≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H19.6.1  No.047 *6月の休館日について  毎週月曜日。29日(金)は月末休館日です。30日(土)は開館していま す。 ■==■目 次■==■ 動画でメルマガ 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■動画でメルマガ■ Windowsの方は下記URLからご覧ください。   動作確認環境:Windows Media Player 9 以降   http://www.library.pref.nara.jp/netservice/img/kawase200706.wvx  Macintoshの方は下記URLからご覧ください。  メーラーやブラウザから直接見ることができない場合はQuickTimePlayerを 起動し、メニューの「ファイル」→「URLを開く」にURLを直接入力してくださ い。   動作確認環境:PowerMacG5、MacOS X、QuickTimePlayer7.1.3  rtsp://m01.library.pref.nara.jp/contents/real/kawase200706.mov ■図書情報館トピックス■ #企画展示(2階メインエントランスホール) □河P監督の作品「殯(もがり)の森」が第60回カンヌ国際映画祭審査員特 別大賞グランプリを受賞したことを記念して、「プレ河Pワールド」展を開催 しています。映画の予告編(1分42秒)を大型液晶ビジョンで上映しています 。12日(火)より「河PワールドU−カンヌへの挑戦「殯(もがり)の森」 公開!」展を開催します。    詳しくは、     http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#PREKAW ASEWORLD    をご覧ください。    なお、6月23日から始まる特別試写会のチケットを図書情報館でも販 売しています。(2,000円)     □食育月間パネル展を開催しています。    共催:県健康増進課  3日(日)まで。    期間中、情報資料コーナー(セミナールーム前)で、関連図書展示「図 書情報館で食を考える」を開催しています。また、3日最終日には、関連イベ ントも行います。    詳しくは、      http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#SHOKU IKU      http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b.html#SHOK UIKUBOOK2007 をご覧ください。   □5日(火)より、「大和の水がめと県営水道展」を開催します。    詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#YAMATONOMI ZUGAME    をご覧ください。 #図書展示(3階ブリッジ)   □「時」をテーマにした図書展示を開催しています。    詳しくは、      http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b.html#TOKI    をご覧ください。 #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」  ITサポーターズが運営する利用者交流の場です。次回は、6日(水)です 。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/newlib/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 #戦争体験文庫資料展示「軍隊と地域3 村と軍隊2−勤労・増産・金属回収 −」開催中。6月28日(木)まで。3階戦争体験文庫で。  詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html をご覧ください。 #奈良商工会議所と共催で、『経営無料相談会』を開催しています。  来年3月まで、毎月第1、第3土曜日の13:30〜16:00に3階グル ープ研修室で行います。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#BUSINESSPLAN  をご覧ください。 #奈良県とNPOとの協働事業として実施する図書修理マイスター(図書修理技 術者)養成入門講座の受講者を募集しています。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#MEISTER  をご覧ください。 ■情報BOX■ ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/reference/biz/b-side.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html セミナールーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予 約システムからインターネットにより予約することもできます。インターネッ トで予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システム の利用案内をご覧下さい。 https://e-kotonara.jp/portal/jsp/index.jsp ■これも図書情報館(29)■ 地名の読みについては、読み方が難しいものや類推の範囲を超えるものが数多 くあり、カウンターでの問い合わせに戸惑うことがあります。 奈良県内の各地名も読み方が難しいものが多数あります。ちなみに、以下の地 名の読み方について試してみてください。 @一 A入波 B乃楽 C小夫 D大豆村 E大神  F大養徳 G三碓 H山陵 I下居 J女寄峠 K五百瀬 L今御門 M平山 N石上 O加名生 P外山 Q巨瀬  R吉隠  S忍辱山 どうでしょうか、正解はいくつありましたか。 答えは次のようになります。 @かず Aしおのは Bなら Cおうぶ Dまめむら Eおおみわ Fやまと Gみつがらす Hみささぎ Iおりい Jみよりとうげ Kいもせ Lいまみかど Mならやま Nいそのかみ Oあのう Pとび Qこせ Rよなばり Sにんにくせん 上記の答えは、『奈良県史14地名』(池田末則著)の「奈良県難読地名」を 参考にしました。 この本の序には「大和国(奈良県)の地名は、『古事記』『日本書紀』『風土 記』逸文などの地名説話にみられるように、早くから重視されてきたが、その 調査研究となると、未解決の分野が多く、余りにも科学的ではなかった。しか しながら、大和国は文献資料の豊富な地域であることから、地名の用字・伝承 過程の検討については甚だ容易であるという恵まれた環境にある。」と述べて います。また各説では「主要地名の解明に努め、地域別に地名の実証的研究を 試み」ています。ここでの各説は説話地名、冠辞地名、国号地名、万葉地名、 遺跡地名、部制(職業)地名、避諱地名、民俗地名、交通地名、仏跡地名、植 物地名、田制地名、形状地名に分けられて説明されています。 その土地に暮らす人々にとって特別の思いや馴染みのある地名もその起源をた どれば意外と歴史や文化と深いつながりがあって、興味のつきないものとなっ ています。特に奈良県の地名の場合はその感が一層強いのではないでしょうか 。                            (すずき はるお ) ■図書情報館−職員独り言(29)■  6月10日は、「時の記念日」。大化の改新を断行した天智天皇が、皇太子 時代に水時計を設置し、鐘鼓を鳴らして日本で始めて人々に時刻を知らせたの が西暦671年のこの日のこと。これにちなんで、約1250年後の大正9年 (1920年)に「時間をきちんと守り、欧米なみに生活の改善・合理化を図 ろう」との趣旨で、この記念日が制定された。  ところで、時間の長さがいつの時代でも24時間、等間隔で刻まれてきたと 考えるのは、現代人の大きな錯覚である。江戸時代では、日の出と日没を境に 、一日を昼と夜に分け、それぞれを6等分していた。不定時報である。この時 報に従えば、当然のことながら季節によって、また夜と昼によって、一刻の長 さが異なってくる。  一見、不合理に感じられる時報である。だが、日の出とともに一日の生活が 始まり、日が暮れると一日の生活を終えていた昔の人の生活のリズムに、この 時の刻みは適っていたのに違いない。現代風に言えば、さしずめ一種のサマー タイム制といったところか。  東風が強いせいか、薬師寺の鐘の音がいつもより大きく聞こえる。5時であ る。新しい一日が始まる。 ※3階 ブリッジにて、6月10日の「時の記念日」にちなんで、時(とき)に関す る図書の展示(暦、哲学、工学、生物学など)をおこなっています。詳細は、 下記のサイトをご参照ください。 http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b.html (よしおか ふみお) ■連載「図書情報の文化史」素描編■ 第47回 『日本霊異記』(1)                            館長 千田 稔  この連載も、奈良時代から平安時代へとうつりたい。しかし、平安時代に筆 録された書籍数は、奈良時代と比較すると、はるかに多い。それを逐一とりあ げることは、私の手に余るし、この連載の趣旨からいってもふさわしくない。 だから、いささか恣意的であるが、私の関心を引く図書から私が関心をもつ情 報をくみとる作業をしばらく試みていきたい。  まずは、『日本霊異記』(にほんりょういき)から、始めたい。原名は『日 本国現報善悪霊異記』で、上、中、下の3巻きからなる仏教説話集である。成 立年代は詳らかではないが平安時代初期の弘仁年間(810−824)とされ ている。収録されている説話数は、上巻に35話、中巻に42話、下巻に39 話、全部で116話となる。 著者についての情報を簡単に記しておくことにする。薬師寺の僧、景戒(けい かい。きょうかいともいう)が著者である。下巻三十八に、景戒が、俗家にい て、妻子とともに暮らしながらも、養うこともできなかったほどの貧しい生活 をしていたが、ある日に夢をみて、出家の決意をする。出身地については、紀 伊国名草郡とする説がある。また、大伴氏とのゆかりを示唆する説もある。( つづく) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(交流政策課) ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課) ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課) ★「情報発見メルマガ編」   (中小企業支援センター) ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会) ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ) ★「ならの農業と園芸」    (県農業総合センター) ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター) ★「メルマガ・スマイル」   (県母子・スマイルセンター) ★「ワーク・ならネット」   (雇用労政課) ■編集後記■ いろいろな事件が続発するなか、河P監督のカンヌ国際映画祭グランプリ受賞 は、本当に喜ばしいニュースでした。当館と「殯の森」との関わりは、「動画 でメルマガ」でご覧のとおりです。奈良が世界に発信された瞬間でもありまし た。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第47号をご覧いただき、ありがとうございました。次回第 48号は、6月15日(金)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よろしくお 願いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□