≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H17.9.15 No.006 開館まで49日 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ■==■目 次■==■ 巻頭言 おすすめ新着情報 図書情報館あれこれ 図書情報館 こんな使い方 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【巻 頭 言】 こうご期待!!               奈良県立図書情報館副館長  田 中 敏 彦 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  第2号の巻頭、見識の浅い私の文章に「ざっくばらんな文章」と優しいお言 葉をいただきました。生駒市にお住まいのその方は、その後、貴重な蔵書まで ご寄贈くださいました。このページをお借りしてお礼を申し上げます。 さて、旧図書館からの蔵書の搬入も終わり、現在、配架(書棚に図書をジャン ル別に並べて配置すること)作業の最終段階に入ったところです。蔵書約50 万冊の内20万冊が、2階、3階の書棚に並ぶことになります。その上、雑誌 類が、これまでの約300種類から、なんと、約1,500種類と5倍にもな ります。それにともない、司書の皆さんの作業はどんどん増えていくことにな ります。 11月3日開館!これは絶対にうごかせない!!毎日が臨戦態勢で作業が進め られています。図書情報館は、その名が示すとおり、旧来の図書館ではない! ホームページなどを開いて頂ければ詳細がわかって頂けますが、閲覧席の約半 数200席でパソコンの利用が可能で、その他、スタジオ・オーサリングルー ム・アトリエ、をはじめ、LLルーム・セミナールームなどこれまでにない盛 りだくさんの施設があります。「いよいよ仕事が複雑になってくるうー」とど こからか悲鳴が・・・?しかし、それら施設を利用される皆様方にできるだけ 気持ちよく利用頂こうと、館職員全員、日々努力を重ねています。 10月15日(土)は一般の方々を対象に16日(日)には中高生を対象に、 公募ではありますが、オープンに先駆けて、内覧会を実施します。さらに、1 0月23日(日)には午後半日自由見学会を実施する予定です。 こうご期待!館から生情報を田中がお送り致しました・・・・。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【おすすめ新着情報】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 県立図書情報館の開館に先立ち、館の有料施設の予約を受付けています。   詳細は、県立図書情報館ホームページの有料施設利用案内のページをご覧 ください。 http://www.library.pref.nara.jp/guide/index.html 開館に先立ち、県民の皆様対象の内覧会および館の一般開放を行います。詳細 は、県立図書情報館ホームページの内覧会参加者募集のページおよび県立図書 情報館事前一般開放のページをご覧ください。 内覧会のお申し込みは、本日より受け付け開始です。多くの皆様のお申し込み をお待ちしております。 http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/preview.html 図書情報館利用者カード事前登録を受付中です。詳細は、下記ページをご覧く ださい。    http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/card.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館あれこれ(5)】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 仕事ということについて、かつてはどのような職業に就くか、どこに就職する か、がほとんどすべての課題だった時代がありました。もはや死語になった「 末は博士か大臣か」も成功の道筋を指しているのであり、仕事の内面を語るこ とばではありません。ある意味で、仕事そのものではなく、どの仕事を選択す るのか、ということがすべてだったわけです。「職業選択の自由」ということ ばがもてはやされたのもそのような風潮の現われだったかもしれません。もち ろんすべての人が、と言い切るのは乱暴ですが。   今や労働環境が激変し、フリーターやニートが社会問題化し、その一方で 、企業のリストラが進み、またその一方で、急速な高齢化による若年労働者の 減少が現実化するという、複雑な社会環境の変化に直面しています。どの立場 から見ても、残りの立場が原因しているように見えますし、それ以外にも、た とえば起業がはやる、勝ち組、負け組みといった二元論的言説で単純化される 、さらに内にこもる人々は、自分探しの旅に出る、といった脈絡のない、もっ といえば、思考が中断したような状況があったりします。   県立図書情報館は、ビジネス支援を一つの機能にあげていますが、図書、 電子資料、ネットワーク情報をはじめとしたビジネス関連の情報はもちろんの こと、専門機関との連携による情報収集や仲介、イベントなど、より充実した サービスが提供したいと考えています。一方で、労働ということが、疑いもな く、また必然的に人生の大部分を占める現在、いま一度、「働く」ということ を考えてみたい。図書情報館は、そんな場所でもありたいと考えています。 ※「奈良県立図書情報館 On the Web」もご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/newlib/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【図書情報館こんな使い方(6)】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  525,000件?なんの件数かと思われるでしょうが、検索エンジンで「 正誤表」を検索してみた結果です。最近では、実用書、コンピュータ関係の書 籍及び教科書類等を中心に出版社や著者がインターネット上に正誤表を用意す ることや、著者自身がウェブページを開設していることもめずらしくなくなっ てきたようです。  図書情報館ではインターネットが利用可能な閲覧座席が80席、利用者が持 ち込むパソコンによりインターネットが利用可能な座席が110席、その他、 カフェテラスでは無線LANサービスが利用可能となる予定です。冒頭にあげた 「正誤表」は書籍とインターネットの情報の連携の一例ですが、手にとった書 籍の関連情報をインターネットで探してみる、著者の業績や他の著作を調べて みる等、様々な利用法が考えられると思います。この様に気軽にインターネッ トを利用可能な図書情報館の環境を、調べものや学習に生かしていただけたら と思います。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【連載「図書情報の文化史」(6)素描編】   図書寮について(その1)   館長 千 田  稔 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 古代日本の律令という法律体系、に、職員令(しきいんりょう)という官吏な どに関する条項があり、中務省という役所に図書寮とよばれた一つの部局があ ったことが知られる。図書寮と書いて「ずしょりょう」と読む。この部局の任 務の内容をあげてみる。(1)経籍図書(きょうしゃくずしょ)の管理。「経 籍」とは、儒教の古典。「図書」とは、ここでは陰陽五行関係の書物をいう。 (2)国史の編纂に関する仕事。(3)内典、仏像、宮内の礼仏の管理。内典 とは、仏教の経典のこと。仏像などを法会に手配できるように管理した。(4 )公文書の書写・校正、装丁の工程管理。(5)紙・筆・墨の供給。  図書寮という漢字表記から、現代の図書館をイメージしがちであるが、それ とは、やや趣が異なる。儒教・仏教・陰陽五行思想の書籍は管理していたが、 これらの書籍が広く、一般に公開され、貸し出しされていたのではない。また 、国史の編纂に直接関与したかどうかは、明らかではない。なぜならば、国史 編纂にあたっては、国史を編纂するための撰国史所が特別に設置されたからで ある。だから図書寮では、国史作製の事務的な仕事を担当していたと思われる 。(つづく) ******************************************************************* 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ******************************************************************* 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html  ★「大仏さんのつぶより情報」 (広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(地域政策課)  ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課)  ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課)  ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会)    「なら出会いセンター通信」(なら出会いセンター)の読者登録はこちら!  http://www.naradeai.pref.nara.jp/ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【編集後記】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 少し空が高くなってきたように感じます。ところによっては稲刈りも始まり、 季節は確実に秋へと移っているようです。図書情報館の開館もひと月あまりに 迫り、あわただしさが増してきました。 さて、県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」第6号をご覧いただき、ありがとうございました。 次回第7号は、10月1日(土)に配信する予定です。皆様、ご愛読、よろし くお願いいたします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r107.html 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□