≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H19.10.1  No.055 *10月の休館日について  毎週月曜日。ただし、8日(月)は開館しています。9日(火)が休館とな ります。また、31日(水)は月末休館日です。 *11月9日(金)〜22日(木)まで、図書点検のため休館します。  http://www.library.pref.nara.jp/guide/tenken.html ■==■目 次■==■ 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■図書情報館トピックス■ #平城遷都1300年記念事業、図書情報館開館2周年記念事業として、  「tribute to 光明」Fashion Show を開催します。ただいま、参加申込み 受付中。また、当日のファッションショーで、モデルとして参加していただけ る方も募集中です。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#MIRANO  をご覧ください。  モデル募集は、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#MIRANOMODEL  から。 #明日、2日(火)より図書館劇場2第4幕の申込み受付を開始します。  詳細は、   http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater.html  をご覧ください。 #開館2周年記念オリジナルグッズを販売しています。  詳しくは、  http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#GOODS  をご覧ください。 #衛星通信教養セミナー 「壁を破る知恵」(国立大学法人東京工業大学提供 )を明日2日、再実施します。  詳しくは、  http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#CS_20071002  をご覧ください。 #平城遷都1300年奈良・読書の旅第2回、申し込み受付中  お申し込みなど詳細は、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#NARA_READING_02  をご覧ください。 #企画展示(2階メインエントランスホール) □明日2日(火)より「学ぼう医療 防ごう病気」展を開催します。 8日(月)まで。6日(土)には、「生活習慣病について」をテーマに医療講 座も開催されます。  詳しくは、  http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#SAISEIKAI    をご覧ください。 #図書展示(3階ブリッジ)   □図書展示「奈良を舞台にした文学作品」を開催しています。11月8日 (木)まで。 #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」  ITサポーターズが運営する利用者交流の場です。今月は、3日と17日で す。事前申し込みは不要です。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 #図書情報館ITサポーターズによる「ウィークエンド倶楽部」 毎月第2土曜日、第4日曜日に、セミナールームで開催するITサポーターズ が運営する利用者交流の場です。水曜倶楽部同様事前申し込みは不要です。  今月は、13日(土)と28日(日)です。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 #奈良商工会議所と共催で、『経営無料相談会』を開催しています。  来年3月まで、毎月第1、第4土曜日の13:30〜16:00に3階グル ープ研修室で行います。今月は、6日と27日です。事前申し込み優先。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#BUSINESSPLAN  をご覧ください。 ■情報BOX■ ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○下記資料の一覧をホームページでご覧いただけます。ご利用ください。  オンラインデータベース/CD-ROM   http://www.library.pref.nara.jp/search/onlinedb.html  所蔵新聞等   http://www.library.pref.nara.jp/search/shinbun.html  所蔵の国土地理院地形図   http://www.library.pref.nara.jp/search/mapsearch.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/biz/index.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html セミナールーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予 約システムからインターネットにより予約することもできます。インターネッ トで予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システム の利用案内をご覧下さい。 https://e-kotonara.jp/portal/jsp/index.jsp ■これも図書情報館(37)■ ユニバーサルデザイン 先月中旬の夕暮れ時のこと。1階の事務室に3階のサービス・カウンターの司 書職員から内線電話で、「当館のユニバーサルデザインについて調べている利 用者がいらっしゃるので、対応願いたい」との連絡が入った。 建物管理等は、総務の担当業務。直ぐさま階段を駆け上がって、カウンターに 着くと、そこで待っていたのは小学6年生の女子児童2名だった。 「今度、国語の授業で、ユニバーサルデザインについて調べ、それをパワーポ イントを使ってプレゼンテーションすることになったんです。それで、ここの 図書情報館はどのようになっているのか教えて欲しいんですけど・・・」 いやはや、最近の小学生は凄いものだなと、正直、面食らってしまった。先ず 、「ユニバーサルデザイン」とは何かを小生なりに噛み砕いて説明したのち、 身体障害者用の点字ブロック、多目的トイレ、音声ガイドシステム、多言語に よる内部サイン、エレベーター、点字新聞、車椅子用の通路、駐車場等々の現 場を案内させていただいた。竣工して2年余りしか経過していない当館におい て、随所にユニバーサルデザインを採用しているのは、当然と言えば当然であ る。 しかし、いかに物理的にユニバーサルデザインの施設であったとしても、それ がもし一般の利用者の方々にとって権威じみた存在で、心理的に敷居が高く、 職員にも気軽に声を掛けることが出来ないとすれば、これこそ正しく「仏作っ て魂入れず」で、ユニバーサルデザインの本来の理念からは程遠い、と言わな ければなるまい。 小生自身は、直接関わることはなかったが、9月始めから中旬までメインエン トランスホールで「松田大児 - スローアートの軌跡」展を開催した。その展 示会にお越しになった昭和一桁生まれのあるご婦人が、次のように語ってくだ さったのは、実に感慨深いものがあった。 「私たちの世代にとってはね、図書館というのは、なんだか敷居が高く感じる んですよ。でも今回の展示会をきっかけに、図書館って本当は楽しいところだ って、判ってきましたの。いまでは、ここが自宅のサロンみたいな気がしてき ましてね・・・」 ハード面だけでなく、ソフト面においてもユニバーサルデザインの理念を追求 し続けるということ。「これも図書情報館。否、これぞ図書情報館だ」と、小 生なりに理解している次第である。 (よしおか ふみお) ■図書情報館−職員独り言(37)■  皆さんは、図書情報館ITサポーターをご存知でしょうか?セミナールームで 、水曜倶楽部やウイークエンド倶楽部で、月4回、パソコン利用者のサポート 活動を行っています。また、ホームページ制作やコンテンツ作りなど、当館の 機能や機器を使って、情報発信活動も進行中です。これまでのボランティア活 動とは、一味も二味も違った、ユニークな活動グループとして、また利用者の 皆さん方を触発する存在となることを目指し、日々活動を続けています。  皆さんも一度倶楽部をのぞいてみて下さい。  http://www.library.pref.nara.jp/supporter/wedclub.html (いぬい そういちろう) ■連載「図書情報の文化史」素描編■ 第55回 『三教指帰』(5)                            館長 千田 稔 この項の連載は、やや長く続くことになるが、最初にも書いたように、平安時 代の図書情報でこの書ほど重要なものはないし、宗教思想を根底にすえない文 化論は、無意味に等しい。  さて、『三教指帰』の巻上にはいる。「亀毛(きもう)先生の論述」(原文 は亀毛先生論)で、儒教の立場についての空海の解釈である。亀毛先生は儒者 である。ドラマでは、客人で、主人役は兎角(とかく)先生となっている。そ の兎角先生の母方の甥に蛭牙(しつが)公子という青年がいた。福永光司氏の 訳が興味を引く。 「その人がらは狼のように心ねじけて、人のみちびきなどを受けつけず、性質 は虎のように凶暴で、礼の道などお構いなし。賭博を仕事にし、狩猟にかけず りまわり、やくざでごろつき、ひどく思いあがっている。因果の道理を信ぜず 、応報の教えを否定し、ふか酒を飲み、たらふく食って、女色にふけり、ベッ ドに沈んだまま。親が病気になっても平気のへいざ、他人と応対しても尊敬の 念などなく、父兄を馬鹿にし年長者ないがしろにする手におえないならずもの 」。私は、現代の青年のことかと、錯覚してとまどった。それほど、空海の『 三教指帰』は、今日的な問題と接点をもつ。すぐれた古典というのは、時代に とらわれない普遍性をもつ。(つづく) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! 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