≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H18.11.15  No.034 おかげさまで、図書情報館は、11月3日に、開館1周年を迎えました。 また、11月2日に、入館者数が50万人を突破しました。  http://www.library.pref.nara.jp/topics/visitor061102.html  をご覧ください。 *今月の休館日は、毎週月曜日および30日(木)です。 ■==■目 次■==■ 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■図書情報館トピックス■ #11月3日に、『ナラヲヨム』第5号が発行されました。今号の特集は、「 ふれる奈良」です。当館はじめ、県政情報コーナー、南都銀行本支店等に配置 しています。ぜひご覧ください。 #図書館劇場第4幕(館長公開講座)申込受付中!   「藤原氏の心は大和へ」をテーマに、第4幕を開催します。詳しくは、下 記のページをご覧ください。   http://www.library.pref.nara.jp/event/librarytheater.html #企画展示  □11/7(火)より、「第13回環境保全ポスターコンクール受賞作品」 展(社会教育財団と共催)および「奈良県教育の日」啓発標語・ポスター原画 入賞作品展を2階メインエントランスホールで開催します。19日(日)まで 。 #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」  ITサポーターズが運営する利用者交流の場です。毎月第1・第3水曜日の 13:30〜16:30、2階セミナールームで開催しています。今月2回目 は、本日開催です。事前申込みは不要です。詳細は、   http://www.library.pref.nara.jp/newlib/supporter/wedclub.html  をご覧ください。 #第11回簡単パソコン教室の申し込みを受付中です。  詳細は、http://www.library.pref.nara.jp/event/easypc.html をご覧く ださい。 #図書展示 □図書展示「正倉院の世界」(会場:3階ブリッジ)   秋の奈良の恒例行事、奈良国立博物館の正倉院展開催にあわせて、当館で 所蔵している正倉院関連の書籍などを展示する、図書展示『正倉院の世界』を 開催しています。     明治の初めに東大寺で開催された奈良博覧会での展示出品目録(『奈良 博覽會物品目録』(明治8年))や第1回の正倉院展から昨年の第57回まで の正倉院展図録をはじめ、正倉院および所蔵宝物関連資料や論文、雑誌記事な どを展示しています。29日(水)まで。  □図書展示「国連のあゆみと活動」展を開催しています。(会場:2階情報 資料スペース)19日(日)まで。 詳細は、    http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/exhibition/index.html#C SR   をご覧ください。 #戦争体験文庫(会場:3階専門資料スペース)  資料展示「戦争と教育2−学童疎開」を開催しています。  29日(水)まで。詳細は、  http://www.library.pref.nara.jp/event/exhibition_b.html#W_2006_04 をご覧ください。 ■情報BOX■ ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/reference/biz/b-side.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html セミナルーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予約 システムからインターネットにより予約することもできます。インターネット で予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システムの 利用案内をご覧下さい。 https://e-kotonara.jp/portal/jsp/index.jsp ■これも図書情報館(16)■ 当館2階の正面玄関から入ると、天井が高くガラス張りで開放的なメインエン トランスホールが広がり、来館者の知的好奇心をくすぐる様々な企画展示を行 っていることは、ご利用いただいている方々には、既にご承知のとおりです。 しかし、このメインエントランスホールを真っ直ぐ進んで、セミナールーム横 の階段を下りたところに、約220名が収容できる「交流ホール」があること をご存じの方は、当館の館長公開講座「図書館劇場」や当館主催の講演会・イ ベント等にご参加いただいた方々を除いては、案外、少ないのではないでしょ うか? ホワイエ部分を含めるとメインエントランスホールよりもさらに広いこの有料 のホールは、最新の器材を備えており、各種会議のほか、講演会、発表会、研 修会さらには映画上映会のなど、様々な用途で使われています。 一体どのような施設なのか、実際にご覧になりたい方は、スタッフにお気軽に ご相談ください。 図書情報館は、「無料貸本屋」ではありません。また、資料を収集したり情報 を入手する為の施設、あるいは情報を加工したり編集する施設にとどまるもの でもありません。収集し、蓄積し、編集した情報を外部に向かって発信すると ともに、情報を共有しあう空間でもあるのです。 フェイス ツー フェイスで集い、語らい、刺激し会う、知的交流空間。これ が当図書情報館の目指す方向性の一つです。 「国際交流よりも国内交流を、国内交流よりも、人格内交流を!自己自身のな かで対話を持たない者がどうしてコミュニケーションによる進歩を信じられる のか。」(丸山眞男 『自己内対話 3冊のノートから』) ※当館の有料施設のご利用については、以下のサイトをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/use_guide01.html (よしおか ふみお) ■図書情報館−職員独り言(16)■   ここのところ、連日新聞紙上をにぎわしていることばに、「いじめ」、「 やらせ」、「談合」、「イラク政策の見直し」、などがあります。「談合」、 「イラク政策の見直し」などは、「やらせ」のバリエーションなのかもしれま せん。この「いじめ」、「やらせ」の語感が実に不快です。こう毎日、これら のことばを突きつけられると、なぜ不快なのかを考えてしまいます。   よくわかりませんが、これらのことばには、それらの行為を指し示す主体 が隠蔽されているというか、その主体を明らかにしない、または暗に示してい るようで、実は何も語っていないという欠落感が付きまとっています。主語な し、述語なし、といったところでしょうか。当然ながら、「奥歯に物の挟まっ た」正論(の様な何か)が、お決まりのように結論として提示されています。 判断中止(ギリシャ語では、「エポケー」といいますが。)状態に陥ってしま いそうです   現代は、さまざまな情報を取捨選択し、自己の責任において、自己判断が 求められる時代だと言われています。そのようななかで、多様な情報を見通し よく提示し、また、ストレスなく求める情報にアクセスでき、自己判断可能な 情報環境を提供する、総合情報センター機能の難しさを感じることしきりです 。 (いぬい そういちろう) ■連載「図書情報の文化史」素描編■ 第34回 『万葉集』の周辺(その9)      館長 千 田  稔 そこで、『万葉集』巻1−2の歌について考える余地がある。雄略天皇の歌に 続くのであるから、配列から見て、何か意味があるにちがいない。岸説でも、 その歌に触れてはいるのだが、雄略朝のような画期という解釈はされていない 。その歌は、よく知られている舒明天皇の香具山での国見をよんだものである 。国見という天皇の行為は、国土の領有と確認の儀礼である。そのような行為 から想定すると舒明朝は新しい国家の幕開けのような意識を感じさせる。  実際、舒明朝において、初めて宮の名前に「飛鳥」がつく。飛鳥岡本宮であ る。次の皇極女帝の宮が飛鳥板蓋宮。皇極が再び皇位につき、後飛鳥岡本宮。 天武朝は飛鳥浄御原宮。舒明より先代の推古女帝は豊浦宮、小墾宮であって、 「飛鳥」がつかない。だから、舒明天皇は、最初に「飛鳥」に宮を造営したと いってよい。飛鳥寺はあったが、推古天皇は、飛鳥に宮を置かなかった、とい うよりも置けなかったというのが、正確であろう。それは、飛鳥とよばれる土 地は聖なる空間で、寺以外には俗的施設の建築が作られなかった、と私は考え ている。その点からみると舒明天皇は聖なる意味を帯びていたのであった。 (つづく) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html  ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(交流政策課)  ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課)  ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課)  ★「情報発見メルマガ編」   (中小企業支援センター)  ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会)  ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ)  ★「ならの農業と園芸」    (県農業総合センター)  ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター)  ★「メルマガ・スマイル」   (県母子・スマイルセンター) ■編集後記■    月2回のメルマガの編集をしていますと、時間が経つのがはやいです。 次回はもう12月。なんだか一足先に、あわただしい気持ちになってしまいま す。年々、年末年始の雰囲気がなくなってきているとはいえ、12月と聞くと 、1年という時間の長さと自分の1年間の中身の貧弱さに焦りをおぼえるから でしょうか。とはいえ、毎年そんな焦りも、酔いにまかせ、横目で睨みながら 、歳を重ねています。「忘年」、この響きがまた心地良いんだな、これが。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第34号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第35号は、12月1日(金)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よろ しくお願いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□