≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H18.8.15  No.028 ■==■目 次■==■ 図書情報館トピックス 情報BOX これも図書情報館 図書情報館−職員独り言 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■図書情報館トピックス■ #企画展示 □7/25(火)より、2階メインエントランスホールで、激動の古都パリ「 ベルサイユのばら」の時代展を開催しています(〜8/27(日))。 □3階ブラウジングコーナーでは、「ボランティア・NPO活動紹介」という テーマでパネルの展示をおこなっています。(〜8/24(木)) 共催 県生活環境部県民生活課 #図書情報館ITサポーターズによる「パソコン水曜倶楽部」  ITサポーターズが運営する利用者交流の場です。毎月第1・第3水曜日の 13:30〜16:30、2階セミナールームで開催しています。今月は、2 日と16日です。事前申込みは不要です。詳細は、   http://www.library.pref.nara.jp/newlib/supporter/wedclub.pdf  をご覧ください。 #図書展示(会場:3階ブリッジ) 「夜空ノ星と宇宙ヲ楽しむ」を開催しています。    星座、神話、天文、宇宙等に関する図書、雑誌を展示しています。    8/30(水)まで。 #戦争体験文庫(会場:3階専門資料スペース)  資料展示「戦争と教育1」を開催しています。  9/30(土)まで。詳細は、 http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/exhibition/index.html#WARTIME   をご覧ください。 ■情報BOX■ ○県立図書情報館では、シャープ株式会社 国内営業本部 西日本営業部とタ イアップし、『液晶ディスプレイ&太陽光発電システム』技術展を開催します 。 ??世界最大フルスペックハイビジョン65型液晶ディスプレイによるタッチパネ ルシステムや全方位360度の映像を捉える監視システム、ノンメンテナンスの ソーラー照明灯システムなど液晶ディスプレイと太陽光発電システムの先端技 術が体感できます。“目からウロコが・・・”の技術が体感できる機会です。 ??また、期間中、商品技術セミナーを開催します。詳細は、下記ページをご覧 ください。   http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/display-solar.html ○新着図書情報  月に1度更新します。下記ページをご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/search/newarrival/index.html ○ホームページのビジネス支援のページ「B−SIDE」、皆さんのビジネス や調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せください。   http://www.library.pref.nara.jp/reference/biz/b-side.html ○館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームペー ジの有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/index.html セミナルーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予約 システムからインターネットにより予約することもできます。インターネット で予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システムの 利用案内をご覧下さい。 https://e-kotonara.jp/contents/shisetu/reserve_ref/index.htm ■これも図書情報館(10)■  皆さんは、情報誌『ナラヲヨム』をご存知でしょうか。この情報誌は、他の 図書館で発行されている館報とは違い、企画・編集を図書情報館が行い、この 情報誌の趣旨に賛同する地元企業が参画し発行するというユニークな形態をと っています。奈良をテーマとする情報誌は数多くありますが、官民が一体とな って、奈良の魅力を人、ものの両面から発信しようとするもので、図書情報館 という奈良の情報発信基地にふさわしい新たな試みとして、年4回発行してい ます。今月下旬には第4号(特集「きく奈良」)を発行します。  人が語り、ものが語り、奈良の歴史や文化が、そしてその知が語りかける、 そんな情報誌でありたいと考えています。 当館をはじめ、県政情報コーナー、県内文化施設、県内市町村図書館、南都銀 行本支店等に配置されています。 (ご注意)配送の都合上、施設によっては、配置されるまでに時間がかかる場合 があります。 http://www.library.pref.nara.jp/publication/narawoyomu/index.html (いぬい そういちろう) ■図書情報館−職員独り言(10)■ Web2.0という言葉をよく耳にするようになったが、この言葉は、コンピュータ 関係では有名なO'Reilly Media社が提唱した言葉である。Web2.0には、大きく 7つの原則があり、この中の1つに「集合知(Collective Intelligence)の 利用」という原則がある。ここで述べられているのは、「どんな小さい情報( 知)でも、集めてきちんと加工すれば、膨大な情報になり、かつ、有効な情報 になる」ということである。 例えば、インターネット上で利用可能な有名な大規模百科事典「Wikipedia」 は、利用者がみんなで記事を書いていってつくりあげる「Wiki」という概念を 使って、百科事典としてつくりあげていこうというものである。 「Wikipedia」は、膨大な情報を整理しつつ、意味を定義し、可能な限り誤り のない事実を記していく努力を、多くの人々によって、積み重ねてきた1つの 成果である。 次は、この成果を活かしつつ、新たな知を創造することが課題になる。そのた めには、単なる情報の共有を品質の高い知の共有にし、新たな知の創造を支え る基盤をみんなで協力して構築していく作業が必要になる。 司書は、情報を加工して整理するプロであるといわれている。しかし館内で業 務用として共有しているフォルダのような、極めて狭い情報共有を見ても、「 単なる情報の共有を品質の高い知の共有にする」にはほど遠い。Web1.0未満で ある。情報共有の難しいところである。 Web2.0:http://www.oreillynet.com/lpt/a/6228 Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/         (かわばた たくや ) ■連載「図書情報の文化史」素描編■ 第28回 『万葉集』の周辺(その3) 館長 千 田  稔 前回に、大伴家持が『万葉集』の編纂に関わり、さらに多くの防人の歌がとり あげられていると書いたあとで、なるほどと気づいたことがある。それは、『 万葉集』の愛好家なら、常識かもしれないが、私の思いつきをメモ風に書き留 めておきたい。つまり、大伴家持は本来武門出身の家柄である。国土の防備に たずさわる防人は、家持にとって密接な関係があった、だからこそ、『万葉集 』は防人の歌を収載することになったのであると考えられる。            防人の歌が多く採用されているのが、『万葉集』の特色であるといってしまえ ば、それまでであるが、編者であったと思われる大伴家持の意向が強く反映さ れているのであると、私は、いまさらながら、納得した。  大伴家持について、もののふという誇りとともに、歌人である存在について 、私は、興味をもちはじめた。荒々しい戦場に立ち向かう精神と、歌を詠む心 情的世界とどのように交錯したのであろうか。(つづく) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html  ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(交流政策課)  ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課)  ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課)  ★「情報発見メルマガ編」   (中小企業支援センター)  ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会)  ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ)  ★「ならの農業と園芸」    (県農業総合センター)  ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター)  ★「メルマガ・スマイル」   (県母子・スマイルセンター) ■編集後記■  酷暑の毎日です。甲子園球場では、連日熱戦が繰り広げられています。今日 は61回目の終戦記念日。歴史とは、「物語られたもの」であるといわれます 。この60年余りの間に先の大戦に関して、数多く語られてきましたが、われ われは成熟した物語を「物語る」ことができているのでしょうか。毎年この時 期になると、ふとそんな想いに駆られます。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第28号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第29号は、9月1日(土)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よろし くお願いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□