≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H18.3.15 No.018 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ■==■目 次■==■ 巻頭言 図書情報館の今 おすすめ情報 図書情報館あれこれ 図書情報館 こんな使い方 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【巻頭言】               副館長 田中 敏彦 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  今朝(3月14日)目覚めてベランダ越しに外を見ると、真っ白な銀世界。 まだ夢の中なのかな?と思わず目をこすってしまった。 つい2,3日前は、少し汗ばむほどの陽気だったのが嘘のように寒い。昨夜の 天気予報では予想最低気温は零下になるとのこと。寒いのも無理はない。 春を待つこの季節、3寒4温というが、まさにその通り。 今日は、公立高校の受験日。受験生の朝の足に影響が出なければいいのだけれ ど・・と思いつつ、新聞を開いた。 昨日13日未明、奈良東大寺の年中行事 修二会 の代名詞ともなっている お 水取り の儀式がしめやかに行われた記事が掲載されていた。 「なるほど、13日から真冬並みの寒さはそのせいか!」などと独り言。 奈良の本格的な春は、お水取りが終わらないと訪れないと、よく言われる。 今年は 修二会 が始まっても暖かい日がつづいて、地球の温暖化が叫ばれる昨 今、季節の訪れを告げる行事も影響を受けているのかなあ、などと思っていた 。 しかし、やはり お水取り の日は肌を刺すような寒い日になった。なんとなく 、ほっとしたような。まだまだ、人間には救いがあるよと自然が警鐘を鳴らせ ているのかも。(少し考えすぎかな・・・) さて、我らが図書情報館も、開館から約4ヶ月半、3月10日でちょうど10 0日、その間の来館者数は18万人を数えた。 年齢層は、働き盛りの中堅層がもっとも多いが、乳幼児(当然、保護者同伴だ が)からご老人まで幅広い。 パソコン席はもちろん、カフェテラスなどには今日も若者が集まっている。 それだけではなく、館の魅力をより多くの方々に知って頂き、より幅広い世代 の来館者をお迎えすべく、いろんな企画を行っている。15日までは、先にも 触れた「お水取り」を紹介する企画を行っていた。引き続き3月の下旬からは 、春と言えば さくら をモチーフに企画コーナーを設ける準備をしている。図 書に親しむとともに、情報をいろんな形で表現し、親しみやすい館を目指して いる。もうすぐ佐保川も満開の さくら を咲かせ春を演出する。春の陽気と一 緒にゆったりした時間を過ごしに「図書情報館」に立ち寄ってみませんか。 早くこいこい 桜見時 ・・・     ──たわいない独り言でした──   ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館の今】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  このコーナーでは、図書情報館でのイベントの様子やその他のトッピクスを お知らせします。 3月18日(土)に「働くことを考える−職業生活をデザインする」をテーマ に、開館記念トークセッションを開催します。起業がもてはやされる一方でニ ートやフリーターなど、職業環境が大きく変化しています。「職業って何?」 「仕事って何?」といった素朴な疑問を対談とフリートークで考えてみません か。今、参加者を募集しています。詳しくは、下記をご覧ください。(当日参 加も可能です。)  http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/openning.html#TALK   トークセッションにあわせ、2階情報資料スペースで「働く」ことを考え る100冊をテーマに図書展示を行っています。ぜひご覧ください。(3月2 5日(土)まで) ○3階ブリッジでは、「お水取りをよむ」展を開催中です。詳しくは、 http: //www.library.pref.nara.jp/oshirase/exhibition/index.html をご覧ください。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【おすすめ情報】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 図書情報館が編集する新しい情報誌『ナラヲヨム』第2号を掲載しています。  http://www.library.pref.nara.jp/publication/narawoyomu/index.html ◎ホームページに、ビジネス支援のページ「B−SIDE」が加わりました。 皆さんのビジネスや調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せ ください。   http://www.library.pref.nara.jp/reference/biz/b-side.html 館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームページ の有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/index.html セミナルーム及び交流ホールについては、県・市町村共同運営による施設予約 システムからインターネットにより予約することもできます。インターネット で予約を行うには事前の利用者登録が必要です。詳しくは施設予約システムの 利用案内をご覧下さい。 https://e-kotonara.jp/contents/shisetu/reserve_ref/index.htm ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館あれこれ(18)】                −来年には早すぎますが ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  佐保川沿いの桜が咲き誇るさまが待ち遠しい季節になりました。たくさんの 方々が、思い思いの楽しみ方をされると思いますが、来年のオリジナルカレン ダー用に写真撮影をされてはいかがでしょうか。佐保川の桜で12ヶ月を飾る カレンダーというのも気持ちが華やいでいいものかもしれません。  写真は、当館のアトリエで編集することができますし、使い勝手の良い自分 だけのカレンダーを作ることができます。春だけではなく、季節ごとに3枚ず つためておけば、年末には完成です。  あなただけのオリジナルを。これも図書情報館で実現できます。 ※「奈良県立図書情報館 On the Web」もご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/newlib/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館こんな使い方(18)】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  まだまだ寒い中ですが、だんだん暖かい日も増えてきました。徐々にではあ りますが、活動しやすくなってきたのではないでしょうか。 図書情報館は近鉄新大宮駅・JR奈良駅が最寄り駅になりますが、歩くと20 分前後かかり、立地的に至便とはいいがたいことは確かです。ところで、この 20分という時間ですが、運動にはちょうどよい時間であることにお気づきの 方もいらっしゃるのではないでしょうか。冬の間、あまり体を動かさない方も 多いと思いますが、ここは徒歩で来館頂ければ、本の閲覧・貸出だけでなく運 動不足も解消できて、一石二鳥。本を借りられたかたについては返却時にも徒 歩で来館いただければ継続して運動して頂けます。 桜の時期には佐保川沿いに桜が咲きます。春先に限定されますが、花見もかね ることができます。まだ来館されてない方はぜひこの機会に来館してみてはど うでしょうか。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【連載「図書情報の文化史」(18)素描編】 第18回 図書情報としての『古事記』と『日本書紀』(その4)                 館長 千 田  稔 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ そこで、「古事記に曰く…」の説明をしておかねばならない。軽太子は允恭天 皇の皇子。軽太郎女は、允恭の皇女で、太子とは同母妹の関係で、またの名を 衣通姫という。軽太子は、允恭天皇が亡くなった時に、即位が決まっていたの に、即位の前に、軽大郎女を犯した。そのために伊予の温泉に配流となった。 軽大郎女は、太子をしのび、追って行った時によんだ歌だとする。『万葉集』 には、長い左注も付されているのだが、それは割愛するとしても、『万葉集』 の編纂関係者は『古事記』を見ることのできる立場にあった。『古事記』を見 る時の状況は、宮中の奥深いところで秘密裏にか、あるいは開放的な雰囲気で あったのか、それは、わからない。とはいえ、『古事記』の図書情報は宮中の 外部の者に発信されていたことは確かである。ここでとりあげた『万葉集』の 巻2は、元明天皇から元正天皇の時代にかけて成立したとされているので、『 古事記』の撰上された、和銅5年(712)より間もない時である。(続く) ******************************************************************* 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ******************************************************************* 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html  ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(地域政策課)  ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課)  ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課)  ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会)  ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ)  ★「ならの農業と園芸」    (県森林技術センター)  ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター) ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【編集後記】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ お水取りも終わりました。終わる直前には突然の猛吹雪で一挙に冬に逆戻りか と思いきや、やはりお水取りが終わると春らしい日和になるから不思議です。 もうしばらくすると、佐保川沿いも桜一色に彩られることでしょう。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第18号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第19号は、4月1日(土)に配信する予定です。新年度にふさわしい? 新たな装いでお目にかかる予定です。皆様、ご愛読、よろしくお願いいたしま す。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□