文化史」 図書情報館からのお知らせ 図書情報館−職員だより 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 《トピックス》10月後半のイベント■ ◇10月17日(土) 14:00〜16:00 1階 交流ホール 「綺麗に見せる!デジカメ体験講座」 当日参加できます。 ◇10月24日(土) 13:30〜(開場13:00) 1階 交流ホール 「花岡童話を愛でる集い」 入場無料。申込み不要です。直接会場にお越し下さい。 ◇10月31日(土) 13:00〜15:00、15:30〜17:00 3階 レファレンスカウンター 「館長読書相談会」 申込み受付は10月20日(火)〜25日(日)です。   ☆詳しくは、「奈良県立図書情報館イベント情報ブログ」 http://eventinformation.blog116.fc2.com/ をご覧下さい。 ★イベント申込みのページはこちら http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ■館長連載「図書情報の文化史」素描編■ 第104回 源氏物語つまみ食い(22)                      館長 千田 稔  少しすすんで、第29巻「行幸(みゆき)」を読んでみる。この巻のストー リーは、都の西郊大原野に冷泉帝が鷹狩りに行くのを22歳の玉鬘が見物にで かけ、やがて源氏の尽力で裳着(もぎ。女子の成人式)をすることになる。  私の関心は、「大原野」という地名にある。今日の日本語では、「野原」と いう言葉は普通に使われるし、源氏物語にも「若菜上」にみえる。だが、「大 原野」の場合は「原野」とあって、「野原」と語順が逆である・  もともと、「野」と「原」とは、意味が異なっていたと思われる。『諸橋大 漢和辞典』にみる「野」についての一つの説明は、「周制、王城を去る二百里 以外から三百里以内の地域の称」あるいは「王城以外の地に在る公卿大夫の采 地の総称」とある。つまり王城の郊外地的な意味である。『岩波古語辞典』に は、「の(野)」について「広い平地。多く、山裾の傾斜地などにいう」説明 している。それにたいして「原」は、諸橋に「耕作地」とあるが、岩波には、 「はら」は「手入れせずに、広くつづいた平地」とある。いずれも漢語と和語 に意味のズレがある。 意外とむずかしい問題だが、私見では、以上の辞典の意味を斟酌して「野」は 王城の近郊で、「原」は荒蕪地のようであると思われる。とすれば、「大原野 」はもともと「大原」であったが、平安京との関係で「大原野」となったとも 考えられる。北郊の紫野も同じような解釈ができるかもしれないし、平城京の 春日野の事例もあげることができよう。                ( つづく) ■図書情報館からのお知らせ■ ☆チケット申込み受付中 □図書館劇場4『平城京をめぐる宮都マンダラ』第4幕「恭仁京と紫香楽宮-大 仏建立の序奏」を11月28日(土)に1階交流ホールにて開催します。参加 申込み受付中です。参加料(資料代)1名500円 ※当日受付にてお支払い下さい。 詳細については  http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2009.html をご覧下さい。 ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp) 当館のホームページ「申込みフォーム」、 電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンターにて受付いたします)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「図書館劇場4第4幕参加希望」とご記入の上、お申込み下さい。 ※1通につき、2名までのお申込みです。(2名参加の場合は「2名参加」と 明記下さい。) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 往復はがきでお申込みの場合は、返信にも送付先の郵便番号、住所、氏名を必 ず記入して下さい。   □「図書館劇場友の会」の会員を募集しています。 図書館劇場4に、お申込みなくご参加いただけます。 また、イベント情報や会員限定「館長文化サロン」をご案内いたします。 年会費3,000円です。(一旦納入された会費はご返金いたしかねます。)お申 込みは、2階貸出返却カウンターにて会費を添えて申込む(会員証は後日送付 )、あるいは FAX、メールにてお申込みいただいて、会費を下記にお振込いた だき、入金確認後に会員証を送付させていただきます。 なお、誠に恐縮です が、振込等にかかる手数料は、お申込み者のご負担でお願いします。 (銀行振込) 南都銀行大宮支店 普通 0587502 古都物語実行委員会委員長 奈良県立図書情報館 館長 千田 稔 (郵便振替) 加入者名:古都物語実行委員会 口座番号:00940-2-280620 □図書館寄席「鹿乃芸亭(しかのうんてい)」第4回(笑いおさめ) 奈良市出身の落語家桂文鹿(ぶんろく)さん他を迎えて開催します。  12月19日(土)13:30〜(受付・開場12:30)  1階交流ホールにて開催します。参加料1名1,000円   ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp) 当館のホームページ「申込みフォーム」、 電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンターにて受付いたします)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 「図書館寄席第4回参加希望」と、お申込み下さい。 ※2名までのお申込みです。(2名参加の場合は「2名参加」と明記下さい。 ) FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書き下さい。 □「自分の仕事」を考える3日間 「仕事」や「働き方」をテーマに全8名のゲストを招いてお話をうかがい、集 まった参加者同士も話し合える、フォーラム形式のトークセッションを開きま す。ファシリテーター(聞き手)に、リビングワールド代表/働き方研究家の 西村佳哲氏を迎えます。また、1月9日(土)にはならジョブカフェ「シゴト 応援フェア」も開催します。 平成22年1月9日(土)〜11日(月・祝)  3日通し券2,000円、1日券1,000円、各日150名の先着順です 。 ○申込み方法 往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(wsts@library.pref.nara.jp) 当館のホームページ「申込みフォーム」、 電話(0742-34-2111)、来館(2F貸出・返却カウンターにて受付いた します)。 1.郵便番号、住所 2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.3日通し券/1日券(参加希望日)をご記入の上、お申し込み下さい。イ ベント開催中はホテル日航奈良の宿泊プランもご利用いただけます。 宿泊プラン詳細についてはホテル日航奈良ホームページ、 http://www.nikkonara.jp/guestroom/plan_shosai.html#sigoto をご覧ください。 ★ホームページ「申込みフォーム」はこちらから http://www.library.pref.nara.jp/event/event_moushikomi.html ☆イベント □図書情報館では、“2009年読書週間特別企画”として、「千田館長読書相談 会」を10月31日(土)13:00〜15:00と15:30〜17:00に3階レファレンスカ ウンターにて開催します。 定員7名程度。(申込み多数の場合は抽選) ○申込み方法   往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(info@library.pref.nara .jp) 電話(0742-34-2111)、または来館による申込みもできます。(2階カウンタ ーにて受け付けます。) ※@郵便番号・住所A氏名B連絡先電話番号(FAXでのお申込みの場合は、 必ずFAX番号もお書きください。)を記入し、「千田館長読書相談会希望」 と明記してください。また、往復はがきで申込みの場合は、返信にも送付先の 郵便番号、住所、氏名を必ず記入してください。 受付期間:10/16(木)〜10/25(日) □「医療・健康相談会」を11月7日(土)13:00〜15:00 3階グループ研修室にて開催します。 「医療・健康情報コーナー」の本をいかしての済生会奈良病院、 瀬川院長による医療・健康相談を行います。 先着順。お一人20分程度でお願いいたします。    ☆企画展示 (2階メインエントランスホール)   □ 企画展示「せんだいメディアテーク展」を開催しています。 18日(日)まで。   主催:せんだいメディアテーク □ 企画展示「奈良の柿」を開催しています。 18日(日)まで。 〜関連イベント〜 17日(土)10:00〜、13:00〜 奈良女子大学文学部 寺岡准教授によるミニ講座「奈良と柿」             14:00〜、15:30〜         「柿の紅葉でフラワーデザイン」事前申込み制、無料 お申込みは、奈良県農業総合センターへ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1761.html   主催:奈良県農業総合センター □企画展示「環境についてかんがえよう!」を開催します。  20日(火)から11月1日(日)まで。  主催:JICA大阪国際センター 〜関連イベント〜 31日(土)10:00〜11:30、13:00〜14:30 各回20名程度    ドキドキわくわくサイエンス〜マイナス200度の世界を知ろう〜          事前申込み制、無料 お申込みお問い合わせは、JICA奈良デスクへ 電話 0742−27−243 6  □企画展示「陝西省ゆかり展」を開催します。  20日(火)から25日(日)まで。  主催:奈良県国際観光課 □企画展示「公共図書館部会パネル展」を開催します。  20日(火)から11月1日(日)まで。      ☆図書展示 (3階ブリッジ) □図書展示「正倉院展関連展示−天平の輝き-」を開催しています。  10月29日(木)まで。 (3階レファレンスカウンター横) □図書展示「ミュージアムに遊ぶ」を開催しています。  29日(木)まで。 (2階情報資料スペース)  □図書展示「生誕100年土門拳とそのライバル」を開催しています。 29日(木)まで。 (3階ヤングアダルトコーナー) □図書展示「翻訳という仕事」を開催しています。 ☆ビジネス支援等(セミナー、相談会) □やまとネットショップ成幸塾特別講座 「綺麗に見せる!デジタルカメラ体験講座」 を10月17日(土)14:00〜16:00に開催します。 メール、ファックスにて申込み受付中です。 ○申込み先 NPO法人チャレンジ企業支援隊 http://www.npo-gms.com/postmail_yamato2/postmail.html TEL&FAX 0743−73−1676  □仕事無料相談会を10月20日(火) 13:00〜17:00に2階エントランスホールで開催します。 39才以下の若者やその家族等が対象です。 事前申込み不要、無料です。 お問合せ先 奈良県経営者協会 TEL 0742−20−2210  ―――――――――――――――――――――――――― ●図書情報館イベントの詳細は、ココ!!● 「奈良県立図書情報館イベント情報ブログ」 http://eventinformation.blog116.fc2.com/ をご覧下さい。 ―――――――――――――――――――――――――― ☆3階戦争体験文庫 □企画展「戦争と食べもの3」を開催しています。  第19回目の本展示は「調味料」です。醤油の購入通帳など調味料の配給に関 する資料、調味料の広告に関する資料、戦時中の調味料の使用方法に関する資 料などを取り上げておりますので、ご覧下さい。  12月27日(日)まで。 詳しくは、     http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html     をご覧下さい。 ☆図書情報館ITサポーターズによる「ITサポートデイ」、 開催日時等詳しくは、    http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html    をご覧下さい。   ☆新着図書情報    月に1度更新します。下記ページをご覧下さい。    http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ☆館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧下さい。   http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html     図書情報館−職員だより(84)■ 奈良県行政文書は、明治期以降の県の歴史や県政の足跡を知る上で、特に重要 な資料であり、次世代に引き継がなければならない文化遺産と言えます。平成 21年3月には、その資料的価値や重要性が認められ、県指定文化財に指定され ました。(職員だより(75)もご覧ください。) 当館では、指定対象になった明治期・大正期の行政文書をあわせて、6,695点 を所蔵しています。なかでも社寺関係(寺院・神社の明細帳・神社祭神調・社 寺一件など)の簿冊が多く、国宝修理関係、御陵・古墳関係、旧所明跡関係、 農会・産業組合関係なども比較的まとまっています。他に、鉄道関係、銀行関 係、教会関係、宗教法人関係、町村関係(町村制・町村財産・町村吏員など) 、旧幕関係などの簿冊も所蔵しており、内容は多岐にわたっています。また、 全国的にも例の少ない郡役所文書が2,000点以上伝わることも、本県の特色で す。 しかしながら、これらの中には、青焼きの原図、こんにゃく版の文書等、質の 悪い用紙を使用していることにより、資料の劣化が進み、早急な保存対策が必 要になっている簿冊があります。 このたび、財団法人図書館振興財団(http://www.toshokanshinko.or.jp/)か ら助成金をいただき、当行政文書のデジタル化を実施させていただくことにな りました。 デジタル化により代替資料を作成することによって、原資料の保存と劣化防止 を図り、一方で、目録を整備し、デジタル資料をインターネットに公開するこ とにより、この貴重な資料を利用者の皆様に手軽に閲覧していただけるよう、 つとめてまいりたいと考えています。@     iかわばた たくや) 編集後記■  図書情報館一番の人気講座は、館長公開講座「図書館劇場」です。毎年度た くさんの方に参加していただいております。また今年度からは、図書館劇場友 の会が発足し、館長とざっくばらんに奈良の歴史について語り合う、楽しいサ ロンが開かれており、これも大変好評です。  さらに、前回8月1日に開催いたしました館長によるレファレンス(読書相 談)も大変好評でしたので、読書週間を迎えて、再び千田館長による読書相談 会を催します。皆様この機会に是非ご利用下さい。  さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県 立図書情報館通信」第104号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第105号は、11月1日(日)に配信する予定です。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ! 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