≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H19.9.1  No.053 *9月の休館日について  毎週月曜日。ただし、17日と24日の月曜日は開館しています。18日と 25日の火曜日が休館となります。 また、28日(金)は月末休館日です。30日(日)は開館しています。 ■==■目 次■==■ 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■図書情報館トピックス■ #図書館劇場2第3幕申し込み受付中  お申し込みなど詳細は、   http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater.html  をご覧ください。 #簡単パソコン教室の開催について 日 時:9月9日(日)・16日(日)13:30〜15:00 (終了後15:30を目安に質問・相談時間を設けます。)  内 容:アクセサリの使い方(メモ帳、ワードパッド、ペイント、電卓等)  お申込み:本日より2階貸出返却カウンターで。電話によるお申込みも可能 です。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/easypc.html  をご覧ください。 #企画展示(2階メインエントランスホール) □「ならどっとFM78.4 ラジオのいまむかし」展を開催しています。2日 (日)まで。最終日2日(日)に番組公開収録を行います。   詳しくは、     http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#RADIO   をご覧ください。 □「平成19年度人権啓発ポスター・標語優秀作品」展を開催しています。2日 (日)まで。   詳しくは、     http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#JINKEN   をご覧ください。 □4日(火)より「松田大児−スローアートの軌跡」展を開催します。 17日(月)まで。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#MATSUDA    ご覧ください。 #図書展示(3階ブリッジ)   □本日より、図書展示「図書情報館で読む江戸時代の旅」を開催します。 27日(木)まで。     http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b.html#EDO #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」  ITサポーターズが運営する利用者交流の場です。今月は、5日、19日で す。事前申し込みは不要です。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/newlib/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 #図書情報館ITサポーターズによる「ウィークエンド倶楽部」 毎月第2土曜日、第4日曜日に、セミナールームで開催するITサポーターズ が運営する利用者交流の場です。水曜倶楽部同様事前申し込みは不要です。  今月は、8日(土)、23日(日)です。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/newlib/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 #戦争体験文庫資料展示「軍隊と地域4 奈良の戦争遺跡−奈良聯隊/奈良海 軍航空隊ほか−」開催中。27日(木)まで。3階戦争体験文庫で。  詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b.html#W_2007_03 をご覧ください。 #奈良商工会議所と共催で、『経営無料相談会』を開催しています。  来年3月まで、毎月第1、第4土曜日の13:30〜16:00に3階グル ープ研修室で行います。今月は、本日と22日です。事前申し込み優先。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#BUSINESSPLAN  をご覧ください。 ■情報BOX■ ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○下記資料の一覧をホームページでご覧いただけます。ご利用ください。  オンラインデータベース/CD-ROM   http://www.library.pref.nara.jp/search/onlinedb.html  所蔵新聞等   http://www.library.pref.nara.jp/search/shinbun.html  所蔵の国土地理院地形図   http://www.library.pref.nara.jp/search/mapsearch.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/reference/biz/b-side.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html セミナールーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予 約システムからインターネットにより予約することもできます。インターネッ トで予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システム の利用案内をご覧下さい。 https://e-kotonara.jp/portal/jsp/index.jsp ■これも図書情報館(35)■ 8月のエントランスの展示は「奈良のむかしばなし展」でしたが、これと同時 にふるさとコーナーの本から奈良の昔話と伝説に関する図書の展示を行いまし た。   奈良は古代の都が置かれた地であり、歴史の豊かな土地柄から県内各地には伝 説が数多く残されています。一方昔話は奈良の温暖な風土からか、あるいは古 代から歴史のひかりが注がれた地域であったことからか、雪に閉ざされて長い 冬を過ごす北国のように多くはありません。しかし、県内各地で地域の昔話や 伝説を採話し、記録する活動がさまざまな人の手でなされています。昭和5年 に奈良県童話連盟によって収集された約500話の伝説を収録する『大和の伝説 』は昭和35年に増補版が出版され、長い間奈良の伝説についての基本的な資料 となるものでした。近年では奈良市域に伝わる伝説を中心とした口承伝承の詳 細な調査記録をまとめた『奈良市民間説話調査報告書』があります。また地域 の文化に関心を持つ人や子ども文庫の活動から、昔話を絵本や冊子にして出版 されたものもあります。 民俗学者の澤田四郎作は『大和昔譚』の序文で、ふるさと五位堂村(現香芝市 )の子ども時代に祖母が語ってくれた話を、祖母に可愛がられた記憶とともに 記しています。自分を慈しんでくれる人から昔話を読んでもらい、語ってもら うことは語り継がれたお話が持つ力とともに、子どものこころ深く蓄えられる でしょう。 『大和の伝説 増補版』 奈良県童話連盟修/高田十郎編 大和史蹟研究会  1959 『奈良市民間説話調査報告書』竹原威滋代表編著 奈良教育大学 2004 『大和昔譚』澤田四郎作編刊 1931 「奈良の昔話と伝説」展示資料リスト http://www.library.pref.nara.jp/event/booklist/legend.html (いのうえ はるみ) ■図書情報館−職員独り言(35)■ 旧暦8月15日にあたる「十五夜」の名月を「芋名月」、旧暦9月13日の「十三夜 」を「豆名月」といいます。家々によって少しずつ違いますが「芋名月」には 里芋や月見団子を、「豆名月」には枝豆や栗を供えることに由来しています。 お月見の起源は中国で,唐の時代には既に中秋の名月が観賞されていました。 これが平安時代頃に日本の貴族社会に伝わり,やがて民間へ広まっていったと 考えられています。単に満月を鑑賞する行事だけでなく豊作や家族の安全を願 い、収穫を祝う祭事になったようです。 お月見には団子がつきものですが、 この月見団子も実はさといもの小芋をかたどったものです。 また、日本独自 の風習で、十五夜に月見をしたら十三夜にも月見をするものとされ「片月見は よくない」という昔からのいい伝えがあるようです。秋の夜長、今年は「芋名 月」と「豆名月」2度のお月見を楽しんでみようと思います。 ちなみに今年の「芋名月」は9月25日(火)「豆名月」は10月23日(火)です 。                           (うえだ としえ) ■連載「図書情報の文化史」素描編■ 第53回 『三教指帰』(3)                            館長 千田 稔 『三教指帰』を空海が執筆するにあたって、どのような読書をし、それから得 られた知識が蓄えられていたかを、まずは「序」から、のぞいてみたい。細部 にわたるまで、とりあげると、とても、この連載で与えられたスペースでは無 理である。私の関心のおもむくままに書き進めていきたい。冒頭は次のように ある。 「文章の成立は偶然ではなく必ずいわれがある。(古人もいうように)天が晴 れわたっているとさまざまな天文現象を示し、人が感動すると筆を含んで文章 を書く。だから、伏羲(ふくぎ)の八卦や老たん(耳へん+冉)の著作、詩経 や楚辞などの文章も人が心に感動し、その感動を紙に書きしるすことによって 成立したものである。」   文芸が感動的な境地に発するというのは、あらためて耳を傾けてよい。筆 が勢いを得るには、心が弾んでいなければならないのだ。空海があげる「老た ん」の「たん」とは、老子の諡(おくりな)あるいは字(あざな)のことであ るので、本書の「巻中」で道教を論じるので、当然老子を読んでいた。紀元前 9世紀から紀元前7世紀に編纂された『詩経』や中国の戦国時代の楚の国の韻 文文学とその系統の韻文を編集した『楚辞』も、空海の身辺にあったのだろう 。 (つづく) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(交流政策課) ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課) ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課) ★「情報発見メルマガ編」   (中小企業支援センター) ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会) ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ) ★「ならの農業と園芸」    (県農業総合センター) ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター) ★「メルマガ・スマイル」   (県母子・スマイルセンター) ★「ワーク・ならネット」   (雇用労政課) ■編集後記■ 残暑の厳しい日が続きます。暑い暑いといいながら、もう9月です。今年は冷 夏などと予想されていましたが、雨の少ない猛暑の夏でした。そろそろ夏の疲 れが出始める頃でしょうか。皆様、お気をつけください。 県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立図書情 報館通信」第53号をご覧いただき、ありがとうございました。次回第54号 は、9月15日(土)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よろしくお願いい たします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□