≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H19.7.15  No.050 〜当館メルマガは、おかげさまで、第50号を迎えました。〜 *7月の休館日について  毎週月曜日。ただし、16日(月)は開館、17日(火)は休館です。 また、31日(火)は月末休館日です。 ■==■目 次■==■ ◆ 巻頭言−メルマガ第50号配信に寄せて 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■巻頭言■ メールマガジン「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 50号に寄せて                            館長 千田 稔  私たちの奈良県立図書情報館のメールマガジン「Lib Info NARA −奈良県立 図書情報館通信」の50号を数えることができました。記念の号をお届けしま す。発信しておよそ1年半の月日を重ねましたが、多くの方々にご覧いただい ているとのこと、うれしく思いつつも、同時に責任を感じます。  メールマガジンで皆様に当館のことをいろいろとお知らせするのも、図書情 報館の情報機能の一つであります。内容について、忌憚なきご意見をお寄せい ただき、できる限りそれにお応えし、有意義なメールマガジンにしたいと思い ます。  発刊から50号にいたるまで、当館にまつわる多くの出来事がありました。 映画監督の河瀬直美さんが、映画づくりの資料などを寄贈していただき、「河 瀬ワールド」という展示をいたしましたが、今回第60回のカンヌ映画祭にお いて、「殯(もがり)の森」でグランプリを受賞されたことは、私たちの喜び でもありました。シナリオづくりなどを当館でされたのですが、皆様がたも、 図書情報館に拠点をおくサークルをおつくりになって、その成果をどんどん発 信されますことを希望します。 ■図書情報館トピックス■ #企画展示(2階メインエントランスホール)    □「曽爾村と彦根、優秀観光地づくり賞受賞記念展」を開催しています 。22日(日)まで。 なお、本日、14:00より、1階交流ホールにて、観光フォーラムを開催し ます。優秀観光地づくり賞受賞に関するパネルディスカッションです。パネラ ーは、奈良大学社会学部准教授の秋山秀一さんほか。事前申し込みは不要です 。 詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#SONI    をご覧ください。 #図書展示(3階ブリッジ)   □図書展示「夏はやっぱり粉もん」を開催しています。29日(日)まで 。     小麦粉を中心とした食文化に関する図書、雑誌や蕎麦、うどん、素麺 、パスタ、たこやき、お好み焼きなど、粉を使った料理に関する図書・雑誌の 展示です。    詳しくは、      http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b.html#KONA    をご覧ください。 #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」  ITサポーターズが運営する利用者交流の場です。次回は、18日(水)で す。事前申し込みは不要です。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/newlib/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 #図書情報館ITサポーターズによるパソコン初心者向講習会「図書情報館を 楽しむ 蔵書検索を学ぼう」を開催します。ITサポーターが企画・運営する講 習会です。今回は、パソコンを使った情報検索の初歩を学びます。 申し込み受付中。2階貸出・返却カウンターでお申し出ください。 定員30名(先着順)。 詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/newlib/supporter/sub13/sub13.htm  をご覧ください。 #戦争体験文庫資料展示「軍隊と地域4 奈良の戦争遺跡−奈良聯隊/奈良海 軍航空隊ほか−」開催中。9月27日(木)まで。3階戦争体験文庫で。  詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b.html#W_2007_03 をご覧ください。 #奈良商工会議所と共催で、『経営無料相談会』を開催しています。  来年3月まで、毎月第1、第4土曜日の13:30〜16:00に3階グル ープ研修室で行います。今月2回目は、28日です。事前申し込み優先。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#BUSINESSPLAN  をご覧ください。 ■情報BOX■ ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○下記資料の一覧をホームページでご覧いただけます。ご利用ください。  オンラインデータベース/CD-ROM   http://www.library.pref.nara.jp/search/onlinedb.html  所蔵新聞等   http://www.library.pref.nara.jp/search/shinbun.html  所蔵の国土地理院地形図   http://www.library.pref.nara.jp/search/mapsearch.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/reference/biz/b-side.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html セミナールーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予 約システムからインターネットにより予約することもできます。インターネッ トで予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システム の利用案内をご覧下さい。 https://e-kotonara.jp/portal/jsp/index.jsp ■これも図書情報館(32)■  7/22(日)に、図書情報館のITサポーターズによる「蔵書検索を学ぼう」と いうパソコン初心者向け講習会が開催されます。  ITサポーターズは、図書情報館の情報機器を中心とした一般の利用者に対す る支援活動をおこないながら、自らも図書情報館の機能を使いたおし、図書情 報館を楽しみながら、利用者交流の中心的な役割を担っていこうとするボラン ティア集団です。  この講座も企画から運営までITサポーターズが担当しました。パソコンで蔵 書検索する方法を学んで図書情報館ライフをより楽しいものにしようというこ とで「図書情報館を楽しむシリーズ」の第1弾ということです。 先日講習会の予行演習をされていましたが、メンバー同士でも、話し合いな がら検索することで、一人と違った見方が出来ました。とか。  図書情報館は、図書館職員だけが図書館サービスを提供する主体ではありま せん。蔵書検索1つをとっても、しかりです。  講習会を通して、利用者の方々とサポーターの方々、そして館とで新たな交 流が生まれることを期待しています。                           (かわばた たくや ) ■図書情報館−職員独り言(32)■ 昨年12月に公開された、映画『硫黄島からの手紙』は国内外で大きな反響を よびました。当館の「戦争体験文庫」にも、当時の手紙を多数ご寄贈いただき 、保管させていただいております。それらを手にすると、戦時中に生きたひと りひとりの方の家族や友人への想い、そして、普段忘れてしまいがちな、「生 きる」ということの重さがひしひしと伝わってきて、強く心を揺さぶられます 。手紙一枚一枚は「モノ」としてはとても軽く脆いものです。しかし、そこに 含まれる事実は大変重いものです。私は整理をしながら、その場から動けなく なってしまうことがしばしばありました。  終戦記念日を前にした7月25日から8月6日までの期間、そうした手紙の 一部を代官山@スタジオで展示します。展示を通し、実際に手紙を手にとって もらうことで、戦争が人々に何をもたらしたのかということを考えていただけ ればと思います。また会場には、戦時中の手紙を主題とした図書展示をするほ か、『硫黄島からの手紙』をより深く知るための硫黄島に関連する図書コーナ ーも設けます。  展示品の一部は、10月から図書情報館内でも展示いたしますので、ご覧に なっていただければ幸いです。 (とつか じゅんこ) ■連載「図書情報の文化史」素描編■ 第50回 『日本霊異記』(4)                            館長 千田 稔 仏教の説話集であるので、世にも不思議な話を集めている。だから、そこから 歴史的な事実をくみ取るために繙くことは、本来の目的ではない。そのことを 念頭におきながら、本書のメッセージに耳を傾けて、説話として語られた対象 のイメージを描いてみてもよいだろう。私は、かつて奈良時代の高僧行基につ いて調べたことがあるが、正史の『続日本紀』や後世の「行基年譜」だけでは 、行基という人の存在がとらえにくかった。行基の死に際して『続日本紀』は 、行基が都や地方をめぐると、多いときは、千人ほどの人が集まったという生 前のようすを記しているのだが、なぜそのように多くの人に慕われたのか、実 像はとらえにくかった。  『日本霊異記』には、行基の奇異な行為や行動が、まさしく「霊異記」であ るがためにまことしやかにとりあげられている。例えば、行基の説法を聴く人 々の中に、誰も気づかないのに、行基は髪に猪の油をつけた女を見いだした話 が載せられている。凡夫の肉眼には、普通の油に見えるのだが、聖人行基には 、猪の油と見抜けたということから、行基を仏の化身であると述べる。「霊異 記」の話が、実像よりも過大に語られていたとしても、行基を「霊異記」に登 場させているのは、霊能者的な素顔があったからであろう。「霊異記」のメッ セージから、行基のイメージを私は、つくってみたのだった。(この項おわり ) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! 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