≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H17.11.1 No.009 開館まで3日 奈良県立図書情報館、11月3日開館! 長らくお待たせいたしました。いよいよ開館です。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ■==■目 次■==■ 巻頭言 おすすめ情報 図書情報館あれこれ 図書情報館 こんな使い方 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【巻頭言】 奈良県立図書情報館開館にあたって 奈良県立図書情報館館長  千田 稔 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 奈良県立図書情報館の開館という、歴史的な瞬間です。静かに幕があがる劇場 をイメージしながら、舞台の袖から固唾をのんでながめている私には、さまざ まな思いが去来します。 多くの利用者にきていただけるだろうか。利用者に対するサービスが十分にで きるだろうか。ずらっと並ぶバソコンを前にして、利用者がとまどわないだろ うか。とまどっている利用者にやさしく手をさしのべることができるだろうか 。図書に関する相談に、わかりやすい応対ができるだろうか。奈良県下の公共 図書館との連携がうまくいくだろうか。  心配するときりがありません。人は、たいてい自己中心的に考えるものです 。図書情報館の館員は、精一杯やっていると確信しているはずです。でも、利 用者の方々には、もっと丁寧に教えてくれてもいいではないかと、思われるこ とがあるかもしれませんが、両者がお互いに、他者を理解することからしか、 物事が始まらないと私は思います。奈良県立図書情報館が、光輝く、生き生き とした機能を発揮するには、館員と利用者の溝がなくなり、わが家のような雰 囲気ができることだと思います。県立図書情報館に入っていただいたその時か ら気持ちが和むという印象をもっていただけるように館員一同頑張るつもりで おりますが、どうか利用者の皆様からも暖かい眼差しをいただけますように、 切にお願いします。  お互いに不慣れであることからスタートし、次第に図書情報館として成熟し ていくことを期待したいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【おすすめ情報】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 県立図書情報館ホームページに、開館記念イベントインフォメーションTを掲 載しています。イベント内容、参加申し込み等の詳細を載せています。 ☆第2回記念講演会、開館記念情報ワークショップの参加申し込み受付が始ま ります。   http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/openning.html 県立図書情報館の開館に先立ち、館の有料施設の予約を受付けています。   詳細は、県立図書情報館ホームページの有料施設利用案内のページをご覧 ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館あれこれ(9)】 気がつけば そこに〜 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  3月末に奈良・橿原図書館が長きにわたった歴史にピリオドをうって閉館と なり、その後7ヶ月という大きなお休みをいただいての県立図書情報館開館準 備。 いったいどんなことをしていたのか、振り返ってみましょう。 ■ 4月  残務整理 ■ 5月  橿原図書館が一足早く引っ越し ■ 6月  奈良図書館の整理 書籍搬送始まる ■ 7月  全職員新館へ 広さと書架の列に圧倒されました 戦争体験文庫法蓮庁舎から搬送 ■ 8月  汗を流しつつ書籍の配架作業        自動化書庫への入庫終了 ■ 9月  パソコンはじめ機器が続々と配置       利用者カード事前登録開始 ■10月  いよいよ秒読み段階 気がつけば、そこに、読書の秋。 “ たのしいもの ” “ ワクワクするもの ” “ おもしろいもの ” ” かっこいいもの ” “ やさしいもの ” ” うれしいもの ” “ ためになるもの ” ” しあわせになるもの ” 考えて心を込めて用意した数々の書籍、機器、設備。 折しも、読書週間真っ最中、タイミングよく図書情報館開館です。 館内でのブックウオッチング、新しい機器類の検索、また東に若草山、大文字 の高円山、西にイルミネーション美しい生駒山、最高のロケーションもお楽し みください。 ※「奈良県立図書情報館 On the Web」もご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/newlib/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館こんな使い方(9)】 −オンラインデータベースでサクッと検索! ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 館内でインターネットが利用可能となることは、以前このコーナーの(1)と (6)でご紹介しました。今回はオンラインデータベースについてご紹介しま す。  館内でインターネットが利用できるようになって、より便利になることの1 つとしましてはこのオンラインデータベースが利用できることです。皆様は、 オンラインデータベースをご存知でしょうか。学校や職場でお使いの方もいら っしゃると思いますが、利用したことがない方のために具体例として新聞のデ ータベースで説明しますと、「新聞社と当館がインターネットでつながり(オ ンライン)、新聞社が持つ膨大な過去の記事(データベース)を検索できるよ うになる」ということです。  これまでは、必要な新聞記事を探すのも一苦労でしたが、このオンラインデ ータベースを館内で利用していただくことで、より効率的に必要な情報を探す ことが可能となります。インドの図書館学者ランガナタン(1892−197 2)が「図書館学の5法則」として挙げていた1つ「利用者の時間を節約せよ 」の一歩として、その効果を期待しています。お仕事に、日常の調べものにご 活用いただければと考えております。  当館で利用できるオンラインデータベースは新聞データベース(日本経済新 聞、朝日新聞、読売新聞)のほか、本の目次情報データベースなども利用でき る予定です。  なお、当館ホームページでインターネット上に存在する無料のオンラインデ ータベースを集めたリンク集を「奈良県立図書情報館 on the web」内にある 「体験!使えるデータベース集」としてご紹介しております。一度、御覧いた だき、ご自宅で体験していただくと、イメージがつかめると思います。 ●「体験!使えるデータベース集」 URL:http://www.library.pref.nara.jp/newlib/pc/db.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【連載「図書情報の文化史」(9)素描編】   図書寮について(その4)   館長 千 田  稔 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 墨についても、『延喜式』の図書寮の、製造数についてみておきたい。筆の場 合と同様、日の長さによって、造墨数が異なる。例えば、日の長いときには、 植物の油を燃やして得たすすから、93廷(1廷は、長さ5寸(約15センチ )、幅8分(約2.4センチ))を造るという規定がある。実際には、こんな にたくさんの墨を造ることができたのか、やや疑問である。史料の解釈も含め て、検討したい。また『延喜式』の丹波国、播磨国、大宰府からも、貢進され たとある。  墨の伝来については、『日本書紀』推古天皇18年(610)3月条に高麗 (高句麗)の僧、曇徴(どんちょう)が絵具や、紙の製法とともに、製墨の方 法を伝えたと記している。 ただ、この記事をもって、わが国における墨や紙の製造の始まりとするのか、 それ以前にすでに紙や墨が用いられていたとしても、渡来品なのか、どうかな ど容易に結論を得ることはできない。(つづく) ******************************************************************* 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ******************************************************************* 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html  ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(地域政策課)  ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課)  ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課)  ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会)  ★奈良県代官山iスタジオ「代官山で愛ましょう!」    「なら出会いセンター通信」(なら出会いセンター)の読者登録はこちら!  http://www.naradeai.pref.nara.jp/ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【編集後記】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 長らくお待たせしましたが、明後日開館です。今日は、開館記念式典が行われ ます。館長も巻頭言で書いていますように、職員は、舞台の袖から出番が来る のをじっと待っている心境です。職員一同、皆様のご来館をお待ちしておりま す。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第9号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第10号は、11月15日(火)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よ ろしくお願いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□