≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H18.1.5 No.013 謹  賀  新  年 A HAPPY NEW YEAR ! ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ■==■目 次■==■ 巻頭言 おすすめ情報 図書情報館あれこれ 図書情報館 こんな使い方 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【巻頭言】 新しい年を迎えて                           館 長 千田 稔 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 新年おめでとうございます。昨年11月に開館いたしました、奈良県立図書情 報館も、利用者の方々のご支援によって、順調に運営の軌道にのることができ ました。厚く御礼申し上げます。日本の図書館機能としては、新しい方向を目 指していますので、私たち館員も手さぐり状態で、今日までやってまいりまし た。お蔭をもちまして多くの方々からいただいた激励のおことばを力として、 本館の構想の実現に一歩ずつ近づいていることを実感しております。  「温もりのある図書館」、「本を貸すだけでない図書館」、「情報を発信す る形にする図書館」、「多くの人達と図書情報によって交流する図書館」、「 多分野にわたるレファレンスサービス」といった方針は、今年も図書館運営の 軸にしていきたいと考えております。広いエントランスホールでの企画展示も 本館の主要なサービス事業として位置づけています。展示をご覧いただくこと によって、より本館と親密な関係を築き上げたいと思いますので、今年も進化 する奈良県立図書情報館のために、ご助言をいただきますよう、お願い申し上 げます。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【おすすめ情報】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 「国際ソロプチミスト奈良-まほろば」を介してご寄贈いただいた、上村淳之 画伯が四季をモチーフに制作された「四季花鳥図」の画像を公開しています。   http://www.library.pref.nara.jp/gallery/shikikatyouzu/index.html 図書情報館が編集する新しい情報誌『ナラヲヨム』創刊号を掲載しています。   http://www.library.pref.nara.jp/publication/narawoyomu/index.html 館の有料施設の予約を受付けています。詳細は、県立図書情報館ホームページ の有料施設利用案内のページをご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/index.html 絵図展示ギャラリーのデジタル化資料はZOOMA(ドリームテクノロジーズ社)画 像で提供しております。高画質な画像を自由に拡大・縮小・スクロールしなが ら素早くご覧いただくことができます。Zooma の使用方法、動作環境等はドリ ームテクノロジーズ社のウェブサイトをご覧下さい。  http://www.library.pref.nara.jp/gallery/ezu/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館あれこれ(13)】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 図書館での蔵書検索といえば以前はカード目録で探したものですが、図書情報 館ではカード目録は無くなりました。一抹の寂しさを感じますが、OPAC( オンライン閲覧目録)の利用により蔵書検索が格段に便利になったのも事実で す。例えば、タイトルで検索して著者情報のリンクからその著者の資料の一覧 をみたり、件名のリンクから関連資料の一覧をみたりといったことが出来ます 。カード目録なら書名目録・分類目録・著者目録の3つを行ったり来たりする 必要があったでしょう。 さて、この図書情報館のウェブサービスの要ともいえる所蔵資料検索ですが、 旧館のものと比べて、ネットサービスの利用を登録された場合にはブックマー クに入れておいた検索結果をメールで送付することができるようになりました 。また、日曜日以外は国立情報学研究所の総合目録データベースの検索もでき るようになりました。 ご存知ない方もおられると思いますが、簡易検索で検索条件の先頭にシャープ (#)をつけることで、条件式を指定して高度な検索をすることができたりも します。 この様に高機能化したWWWOPACですが、高機能化したために、なかなか 使いこなせないのも確かです。幸い詳しいヘルプがついていますので、一度暇 な時にでも、WWWOPACのヘルプを眺めてみられればいかかでしょう。   ※「奈良県立図書情報館 On the Web」もご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/newlib/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館こんな使い方(13)】 −「戦争体験文庫」の資料から ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 図書情報館の資料は、ホームページの検索上では(17年10月31日現在)、約47 万5000件が資料検索できるようにデーター入力されています。2005.11.18現在 、図書ファイルの所蔵数をa洋区分別でみると、 和図書43,228  洋図書 5,976 非図書@2,127   文庫   2 公文書@8,233  古文書 15,730 絵図 193 その他 19 合計75,508 図書情報館所蔵資料の特色として、一般資料や地域資料の他に「戦争体験文庫 」を有していることが挙げられます。戦争に関わる体験を風化させることなく 次世代に伝えていくため、当時の生活を記録した資料を収集・提供しています 。おおむね満州事変(昭和6年・1931年)の頃から第二次世界大戦終結後(占 領体制が終了した昭和27年・1952年)の頃までの戦争や戦争に関わる体験及び 当時の社会や生活の様子を記録した資料です。 図書(手記・体験記・記録集など)、雑誌(当時のことについて書かれたもの であれば刊行年は問わない)当時の教科書や児童、生徒の文章など教育関係資 料をはじめ、当時の日記、葉書、日誌、書簡など文書類があります。ホームペ ージでは非図書の画像も公開解説しておりますので、あわせてご覧ください。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【連載「図書情報の文化史」(13)素描編】 第11回 禁書に指定された書籍(その3)                 館長 千 田  稔 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ さて、禁書を私有したために、罰則を適用された例をあげよう。『続日本紀』 神護景雲元年(767)9月条に大津大浦(おおつのおおうら)という人物が 天文・陰陽の書物をもっていたために、解任されたとある。この人物は、官人 でかつ陰陽家、つまりは占い師でもあった。そのために、彼の人生は真っ直ぐ ではなかった。藤原仲麻呂(ふじわらのなかまろ)という平城京の後半に権力 をもった人物の信頼を得た。しかし、仲麻呂を支えた光明皇太后が死去したこ とにより、その力に陰りみせ、ついに、みずから擁立した淳仁天皇と孝謙上皇 との間に僧道鏡をめぐって亀裂が生じた。そして、上皇が復位宣言をなすに至 って、天平宝字8年(764)9月仲麻呂は反乱の挙にでたのであるが、大津 大浦にその吉凶を占わせた。ところが大浦は、自らに罪が及ぶのを恐れて仲麻 呂の反乱を密告した。その功によって従四位上という位を授かった。しかし、 天平神護元年(767)8月に和気王の謀叛に連座したため、位を奪われた。 上記の禁書所有の罪に問われたのは、その翌月である。宝亀2年(771)罪 を許され、帰京し、陰陽頭(おんみょうのかみ)についた。陰陽寮のトップの 座である。(つづく) ******************************************************************* 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ******************************************************************* 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html  ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(地域政策課)  ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課)  ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課)  ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会)  ★奈良県代官山iスタジオ「代官山で愛ましょう!」    「なら出会いセンター通信」(なら出会いセンター)の読者登録はこちら!  http://www.naradeai.pref.nara.jp/ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【編集後記】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 皆様、あけましておめでとうございます。 新しい年も、より一層充実したサービスが提供できるよう、職員一同、がんば りますので、よろしくお願い申しあげます。今年一年、皆様にとりましても実 り多い一年でありますよう祈念いたします。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第13号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第14号は、1月15日(日)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よろ しくお願いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□