≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H18.2.15 No.016 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ■==■目 次■==■ 巻頭言 図書情報館の今 おすすめ情報 図書情報館あれこれ 図書情報館 こんな使い方 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【巻頭言】  春を待つ    グループコーディネーター 稲本 昌治 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  1月17日に図書情報館への入館者が10万人となりました。今シーズンは 、12月が記録的な寒さとなり、各地で雪の被害が多発しました。そのような 、厳しい寒さであったにもかかわらず、多くの方が本館に足を運んでいただき うれしい限りです。  昔から奈良では東大寺の「お水取り」が終わると春がやってくるといわれて います。この「お水取り」は、毎年3月1日から3月15日にかけて東大寺二 月堂で行われ、中でも12日目には二月堂の舞台廊を籠松明が駆け抜け、火の 粉が下で見ている人の上に降り注いでくる、非常に迫力ある儀式があります。 本館でも、一足早く2月1日から3月15日にかけて、「図書情報館でよむ  お水取り」と題し、お水取りにまつわる図書等の展示を実施し、早い春の訪れ を待っています。  暖かくなれば、図書情報館周辺では、東側を流れる佐保川沿いに咲き乱れる 桜の花を見ながら弁当を食べたり、緑あふれる庭園を眺めたり、非常にのどか な光景が見られるようになるのが、今から楽しみです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館の今】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  このコーナーでは、図書情報館でのイベントの様子やその他のトッピクスを お知らせします。 ○2月1日より、「働くことを考える−職業生活をデザインする」をテーマに 、開館記念トークセッションを開催します。起業がもてはやされる一方でニー トやフリーターなど、職業環境が大きく変化しています。「職業って何?」「 仕事って何?」といった素朴な疑問を対談とフリートークで考えてみませんか 。今、参加者を募集しています。詳しくは、下記をご覧ください。  http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/openning.html#TALK ○3階ブリッジでは、「お水取りをよむ」展を開催中です。詳しくは、 http: //www.library.pref.nara.jp/oshirase/exhibition/index.html をご覧くださ い。 ○2階メインエントランスホールでは、2月21日(火)より、県文化財保存 課・文化財保存事務所と共催で、「修復の軌跡」展を開催します。 奈良県子ども読書活動推進講座が開催されます。内容、参加申込みなど詳細は 、下記をご覧ください。   http://www.pref.nara.jp/syogaig/dokusyo/koza17.pdf ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【おすすめ情報】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 図書情報館が編集する新しい情報誌『ナラヲヨム』第2号を掲載しています。  http://www.library.pref.nara.jp/publication/narawoyomu/index.html ◎ホームページに、ビジネス支援のページ「B−SIDE」が加わりました。 皆さんのビジネスや調査にお役立てください。また、ご意見、ご感想をお寄せ ください。   http://www.library.pref.nara.jp/reference/biz/b-side.html 館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームページ の有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館あれこれ(16)】             −自動貸出機をご存知ですか? ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  図書情報館では様々な情報機器が設置されていますが、今回は自動貸出機を ご紹介します。  「自動貸出機って何ですか?」という方も多くおられると思いますので、説 明しますと、図書や雑誌の貸出手続きを皆様ご自身でできる機械です。読取台 に置いた利用者カードのバーコードと、図書や雑誌に付いた当館のバーコード を機械が読取って貸出手続きをします。この機械を使っていただきますと、貸 出手続の最後に「ご利用控え」が出ますので、いつ、どの資料を借りたかが分 かり、返却する際のご確認などに便利です。  現在、公共図書館や大学の附属図書館でこの自動貸出機を設置するところが 多くなってきました。図書情報館でも2階のカウンターに1台、2階出口ゲー ト手前に1台、3階の貸出・返却カウンターに2台、3階出口ゲート手前のカ ウンターに1台、合計5台の自動貸出機が設置されています。  操作は機械の画面上でタッチパネル方式による案内が表示されますので、簡 単です。操作方法がわからないときは、お気軽に職員にお尋ねください。  なお、この機械は貸出専用の機械です。資料の返却や延長は、他の利用者の 方が予約されているかどうかなど、人による確認が必要ですので、当館の各階 にあるカウンターで手続きをしてくださるようお願いします。 ※「奈良県立図書情報館 On the Web」もご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/newlib/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館こんな使い方(16)】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 図書情報館には、江戸時代から明治・大正・昭和の絵図196点を所蔵してい ます。このうち寺社(7点)、寺院(32点)、陵墓(5点)、名所(30点)、 古地図・地図(39点)・城(5点)その他(4点)が当館ホームページの「絵 図展示ギャラリー」に展示しています。 いながらにして絵図を拡大したり縮小したり、移動させたりでき、プリントア ウトもできて大変便利です。また、「奈良県立図書情報館on the WEB」の専門 資料スペースの紹介コーナーにも、年代をおって並べた「画像で見る奈良の歴 史」があります。江戸から明治期の大和国絵図や奈良町絵図、それに名所の風 景が楽しめます。ぜひご覧ください。  なお詳しく絵図を調査したい、この部分を確かめたいという場合は、三階の カウンターで「公文書・古文書・絵図閲覧請求書」用紙をもらい、住所・氏名 ・閲覧目的などを記入して請求してください。デジカメなどで撮影したい方は 、「文書等撮影模写申込書」を提出されますとデジタルスタジオで撮影できま す。絵図は見て楽しい貴重な地域資料です。絵図を見比べて奈良の歴史を探っ てみませんか。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【連載「図書情報の文化史」(16)素描編】 第16回 図書情報としての『古事記』と『日本書紀』(その2)                 館長 千 田  稔 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 『古事記』は、天皇家の書物としての性格をもっていることは、今まで指摘さ れてきたが、それならば、朝廷の奥深く秘蔵されていたかというと、必ずしも そうではない。『万葉集』の編者が引用していることからも、いつ頃からかわ からないが、閲覧可能な書物になったと思われる。 『万葉集』巻2のはじめには、相聞歌が集められているのだが、仁徳天皇の時 代の歌として6首が並べられている。そのうちの1首には、「古事記に曰く、 軽太子(かるのひつぎのみこ)、軽太郎女(かるのおおいらつめ)に?(たは )く。故に、その太子(ひつぎのみこ)を伊予の湯に流す。この時、衣通王( そとほりのおほきみ)、恋慕(こひ)に堪へずして追ひ往く時の歌に曰く」と あって、「君が行き日(け)長くなりぬ山たづの迎へを往かむ待ちには待たじ 」という歌があけられている。 『万葉集』のこの箇所は、これまで『古事記』の成立と『万葉集』との関係に ついて、さまざまに論じられてきた難しい問題を含んでいる。(続く) ******************************************************************* 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ******************************************************************* 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html  ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(地域政策課)  ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課)  ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課)  ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会)  ★「代官山で愛ましょう!」  (奈良県代官山iスタジオ)  ★「ならの農業と園芸」    (県森林技術センター)  ★「子育てメールなら」    (県子育て家庭サポートセンター) ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【編集後記】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ まだ寒い日が続きますが、館の東側を流れる佐保川沿いの桜並木は、なんとな くつぼみがほのかに色づいているようにも見えます。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第16号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第17号は、3月1日(水)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よろし くお願いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□