≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H19.5.15  No.046 *5月の休館日について  毎週月曜日。31日(木)は月末休館日です。 ■==■目 次■==■ 動画でメルマガ 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■動画でメルマガ■  Windowsの方は下記URLからご覧ください。  メディアプレーヤーのバージョン9以降で動作確認できています。   http://www.library.pref.nara.jp/netservice/img/studio.wvx  Macintoshの方は下記URLからご覧ください。  メーラーやブラウザから直接見ることができない場合はQuickTimePlayerを 起動し、メニューの「ファイル」→「URLを開く」にURLを直接入力してくださ い。  動作確認環境:PowerMacG5、MacOS X、QuickTimePlayer7.1.3  rtsp://m01.library.pref.nara.jp/contents/real/studio.mov ※どちらも音声は収録されていません。 ■図書情報館トピックス■ #イベント  □図書館劇場2『吉野絵巻』が始まります。今年度も奇数月の第4土曜日に 開催します。第1幕「飛鳥と吉野−吉野宮」は、5月26日(土)です。   ただいま申し込み受付中。詳細は、    http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater.html   をご覧ください。   ※開催時間を13:00〜16:00に変更します。ご注意ください。 #企画展示(2階メインエントランスホール) □「−大和と信州− よこいこういち 風景との対話展」開催中。   20日(日)まで。(開催期間を延長しました。)   詳しくは、    http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#SHINSYU    をご覧ください。   □パネル展「みんなで築こう 身近な安全・安心 〜高齢者を悪質商法か ら守ろう〜」を開催します。共催:県食品・生活相談センター    22日(火)から27日(日)まで。各日13:30〜16:00、消 費生活相談コーナーを設置します。また、期間中、情報資料コーナー(セミナ ールーム前)で、関連図書展示を行います。   □「みんなでとりくもう食育(仮題)」展を開催します。    共催:県健康増進課  28日(火)から6月3日(日)まで。    期間中、情報資料コーナー(セミナールーム前)で、関連図書展示を行 います。 #図書展示(3階ブリッジ)   □「時」をテーマにした図書展示を開催します。    6月28日(木)まで。 #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」  ITサポーターズが運営する利用者交流の場です。明日16日は休みです。 ご注意ください。次回は、6月6日(水)です。 詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/newlib/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 #簡単パソコン教室(第16回)開催しています。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/easypc.html#NO16  をご覧ください。 #戦争体験文庫資料展示「軍隊と地域3 村と軍隊2−勤労・増産・金属回収 −」開催中。6月28日(木)まで。3階戦争体験文庫で。  詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/sentai/kikaku.html をご覧ください。 #『古文書入門講座〜江戸時代の出版物をよむ〜』の受講者募集 県立図書情報館では、所蔵する奈良県関係の古文書や和古書を活用した、古文 書入門講座を開催します。古文書読解の初歩として、基本的な変体かなや崩し 字を体得することを目標にします。あなたも江戸時代の読み書きの世界にふれ てみませんか。申し込み受付中です。受付は、23日(水)まで。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/ancientdocument.html  をご覧ください。 #奈良商工会議所と共催で、『経営無料相談会』を開催しています。  来年3月まで、毎月第1、第3土曜日の13:30〜16:00に3階グル ープ研修室で行います。  詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#BUSINESSPLAN  をご覧ください。 ■情報BOX■ ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/reference/biz/b-side.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html セミナールーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予 約システムからインターネットにより予約することもできます。インターネッ トで予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システム の利用案内をご覧下さい。 https://e-kotonara.jp/portal/jsp/index.jsp ■これも図書情報館(28)■  4月に新しい環境でスタートした方なども、5月に入り本格的に仕事や勉強 に取り組んでいるのではないでしょうか。(5月病の方もいるかも知れません が・・・。)  今回は、仕事や調査に有用なオンラインデータベースを紹介いたします。以 前、このメールマガジンのNo.009に掲載された記事「図書情報館こんな 使い方(9)」でもご案内しましたが、さらに新しいデータベースが館内で利 用できるようになりました。  具体的には、法令・判例などを調べることができる「法情報総合データベー ス」や英文雑誌の目次情報を調べることができる「OCLC Article First(オーシーエルシー アーティクルファースト)」などが導入され ました。また国内の科学技術や医学に関する雑誌の目次情報等を調べることが できる「JDream2(ジェイドリームツー)」という文献情報検索システ ムも正式に導入されました。その他にも新しいデータベースが導入されました ので、詳しくは当館ホームページにある「オンラインデータベース/CD−R OM一覧」でご確認ください。  「オンラインデータベースでサクッと検索」して、仕事や勉強などの調査に 役立ち、皆さんの情報力がパワーアップされることになればと思います。 ●「オンラインデータベース/CD−ROM一覧」 URL:http://www.library.pref.nara.jp/search/onlinedb.html                        (おまつ けんいち) ■図書情報館−職員独り言(28)■   図書情報館には2万1000点ほどの古文書(こもんじょ)を貴重書庫で保存 しております。なかには、現所蔵者から寄託されているものも含まれています 。それは、郷土の歴史を明らかにするのに欠かせない古文書を保存・利用する 施設でもあるからです。古文書入門講座を開催しているのも、貴重な文化遺産 である古文書に、多くの人が関心をもっていただきたいからです。 古文書は地域で保存されることが望ましく、後世の人々のためにも大切に保存 したいものです。しかし、家の建て替えや、世代が変わることで、今まで大切 に保存されていた古文書が失われることも少なくありません。古文書を保存す るには、ネズミや虫の害に注意し、一年に一回は虫干しします。セロハンテー プやクリップ、ホチキスを使って補修すると紙をいためますのでしないように してください。 地域で保存できなくても奈良県下で保存できれば、それに越したことはありま せん。古文書の亡失を少しでも食い止めるために、必要があれば当館の貴重書 庫で保存することもあります。もし、古文書の取扱いについて不明な点が生じ たり、保管していくことが困難になって止むを得ず処分しなければならないよ うな場合には、当館へご連絡ください。 (おおみや もりとも) ■連載「図書情報の文化史」素描編■ 第46回 『風土記』という地理情報(10)                            館長 千田 稔  『風土記』の記述から、古代の地理情報を読み取っていく意義は、『古事記 』や『日本書紀』よりも具体的に土地の様子が復元的にわかるという点にある 。だから、これまでみてきたような完本が伝わっているのに、こしたことはな い。だけど、それは無いものねだりだ。ただ、『風土記』の文章が後世の書物 に引用されている場合がある。逸文といわれるものだ。ある時代まで『風土記 』が部分的であるにしても伝わっていて、それが引用されているのであるから 、貴重な史料である。といっても、それがもともとの『風土記』の原文である という保証はない。 『大和国風土記』については、三つの逸文があるが、その一つ、飛鳥(明日香 )に関する文をあげておこう。「むかし明日香の地に老狼(おいおほかみ)在 (あり)て、おほくの人を食(くら)ふ。土民畏(おそ)れて大口(おほくち )の神といふ。その住める處を名付けて、大口の真神原(まかみはら)と云々 。風土記に見えたり」(一部書式を改変)。この文章は江戸時代後期の下河辺 長流という人が著した『枕詞燭明抄』にあるというが、私は知らない。逸文を 探し出す作業は、多くの人によってなされてきたのだが、貴重な図書情報の発 見なのだ。(この項終わり。岩波古典文学大系『風土記』を参照した箇所のあ ることを断っておきたい)。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(交流政策課) ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課) ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課) ★「情報発見メルマガ編」   (中小企業支援センター) ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会) ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ) ★「ならの農業と園芸」    (県農業総合センター) ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター) ★「メルマガ・スマイル」   (県母子・スマイルセンター) ★「ワーク・ならネット」   (雇用労政課) ■編集後記■   ゴールデンウィークも終わり、これから夏までは、だらだらと(過ごす人 ばかりではありませんが)日常が続きます。人間の、特に日本人の時間の感覚 は、つくづく、円環的というか循環的にできているなと思います。次の節目は お盆でしょうか。 大雑把に言えばの話ですが、欧米、とりわけキリスト教社会では、時間は一直 線に進んでいきます。はじまりから終わりへ。西暦はその象徴でしょう。いず れにしても、人間は、はじまりと終わりがあるのですが、それ際も極めて日本 人的な感覚かもしれません。時間の感覚によって、ある人の人生観は大きく姿 を変えるのではないかと思います。どちらがよいというものでもないのでしょ うが。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第46号をご覧いただき、ありがとうございました。次回第 47号は、6月1日(金)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よろしくお願 いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□