≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 2008.12.15  No.084 *12月の休館日について  毎週月曜日。ただし、28日(日)から平成21年1月5日(月)の期間は 年末年始の休館です。年始開館は1月6日(火)になります。  なお、休館にともない、平成20年12月14日(日)〜12月27日( 土)の期間に借りられた場合は貸出期間が3週間になります。 ■==■目 次■==■ 《トピックス》12月後半のイベント 館長連載「図書情報の文化史」 図書情報館からのお知らせ 図書情報館−職員だより 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 《トピックス》12月後半のイベント■ ◇12月21日(日)午後1時30分〜午後4時  奈良大学共催公開講座 「會津八一の奈良」 講師:奈良大学文学部教授 浅田 隆 氏 ◇12月24日(水)午後2時〜4時  『特許情報講習会』 特許情報活用支援アドバイザーがデータベース「特許電子図書館」 の活用方法を伝授 ◇12月27日(土)午後1時30分〜午後4時  「経営無料相談会」   これから起業を考えている方や経営課題に取り組まれている方に、奈良商 工会議所の専門家が直接アドバイスします。  ☆詳しくは、「奈良県立図書情報館イベント情報ブログ」 http://eventinformation.blog116.fc2.com/ をご覧ください。 館長連載「図書情報の文化史」素描編■ 第84回 源氏物語つまみ食い(2)                        館長 千田 稔  第一巻は「桐壺」であることは、いうまでもない。読み出して、間もなく「 途中退場」したくなったことは何度もある。まず、最初にひっかかるのは、「 桐壺」、「藤壺」の「壺」である。手許の解説書には、その説明がない。たま たま、私のもっている入門書がそれに触れていないだけなのかもしれない。だ けど、この「壺」は、それなりの意味をもっている。私の知っている限り、こ れに触れたのは、中国思想史の福永光司著『道教と古代日本』である。道教で は、仙人の住み処を、「蓬壺(ほうこ)」というが、それをまねた表現であろ うと福永氏はいう。「蓬壺」の「蓬」は「蓬莱山(ほうらいざん)」からとら れている。「蓬莱山」とは、中国の東方の海、山東半島のかなたにあり、そこ には仙人が不老不死の薬とともに住んでいたと伝わる。もちろん架空の島であ る。なぜ「壺」という文字が使われるかというと、その住み処が壺のような形 をしていたからである。  東方の海には、「蓬莱」のほかに「方丈」、「瀛州(えいしゅう)」の三つ の不老不死の仙人の住む島があるとされた。それらは「三神山」とよばれたが 、また「三壺」とも称された。だから、「桐壺」という名の「壺」は単なる区 画された部屋とか住まいの意味ではない。天皇という称号が道教の最高神「天 皇大帝」からとったものであることから考えても「桐壺」、「藤壺」というの は、神仙(仙人)=天皇という関係を意識しているとみなければならないし、 『源氏物語』に道教思想の底流があることも注意しておかねばならない。 (つづく)   ■図書情報館からのお知らせ■ ☆イベント (1階交流ホール) □奈良大学共催公開講座「會津八一の奈良」を12月21日(日)に開催しま す。 事前申し込みは不要、聴講無料です。定員200名です。  当日は先着100名にパンフレット贈呈があります。   講師 奈良大学 文学部教授 浅田 隆 氏  講演 午後1時30分〜午後3時(受付開始:午後1時)  展示解説 午後3時15分〜午後4時 ☆参加申し込み受付中 □図書館劇場3第5幕「奈良は美味いものばかり-酒-」を1月24日(土)に 開催します。当館2階カウンター、メール、ファックス、電話にて参加申込み 受付中です。   詳細については、 http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2008.html      をご覧ください。 ★★★動画案内もご覧ください。(下記URL)★★★       rtsp://m0 3.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2008_03.wmv (メディアプレーヤーのバージョン9以降で動作確認できています。) □「自分の仕事」を考える3日間 「仕事」や「働き方」をテーマに全8名のゲストを招いてお話をうかがい、集 まった参加者同士も話し合える、フォーラム形式のトークセッションを開きま す。ファシリテーター(聞き手)に、リビングワールド代表/働き方研究家の 西村佳哲氏を迎えます。また、1月10日(土)にはならジョブカフェ「シゴ ト応援フェア」も開催します。 平成21年1月10日(土)〜12日(月・祝)  3日通し券2,000円、1日券1,000円、各日150名の先着順です 。 当館ホームページお申し込みフォーム http://www.nara-download.jp/form.php?QfHWY7dr メール   wsts@library.pref.nara.jp 往復はがき、ファックスにて参加申込み受付中です。 1.郵便番号、住所2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.3日通し券/1日券(参加希望日)をご記入の上、お申し込み下さい。イ ベント開催中はホテル日航奈良の宿泊プランもご利用いただけます。 宿泊プラン詳細についてはホテル日航奈良ホームページ、 http://www.nikkonara.jp/guestroom/plan_shosai.html#sigoto をご覧ください。 □「劇的☆めくるめく図書館〜 なら ノ れきし デ たわむれ ロ 〜」 のチケット申し込み受付中です。開館3周年を記念し、また平城遷都1300年を 目前に控え、古都物語第3弾として芝居で奈良を表現します。図書情報館が一 日劇場になります。奈良県出身、劇団「カムカムミニキーナ」主宰 松村 武 氏が作品監修・総合指導を行います。  なお、当日は通常の図書情報館業務を休止して、臨時休館いたします。ご迷 惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 平成21年2月28日(土)2回公演 12:00〜14:30 16:00〜18:30  お一人様 1,000円、各回200名の先着順です。 往復はがき、 メール koto@library.pref.nara.jp ファックス、来館にて参加申込み受付中です。 郵便番号、住所2.お名前(ふりがな) 3.電話番号、FAX番号 4.希望される回/1部、2部の別 をご記入の上、お申し込み下さい。 ワークショップの様子、最新情報は、 古都物語第3弾「劇的☆めくるめく図書館〜 なら ノ れきしデ たわむれ ロ 〜」開催!!ブログ、 http://kotomonogatari.seesaa.net/  をご覧ください。 ☆企画展示 (2階メインエントランスホール) □「上司海雲宛 會津八一書簡展-奈良を学び 奈良を詠う-」を開催していま す。27日(土)まで。21日(日)には、公開講座を行います。 共催:奈良大学  ☆図書展示 (3階ブリッジ) □図書展示「會津八一をよむ」展を開催しています。27日(土)まで。 (2階セミナー室前)   □図書展示「佐藤優の21世紀図書館」展を開催します。16日(火)か ら27日(土)まで。 ☆ビジネス支援(セミナー、相談会) □奈良商工会議所と共催で、『経営無料相談会』を開催しています。  来年3月まで、毎月第2、第4土曜日の13:30〜16:00に 3階グループ研修室で行います。今月は13日(土)と27日(土)です。事 前申し込み優先、無料です。 □奈良知的所有権センター共催で、『特許情報講習会』を開催します。   2回目は12月24日(水)14:00〜16:00 2階セミナールームで行います。 奈良県知的所有権センターにて参加申込み受付中です。 参加費無料です。  お問い合わせ、お申し込みは、奈良県知的所有権センターへ TEL 0742−33−0863    FAX 0742−34−6215  □やまとネットショップ成幸塾 第4回セミナー 「これからのモバイル市場」を1月14日(水)に開催します。 ここ数年堅調に伸びているモバイルコンテンツ市場は無視できません。今回は 携帯電話等からのモバイル市場集客術を伝授します。当日参加も受付けます。 下記URLにて参加申込み受付中です。 なお、第3回「デジカメ写真撮影講座」の特別個別指導コース 『デジカメ体験講座』も参加受付中です。 1月の予定は17日(土)、31(土)です。 NPO法人チャレンジ企業支援隊 http://www.npo-gms.com/postmail_yamato2/postmail.html お問い合わせは、 TEL0743−73−1676 ―――――――――――――――――――――――――― ●図書情報館イベントの詳細は、ココ!!● 「奈良県立図書情報館イベント情報ブログ」 http://eventinformation.blog116.fc2.com/ をご覧ください。 ―――――――――――――――――――――――――― ☆3階戦争体験文庫 □企画展「子どもたちが見た戦争」を開催しています。 詳しくは、     http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html     をご覧ください。 ☆図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」、「パソコン ウイークエンド倶楽部」、開催日時等詳しくは、    http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html    をご覧ください。   ☆新着図書情報    月に1度更新します。下記ページをご覧ください。    http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ☆館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。   http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html     図書情報館−職員だより(65)■ 年の瀬も押し迫ってまいりましたが、この時期になると来し方行く末に想いを 馳せる方もおられるのではと思います。そこまで難しい話ではありませんが当 館のウェブサイトへはどのようなサイトから来られているのでしょうか。 11月の外部からのアクセスログを見ると8割前後が直接URLを入力するか お気に入りからのアクセス。Yahoo!を筆頭とする検索エンジンからの訪 問が約10%。残りの10%の上位は来年1月10日から12日に行われる自 分の仕事を考える3日間のファシリテーターをしていただく西村佳哲氏の   リビングワールドのサイト(http://www.livingworld.net/)、 関西休日案内(http://www.winriver.net/kansai/study-k/library-k9.html) 、奈良市図書館リンク集(http://library.city.nara.nara.jp/HTML/link.htm l)、日本図書館協会の近畿の公立図書館のページ (http://www.jla.or.jp/link/kinki.html)、 奈良県公式ページの県立図書情報館のページ (http://www.pref.nara.jp/desaki/library/) となっているようです。 意外に思うサイトや、なる程と思うサイトがあるようですが、どのようなサイ トから来られた方にもわかり易いサイトを目指していきたいと思っています。                   (ひたち あきら) 編集後記■ 街のあちこちでクリスマスの装飾が楽しめる季節になりました。当館も、正面 玄関にクリスマスツリーを飾り、14日にはシュウガさんのヴァイオリンとリ オさんの電子ピアノのミニコンサートを開催しました。 ツリーにしたもみの木は、上北山村から切り出したもので、飾りつけは奈良女 子大学の学生の方がしてくださいました。図書情報館もすっかりクリスマスを 迎える準備が整いました。 ところで、クリスマスツリーの由来は、諸説があるようですが、ドイツ地方で 、もみの木が厳しい冬にも生き生きとしているため永遠の命の象徴として尊ば れており、小枝が十字架のように広がった形をしていることから「聖なる木」 と言われ、健康や豊作を与えてくれる力があると考えられていたのに端を発す るようです。 近年の日本では、ツリーだけではなくいろいろなイルミネーションを楽しまれ る方が増えました。華やかなイルミネーションライトが、寒くて縮こまった心 をほぐして、明るく元気にしてくれるような気がします。 皆様も、どうぞ楽しいクリスマスをそして新年をお迎え下さい。来年もよろし くお願いいたします。   さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良 県立図書情報館通信」今年1年ご覧いただき、ありがとうございました。 次回第85号は、1月1日(火)に配信する予定です。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ! 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