≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 2008.7.15  No.074 *7月の休館日について  毎週月曜日。ただし、21日(月・祝)は開館、22日(火)は休館です。 また、31日(木)は月末休館日です。 ■==■目 次■==■ 図書情報館からのお知らせ 館長連載「図書情報の文化史」 図書情報館−職員だより 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■図書情報館からのお知らせ■ ☆イベント(1階交流ホール) □図書館劇場3第2幕「奈良は美味いものばかり-平城京のグルメを探る」の 参加申込み受付中です。 詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2008.html      をご覧ください。 □「岡本麻子 メシアン ピアノリサイタル」を8月9日(土)に開催します。 7月23日まで申込み受付中です。 ☆企画展示(2階メインエントランスホール) □「木の良さを感じ、山や森林の大切さを知ろう!」展を開催しています。 21日(月)まで。 また、20日(日)、正面玄関横屋外テラスで、「森の学校 木で遊ぼう!木 工クラフト教室」イベントが開催されます。 ☆図書展示 □図書展示「世界遺産〜後世へ引き継がれる宝物〜」展を開催しています。 30日(水)まで。(3階ブリッジ) ―――――――――――――――――――――――――― ●図書情報館イベントの詳細は、ココ!!● 「奈良県立図書情報館イベント情報ブログ」 http://eventinformation.blog116.fc2.com/ をご覧ください。 ―――――――――――――――――――――――――― ☆3階戦争体験文庫 □企画展『戦争と手紙』4「帰還」を開催しています。 9月28日(日)まで。 詳しくは、     http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html    をご覧ください。 ☆図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」、「パソコン ウイークエンド倶楽部」、開催日時等詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html   をご覧ください。  ☆新着図書情報   月に1度更新します。下記ページをご覧ください。   http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ☆館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ■館長連載「図書情報の文化史」素描編■ 第74回 『文華秀麗集』(7)                      館長 千田 稔  漢詩を作るにふさわしい場所というのは、当然あった。作者の文芸に向かう 意欲を誘う雰囲気がなければならなかった。嵯峨天皇は、嵯峨山荘での詩作を 好んだ。今日の右京区大覚寺の大沢池は山荘の苑池の跡である。水辺の風景が 詩作に好まれることは、『懐風藻』に吉野の詩文が多いことに通ずる。  「春日嵯峨山院、探りて『遅』の字を得たり。一首。御製」と題する嵯峨天 皇の作品がある。「探りて『遅』の字を得たり」とは、詩作に参集したものが 、くじ引きのように、詩文の韻字に読み込む漢字を引き当てる遊びによって、 天皇はたまたま「遅」の字を選んだというのだ。その部分のみ記すと次のよう である。  気序如今春欲老(気序如今春老いむとし)  嵯峨山院暖光遅(嵯峨山院暖光遅し)  季節は春も終わろうしているのに、嵯峨山院の春の暖かい光は、ゆっくりと 漂う、という意味。  嵯峨山院のほかに「大弟の雅院」や「江亭」なども詩作の場所として知られ る。前者は天皇の弟(淳和天皇)の苑池である「南池」で、後者は淀川べりの あずまやと解されている。その場所の詳細については、考証の余地があるが、 いずれにしても、詩文には「水」が欠かせない要素の一つであった。前者の詩 に「風景」という言葉が使われているのに私は、あらためて注目した。 (つづく) 図書情報館−職員だより(56)■ 奈良県立図書情報館の公文書館機能に関連して  当館では奈良県に関する歴史資料として重要な公文書を約11,000簿冊 保存しています。この簿冊は研究者や行政機関職員また一般県民の方々にご利 用いただいています。 公文書は行政機関において日々作成されていますが、文書のライフサイクルの 面から作成、保存のための選別、保存管理、利用にいたるまでしっかりした文 書管理を行なうことがとても重要です。これを怠ると文書が散逸したり廃棄さ れてしまい、県民共通の財産として後世に伝えることができなくなってしまい ます。 こうした公文書の整理保存等は、昭和63(1988)年の公文書法施行を契 機として、進展を見ることになりましたが、このなかにあって、とりわけ歴史 資料の保存、利用に尽力し、公文書館機能の向上を目指している全国団体に「 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(以下、全史料協)があります。 全史料協は年に一度全国大会を開催しますが、今年は奈良市を会場として11 月12日(水)から14日(金)までの3日間開催されます。 大会では研修会や研究会が設けられています。研修会では文書館入門、市町村 の公文書の適正な保存管理、古文書の保存管理、地域の公文書館の運営、公文 書館制度に関する法令の解説、紙史料の保存、大学のアーカイブズなど公文書 館業務に関するプログラムが設定されています。研究会ではアーカイブズ全般 について、公文書館法制定20年の現在を振返り今後の展望を協議する予定で す。                         (すずき はるお) 編集後記■ 7月も半ばになり、だんだん暑くなってきました。皆様、体調はいかがでしょ うか?熱中症などに気をつけて、暑い夏を乗り切ってください。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第74号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第75号は、8月1日(金)に配信する予定です。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ! ヘルプ」のページをご覧 下 さい。 http://help.mag2.com/read/ 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□