≫奈良県立図書情報館メールマガジン≪ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「Lib Info NARA −奈良県立図書情報館通信」 H17.7.4 No.001  開館まで122日 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ■==■目 次■==■ メールマガジン創刊にあたって 図書情報館イベント情報 おすすめ新着情報 図書情報館あれこれ 図書情報館 こんな使い方 連載「図書情報の文化史」 編集後記 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ メールマガジン創刊にあたって −新しい「図書情報文化」の創造をめざして                  奈良県立図書情報館長 千 田  稔 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  11月にオープンを予定しています奈良県立図書情報館は、従来の図書館機 能に加えて、さまざまな情報の活用、発信の機能も備えた、先端的な施設です 。館内には、多くのパソコンなども配置し、ご利用いただけますが、しかし、 あくまでも人間的な温もりが満ちた場所でありたいと思います。調査・研究に ついての相談に関して、あるいは機器類についてわからないことは、館員がや さしく、親切に対応することを優先的な目標とします。そしてここで、得られ た情報によって、奈良から日本全国へ、そして世界へと人々の交流の場が大き くひろがることを期待します。身体に障害のある方々に対するサポート体制も 整備しています。このような新しい知的創造のあり方を、私は「図書情報文化 」とよぶことを提唱し、全国に先駆けて奈良県から発信する歴史的な場となる ことを誇りに思います。  そのような観点から、県民の皆様をはじめ、より多くの方々に、このメール マガジンをご覧いただき、新しい図書情報館を知っていただきたいと考えてい ます。ご愛読をお願いいたします。  最後になりましたが、新しい県立図書情報館への書籍等の搬入・整備作業、 情報機器の稼働の準備などに、時間を要しますので、本年3月31日をもって 、県立奈良・橿原図書館は閉館させていただき、ご利用していただけなくなり 、大変なご不便をおかけいたしておりますが、何とぞご理解の上、ご協力いた だきたくお願いいたします。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 図書情報館イベント情報 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 県立図書情報館開館記念CGコンテスト作品募集   応募作品受付開始!   7月1日(金)〜29日(金)郵送のみ(持込み不可)   ※締切当日消印有効   詳細は下記をご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/oshirase/cg.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ おすすめ新着情報 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 夏休み期間中、奈良産業大学図書館が一般に開放されます。 開放期間 7月26日〜8月31日(8月15日前後に休館あり) 利用時間 平日9時〜16時 土曜9時〜12時30分 対  象 一般の方 利用範囲 学習、閲覧、複写 お問い合わせ先 奈良産業大学図書館 0745−73−6201 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 図書情報館あれこれ(1) −図書情報館の全体像 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 奈良県立図書情報館は県庁所在地である奈良市のほぼ中央部に位置しています 。東側を万葉集にも出てくる佐保川が南行し、川沿いには桜並木が続いていま す。かつて平城京があった頃の左京五条二坊十五坪及び十六坪あたりで、建築 工事着工に先立って行われた埋蔵文化財発掘調査の結果では、貴族の屋敷がこ のあたりにあったと想定される、ということです。  用地は約32,000平方メートルの北側がやや広がった長方形で、施設は その中央部を占めており、ちょうど緑の公園の中に図書館が浮かんでいるよう な形になっています。全体としては地下1階地上3階ですが、土地の高低差を 利用して、東側からのアプローチでは2階建てに、西側からのアプローチでは 3階建てになっているように見えます。  建物は一辺が約65メートルの正方形で、2、3階が閲覧利用スペース、1 階は事務用スペース及び交流スペース、地下は書庫及び機械室となっています 。屋外には駐車場のほか、広い敷地を生かして緑地と散策路を設けており、ち ょっとした屋外イベントなどもできるようになっています。  また、内部はほとんど壁面のない大空間となっており、将来の利用形態やメ ディア形態の変化に応じ、柔軟な対応が可能です。  2階は全体として、様々な情報機器を駆使しつつ、自ら学び、創造していく という情報の利活用をイメージした空間で、アトリエ、オーサリングルーム、 LLルーム、セミナールームなどを備えています。  2階が情報活用空間としての性格が強いのに比べ、3階は文献資料を中心と した空間であり、大きく専門資料スペースと一般資料スペースの2つの部分に 分かれています。専門資料スペースは約10万冊の開架が可能で、奈良県関係 資料のふるさとコーナーと戦争体験文庫のコーナーから構成されています。一 般資料スペースは約15万冊の図書及び1,500誌程度の雑誌の開架を予定 しています。 (施設概要) 敷地面積?     31,638平方メートル 建築面積?      4,796平方メートル 延床面積     11,821平方メートル 階層?       地上3階地下1階 主要構造     鉄骨鉄筋コンクリート造 駐車場      バス5台、普通車311台          身障者用6台 開架図書数    一般資料 15万冊           専門資料 10万冊 書庫収蔵可能冊数 100万冊 座席       410席 (アクセス) 近鉄新大宮駅からバス10分(あかしや公園前下車) JR奈良駅からバス15分(恋の窪二丁目下車) *「県立図書情報館」バス停(開設予定) ※「奈良県立図書情報館 On the Web」もご覧ください。 http://www.library.pref.nara.jp/newlib/index.html ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 図書情報館こんな使い方(1) −書斎感覚で閲覧 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  これまで、図書館での調査というと、図書や雑誌から情報を探すということ が一般的でした。館によっては、インターネットに接続できる席が別に設けら れていて、ネットワーク情報を見ることもできます。  県立図書情報館では、インターネット利用可能なパソコンが設置された閲覧 座席が52席、利用者が持ちこむパソコンによりインターネットが利用できる 座席が110席あります。ひとつの座席で、パソコン端末による情報検索、図 書や雑誌の閲覧などが一体的に行え、いろいろなメディアを使い、効率的に調 査などができます。また、当然のことながら、それと並行して、レファレンス デスクでは、必要な事柄を職員に質問することもできます。言わば、閲覧座席 を書斎感覚で利用していただけるというわけです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 連載「図書情報の文化史」(1)素描編 まずは「芸亭(うんてい)」から(その1)   館長 千 田  稔 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 「芸亭」は、平城京にあった図書館である。その来歴については、後に記すと して、「芸」という漢字を「うん」と読むような日常語にであうことは、ほと んどない。実は、「うんてい」の「うん」に「芸」という漢字をあてるのは、 厳密にいえば、正しくはない。正確には、「うん」の漢字の、くさかんむりは 、「十十」である。しかし、今となっては「十十」と表記する、くさかんむり の下に「云」という漢字は、ワープロのソフトでは、打つことができない。多 くの歴史書も「うんてい」を「芸亭」と書いているので、印刷の活字でも、表 記できなかったか、それとも注意しなかったらしい。吉川弘文館刊行の国史体 系本『続日本紀』でも「芸亭」で、私は虫眼鏡で、慎重に見たが、「芸」であ った。「芸」は「藝」の略字で、読みは「げい」で「うん」とは読めない。し かし、同書において「安藝国」については「安芸国」という表記は全くないの で、「芸亭」の「芸」は、誤植の疑いがある。  ところがである、吉川弘文館の『国史大辞典』には、正確に、くさかんむり 「十十」の下に「云」を書いた漢字を用いて、「うんてい」について、解説し ている。  最初から、考証じみたことになったが、漢字の用法も東アジアにおける図書 情報の根幹である。(つづく) ******************************************************************* 【 県庁各課等のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇ ******************************************************************* 読者登録はこちらから! http://www.pref.nara.jp/c_etc/mailmag.html  ★「大仏さんのつぶより情報」(広報広聴課) ★「まほろば*地域づくり情報」(地域政策課)  ★「ボランティア情報誌Vio」(県民生活課)  ★「健康21ファンクラブ通信」(健康増進課)  ★「E−夢 はっしん!」  (教育委員会)    「なら出会いセンター通信」(なら出会いセンター)の読者登録はこちら!  http://www.naradeai.pref.nara.jp/ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 【編集後記】 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  奈良県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA−奈良県立 図書情報館通信」創刊号をご覧いただき、ありがとうございます。創刊号は如 何でしたか。「図書情報館」にふさわしい情報配信サービスとして、図書情報 館に関する最新情報や関連情報、新しい館での新しい利用提案など、月2回、 読者の皆様に配信します。次回は7月15日(金)に配信する予定です。皆様 のご愛読をお願いします。 =================================== ◎このメールマガジンへのご感想、ご意見などは、下記メールアドレスまでお 願いします。 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。 ◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。  http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信  が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/ ◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の  対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/faq/mua.htm 当マガジンの解除は、こちらへ。 http://www.library.pref.nara.jp/netservice/mailmagazine.html =================================== ■□===========================■□ 発行:奈良県立図書情報館 〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 TEL 0742-34-2111(代表) FAX 0742-34-2777 http://www.library.pref.nara.jp e-mail info@library.pref.nara.jp ■□===========================■□