≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 2008.4.1  No.067 *4月の休館日について  毎週月曜日。30日(水)は月末休館日です。 ■==■目 次■==■ 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■図書情報館トピックス■ #企画展示(2階メインエントランスホール)   □本日より、「絵日記と創作人形によるぽかぽか山里暮らし」展を開催し ます。13日(日)まで。     詳しくは、      http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#ENIK KI     をご覧ください。 #図書展示(3階ブリッジ)   □本日より「薄木家文書の世界〜図書情報館所蔵文書の紹介〜」を開催し ます。29日(火)まで。 #戦争体験文庫 企画展『戦争と手紙』3「戦地への手紙」を開催しています 。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html  をご覧ください。 #8日(火)より、図書館劇場3第1幕「稲の来た道と卑弥呼の食卓」の参加 申込みをはじめます。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater.html  をご覧ください。 #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」、「パソコンウ イークエンド倶楽部」、開催日時等詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 ■情報BOX■ ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/biz/index.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html セミナールーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予 約システムからインターネットにより予約することもできます。インターネッ トで予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システム の利用案内をご覧下さい。https://e-kotonara.jp/ ■これも図書情報館(49)■ 今回は携帯電話で当館の所蔵資料の検索ができることを紹介いたします。機種 はNTT Docomo、au by KDDI、SoftBankの3種でご利用いただけます。検索でき る資料は図書と雑誌です。(一部の機種では正常に動作しない場合があります 。)  このサービスにより、例えば「自宅で見ている放送中のテレビ番組で紹介さ れた資料や、セミナー等で講師の方が挙げられた資料が図書情報館に所蔵して いるかどうか、また現在、貸出中かどうか」をその場で確認できます。すぐに 確認したいときには、便利だと思います。  私も様々な機会に、例えば他の図書館や書店に行って必要な資料を本棚で見 つけた際、当館に所蔵しているかどうかをその場で携帯電話を利用して確認す るなど、これまで活用してきました。  なお、以前の「図書情報館−職員独り言(18)」で他の職員が当館の「ネ ットワークサービス」の概要について説明しておりますので、そちらもご参照 いただければと思います。                              ●携帯版Webサービスについて URL:http://www.library.pref.nara.jp/netservice/keitai.html ●「図書情報館−職員独り言(18)」 URL:http://blog.mag2.com/m/log/0000160354/108035158.html?page=2                          (おまつ けんいち) ■図書情報館−職員独り言(49)■ 佐保川の桜並木 メルマガでも何回か紹介されています佐保川の桜。当館の春の風物詩の代表格 です。ところで、この桜並木が植えられたのはいつのころなのでしょうか、ち ょっと興味のあるところです。 当館周辺の木の幹の太さから考えてみるとそ れほど昔のことではないように思われます。その起源について資料を探してい たところ、江戸時代には、奈良の名奉行であった川路聖謨(かわじ としあき ら)という人が、春日山の麓から東大寺や興福寺も含めて高円・佐保地域(佐 保川堤)まで、桜と楓の苗木を植樹したと伝えられています。佐保川堤の桜の 古木は地元では「川路桜」といわれているそうです。 近代以降の植樹についての詳細はわかりませんが、佐保川は一級河川で県の管 理になっています。県では30年程前に植樹を行ったそうですが、事業の詳細 や経緯などはわかりませんでした。また、川沿いの自治会などでは自主的に川 の美化運動と桜の植樹などを行っているところもあるようです。   桜については昔から人々の生活に溶け込み、万葉の時代から文人を始め多 くの人々に取り上げられ、日本人の心に深く根ざしている花です。つぼみから 開花、やがて散り行く過程は、それぞれに風情があり私たちの目と心を和ませ てくれます。 今年の佐保川の桜、川の歴史とともに古への想いをはせながら観ていただくの も一興ではないでしょうか。                                           (すずき はるお) ■連載「図書情報の文化史」素描編■ 第67回 『三教指帰』(17)                            館長 千田 稔 まったくの駆け足で、福永光司氏の緻密な訳注本にまるっきり依拠して、空海 の『三教指帰』の典拠について、ごく簡単に垣間見てきた。ただ、図書情報と いう観点から、空海の著作をみるとき、膨大な量の読書と、漢文でみずからの 主張を表現するという、二十四歳頃の文筆の超越した力量にただただ畏敬の念 を抱く。そこには、東アジア世界におけるコスモポリタンとしての空海の存在 感の強さがわれわれに迫ってくる。  ひるがえって、明治以降の日本では、欧文による著作もあったが、圧倒的に 翻訳文化によって近代日本が形成されてきたことは否定できない。明治の時代 は、欧文による発信者の必要性よりも、受信者を増やすことに重点をおいた。 その傾向は、今も同様である。なぜ、明治の日本は、空海の偉大な足跡に目を 向けようとしなかったのであろうか。おそらく、国家神道のもとで、仏教の地 位が低くされ、空海も一人の仏教者として認知されたに過ぎなかったからであ ろう。空海を真言密教の開祖という枠組みに閉じ込めてきた宗教者や文化論者 の責任も小さくない。  なお、加藤純隆・加藤精一訳『三教指帰』(角川ソフィア文庫)は、明解な 文章で綴られていることを付記しておきたい。(この項終わり) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(交流政策課) ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課) ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課) ★「情報発見メルマガ編」   (中小企業支援センター) ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会) ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ) ★「ならの農業と園芸」    (県農業総合センター) ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター) ★「メルマガ・スマイル」   (県母子・スマイルセンター) ★「ワーク・ならネット」   (雇用労政課) ■編集後記■ 今日から4月、新しい年度のはじまりです。佐保川の桜も満開です。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第67号をご覧いただき、ありがとうございました。次回第 68号は、4月15日(火)に配信する予定です。皆様、ご愛読よろしくお願 いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎トラブル等の対処については、「読者 まぐまぐ! ヘルプ」のページをご覧 下 さい。 http://help.mag2.com/read/ 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□