≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H19.2.1  No.039 *2月の休館日  毎週月曜日ですが、12日(月)は開館、13日(火)は休館です。 また、28日(水)は月末休館日です。 ■==■目 次■==■ 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■図書情報館トピックス■ #図書情報館ITサポーター募集!   館の横を流れる佐保川から、ITサポーターの情報発信が始まります。あな たのスキルを図書情報館で活かしてみませんか?    詳しくは、http://www.library.pref.nara.jp/topics/itsupporter2007 .html をご覧ください。 #イベント  □「働くこと」を考える2日間、開催!    起業、ニート、フリーターなどに象徴される就業環境の大きな変化のな かで、改めて「働くこと」や「仕事」について考えます。 ??「働くこと」を考えるトークセッションは、昨年度に引き続き2回目。講演 とフリートークで「働くこと」を考えます。また、ならジョブカフェとタイア ップし、パソコンによる職業興味診断やキャリアコンサルタントによるカウン セリングなどを行う 「ならジョブカフェ シゴト応援フェア」 を開催します 。図書情報館で、「働くわたし」を見つめる2日間です。  トークセッションは、お申し込みが必要です。詳しくは、   http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#TALK_2007_01 をご覧ください。  □平成18年度「情報ワークショップ」を開催します。ただいま、申し込み 受付中です。詳細は、    http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#ITWORKSHOP   ご覧ください。  □「平城遷都1300年 奈良・読書の旅」    読売新聞大阪本社との共催で、奈良にまつわる作品を著者と語る「平城 遷都1300年 奈良・読書の旅」  をスタートします。作家と読者をつなぎ、奈良を舞台にした作品をより深く 味わおうという企画です。   第1回は、読売文学賞を受けた作家、津島祐子さんを招き、時空を超えた 壮大な物語の中で母と子のきずな  を描く「ナラ・レポート」を取り上げます。   津島さんのトークに続き、津島さんと大阪女性文芸協会代表の尾川裕子さ んが、読売新聞大阪本社の竹村登  茂子・文化部次長の司会で、作品について語り合います。入場は無料です。  【日時】3月10日(土)14:00〜16:00   【定員】300人(応募多数の場合は抽選)  【会場】1階交流ホール  【申し込み】往復はがき、ファクス、メールのいずれかに、郵便番号、住所 、氏名、年齢、電話番号を明記し、県立図書情報館「奈良・読書の旅」係。        ファクス:0742−34−2777(必ず申込者のファック ス番号を明記してください。)        申し込み専用メールアドレスは koen@library.pref.nara.jp        ※締め切り 2月20日(必着)   ◎2回目は11月に開催予定。以後、2010年まで毎年11月に開きま す。 http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#NARA_READING_01  □『創業・経営革新無料相談会』を下記のとおり開催しています。   この相談会は、これから起業をしようと考えておられる方や、事業者の方 で経営の向上に取り組むビジネスプラン(経営革新計画)を作成される方を対 象に、専門家(奈良商工会議所シニアアドバイザー)がアドバイスを行います 。   日 時 毎月第1・第4土曜日(平成18年12月〜平成19年3月)           2月3日・24日、3月3日24日 13:30−16:00 会 場 3階グループ研修室 詳しくは、 http://www.library.pref.nara.jp/event/koen.html#BUSINESSPLAN    をご覧ください。 #企画展示(会場は、2階メインエントランスホール)   □本日から、県総務部税務課との共催で、「所得税から住民税への税源移 譲に係る特別展」を開催します。3月15日(木)まで。ただし、期間中、他 の企画展示等で会場を変更する期間があります。詳しくは、      http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_k.html#TAX     をご覧ください。 #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」  ITサポーターズが運営する利用者交流の場です。毎月第1・第3水曜日の 13:30〜16:30、2階セミナールームで開催しています。事前申込み は不要です。今月は、7日(水)、21日(水)に開催。 詳細は、   http://www.library.pref.nara.jp/newlib/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 #戦争体験文庫資料展示「軍隊と地域A 村と軍隊−村役場/在郷軍人会−」  本日より3月29日(木)まで。3階戦争体験文庫で。 #図書展示 □図書展示「古文書に親しむ」(会場:3階ブリッジ)    古文書入門講座開催期間中にあわせて古文書を学ぶためのテキスト類、 古文書解読のための辞書、寺子屋の教科書(往来物)をはじめ、古文書・古記 録の影印・写真版を展示します。12日(火)まで。 ■情報BOX■ ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/reference/biz/b-side.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html セミナルーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予約 システムからインターネットにより予約することもできます。インターネット で予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システムの 利用案内をご覧下さい。 https://e-kotonara.jp/portal/jsp/index.jsp ■これも図書情報館(21)■ 先日、「おせち料理や、七草粥、節分の料理などの由来を知りたい」と、図書 情報館に来られた方がありました。  昨年の12月1日(金)から1月14日(日)まで、「年越し・春迎え」と のテーマで資料展示を3階のブリッジで行っていましたので、ちょうどいい本 がたくさんあったのですが、来られたのは、次の展示に変わってからでした。 展示では、普段さまざまな分野に分かれて置かれていたり、書庫に入っている ものも、同じ場所に置かれますので、一つのテーマについての資料を見るのに 、とてもいい機会です。  今回調べに来られた内容だと、「民俗学」と「料理」の両分野に関連書があ ります。しかし展示が終わってしまったからといって、一から探す必要はあり ません。現在展示しているものだけでなく、過去に展示した資料のリストも当 館ホームページで見られますので、膨大な資料の中から調べるのではなく、こ のリストから選ぶことができます。  とはいえ、展示した日から期間が過ぎると、新しい本が出ている場合もあり ますし、展示には使わなかった資料もあるかもしれません。お探しの情報が見 つからない場合には、レファレンスサービスをご利用ください。 平成18年度の過去の展示のページはこちらです。 http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b_2006.html                          (たかつじ あゆみ) ■図書情報館−職員独り言(21)■ 当館のレファレンスカウンターには日々利用者の方々からいろいろなご質問が 寄せられます。即答できるものや調べるのにお時間をいただくもの、また自分 がわりあい知っている分野のことや逆にまったく知らない分野のこと、質問内 容が込み入っているもの、初めて聞く言葉や用語など公共図書館という性格か ら幅広い質問が寄せられます。その都度ご質問の内容に耳を傾け、ご質問のな かで求めておられることをはっきりとさせ、回答にむけて図書館資料を中心に 調べる作業に入っています。  過日になりますが、ご質問に関連して「振袖火事」という言葉が出てきまし た。この火事は明暦年間(江戸時代初期)に江戸で発生した大火事の俗称だそ うで、日本史の辞典や百科事典また国語辞典などにも出てくるほどの大災害で した。各辞書や辞典では「振袖火事」のほかに「明暦の大火」「明暦の江戸大 火」「丸山火事」といった見出しや索引のもとに解説されています。  この出来事には因縁話や後日譚など興味深い話もあるようですが、実際にこ の火事に関して記述している辞書や辞典といった参考図書また関係資料には、 出火から鎮火までの日時や出火の原因また被害状況やその後の幕府の復興作業 などについて記述されています。ただ、各資料の記述内容は詳細に見てみると 鎮火の日時をはじめとして資料によって微妙に異なっている部分がありました 。その点も興味のあるところですが、参考図書の編纂時に引用したり参考にし たりした資料の影響によるものと思われます。図書館で所蔵している参考図書 は収集の段階で内容や出版社また執筆者などを充分吟味して入れていますので 、記述内容には信憑性が置けるものと思いますが、資料によって内容が異なる 場合どのように資料をご提示し回答とするか思案のいるところです。歴史上の 出来事の真実は一つなのですがその記録や解釈は時とともに多少なりとも変化 しそれを基にして編纂された参考図書もまたその経緯を反映して微妙な違いが 出てくるのも事実です。ご利用の際にはこのような点もご承知いただいてレフ ァレンスサービスをご活用いただければと思います。                            (すずき はるお ) ■連載「図書情報の文化史」素描編■ 第39回 『風土記』という地理情報(3) 館長 千田 稔  『出雲国風土記』の一つの特色は、記載にさいして整ったフォーマットを意 識されている点である。冒頭の総記に、国の大きさ、国名の由来、神社の数、 郡と郷(ごう)、駅家(うまや)をあげ、さらに九郡の名前とともに、管轄下 の郷の数とその下に属した里の数、そして駅家、神戸の数をあげて、総記にふ さわしい体裁をとっている。  この部分について、やや詳細な解説をしておきたい。それは、郷と里の関係 である。総記において、たとえば「意宇(おう)郡  郷壹拾壹 里卅三」と ある。意宇郡には、11の郷と、その下に33の里があったという。郷の下に 里が属する行政組織の制度を、郷里制と、古代史の研究者はよぶ、この郷里制 は、霊亀元年(715)から天平11年(739)ごろまでに施行されたもの であることを、指摘したのは岸俊男氏である。このシステムが霊亀元年から採 用されたことは『出雲国風土記』の記事によって知られる。 次のように総記に書かれている。「右の件(くだん)の郷の字は、霊亀元年の 式に依りて、里を改めて郷となせり。」したがって、この記事によると、郷の 制度ができる前に、郡の下に里があったことになる。この里は50戸から編成 されたのであるが、霊亀元年に里が郷に名称の変更がなされたのであるから、 1郷50戸であり、その下に複数の里がおかれることになった。なぜそのよう な変更がなされたかは、実体は不明であるが、おそらく行政事務の整備による ものであると思われる。(つづく) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html  ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(交流政策課)  ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課)  ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課)  ★「情報発見メルマガ編」   (中小企業支援センター)  ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会)  ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ)  ★「ならの農業と園芸」    (県農業総合センター)  ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター)  ★「メルマガ・スマイル」   (県母子・スマイルセンター) ■編集後記■ はやいもので、もう2月です。あさっては、節分ですね。節分といえば、恵方 巻。もともとは、幕末頃の大阪船場が発祥といわれています。恵方巻の認知度 は全国平均88%であり、「実際に食べた」と答えた人の全国平均は62%と 、全国に広まってきているそうです。海苔業界や全国のコンビニエンスストア が旗振り役だそうです。ヴァレンタインのお寿司版といったところでしょうか 。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第39号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第40号は、2月15日(木)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よろ しくお願いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□