≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 2008.5.1  No.069 *5月の休館日について  毎週月曜日。ただし、5日(月・祝)は開館、7日(水)は休館です。また 、30日(金)は月末休館日です。 ■==■目 次■==■ 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■図書情報館トピックス■ #企画展示(2階メインエントランスホール)   □本日より、「大和を彩る染めの世界展」を開催します。11日(日)ま で。 詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#YAMATOSOME をご覧ください。   □明日2日より、近畿のコミュニティFM24局共同企画「母の日特別番組 おかあさん作文募集!」入賞候補作を展示します。あなたも審査員になって 、優秀作品選びの投票をしてください。11日(日)14:00〜16:00 、ならどっとFM(78.4MHz)特別番組「おかあさん」が、図書情報館サテ ライトスタジオから中継で放送され、入賞作品が発表される予定です。   □13日(火)より、「高校生が見た世界遺産写真展」を開催します。 #図書展示(3階ブリッジ)   □本日より、「スローライフの楽しみ方」を開催します。29日(木)ま で。     詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b.html     をご覧ください。 #第25回簡単パソコン教室受講者を3日(土)より募集します。   詳しくは、    http://www.library.pref.nara.jp/event/easypc.html   をご覧ください。 #戦争体験文庫 企画展『戦争と手紙』3「戦地への手紙」を開催しています 。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html  をご覧ください。 #図書館劇場3第1幕「稲の来た道と卑弥呼の食卓」の参加申込み受付中です 。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater.html  をご覧ください。 #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」、「パソコンウ イークエンド倶楽部」、開催日時等詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/supporter/index.html  をご覧ください。 ■情報BOX■ ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/biz/index.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html セミナールーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予 約システムからインターネットにより予約することもできます。インターネッ トで予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システム の利用案内をご覧下さい。https://e-kotonara.jp/ ■これも図書情報館(51)■ 「マイライブラリ」のススメ ゴールデン・ウィーク真っ直中のこの時期、旅行にお出かけの読者も多いこと だろう。旅の仕方は人様ざま。バスや電車の時刻表をめくって、綿密なスケジ ュールを立てから出かける人。それとは反対に、風の吹くまま気の向くままの 旅を良しとする人。はたまた、ちゃっかりと友人の立てたプランに乗っかるだ けの「便乗型」のタイプの人もいらっしゃる筈。しかし、「正しい旅の仕方」 なぞ、恐らくあるまい。一人ひとり、個性が違うように、旅の仕方も異なって 然るべし、ではなかろうか。 その意味では、図書館の使い方も旅に似ていると言えよう。最初からお目当て の本に直行するのは、時間のロスが少なくて済み、合理的。しかし特段、お目 当ての本がある訳でもなく、書架の間を寄り道しつつ順々に巡り歩くのも、一 種、「ぶらり旅」に似た愉しさを覚えるものである。いずれにせよ、万人に共 通して適用可能な「正しい読書術」なぞ、ないのだ。だが、用心しなければな らないのは、図書館という世界には、トーマス・マンの「魔の山」の世界よろ しく、様々な誘惑が待ち受けているということ。書架を通り過ぎるたびに本た ちの甘い囁き声が聞こえてくる。 「私の方が、お隣さんよりも魅力的な筈。どうして手に取ってくださらないの ?」 だが、この誘惑に負けて、当館に所蔵している図書に無計画で気の向くままに 手を差し伸べようものなら、本の洪水に押し潰されてしまいかねない。とりわ け、新着の図書は誘惑的で、どうしても食指が伸びてしまいがち。兎角、人間 とは「目新しい物好きの生き物」なのかも知れない。が、全ての新着本を気に かけていると、それだけで相当のエネルギーを消耗してしまうに違いない。 我が身の内に書物のエキスを得、感銘した言葉を棲み付かせるためには、やは り、どこかで自己限定をして、自分だけのいわば「仮想図書館」を設ける必要 があるのではなかろうか。つまり、あらゆる他の誘惑に抗いつつ、自分が本当 に関心のある事柄に限定を加えなければならないのではあるまいか。そこでお 勧めしたいのが、当館が提供しているネットワーク・サービス「マイライブラ リ」の「新着情報」システム。自分の関心分野のキーワードなどを登録してお くと、当館が過去7日以内に受けいれた資料の中に条件にあてはまるものがあ る場合、その情報が表示される、というものだ。   知的好奇心に満ち溢れておられる本メルマガの読者の皆さんにこそ、是非 、「マイライブラリ」へのログインをお勧めしたい。 ※「マイライブラリ」には、上記新着情報のほか、予約や現在貸出中の資料確 認などの機能も付いています。詳細については、下記のサイトをご参照くださ い。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mylibrary.html (よしおか ふみお) ■図書情報館−職員独り言(51)■ 4月から当館に転勤してまいりました。何もかも初めてのことばかりで、とま どう間に5月になってしまいました。   着任前は、 アクセスが悪いのではと気がかりでしたが、駅からも15分 程度と、天気の良い日は散歩するには適度な距離で、少し市内から離れている おかげで、静かで落ち着いた環境がいいなぁと思いました。   当館は、読書に疲れれば、庭を散策したり、風景を見たり、展示物を見た り、いろいろな楽しみ方がある図書館です。また単に、本を借りる、読むとい う場所というだけでなく、いろいろな情報を提供したり、検索したり、創造し たりというプラスαの機能も充実しております。   これからは、微力ながら、もっと皆様に利用していただき、喜ばれる図書 館にしていきたいと考えています。 (くぼ よしか) ■連載「図書情報の文化史」素描編■  第69回 『文華秀麗集』(2)                      館長 千田 稔   勅撰の漢詩集『凌雲集』ができて間もなく、四年後の弘仁9年(818) に『文華秀麗集』という勅撰の漢詩集がつくられた。それほどまでに、当時の 漢風の文芸活動が盛んであったことがうかがえる。それは、平安京の右京が長 安に、左京が洛陽とする構図がとられたことからも理解できる。唐の東西の都 城を平安京は一つの都に合体させたような意味を与えたのであった。ところが 、長安に擬せられた右京は、湿地的な地形のために、居住条件が悪く荒廃して いき、洛陽にあてられた左京の部分が後世に至るまで京都の実質的な町として 生き長らえる。だから、上洛とか、洛中ということばが使われるようになる。   『文華秀麗集』の「文華」について、諸橋の大漢和辞典には、@文明の華 。文明の立派さ。A文章の華やかであること、などの説明があるが、当然ここ ではAの意味をとるべきであろう。そして中国南北朝時代の梁の詩文集『文選 』の序にある「文華」が例として引用されている。他の勅撰漢詩集の序にも『 文選』の序の引用があるので、『文華秀麗集』の「文華」も『文選』によると するのが通説である。   それはそれとして、『日本後紀』の大同元年(806)4月条の桓武天皇 薨伝に「文華を好まず」とある。『日本後紀』の薨伝は客観的な批判精神で書 かれていることが多く、桓武天皇は文芸に関心を示さなかったらしい。個人の 問題もあるかも知れないが、時代がそのような余裕を許さなかったのであろう 。                               (つづく) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(交流政策課) ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課) ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課) ★「情報発見メルマガ編」   (中小企業支援センター) ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会) ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ) ★「ならの農業と園芸」    (県農業総合センター) ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター) ★「メルマガ・スマイル」   (県母子・スマイルセンター) ★「ワーク・ならネット」   (雇用労政課) ■編集後記■ 佐保川の桜並木もすっかり新緑の装いとなり、緑がまぶしく輝いています。昼 間は初夏の陽気で、季節は確実に夏へと向かっています。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第69号をご覧いただき、ありがとうございました。次回第 70号は、5月15日(木)に配信する予定です。皆様、ご愛読よろしくお願 いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ! ヘルプ」のページをご覧 下 さい。 http://help.mag2.com/read/ 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□