≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 2008.7.1  No.073 *7月の休館日について  毎週月曜日。ただし、21日(月・祝)は開館、22日(火)は休館です。 また、31日(木)は月末休館日です。 ■==■目 次■==■ 図書情報館からのお知らせ 館長連載「図書情報の文化史」 図書情報館−職員だより 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■図書情報館からのお知らせ■ ☆イベント(1階交流ホール) □図書館劇場3第2幕「奈良は美味いものばかり-平城京のグルメを探る」の 参加申込み受付中です。 詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater_2008.html      をご覧ください。 □「岡本麻子 メシアン ピアノリサイタル」を8月9日(土)に開催します。 現在申込み受付中です。 ☆企画展示(2階メインエントランスホール) □「南和ふるさとフォトコンテスト2007入賞作品展〜南和の四季・催事、観 光・物産展〜」を開催しています。 13日(日)まで。 また、5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)には、観光・物 産展や、5日(土)、6日(日)18時30分からは正面玄関付近で、「燈火 で彩る図書情報館の夕べ」イベントが開催されます。 ☆図書展示 □図書展示「世界遺産〜後世へ引き継がれる宝物〜」展を開催しています。 30日(水)まで。(3階ブリッジ) 6月28日(土)から、当館2階アトリエにて、「県民お役立ち情報コーナー 」を設置しています。県内の行政や暮らしに関するいろいろな情報を、当館で 入手できるようになりました。ご来館の際はご利用ください。 ―――――――――――――――――――――――――― ●図書情報館イベントの詳細は、ココ!!● 「奈良県立図書情報館イベント情報ブログ」 http://eventinformation.blog116.fc2.com/ をご覧ください。 ―――――――――――――――――――――――――― ☆3階戦争体験文庫 □企画展『戦争と手紙』4「帰還」を開催しています。 9月28日(日)まで。 詳しくは、     http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html    をご覧ください。 ☆図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」、「パソコン ウイークエンド倶楽部」、開催日時等詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html   をご覧ください。  ☆新着図書情報   月に1度更新します。下記ページをご覧ください。   http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ☆館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html ■館長連載「図書情報の文化史」素描編■  第73回 『文華秀麗集』(6)                             館長 千田 稔  巻上において、私の関心をひくのは、渤海からきた使節との宴席で交わされ た詩文である。渤海との国交は、すでに奈良時代からあるが、平安時代にも盛 んにおこなわれた。日本にとっては、唐の政治状況に関する情報を得ることの できる窓口でもあった。たとえば次のような漢詩が載せられている(読み下し は岩波日本古典文学大系)。  秋(しう)朝(てう)雁(かりがね)を聴き、渤海入朝高判官・釈録事に寄す。一 首。                                坂(さか の)上(うへの)今(いま)雄(を) 大海の途(みち)渉(わた)ること難く、孤(こ)舟(しう)未だ廻(かへ)すこと得ず 。如(し)かじ関隴(くわんろう)の雁の、春去り復(また)秋来(きた)るには。 秋の朝、雁の鳴き声を聴き、渤海からの使節判官高英善と、録事(書記)釈仁 貞に寄せた詩。故国渤海への大海を渡ることが、むずかしく、一隻の舟を帰還 させられない。関隴(関は中原の地。隴は甘粛省のあたり)の雁が、春には帰 り秋になるとまた戻ってくるようにはいかないというのが、詩文の意味。日本 海を渡る舟運は、風波との戦いであった。  私は、かつて渤海の都城、上京(じょうけい)龍(りゅう)泉府(せんふ)の遺跡 (中国黒竜江省)をたずねたことがあった。あいにくの大雨に襲われ、列車は 運休し、しばらくホテルに閉じ込められたような状態で過ごしたのだが、上掲 の詩文とは、逆に、渤海から日本への帰途が難しい体験をしたことを思い出す 。 (つづく) 図書情報館−職員だより(55)■ 朝顔が咲く季節になりました。  毎朝、朝露をきらつかせながら咲く朝顔。子どものころ、夏休みに観察をし た思い出がある方も多いのではないでしょうか。私もそんなひとりですが、あ まり熱心ではなく「芽が出た、花が咲いた、いくつ咲いた」程度の観察しかし ていませんでした。  大人になってから、子どもの向けの朝顔の本を手にとって見たところ、これ がおもしろい!  朝顔のつるは、必ず上から見て左巻き(時計と反対回り)に支柱などに巻き ついて伸びていき、わざと人が逆にまきつけると、ちゃんとそれをはずして巻 きなおすそうです。花のつぼみもぎゅっとしぼったようにねじれていますが、 花の場合は、つるとは逆の右巻きになっています。また朝顔は、朝日が昇れば 咲くと思い込んでいましたが、7月、8月、9月と時期が遅くなるにつれて、 咲く時間が早くなっていくそうです。なぜそうなるかは、ぜひ本を手にとって 確認してみてください。本を読んでいると今さらながらもう一度観察をしたく なってきます。  図書情報館では調べ物につかえる本は、子どもの本も集めています。大人の 本と一緒に並んでいます。 【参考】 『アサガオ : たねからたねまで(科学のアルバム13) 』佐藤有恒写真 ; 中  山周平文(あかね書房) 『アサガオのすいみん時間(やさしい科学)』貝原純子著(さ・え・ら書房)                          (たかつじ あゆみ) 編集後記■ 梅雨のど真ん中、じめじめと鬱陶しい日が続きますが、皆様お元気に過ごして おられますか。さて、図書情報館では、鬱陶しさを吹き飛ばそうと、7月5日 (土)と6日(日)の2日間、奈良女子大学の学生さんと協働で、「燈火で彩 る図書情報館の夕べ」と銘打ち、燈火会で使用するロウソクの明かりで図書情 報館を浮かび上がらせます。特に6日には奈良女子大学箏部の演奏も相まって 幽玄の世界を醸し出します。皆さん、夕涼みを兼ねてどうぞお越し下さい。お 待ちしております。 次回第74号は、7月15日(火)に配信する予定です。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ! ヘルプ」のページをご覧 下 さい。 http://help.mag2.com/read/ 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1324.htm ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□